二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- けいおん! 共学によって生まれた1つの恋! 第1章完結!
- 日時: 2011/01/25 22:11
- 名前: 藍那 ◆zCS1o.kilU (ID: Nf5qxtZ9)
初めまして、藍那と言います
SS作りますw
石田竜雅>>1
金城竜星>>17
01『転校!』>>2
02『部活!』>>4
03『集合!』>>8
04『真剣!』>>9
05『一緒!』>>10
06『想い!』>>13
07『信頼!』>>16
08『高鳴り!』>>19
09『応援!』>>21
10『練習!』>>22
11『不思議な気持ち!』>>35
12『互いの志気!』>>38
13『全員集合!』>>43
14『本番!』>>45
小説鑑定etcさせて下さい(`・ω・´)楓様の鑑定結果>>18
- Re: けいおん! 会いたくて—— ( No.4 )
- 日時: 2011/01/19 20:44
- 名前: 藍那 ◆zCS1o.kilU (ID: Nf5qxtZ9)
2
私立桜が丘高校に転入した俺
男子ということもあってか、皆に珍しがられていた
「じゃあ石田君、自己紹介してね!? 」
俺の担任という、山中先生に促され、教室の前に立つ
「石田竜雅です。東京では1年間しか過ごせないけど、よろしくな」
パチパチパチパチ……
拍手と共に俺は指定された席へ向かう
一番左端の後ろの席だ
やっと落ち着ける……
そんな矢先だった
「ねぇねぇ! 前はどこの学校だったの〜? 」
前にいる女子だ。何かふわふわした感じの喋り方の人だ
「え、えっと……私立愛咲学院付属高等学校」
「へぇ〜。……どこそれ? 」
「あぁ、兵庫県神戸市にあるんだけど」
「そうなんだぁ。あ、私ね! 平沢 唯っていうんだぁ。よろしくね!? 」
その女子は平沢唯と言うらしい。席替えとかないみたいだから、ちょうどいい機会だし覚えておこう
「あ、あぁ。よろしく……」
「ほぉら、困ってるでしょ。やめなさい」
そして、えっと……平沢の前にいる女子が注意してくれて……って、誰だろう
まぁいいか、後でゆっくり覚えるとするか——
昼休み
俺は授業の教科書をしまって、部活用紙を見る
どこに入ろうか……
始業式に転校してきたので入部届けに関しては1年生と気持ちは同じだ
しかも俺の場合、腕、肩故障と、運動部には入れない条件の中にいる
ということは、必然的に文化部になるわけだが
「オカルト研究会、演劇部、ジャズ研究会……文化部の種類が多すぎるだろ。って、オカルトってなんだよオカルトって……」
部員、いるんだよな……
本気でどこに入るか迷っている訳だが——
その時
ジャララ〜ン……
エレキギターだろうか
前の方から、って……
平沢!?
あのふわふわしているように見える平沢がエレキギターをいとも簡単に弾いていた
あいつ、そんな特技が合ったんだ——
「う〜……分かんないよぉ〜」
ギターか……
声をかけてみることにした
「平沢、どこが分からないんだ? 」
「ほぇ〜? 石田君ギター出来るの? 」
天然ふわふわ系って感じか…… やっぱり俺の考えは間違いなかったんだ
まぁそれはいいとして
「まぁ、俺はアコースティックだけど」
「私ね、ビブラートが出来ないの」
「ビブラートか……こんな感じじゃね? 」
俺は3年前にバンドを組んでいた時のやり方を信じて弾いてみる
まぁ、三年前に組んでいたバンドは半年持たずして潰れたけどな
ギュイィィィン……
「わぁすごいすご〜い! 」
平沢の目が輝いている
上手く弾けてよかった……
これで俺がミスしたら、俺は何を偉そうにと皆にいじられるところだった
「ねぇねぇ! 石田君軽音楽部入らない!? 石田君みたいな人がいたら大歓迎だよ〜」
「軽音部? 男子いるのか? 」
「いないよ〜」
そうか
男子いないなら、いいかもしれないな……
どうせ、入る部活は他にないだろうし
「あぁ、今日見学させてもらうよ」
「よかったぁ〜。じゃあ放課後ね! 」
とりあえず
部活、決定と……
NEXT……
- Re: けいおん! 会いたくて—— ( No.5 )
- 日時: 2011/01/10 12:29
- 名前: 藍那 ◆zCS1o.kilU (ID: Nf5qxtZ9)
>>3 ありがとうございます!
