二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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アニバーサリーの国のアリス〜お手紙、お届けします。〜
日時: 2012/01/18 22:35
名前: ペールラ (ID: hFu5/zEO)

パァン!!



森の中、銃声が響いた・・・。


「仕事の邪魔するからだよ。」


ドシャッ
肉の塊が血だまりの池に倒れた。

そして、彼は・・・いや、彼女は返り血を浴びた頬をぬぐって、再び仕事に戻った。

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Re: アニバーサリーの国のアリス〜お手紙、お届けします。〜 ( No.52 )
日時: 2012/02/09 21:12
名前: ペールラ (ID: 2Q8F7vkS)

第十一話「When I was a bschelor」


メ「やっぱ、兄弟だなぁ。」


只今、ハートの城の前にいます。
相変わらず悪趣味な城。せめてディ○○ーラ○ドみたいな、シ○デ○ラ
城みたいな感じのにすればいいのに。

ちなみに目の前には門番が4人ぐらい。

僕はふぅと溜息をついた。




メ「さて、今日は時計の収穫が多くなるかな。」


チャキッ

トッ・・

僕は軽く地面を蹴って、門番の方へつっこんでいく。


門番1「はぁ・・足が疲れた・・。ん?」

パサ・・

門番1「手紙・・?」
門番2「どうしたー?」
門番1「いや・・手紙が・・。」

ガチッ

門番1「!あ・・あぁ・・た、助けてくれ・・。」
メ「だったらここを通しな。時計になりたくなけりゃ。」

門番の頭には、いつの間にか冷たく光る銃口が向けられていた。

門番2「・・・く、くそ・・。」
銃は二つ。槍をもった門番は四人。
門番3「・・・っ・・。」

一人の門番が背後から襲いかかろうと槍を烏に向けている。
そしてゆっくりと近づいていく・・。
先が届くところまできた。さぁ?どうする。手紙屋?

門番3「・・しねぇ!」

槍を思いっきり前に突き出した時!


バァン!
ドサッ・・

その瞬間、手紙屋の背後を狙っていた門番が口から赤を吐きながら後ろに倒れていった。



そして再び門番に銃を向けた。
メ「これ以上犠牲を増やしたくないなら通しな。」
門番4「わ、わかった!門は開ける!だからこれ以上・・!」
メ「・・さっさとしな。」

ギイィィィ・・


カッ・・カツン・・カツン・・

少し高さがあるヒールが空しく響く。

メ「・・あーあ。一人殺しちゃったなぁ・・。」
すこし後悔しながらも奥へ進んでいく。

カツン・・・カツン・・・

メ「・・・・・・。」
??「・・・ほう・・こんなところにドブネズミが入りおったか・・。」
メ「・・相変わらず悪趣味な服ですね。女王陛下?」
??「ふん。それはただおぬしの目が悪いだけであろう?」

目の前にいる赤い女性はビバルディ。
無慈悲・残酷で美しい女性。ブラッドとは兄弟と言う噂が流れている。
普段、気高く振舞っているが、人には言えない秘密があるらしい。


メ「そいや、あの白ウサギはいないね。」
ビ「それがどうした?」
??「なぜ貴方がここにいる?」
メ「・・いちゃわるい?」

さらに向こうにいる、白い耳を持った男がペーター=ホワイト。
とりあえず、危ないお兄さんと言っておこう。白いけど、中身は真っ黒。

ペ「当たり前です。むしろ、この世に存在ちゃならない生き物ですよ。」

ビ「わしも同感じゃ。」

チャキッ!

銃口二つがメアリーに向けられた。

メ「・・・・。」
おかしそうに少し笑いながらこう言った。
メ「別に戦いに来たわけじゃないさ。女王陛下、あなた宛てにある少女から手紙がきてますよ。」

ヒュン!と風を切りながら手紙を投げた。

パサ・・・

その手紙はビバルディの足元にひらりと降りた。

ビ「・・・!アリスからか!」
その手紙を取り、うれしそうにふむふむと読むと、嬉しそうに部屋に戻っていった。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・自宅・・・・・・

「あー、疲れた!」
上着をそこらへんに投げ捨てた後、ベットに寝っ転がった。
そして、本を手に取りパラパラと読み始めた。

ふと、目にとまったページ・・。

『おかあさん!これからも一緒にいようね!』
『えぇ・・。』
女神のような笑みを浮かべて母親はそう言った。


「ママ・・かぁ。」



『・・ママ・・ママァ・・目を開けてよぉ・・。うっうぅ・・。』



机の上に立っている写真に目をやった。
真ん中には、苦笑いした少女。左に女神のような笑みを向ける女。
右には力強い笑顔を見せる男。



「・・・・。」
その写真をそっと伏せて、彼女は服を脱いだ。











あとがき
最後、いやらしい意味じゃないですよ?w風呂に入ろうとしてました。
タイトルは「独身男」ですw
特に意味はないですw


Re: アニバーサリーの国のアリス〜お手紙、お届けします。〜 ( No.53 )
日時: 2012/02/09 21:49
名前: フルーラ (ID: z5Z4HjE0)

はわわ?!つ、続きが気になる・・・。
メアちゃんの過去ですか??
なんだか、すんごい奥深い気が
(お前とは大違いだな)
・・・・・・(涙)
(わ、悪かったよ)
ほ、ほんとに?

