二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 悪魔達のその後《黒執事二次小説》参照200突破
- 日時: 2011/09/23 19:13
- 名前: ボリーン (ID: tX.rU3qv)
初めまして!
ボリーンと申します!!黒執事系の小説です!!
早速、設定とオリキャラ紹介DEATH☆!!
設定
年代:2011年
アニメ第二期のその後みたいなかんじ・・
シエルは悪魔になっている世界です
オリキャラ紹介
名前:アリス・ファントムハイブ
性別:女
歳:16歳
容姿:ブルネットの髪、目は青碧色で睫毛が長い
肌は真白で細身、かなり綺麗
普段着が1900年代初頭位に
流行ったかんじのドレス
いつも貴族特有のツンっと澄ました顔でいる
性格:冷静、寂しがり屋、たまに甘えてくる
楽しいことが大好き
その他:ファントムハイブ家の
マナーハウスに住んでいる
父と母はほとんど家に屋敷に帰ってこない
いつもやることがないと嘆いている
悪魔が求める気高い魂を持っている・・
- Re: 暇つぶしは運命の歯車を廻した《黒執事二次小説》 ( No.8 )
- 日時: 2011/07/22 22:47
- 名前: ボリーン (ID: ovGM7bao)
第六話 その悪魔、焦燥
・・ティータイム・・
2人は優雅にティータイムを満喫していた・・
芳醇な香りのする紅茶・・色々な種類のスコーン・・
全てセバスチャンが用意した物である・・
セ「ところで・・坊っちゃん・・お嬢様の言動は
レディにふさわしい淑やかなものでしたか??」
セバスチャンは様子を窺うようにアリスをチロッっと見た・・
アリスは視線に気づきギクッっとした後・・
シエルに「言わないで!」っと眼で合図する・・
シエルはそれに気付きつつも・・
シ「お前が出て行った直後に寝そべったぞ・・」
ア「はぁ・・・・」
セ「おやおや・・それはいけませんね・・
困ったお嬢様です・・・」
シエルはザマを見ろというようにアリスを一瞥し
澄ました顔で紅茶を啜る・・
セ「しかし・・お仕置きでも致しませんと
学んでいただけそうにありませんね・・どういたしましょうか・・」
シ「勉強の時間を増やすのはどうだ???
特にラテン語の勉強を・・・」
ア「そんなぁ!!」
セ「そうですね・・そう致しましょう・・
では明日から一週間・・お嬢様のお勉強のお時間は
2時間から4時間に増やしましょう・・」
ア「なんてことだ・・・」
シ「退屈せずにすむぞ・・よかったな・・」
シエルは意地悪そうな微笑を浮かべつつ言った・・
ア「・・・・最悪だ・・
わたしは悪魔2人から周到な苛めを受けている・・・・」
セ「ご自分のせいでしょう??
悪魔と契約を交わすことは大罪ですよ・・」
ア「罪の権化のような存在が言えることか??
その中に詰まった七つの大罪達は
放たれる時を今か今かと蠢いているのだろう??
傲慢・・嫉妬・・憤怒・・暴食・・強欲・・怠惰・・
そして色欲・・・」
そいうとアリスは艶やかブルネットの髪を
掻き上げてみせた・・
シ「・・・・///」
セ「何がやりたいのやら・・・やはり5時間に致しましょうか・・」
セバスチャンは呆れたように言った・・
ア「あぁ!!そんな!!ダメ!!一回言ったことは
変えるな!!執事に二言は無し!!」
セ「・・・おや・・坊っちゃん頬が赤いですね・・
お嬢様を見て欲情してしまったのですか??・・」
セバスチャンはからかうように言う・・
シ「バカ!!そんなことはない!!
こんな女を見て・・よっ・・欲情など・・・//////」
ア「うわぁ〜〜シエルってそういう人だったんだぁ〜〜」
アリスはさっきのお返というように
シエルを責め立てるような口調で言った・・
シ「・・違う!!・・・僕は断じてそんなこと・・」
そんな口論はしばし続いた・・
- Re: 暇つぶしは運命の歯車を廻した《黒執事二次小説》 ( No.9 )
- 日時: 2011/07/17 22:15
- 名前: ボリーン (ID: I8/Fw.Cz)
第七話
実は・・アリスは学校に通っているのだ!!
それだけで驚きの情報だが・・
さらに・・結構真面目に通っている!!