- Re: けいおん! 会いたくて—— ( No.6 )
- 日時: 2011/01/10 12:37
- 名前: あゆ ◆AUKKRecP3g (ID: V89zVUtf)
いえいえ
- Re: けいおん! 会いたくて—— ( No.7 )
- 日時: 2011/01/10 20:12
- 名前: 藍那 ◆zCS1o.kilU (ID: Nf5qxtZ9)
>>6 あざっす
- Re: けいおん! 会いたくて—— ( No.8 )
- 日時: 2011/01/19 21:06
- 名前: 藍那 ◆zCS1o.kilU (ID: Nf5qxtZ9)
3
「……というわけで、軽音部に来たと言う訳だ」
今話しかけてきたのは、多分同じクラスの『秋山澪』だったと思う。ファンクラブも出来るほど美人らしい。まぁ確かに
興味なさそうだって? 俺は彼女いない暦年齢なんだ。興味があるわけがない
「あ……うん。とりあえず俺昔はバンド組んでたこともあったし」
「そうなんだぁ〜」
今のは若干天然系の『琴吹紬』だったはずだ。確か同じクラスだった。金持ちで有名の人らしい
まぁ、例によってバンドは半年持たずだったけど
そして
「じゃあ二年前の文化祭のビデオ見せてあげよっかぁ!! 澪が大活—— 」
ボカァァァ!!
今話していたのは『田井中律』という、超元気な女子だ
そして、何故か秋山はその田井中を、でかいたんこぶが出来るほどに強く殴っていた
とりあえず、殴る音が爆発音みたいだった
そして俺を見るなり
「なんでも……ないんだからね」
秋山の周りから……邪悪のオーラが……
「はい、興味がわいてこないから結構です」
俺は、田井中の二の舞にならないようにこの話題から避けておく
聞かないほうが、いいんだろう……
「じゃあ、これで部員は全員なのか? 」
秋山が落ち着いたところで、俺は聞いてみる
「いや? あと一人後輩がいるよ〜」
「そっか」
俺と部員一同は、椅子に座って、ケーキと紅茶を嗜む……これって、すごい高そうな……
「これは、いつもだれが? すごい美味いんだけど」
「それはねぇ、ムギちゃんが用意してくれたんだよぉ〜」
平沢が嬉しそうにケーキを頬張りながらそう教えてくれる
ムギって琴吹のことか?
……納得
「それで、石田は軽音部入ってくれるのか? 」
田井中、顔近っ
「うーん、他にやることないし、軽音部なら楽しくやれそうかなって」
「本当!? 」
秋山も俺の顔に近寄ってくる
「入る、入るから」
皆、とりあえず顔が近いんだ
俺、一応男子だから困るんだが
「よっしゃぁぁ!! これで新歓ライブ幅が広がるぞー! 」
田井中が男勝りに叫ぶ
「やったぁ〜! よろしくね石田君」
声でかい……
まぁ、皆喜んでくれてるからいいか
ガチャ
入り口のドアが開いた
それに反応して、平沢がドアに向かって走っていく
「あ〜ずにゃ〜ん!! 」
あれが後輩……
「ちょ、ちょっと先輩ぃ!! 苦しいですよぉ! 」
平沢がその後輩に抱きついて離さない
「えっと、あれが後輩の……」
「あの女の子が『中野梓』唯はあずにゃんって呼んでるけどね」
「はぁ、あれが」
真面目そうな女子だよな
やっと解放された中野が、俺をじっと見つめる
「……えっと」
「あ、俺は石田竜雅。この部活入ることに決めたから、よろしくな」
あぁ、と納得したような顔をしていた
「先輩が石田って人ですか。教室で噂してましたよ。全国大会史上初の三冠がどうとか……」
「あぁ、それか……ん、みんなどした? 」
平沢はフォークに刺していたケーキを落とし、琴吹は紅茶を落としそうになり、田井中に至っては紅茶を吹き、秋山は完全に絶句している
「あれ、みんな……」
いっせいに皆が俺のところに集まり
「全国大会ぃぃぃ!! 」
……え、全国そんなに珍しい?
NEXT……
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