二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- イナズマイレブン エイリア学園ウィンドレス
- 日時: 2011/11/01 09:45
- 名前: アラン (ID: zGIWZsqg)
風丸の妹設定の妄想によって構成された小説です!
初めての小説で、至らない所もあると思いますが、よろしくお願いしますね。
物語の詳細は>>1です
目次
人物紹介>>1
プロローグ
>>5 >>6 >>8
第一話 ウィンドレス
>>17 >>18 >>26 >>36 >>37
第二話 カル
>>45 >>63 >>68 >>69
第三話 キャプテン失踪事件
>>71 >>75 >>79 >>80
第四話 沖縄にて
>>81 >>83 >>84 >>90 >>94 >>99 >>105
第五話 もしも僕らが潰れたら
>>109
>>1以外のメンバー達(オリキャラ募集より)
MF
天月 美夜 >>2
アレン・トウリシュ-アレン トウリシュ- >>32
高橋翔 >>33
闇元月実>>40
DF
咲乃 茜 >>10
朝野 琉斗 >>31
榊原 業 >>53
郁宮 社 >>54
GK
黄河院将也 >>15
オリキャラ募集は締め切りました
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- Re: イナズマイレブン エイリア学園ウィンドレス ( No.67 )
- 日時: 2011/08/10 23:56
- 名前: アラン (ID: zGIWZsqg)
Dr.クロさん
イメージ通りなら、よかったです。
ろくもりさん
嬉しいお言葉、ありがとうございます。
動きとか本当に下手なんで、私なんかをお手本にしたら、ダメですよ!!
はい、そのまさかだと思います!
レアンちゃん可愛いですよね。
プロミネンスの中でも、お気に入りです
はい、これからも頑張りますね!
応援よろしくです!!
- Re: イナズマイレブン エイリア学園ウィンドレス ( No.68 )
- 日時: 2011/08/11 00:22
- 名前: アラン (ID: zGIWZsqg)
「あれをやるぜ」
カルの低い声に、ウィンディーは微かに頷く。いつもの明るさは、影を潜め、顔には緊張感で少し強張っていた。
カルはボールを高く蹴り上げると、ウィンディーがボールに合わせて飛び上がり、上からボールを下に蹴り下ろした。
ボールに微かに、渦巻状の風が纏わりつく。
それをカルがゴールに向けて、全力で蹴りこんだ。
ボールは渦を描いて、ゴールへ飛んでいくが、その前で失速し、大きく反れた。
失敗である。
「あーあ、また失敗か。タイミングは合ってるのに、なんでだろう」
着地しながら、ウィンディーがため息と共に呟くと、カルも首を横に振った。
と、そこで試合終了のホイッスルがなった。
1対1で引き分けで、両チームの試合を締めた。
二列に並び、キャプテン同士で握手をすると、バーンは顔をしかめてくやしそうに言った。
「本当わけ訳分んねぇ。お前のチーム、女ばっかなのに、なんで勝てねぇんだよ」
「女の子には、女の子の戦い方があるんだよ、バーン。お馬鹿さんは、そんな事も分らないのかなー?」
「なんだとてめぇ! 殺す!!」
「まぁまぁ、落ち着きなよ、バーン。せいぜいよく私達の事、観察するのか、ガゼルとかヒロトに聞くかにしたら? あの二人はよーく分ってると思うけど」
殴りかからんばかりのバーンを、笑顔で流して、ウィンディーはその場を離れた。
「アニ、ハイブ、ちょっとツラ貸しなさいよ」
後ろでレアンの騒ぐ声が聞こえる。
ベンチにドサッと腰掛けて、一息吐いていると、そこにイクトがやってきた。
「ウィンディー様、疲れちゃったんですか?」
「まぁ、運動した後は誰でも、疲れるからね」
「アハハ、確かにそうですね」
キラキラした笑顔を見て、癒されるなーと思っていた矢先、突然アナウンスが流れた。
『マスターランクのキャプテンは特設ミーティングルームにお集まり下さい。緊急連絡があります。繰り返します。マスターランクのキャプテンは特設ミーティングルームにお集まり下さい』
- Re: イナズマイレブン エイリア学園ウィンドレス ( No.69 )
- 日時: 2011/08/22 12:42
- 名前: アラン (ID: zGIWZsqg)
「ジェミニストームが、負けた……?」
ウィンディーは、振り絞るようにして声を出した。
そんな信じられない。エイリア石がただの人間に負けるなんて。
「白恋中学の吹雪士郎が雷門に仲間入りしたのに加え、ジェミニストームが得意とするスピードが破られたからね」
