二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 銀魂夢小説ー戦少女ー
- 日時: 2012/11/06 17:50
- 名前: Sky ◆M7x9jXIufw (ID: 7YMMeDcM)
私は
“戦う”という意志を持った。
兄が醜く消え、父と母は赤く染まった『何か』を流しぴくりとも動かなくなったあの夜を私は一生忘れないだろう。
“戦う”という意志を持った。
醜くなった兄を連れ、持っていた『愛情』を全て『憎しみ』に替えて刀を取ったあの夜を私は一生忘れないだろう。
“戦う”という意志を持った。
私の弱さで壊れた『あの子達』を止める術を探そうとしたあの夜を私は一生忘れないだろう。
“戦う”という意志を持った。
真っ直ぐな瞳を持った『白夜叉』達と会ったあの夜を私は一生忘れないだろう。
“戦う”という意志を持った。
何にも負けずに戦って生きていくだけの女であろうとしたあの夜を私は一生忘れないだろう。
戦少女
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- Re: 【銀魂】戦少女 ( No.5 )
- 日時: 2011/10/30 17:28
- 名前: Skyツ ◆M7x9jXIufw (ID: x/gr.YmB)
「…!?」
しかし、銀時が野原で見たのは美しい満月ではなく血だらけに染まった人。
しかも少女であった。
少女の左手に持つ刀から滴り落ちる雫の様な赤い液体、それは血。
廃刀令のご時世に刀を持つ人、しかも女が居た事に銀時は驚いて息が止まる。
銀時を見つめる瞳は獣の様に荒々しく尚気高く牙を剥く。
その瞳が満月をバックに閉じて天を仰ぎつつ野原の近くの谷底へ身を委ねた。
その時に銀時の体は動き、谷底へ落ちかける少女の腕を捕らえて上に引き上げる。
そして銀時は少女の顔を自分の瞳で捕らえた。
ショートカットに切られた短い髪、男に負けない程の逞しい体つきをしているがやはり女の体つきをする、見た事のある少女にーー。
- Re: 【銀魂】戦少女 ( No.6 )
- 日時: 2011/11/03 11:23
- 名前: Sky ◆M7x9jXIufw (ID: x/gr.YmB)
少女はゆっくりと瞳を開けると、銀時の瞳を捕らえた。
乾いた唇から漏れ出す言葉は銀時の思考と理性を壊してゆく。
「白…夜叉…」
そういうと柔らかな微笑みをして、目を閉じもう二言呟いた。
「真白……奪わないで…」
そして閉じた目から流れ出す少女の涙を銀時は拭ってやり、少女の前髪を梳いてから天を仰いで呟いた。
「これも…また運命か」
第一訓ーEND
- Re: 【銀魂】戦少女 ( No.7 )
- 日時: 2013/02/12 16:08
- 名前: Sky ◆M7x9jXIufw (ID: jd/Z3uOx)
皆様、初めましてこんにちわ、こんばんわ。
Skyと申す者です。
えっと、本当は小説の初めに挨拶をしておくべきだと思うのですが私の意思から一話終了に挨拶をするという掟を作っていたため、こんな感じになりました。
本作はジャンプコミックス『銀魂』にオリジナルキャラを加えた小説にしています。
銀魂が嫌いな方や下ネタが無理な方、銀魂キャラとの恋愛に血走る部分が多々ありますのでそういうのが苦手な方は他の小説へ直行して下さい。
何かと話が貯まり次第、目次を入れて行きますので途中から読みたい方はそれを参考にして下さい。
ちなみにオリジナルキャラクターのPFは書きません。
小説の中で表現していくつもりなので読者様方のご想像にお任せします。
それでは。
【目次】
『プロローグ』>>0
『第一訓』『人間を野原に捨てないで下さい』 >>1から>>6まで
『第二訓』『何か名前考える時、中二くさいネーミングになったりする』>>8から>>19まで
『第三訓』『三話目から回想ってアリでしょうか』>>20から>>32まで
『第四訓』『女子でも女子から本命チョコって貰えるんだね』>>35から>>38まで
『第五訓』『黄昏の風と言うのはいわば中二病未遂』>>39から42まで
『第六訓』『外国人は薄着と水があったら危険だと思え』>>43から>>55まで
『第七訓』『久々の更新だから、初見はとりあえず[4]から1話に飛びなさい』>>57から59まで
『第八訓』『めんどくさい兄弟関係とかナシにしたいけど、ナシにできないこの状況』
・コメントを下さった読者様方
・咲様(初コメの方です!たまに小説拝見させて頂いています)
・カノン様(まさに女性!という感じの読者様、よく小説拝見させて頂いております)
・雪姫様(別作品で一緒に合作している方なのですが、面白い人!年下系っぽいです)
・夏雲あざみ様(同じ銀魂作品を書いていらっしゃる読者様、私既にファンです!)
