二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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   ハロー、お元気ですか。  ( inzm )
日時: 2013/09/22 19:53
名前: ゆう ◆Oq2hcdcEh6 (ID: pvHn5xI8)




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Re: 泣き虫兎と臆病な、恋。(inzm/短編集) ( No.53 )
日時: 2011/09/11 13:07
名前: ゆう ◆Oq2hcdcEh6 (ID: /HyWNmZ0)

>>刹那

東方大好き*^^*
だねー、合う合う!

れんしゅー、 ( No.54 )
日時: 2011/09/11 13:37
名前: ゆう ◆Oq2hcdcEh6 (ID: /HyWNmZ0)
参照: サッカーの様子って難しい。


 ピィ————ッ!

 試合開始のホイッスルと同時に、少年は駆けだした。光の先へ向かう為に、足元のボールをキープしながら風のように、只管前へ走る、走る。
 歓声、掛け声、指令——様々な音が混ざり合い、絶妙なハーモニーを生み出す。それが心地よくて、少年は無意識にその口元を緩ませた。

「うらぁっ!」

 掛け声と共に、少年の足元へ別の足が向かう。ボールへ触れるか触れないか、擦れ擦れの場所に足が来た刹那——少年は飛んだ。ふわりと、髪が揺れる。
 次いで、何らかの人物の名前を呼んだかと思えばそのまま少年は空中でキープしていたボールを蹴りだした。所謂、パスである。
 白を元に、黒の六角形が描かれるサッカーボールは真っ直ぐに少女の元へと向かい、それを難なくトラップし少女は駆けだす。少年から託された一つの夢を持って、ボールを蹴りながら走る、走る。目指す先には真っ白のゴールネット。

「いっけー!」

 少女の元気な声と共に、ボールがゴールネットへと真っ直ぐに、素早く飛んでいく。横っ飛びに飛んだゴールキーパーの少年を嘲笑うように、ボールはその指先を掠めた。
 ピィ——ッ、ゴールのホイッスルと共にゴールネットは揺れ、ボールが落ちる。座り込んだキーパーの少年に手を差し出して、少女はにこりと元気のいい笑みを浮かべた。

「今度は私のシュート、止めて見せてね!」
「————勿論さ」

 ふふっ、と楽しげな笑みを浮かべた少女に対し、少年は冷静な態度を崩さずに、でも何処か楽しげな笑みを浮かべる。
 次いで、少女は綺麗な髪を揺らしながら自身の位置へ戻っていく。背番号は10番、エースナンバーと言われるものだ。真新しいユニフォームを見る限りは、彼女は新入りなのかもしれない。
 それであのシュート、か。少年は少し嬉しくなって、目の下を染めて笑った。彼女へパスを回した少年と少女がハイタッチをしているのを見て、キーパーの少年はますます笑った。

「、今度は止めてみせるよ」

 こうしてまた、少年や少女は成長するのだった。これが、全ての始まり。このゴールが後に少女の、キーパーの少年の運命を変えるものになっていくとはまだ二人は知らない。








世界編のネタバレになりそう、だ、

[ 彩音と亜美 ] ( No.55 )
日時: 2011/09/22 19:31
名前: ゆう ◆Oq2hcdcEh6 (ID: KCnf7FEj)

 あたしには、亜美ちゃんには、香奈ちゃんには、本当の母親が居ない。だから、母親の温かさを、知らない。亜美ちゃんはお父さんが居るだけで幸せなんだ、って笑うけど、本当はお母さんが恋しいのをあたしは知っている。
 たった一人の姉を亡くした亜美ちゃんは、悲劇のヒロインだ。でも、亜美ちゃんは笑うんだ。「"悲劇"のヒロインは私だけで良いよ。彩音ちゃんはきっと"喜劇"のヒロインなんだ」。優しいその言葉がやけに、悲しそうだったのは今でも覚えている。
 お母さんが欲しい、というのはあたしの、亜美ちゃんの、——香奈ちゃんの願いなんじゃないかなあ、とあたしは思う。キャラバンの皆は確かに温かくて、幸せだったけど、何かが違う。