グランが白恋のグラウンドを映したスクリーンを、消しながら言う。
「じゃあ、レーゼたちはどうなるの?!」
ウィンディーのその問いかけに、バーンが素っ気無く答える。
「そんなの決まってるだろ、追放だ。そしてファーストランクのチームをよこすんだ」
「そんな」
バーンの方を見て、ウィンディーはハッと口をつぐんだ。
彼の金の目は、少し陰っておりそこからは、苦痛と苦悩が垣間見えた。
ウィンディーはさらにガゼル、グランへと目を移して行く。
みんな一緒なのだ。
この中で、本当に割り切れている人なんて、一人もいない。幼い頃から一緒に育った家族が追放され、それを計画だなんて割り切れる程、自分達は大人ではない。
『彼らは鼠なのよ』
ラルズに言われた事が不意に頭に過った。
「……その通りだね」
雷門は鼠のようだ。
諦めが悪く、自分の大切なモノを盗んで、奪ってしまうのだ。
なら、私は猫になる。
ウィンディーは拳を強く握り締めた。
「雷門、必ず私の手で潰す……!」
- Re: イナズマイレブン エイリア学園ウィンドレス ( No.70 )
- 日時: 2011/08/22 12:44
- 名前: アラン (ID: zGIWZsqg)
今気付いたけど、タイトルはカルについてなのに、全然関係ませんね(笑)
- Re: イナズマイレブン エイリア学園ウィンドレス ( No.71 )
- 日時: 2011/08/27 11:37
- 名前: アラン (ID: zGIWZsqg)
第三話 キャプテン失踪事件
「はぁ?! 来夢がいなくなった」
ある朝、いつものラルズらしくない甲高い声が、マスターランク専用の食堂に響き渡る。
それに対し、ウィンドレスのDF、カルマは唇に指を当てながら小さく頷いた。そして顔をラルズに近付け、声を少し落とす。
「実は昨日、こっそり抜け出していく所を見たんだ——」
光の関係で、さらに少し黒くなった浅黒いカルマの肌を見て、ラルズは軽く頭痛を感じた。
あの馬鹿キャプテンは、今度は何をやらかすつもりなのだろう。
「今回の事はラルズにしか言っていない。あまり騒ぎになるのもよくないと思ってな」
カルマの発言に、ラルズも冷静を取り戻しながら、同意する。
「そうね、みんなの士気にも関係してくるし。今回は私の方から適当に何か理由を付けて、みんなに説め——」
「おーい、ラルズ、カルマ! キャプテンがいなくなったぞ」
その叫び声と言ってもいい程の大声に、再びラルズは頭を抱える。
「あのね、毎回思うけど、あなたはわざとやっているの?」
怒りで震える声を抑え、ラルズはアキラに振り返った。
「え、何が?」
清々しい程の爽やかな笑顔をアキラは返す。
アキラの大声は、当然食堂内全体に響き渡るわけで、ぞろぞろとメンバーが集まってきた。
「ウィンディー様いなくなったの?」
控えのイオように、気にしないようなメンバーもいれば、
「えー! ウィンディー様いなくなっちゃったの?!?! どうすんのさ!!! もしこの見付からなかったらどうするの! あぁー!! もう、うちのチームはおしまいだぁ!!」
等と、イクトのように大騒ぎしているメンバーも、少数ながらいる。
ついには食堂にいた別チームのメンバーも集まってきた。
「何だい、ウィンディーいなくなってしまったのか?」
と腕組をしながら、さらりと言うガゼルに続け、アイシーがその後ろから顔を覗かせる。
「で、どこに行ってしまわれたの? ウィンディー様は」
「そんなの、私が聞きたいわよ」
とラルズがため息をしたその瞬間、大きな笑い声が響いた。
「アハハ! キャプテン失踪とか、お前らも、もう終わりだな。そんなまとまりせいのねぇチームが、ジェネシスの称号をもらえるわけねぇだろ?」
ビキッと不吉な音が、ウィンドレスのメンバーに広がり、全員がそちらに目を向けると、そこには爆笑しているネッパーの姿が。その後ろでは、ヒートが止めようとしている。
「そんな事、お前のようなバンダナ厨二には言われたくないね!」
アニが拳を握り締めながら言う。
「だいたい、お前のチーム、ダイヤモンドダストには負けて、うちとガイアでは引き分けだったじゃん。全体チームの成績で一番下な癖に」
「はぁ! それでもうちのバーン様はてめぇのチームのキャプテンとは違うんだよ! そんなチームを置いてくような無責任な事——」
「バーン様もいないよ」
熱い二人の声に割り込んだ冷めた声は、焼けに目立った。
そちらに目を向けると、朝食を乗せたお盆を持ったクレアが。いつもの無関心そうな声で、彼女はさらに続けた。
「バーン様も昨日の夜に抜け出したよ、ウィンディー様と一緒に」
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