Re: アニバーサリーの国のアリス〜お手紙、お届けします。〜 ( No.54 )
日時: 2012/02/09 22:36
名前: ペールラ (ID: 2Q8F7vkS)

フルーラ様
「おかあさん」って言ってる方が本で、「ママ」って言ってるのがメアリーさん。
そうかい?って、フルーラさん、大丈夫!?;
コメありです^^ノシ

Re: アニバーサリーの国のアリス〜お手紙、お届けします。〜 ( No.55 )
日時: 2012/02/10 22:38
名前: ペールラ (ID: 2Q8F7vkS)

第12話「Tweedledum and Tweedledee」



カチャカチャ・・・
ダ・ディ「はぁ・・・。」

ディ「暇だね・・兄弟・・。」
ダ「そうだね・・兄弟・・。」
兄弟二人で、なんか作りながら留守番中。どうやらアリスさんもいないようで、相手がいないようです。
ダ「こうゆう時に面白いこと起きないよね・・。」
ディ「うん・・。」


その時・・向こうから人影が・・。

??「ゆーびんでーす。」

ダ・ディ「あ、お前は!」
メ「もうそのオチいいから。ありきたりだからさ。」

ありきたりなオチですいません。(スライディング土下座)

ダ「で、なんのようだよ。」

ジャキン!
二人はお揃いの鎌をメアリーに向けてそう言った。

メ「だーかーら。郵便だって・・;戦う気はないからおろしてくんない?」

困った顔で両手をひらひらさせながら言った。


ダ・ディ「・・・・。」
二人は顔を見合わせて、鎌を下した。
ディ「誰から誰へ?」

メ「アリスから、ブラッドへ。」

ダ「ボスなら今いないよ。」
メ「え!?マジ・・。ちっ。出直すか・・。」
ぶつぶつ言いながら去ろうとするメアリー。

ダ・ディ「・・・・。」

また、顔を見合わせてコクンとうなずいた。



ダ・ディ「ちょっと待った!」

メ「あ?まだ用?」


ダ「僕らに付き合え!」


メ「・・は?」
ディ「だから、遊びに入れてやるって言ってるの!」
メ「あんたら・・どっかで頭打った?」
ダ「打ってない。暇なの!おねぇさんもいないし・・。」

メ「・・・・・。」

二人はごくりと喉を鳴らして、メアリーの返事を待った。

メ「・・別にいいけど。」

ダ・ディ「!」
ディ「ほ、ほんと!?」
ダ「断られるかと思った・・。」
メ「いや、むしろ遊びに誘われるとは思わなかった・・。」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・どっかw・・


メ「てかさ・・。」



メ「何作ってんの?」


ディ「武器。」


メ「へ、へぇ・・;」

どう見ても武器の解体です。
どうやらボリスの影響で、改造をしたいらしいです。


ダ「あれ?兄弟。」
ディ「なに?兄弟。」
ダ「ここ、どうやってやるの?」
ディ「え〜・・・?ど、どうやるんだろう・・;」
メ「・・・・。」

う〜んと頭を悩ませている二人・・・。

メ「ちょっと貸してごらん。」
ダ「できる?」
メ「ん〜・・ちょっと構造が複雑だけど、いけるかも。」

カチ・・・カチャカチャ・・カタン・・カチ・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

メ「ふん、どやぁ!」
ダ・ディ「おぉ!!」

どうやら凄いのができたようです。

ディ「やるじゃん!手紙屋!」
メ「まぁ〜ねww」
にひひと無邪気に笑いながら自慢するメアリーさんw

ダ「兄弟。もう夜の時間帯になるよ。」
ディ「あ、ほんとだ。」
メ「え?はやいなぁ・・帰らなきゃ・・。」
ダ「もう帰るの?」
メ「あれぇ?敵同士だよね?ww」


そう聞いて、ダムは恥ずかしそうにパッと口をふさいだ。

メ「あはは!まぁいいけど。」

よいしょと立ち上がると、窓に足をかけ手紙を取り出した。

メ「あんたらのボスに渡しといて。」

シュッと投げると、ダムはそれを受け取った。

メ「んじゃね。」

窓から飛び降りると、猫のように見事に着地し、風のように走り出した。

ディ「あ!手紙屋!」

ダ「また来いよ!相手してやるからー!」





メ「あはは!また来るよー!」




彼女が久しぶりに心から笑えた瞬間








あとがき
タイトル「トゥイードルダムとトゥイードルディー」
まず、双子から仲良くなりました。全員と仲良くなったら終わりですかね。

Re: アニバーサリーの国のアリス〜お手紙、お届けします。〜 ( No.56 )
日時: 2012/02/11 18:53
名前: ペールラ (ID: 2Q8F7vkS)

