二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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   ハロー、お元気ですか。  ( inzm )
日時: 2013/09/22 19:53
名前: ゆう ◆Oq2hcdcEh6 (ID: pvHn5xI8)




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[ 香奈と亜美 ] ( No.58 )
日時: 2011/09/22 19:30
名前: ゆう ◆Oq2hcdcEh6 (ID: KCnf7FEj)

 いつだってきみは、わたしのうえをいく。
 いつだってきみは、わたしをこえていく。

 だからわたしは、きみをただみまもるの。





「——大きくなったわね、亜美」

 腕の中で眠る妹に、柔らかく笑みを浮かべた。私が居ない間に、こんなにも成長しているとは思いもしなかったから。
 サラリと彼女の髪を梳いて私は自嘲気味に笑った。まだ、9歳の小さな小さな妹と、大切な幼馴染を置いて逝ってしまった私を嘲った。私は本当は生きていて、ずっと眠っていると言ったら彼女はどんな顔をするだろう。もうすぐ死ぬと言ったら彼女はどんな顔をするだろう。悲しげに笑うのか、苦しそうに笑うのか。
 もぞ、と小さく身動きする亜美の唇から言葉が零れる。おねえちゃん、と微かに聞こえたその言葉に私の涙腺が緩む。きっとこの子はまだ、私の帰りを待っている。この子はまだ、受け入れてない。私が居ないことを。私はこの子を愛しすぎた。この子は私を慕い過ぎた。恋慕よりも更に執着に似たその感情に、私は再び自嘲を零した。

「—————ごめんなさい」

 誰へと呟いた言葉か、既に忘れてしまっている。ゆっくりと弧を描く口許が、歪んだ。今はただ、腕の中で眠る少女を只管愛したいのだ。この温もりを手放したくないのだ。少女を、愛して居たいのだ。嗚呼、私の死を受け入れていないのはきっと、


(歪んだ愛情)






私なんだ、と。

香奈ちゃんはシスコンですか? はい、そうです。

[ 影山チルドレン ] ( No.59 )
日時: 2011/09/22 19:24
名前: ゆう ◆Oq2hcdcEh6 (ID: KCnf7FEj)

 暗くて、寂しくて、見えない空間。
 其れは箱庭と形容するのがきっと、一番。



「——総帥っ」

 何時だって貴方は俺を縛り付け、俺を傑作だと、作品だと言い、それでも何時だって、俺に様々なことを教えてくれた。
 俺の、俺の大事な監督だった、総帥はサッカーを、円堂の祖父を、父を、自分を嫌い憎んでいた。でも、本当はサッカーを、愛していた。フィディオがそれを気付かせてくれた時、俺はどんなにフィディオに感謝したか。
 刑務所を出たらまた、貴方とサッカーが出来ると俺はどれだけ喜んだか。貴方のサッカーは俺を、俺を育ててくれるのだから。司令塔として活躍できるのも貴方が教えてくれたサッカーがあるから。
 なのに、貴方は。



「、ミスターK」

 最初はどれほど憎んだか。俺達をイタリア代表から追い出そうとし、マモル達の邪魔もしたのだから。どれだけ、俺は。
 それでも、其れでもミスターKは、監督はいつだって俺達を勝利へと導いてくれるサッカーを、指令を出してくれた。俺達が勝てたのは監督のお陰だと俺は知ってる。憎くて、憎くて、——憧れた。貴方のようになりたいと。
 だから、監督がもう一度俺とサッカーをしてくれることを俺は願った。何時だって監督は俺達を勝利へと導いてくれるのだから。淡く儚い日々が、今はとても愛おしい。
 憎しみと不信は、信頼へと変わったのに。



 ——神なんて居ないさ。
 そう笑う僕を此処まで導いてくれたのはきっと貴方だろう? 総帥。神のアクアの力に酔いしれ、自身を神と名乗り、どれほど愚かだったことか。結局僕も人間なのだと、分かっていたはずなのに。
 神のアクアの力も有ったが、貴方の試合のセンスはずば抜けていたかもしれない。過去は鬼道君から聞いたものばかりだが、貴方は父親のことを愛していたんだろう? そうじゃなきゃ、あんな的確な指示はきっと出せないだろうに。
 もう二度と、とは思っていたさ。でも、実際に貴方と離れると辛いんだ。貴方とまた、サッカーがしたいから。
 大丈夫、またいつか。


(サ ヨ ナ ラ イ ツ カ 。)







影山ちるどれん。
都合により、デモーニオくんは省いて居りまs。ファンのかたすみませんいや本当に。

[ 円堂と亜美 ] ( No.60 )
日時: 2011/09/22 19:25
名前: ゆう ◆Oq2hcdcEh6 (ID: KCnf7FEj)

 大人になって、気付く。私の本当の恋心は誰に向けられていたか、を。若しかして、私は大変な間違いをしてたんじゃないのか、と。家族愛を、恋心と勘違いしていたのかもしれない。愛情を家族愛を勘違いしていたのかもしれない。彼の視線が何時も私の方を向いていたはずなのに、彼の視線はもう私を見てはくれない。ねえ、円堂くん。今更、貴方が好きだと言えばどんな顔をするのかな。笑うのかな、泣くのかな、謝るのかな。ごめん、と、円堂くんはきっと言うのだろう。真庭無さ過ぎたのだから。今更、こんなこと。

「久しぶりだね、円堂くん」

 久しぶりを装って彼に近づく。彼は拒みはしないのだ。何時もニカッと笑顔を浮かべて私に久しぶりだなと近づいてくるのだ。ねえ、円堂くん。君はどうせ私の気持ちに何て微塵も気づいてないんでしょうね。ねえ、円堂くん?
 だから私は笑うしかない。元気にしてた、とか、他愛のない会話をするしかないのだ。嘘の恋愛を続けていくしかないのだ。

「——ねえ、円堂くん」

 スキダヨ。そう伝えられたら、どんなに幸せだったんだろうか。






遅すぎたの、ねえ。

Re: 泣き虫兎と臆病な、恋。(inzm/短編集) ( No.61 )
日時: 2011/09/22 19:59
名前: 伊莉寿 (ID: r4kEfg7B)

伊莉寿デス♪
うわぁぁぁ…神文です、もう凄すぎます!!!
瑠「え、私と蜜柑ちゃん溺愛?!」
確かに瑠璃花は女の子らしいし、蜜柑は色々全開な女の子だよね♪
魁「色々って何色?!」
それドラマの突っ込みパクってるじゃん!!!
瑠「ハッ、確かに何色…?」
あの色の話じゃないんですけど…^^;
それでは、失礼しますッ!

Re: 泣き虫兎と臆病な、恋。(inzm/短編集) ( No.62 )
日時: 2011/09/23 13:16
名前: ゆう ◆Oq2hcdcEh6 (ID: KCnf7FEj)

>>伊莉寿

神文!?
ちょ、違うよおおおおry

瑠璃花ちゃんと蜜柑さま可愛いもん←
え、ちょ、魁渡くん!?
瑠璃花ちゃんまで!?(

亜美「色じゃない、よ?」

疑問形、だと∑
こめんと有難う!


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