これ以上言うと殴られてしまいそうなので
此処までにするが・・・
とにかくアリスは意外と真面目なのである・・
ちなみにアリスが通っている学校とは・・
結構有名なお坊ちゃんお嬢様学校である・・
しかしまぁ・・通っている生徒は
甘やかされて勉強などせずとも
仕事があるような者達ばかりなので
はっきり言って皆あまり頭が良いとは言えない・・・
しかしアリスはある分野においては大学院生にも
負けないくらいの知識があったりするわけで
その中ではずば抜けて頭が良いのである・・
さらに言うと・・
学校の中でも一位二位にくらいの名家出身なのだ・・
たまに爵位持ちの家出身の者はいるが
ほとんどの者が富豪の子弟なのだ・・・
という訳でアリスは学校では
かなり目立つ存在だったりするのである・・
- Re: 暇つぶしは運命の歯車を廻した《黒執事二次小説》 ( No.10 )
- 日時: 2011/07/22 22:49
- 名前: ボリーン (ID: ovGM7bao)
第八話 その悪魔、移動
今日は春の長期休暇明け前日である・・
マナーハウスからでは学校に通うことが困難なので
学校に比較的近い別邸に移動する最中である・・
セ「・・しかし・・まさか・・お嬢様が
学校に通っていらっしゃるとは・・・
しかも成績優秀で真面目に休まず通っていらっしゃるなんて・・」
セバスチャンはさも意外そうに・・しかし
何処か誇らしそうな顔で言った・・
シ「あぁ・・本当に意外だ・・」
シエルは少しバカにしたような言い方をした・・
ア「・・意外で悪かったな・・・」
セ「いえ・・とても素晴らしいことですよ・・」
シ「しかし・・よくガキがうじゃうじゃ居るような
場所に行けるな・・」
ア「わたしも嫌だよ・・あんなに騒々しいところ・・
それに・・そもそも他人を見るだけで嫌悪感を感じる・・」
シ「では・・僕やセバスチャンを見るのも嫌か・・??」
シエルは何故だか微笑を浮かべて言った・・
ア「いや・・お前達の存在にはなれた・・
というか・・最初から人間じゃないし・・・
そういえば・・何故だか嫌だと思わなかったな・・・何故だ??」
アリスは空中を見上げて何やら考え始めた・・
シエルも頬づえを付きながら窓の外を流れる
緑の景色を眺めている・・・
ア「悪魔・・・・か・・」
アリスはポツリッっと呟いた・・
セ「悪魔がどうかされました??」
ア「いや・・・・お前達は人間のようで人間でない・・
悪魔なのだ・・っと・・・」
シ「それがどうした・・・」
ア「もうなんだか自分でもわからない・・・
初めて過ぎてなんだかもう・・・混乱してしまった・・
・・人間なんかより・・わたしは
お前達悪魔の方が性に合う・・というか・・・なんだかな・・・」
シ「気色の悪い奴だ・・・・」
シエルはそう吐き捨てたが
その横顔は少し輝いて見えた・・・
- Re: 暇つぶしは運命の歯車を廻した《黒執事二次小説》 ( No.11 )
- 日時: 2011/07/22 22:52
- 名前: ボリーン (ID: ovGM7bao)
第九話 その悪魔、送迎
・・翌日・・
今はセバスチャンが運転する黒ベンツの中である・・
スカートにセーター姿のアリスは
少し眠そうで・・たまに眼をこすったり・・
欠伸をしたりしている・・・
スカートの丈は高校生には珍しく膝頭まである
かなり長い丈の物で・・・
またスカート、セーター、ブラウス、靴下
全て見るからに素材の良い物である・・
ア「しかし・・セバスチャン・・いつの間に
免許を取ったのだ・・??」
セ「お気づきになりませんでしたか??
屋敷の仕事の合間にちょくちょく
教習所に行って居たのですが・・・」
ア「!!・・・何を言っている・・一番近いところでも
何キロも・・・」
セ「主の生活をサポートするのが執事の仕事です・・」
ア「・・ひとくくりに悪魔といえど・・・
色々いるな・・セバスチャンのようになんでも出来る奴もいれば・・
シエルのような奴もいる・・・・」
セ「そうですね・・・まぁ・・坊っちゃんは
元人間ですし・・なんといっても私の主(ロード)
でしたから・・・仕方がないというか・・」
ア「ふ〜ん・・・なるほどね・・・」
セバスチャンは静かに車を止めた・・・
- Re: 暇つぶしは運命の歯車を廻した《黒執事二次小説》 ( No.12 )
- 日時: 2011/07/22 22:53
- 名前: ボリーン (ID: ovGM7bao)
第十話 その悪魔、送礼
セバスチャンは車を降りると後部座席のドアを開け
柔らかな微笑を浮かべつつ手を差し伸べた・・
セ「お手をどうぞ・・マイ・レディ・・」
ア「あ・・・うん・・」
アリスは少し頬を染めてセバスチャンの手に手を重ねた・・
セバスチャンはアリスをフワリッっと・・車から降ろす・・
セ「では・・定刻に御迎えに参ります・・」
ア「あぁ・・何かあったら電話する・・じゃあ・・」
セ「行ってらっしゃいませ・・お嬢様・・」
セバスチャンは深深っとお辞儀をした・・
アリスは少しセバスチャンを見た後・・
何も言わず気品に満ちた顔をツンっと澄まし
真面目そうに優雅に歩いて行った・・
セバスチャンはその後ろ姿を見守るように少し見た後
気持ちを引き締めるように燕尾服を引っ張り
ネクタイを整え・・車を屋敷に向けて走らせた・・
アリスが学校内に入るとザワッっと辺りが
より一層騒がしくなった・・・
女A「・・来た・・アリス・ファントムハイブ・・・・」
女B「今日も完璧ね・・・あの子ちょっと
変わってて怖いけどやっぱ凄い・・・」
女は彼女を畏怖し・・・
男A「やっぱ可愛い・・・誰よりも可愛いサイコーだな・・」
男B「可愛いっていうか・・オーラが違う・・
やっぱ御貴族様は違うよな・・・」
そして男は彼女に心酔する・・・
アリスはそんな状況には全く興味が無いようで
静謐さを湛えた真面目そうな表情を少しも変えずに
教室に向かって行った・・
この掲示板は過去ログ化されています。