第十二話「鏡の国のアリス」

メ「ん〜・・・?;」

どうも、メアリーです。只今遊園地のアトラクションにいます。名前は・・「ミラー・ルーム」。
まんまです。全部鏡の壁で覆われている迷路を進む。でも、仕掛けがいっぱい。
なんでこんなところにいるかと言うと・・。


ピ『あ、メアリー!』
向こうから息を切らしながら、ピアスが走ってきた。
メ『ん?ピアスじゃん。どうしたの?』
ピ『た、助けて・・。』
メ『・・またあの猫?』
そう聞くと頭を縦にぶんぶんふった。
ボ『おーい。ピアスー。どこだー。』
ピ『き、来た・・;』
メ『いっそ戦いしこんだら?』
ピ『むりむりむりノシ』
ボ『あ!いたっ!・・ってメアリーもいるじゃん。』
ちょっとうれしそうに耳をぴこぴこさせるニャンコ。
ボ『ちょうどメアリー探してたんだよ。』
メ『あれ?ピアスを探してたんじゃなかったんじゃないの?』
ボ『いや、メアリーも探してた。』
メ『・・・;で、なんのようですか?』
ボ『ちょうど新しいアトラクションができたんだよ!一緒にいかね?』
ピ『え、メアリーを独り占めする気!?』
ボ『さんざんお前だって独り占めしてきただろ?』
ピ『〜・・!だったら俺も行く!』
ボ『なんだよ、挑戦する気か?仕掛けがいっぱいだからせいぜい気をつけろよ。』
メアリーの少し上で火花が散った・・・w



で、この状況にいたる。二人ともはぐれたし・・。
メ「出口で会うしかないか・・。」
うーんとあごに手を当てながらそう言った。


トン・・トン・・トン・・・


無規則な音が響く。
鏡には自分が映る。
靴が地面を打つ音しかしない。


メ「・・・・・。」
これこそ『無』というやつだろうか。彼女の心にはくらい雲が覆いつくす。

メ「・・・だれかいないわけ・・?」
涙声でそう語った。

しかし、返事など無かった。
まるであの日のような、景色と似ていた。


『ママー・・ただいま・・。』

『・・・?ママァ・・?』

『・・ママー!ママァ!?』

『・・・だれかいないの・・?』


メ「・・・だれかいないの・・?」

彼女はとうとう座りだしてしまった・・。

メ「・・・誰か・・。う・・・・。」
肩をゆらしながら子供のように泣きだした。

メ「うわぁあん・・うぇ・・うっうぅ・・。」



どのくらい泣いただろうか?それでも彼女は泣きやむ事はなかった。
その時!

ガタン!
??「うわっ!;」
ドサッ!
メ「!?」
顔をあげると、人が倒れていた。
??「いってぇ・・。ん?」
メ「・・ゴー・・ランド・・?」
ゴ「あんた、こんなとこで泣いてどうしたんだよ。」
驚いた顔をしながらも聞いた。
メ「こわく・・なって・・うぅ・・。」
ゴ「だぁぁ・・;泣くな!しょうがねぇな・・;たっく・・いい年して・・;」

突然メアリーに背中を向けて座った。
メ「・・?」
ゴ「おぶってやるから。」
メ「・・・!」
メアリーはゆっくりと立ち上がると、ゴーランドに身体を預けた。

ゴ「んしょっと・・。あんた、意外に軽いな。」
メ「・・・。」
ゴ「怖かったか?」
メ「・・うん。」

まるで子供をあやす父親のような声でそう言った。

ゴ「あんたも怖いもんがあるんだな。」
メ「・・・・。」
ゴ「・・。そういえば、さっきも聞いたが、なんでここにいるんだ?」
メ「・・ボリスが行こうって。」
そう聞くと、呆れた顔で
ゴ「やっぱりか・・;」
と。
ゴ「もう大丈夫だからな。」
そう聞くと、安心したのか、突然眠気に襲われた。
メ「・・・・・。」
小さな寝息を立てて眠っていた。
ゴ「ねむっちまったか・・。」


ゴ「案外、手紙屋も可愛いところがあるもんだな。」





あとがき
以上ですwそう言えば忘れてたんですけど、塔・・。ありましたねww
すっかり存在忘れていましたw明日書きます。


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