二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 薄桜鬼 〜恋雨録〜
- 日時: 2011/02/16 23:26
- 名前: うい (ID: VxqablIi)
薄桜鬼にはまりすぎたあまり
自分で物語を作ってみたくなり
やっちゃいました(^^)
コメント大歓迎!
微妙と思う方、不快に感じる方
ただ荒らしたい方などは戻ってください!泣
がんばりまーす
- Re: 薄桜鬼 〜恋雨録〜 ( No.1 )
- 日時: 2011/02/16 23:33
- 名前: うい (ID: VxqablIi)
主要人物はほぼ原作どおりに行きます。
自分が見たいものを書くのでご了承ください。
短編多いです
薄桜鬼知らない人はぜひ言ってください
わかるような内容も書きたいと思っているので
お願いします
- Re: 薄桜鬼 〜恋雨録〜 ( No.2 )
- 日時: 2011/02/16 23:54
- 名前: うい (ID: VxqablIi)
『僕の side 沖田総司』
「君の病気は労咳だ」
聞きたくなかった
いや 聞けてよかったのかな
自分が何に苦しんでるかもわからなくて
なぜ血を吐くのか なぜ手が震えるのか
この僕がなぜ 剣を振るえないのか
その理由がわからなかった
僕の命が短いなんて事は問題じゃない
すべきことがはっきりして
それをするのが早まっただけ
僕が死ぬなんてことは
僕が生きるうえでなんの意味もない
ただ僕は近藤さんの
役に立てればそれでいいんだ
「沖田さん」
「……千鶴ちゃん」
僕はそんなことを思いながら縁側に座って外を眺めていた。
もうすっかり月が昇っている。
「ここ寒くありませんか?夜風は体によくありませんよ」
「僕は外にいたかったんだ。君に僕の行動を制限する理由はないでしょ」
「そうですけど、心配してはいけませんか?」
この子は最近生意気に反抗してくる。
今だって頬を少し膨らませて
僕の顔を覗き込んでる。
「僕の心配なんてしたって、僕は君の役にも立てないんだよ?利益なんてないしね」
「損得で沖田さんを心配したりしません!」
「君は相変わらずお節介で、変わってるよね」
「沖田さんに元気でいて欲しいんです」
嘘つき
僕はね
よそ者を信じたりしないんだ
ここにずっといるからって
君が僕ら新撰組の絆の中に
入れるわけじゃないんだよ
君なんて僕らと目的が一緒なだけで
それがなかったらすぐに殺してるんだよ
しばらく沈黙が続いた後。
「沖田さん」
「なに?」
「私、思ったんです。
沖田さんはすぐに殺す、とか、斬る、とか言うけど
でも本当はすごく優しくて、一生懸命で
自分を持っている人なんだと、思ったんです。
だから私は……」
「……」
「そんな沖田さんが少しでも過ごしやすいように
支えたいなって、思いました」
「!!」
本当にこの子は
やっぱり変わってる
僕の言葉で君が何度も傷付いたの
知ってるよ
でも、それでも
君は僕の支えになりたいって言うの?
「ふ……あははっはは」
「お、沖田さん!?」
僕は堪らず笑ってしまった
あまりにもおかしなことを言うから
「君って変わってるよ、ほんとに」
「そ、そうでしょうか。
でも!そんなに笑うことじゃないと思います!!」
不思議そうな顔をしたと思ったら怒り出すし
泣いたと思ったら笑うし
本当に君って……
「本当に君って、かわいいよね」
「///!!!」
あ、またかわいくなった
耳まで真っ赤になって、おもしろいな
僕はニヤニヤと彼女を見た。
「ふ、ふざけないでください!!」
「ふざけてないよ?本当のことだもん」
「本当って……恥ずかしいじゃないですか」
知らないよ、そんなこと
僕は言いたいことを言っただけだもん
君だったら
もしかしたら僕を……
−続く
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