「—————……ねえ、亜美ちゃんは、さ」

 すやすやと寝ている亜美ちゃんの頭を軽く撫でてから、あたしは誰に問うわけでもなく呟いた。

「お母さんが、欲しい?」

 何時だって温かく包容してくるお母さんが、何時だって笑顔で頭を撫でてくれるお母さんが、何時だって傍に居てくれるお母さんが———ッ

「彩音ちゃんは、欲しいんでしょ?」

 何時の間にか目を覚ました亜美ちゃんが、ふんわりと笑った。






結局おかあさんが欲しかったのは彩音ちゃんなのでした、

れんしゅー、2 ( No.56 )
日時: 2011/09/11 18:31
名前: ゆう ◆Oq2hcdcEh6 (ID: /HyWNmZ0)


「……監督、」
「ん? どうした、神童」

 へらりと笑う監督。大らかで、監督は安心できる存在と言えるかもしれない。監督を見ながら、俺はまずその疑問を口にした。

「"彩音"と"亜美"って誰、ですか?」

 よく監督が口にする二人の名前。名前から察する限り、どちらも女の人なんだろうと大体の予想は付く。次いで、その言葉を聞いていたサッカー部のメンバーがわやわやと集まってきた。気になっていたのは俺だけじゃないらしく。
 んー、と考えるような素振りを見せて監督はくすりと笑った。話、しようか? 練習は良いのか、なんて疑問を口にしたのは俺なのにそう思っていると、まるでそれが分かったように監督は一日位良いだろと笑う。二人の事を話しているときの監督が生き生きとしていて、監督はどちらかが好きなのかなあ、と思った。

「彩音はなあ、最後まで俺らのマネージャーだったんだ。亜美っつーのは、サッカーがすげえ上手い奴でさ————」

 長い長い一年間を愛しむように語る監督は、少し切なげな顔をしていた。次いで、サッカー部の部室の扉が開かれる。

「何々、私のこと? 円堂くん、」
「あたしの名前も聞こえちゃったなあ?」

 二人の女性。円堂監督が何処か嬉しげに「彩音! 亜美!」と二人の女性の名前を呼ぶ。今の今まで話をしていた人物の登場に、先輩も俺達も天馬も、監督も驚きを隠せない様子だった。

「久しぶりに顔が見たくなったんだよね。——円堂くん」







少し未来のお話。
GOの子が可愛すぎて死にそうなんだ、でも書けないんだ←

[ 円堂監督と奏 ] ( No.57 )
日時: 2011/09/22 19:31
名前: ゆう ◆Oq2hcdcEh6 (ID: KCnf7FEj)

「えんどーかんとく、」

 くい、と俺の裾を引っ張る奏を見下ろし、どうしたんだと問いかける。奏は少し躊躇したような様子を見せるも、すぐに「かんとくは、好きな人居るんですか」なんて問いかけてきた。奏も中学生だし、そういう話が好きなのかと思って、居ると答えた。
 ——最も、その好きな人が誰なのかは分からない。夏未と結婚してるはずなのに、俺の中ではまた違う人物の笑顔が離れない。もう俺もあいつも、結婚してんのに、な。

「……えんどーかんとく?」

 何か酷い顔でもしていたのだろうか。何処か悲しそうな顔をした奏が、俺の顔を覗き込む。その表情にはひどく見覚えがあった。あいつは、何時もそんな顔をしていた。あいつは、——亜美は、風丸をみる度にそんな顔をするんだ。
 風丸が彩音を好きだから、亜美は悲しそうにそんな顔をするんだ。酷く重なって、俺は思わず笑みを零した。

「何でもねえよ」


(指先すら掠めない、遠い遠い彼女)





 何時だってそうだ。かんとくは、ボクのことなんて見もしない。かんとくは、ボクじゃなくて、違う誰かをいつも見てる。それが悔しくてボクはかんとくの瞳に映り込もうとするのに、その度にかんとくの目に映るのは見たこともない女の人なんだ。
 かんとくは、時々つらそうな表情をする。かんとくは、誰かのことを語る度にひどく表情を歪めるのだ。かんとくはボクのことを視界にすら入れてない。ねえ、かんとく。

「かんとくは、無理してるんですか」

 何時だって何時だって何時だって。薄ら笑いを張り付けてかんとくは笑うのだ。何でもねえよ、と。まるで、ボクのように、届かない存在に恋をしているかのようにかんとくは辛そうに辛そうに笑うのだ。
 でも、ボクはかんとくの、悩みを、痛みを、辛さを分かってあげられないのだ。かんとくは何時も抱え込むのだ。

「ボクじゃ、駄目なんですか」


(瞳に映るのはボクじゃない)







奏→円堂→亜美→風丸×彩音というカオスw 奏→円堂が好きだああああry かんとくイケメソ! もぐもぐもぐ←


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