・雛苺様(何か、銀魂大好きって感じがしますというか何処かで聞いた事ある名前でh←)
- Re: 【銀魂】戦少女 ( No.8 )
- 日時: 2011/11/16 15:51
- 名前: Sky ◆M7x9jXIufw (ID: qTh1yy9a)
第二訓 『何か名前考える時、中二くさいネーミングになったりする』
朝ーーー新八が万事屋に通勤し、神楽を起こし上げ銀時の元へと向かう。
「ちょっと銀さん!朝ですよ!!起きてくださ…」
新八が見た驚愕。寝ている銀時の隣に寄り添う水色髪の可憐な少女が居た。
まつげが長く、銀時の彼女というには勿体無い。
そんな事を思いながら、万事屋の天井に向かってシャウトする。
「誰だアァァァ!!この可憐な少女はアァァ!!」
その叫びにどたどたと走り新八の元へと走り寄ってくる神楽。
「新八!どうしたアルか!?」
「神楽ちゃァァん!見ちゃいけねーぞ!ここからは黒いブラックホールしか見えねェェぞオォォ!!」
「ごちゃごちゃ五月蝿いアル!!いいから見せるネ!」
叫び倒す新八を蹴り倒し(実際ははり倒したと言うべきだろう)銀時の寝室へと足を踏み入れる。
すると、神楽は少女を見ると目を見開いて声を小さくして驚愕の言葉を発した。
「なんで…コイツが此処に居るアルか?」
すると神楽はそっと少女の隣にしゃがみこんで、頬を軽く撫でると小さく呟いた。
「起きるネ、月神…それとも別の名前で呼んで欲しいアルか?夜狐」
- Re: 【銀魂】戦少女 ( No.9 )
- 日時: 2011/12/09 15:33
- 名前: Sky ◆M7x9jXIufw (ID: qTh1yy9a)
布団がふわっと上に上がり、素早いスピードで足が飛ぶ。
それは神楽と先程寝ていたと思われる少女の傷だらけの足で、見事相打ちの様に交差されていた。
「黙れ…兎」
「黙るのはそっちアル狐」
にらみ合う二人。
神楽とは反対的に年齢は変わらなさそうなのに、大人っぽいオーラーを纏い水色のショートカットに切られた髪の毛、髪の毛とは対照的に真っ赤、燃え盛る炎と例えるのが妥当だろうか、それほど真っ赤になっている瞳があった。
そして、少女の神楽へと震え上げられている足がギリギリな所まで着物が開き純情な発情期の新八にとって刺激の強いモノだったのか、思いっきり鼻血を吹き出し床に倒れ伏した。
「んぁ〜寝み〜…」
思いっきりあくびをして起きた銀時は目の前で気絶してる新八と脚を交差させている神楽と少女を交互に見つめ、脳内整理に十数秒かけて出て来た言葉が
「何してんの?」
「あ…あぁ…脚…あs「キモイある新八」
「気持ち悪ィ…眼鏡」
鼻血で倒れ伏したまま、「脚」を連発する新八に少女達の「キモイ」発言が飛び、銀時はよっこらしょと立ちあがり神楽と少女の脚を床に降ろすと少女を自分の元に引き寄せた。
「おい、少しは礼儀正しくしろや」
「うぜぇ…白夜叉」
銀時の言葉に眉をひそめる少女が発したのは、銀時の攘夷戦争の時の名を吐き捨てた。
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