二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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〝D.gray-man〟二人の杜
日時: 2012/07/10 19:09
名前: 幸永 (ID: qs8LIt7f)


 おおきに〜。初の小説やさかい、自信も余裕もあらへんのやが、宜しくお願いするわ!

  〝用心〟

①駄文やねん
②誤字脱字あるんや
③アドバイスお願いするわ
④更新速くやるって思うで
⑤即行ため口でどうぞ

 よろしゅうたのんまっせ

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Re: 〝D.gray-man〟二人の杜 ( No.17 )
日時: 2012/07/16 23:56
名前: 幸永 (ID: qs8LIt7f)

      ・第九夜・・・決意を秘めて

「行ってきなさい」
 最初に口を開いたのは、杜で一番老いた狐だった。病を背負っていて、立つだけで一苦労だった。
「アンタが生きたいように生きればいい。アンタの命はワシらのものではない」
「・・・・・・ありがとう。おばあさん」
 おばあさんの鼻の辺りに顔を摩りつけ、何度も繰り返した。ありがとう・・・ありがとう。
「行ってくるよ。俺」
「ジン。ジン。いつでも帰ってきてね」
「ギンも待っているからな」
「うん。バイバイ」
 人にぶつからないように。当たらないように行くのは大変だった。そして・・・やっと着いた。
 新しい俺の住処。・・・・・・黒の教団に。

Re: 〝D.gray-man〟二人の杜 ( No.18 )
日時: 2012/07/18 16:43
名前: 幸永 (ID: qs8LIt7f)

      ・第十夜・・・黒の教団

 身体検査というものをされ、あっさりと黒の教団へと入った。待っていたのは、たくさんの人。人。人・・・。
「待って!ジンは人に絶対触れたらいけないの!」
「どうして?」
「・・・いつか話すよ。でも・・・その時まで待ってて下さい」
「・・・イノセンスは大丈夫なのかい?」
「そのようです」
 イノセンスの番人・・・ヘブラスカに触れられて、シンクロ率を測られた。95%だったらしい。リナリーによれば、結構高いそうだった。
 お前は「死の境者」となるだろう。と、ヘブラスカに予言された。意味はわからない。それでも...死という言葉に、俺は深く違和感をもった。
「ここがジンの部屋よ。また後でね」
「ありがとう」
 リナリーと別れ、新しい部屋にあるベットへと登ろうとすると、先にギンに先をこされた。コイツめ・・・と懲らしめようと思ったが、やめておいた。
 もう小さな寝息をたてて、眠っていたから。
「・・・おやすみ」

Re: 〝D.gray-man〟二人の杜 ( No.19 )
日時: 2012/07/18 16:55
名前: ジル (ID: m5kxUCPo)

わぁ〜
DグレだDグレだDグレだ!

私D.gray-man大好きなんです!
続き楽しみにしてますね☆

Re: 〝D.gray-man〟二人の杜 ( No.20 )
日時: 2012/07/18 17:00
名前: 幸永 (ID: qs8LIt7f)

コメおおきにww頑張りますw

Re: 〝D.gray-man〟二人の杜 ( No.21 )
日時: 2012/07/18 17:10
名前: 幸永 (ID: qs8LIt7f)

Chapter.1

 中国にある一つの大きな杜に、一人の少年がいた。緑深いここは、空気も綺麗で景色もまた綺麗だった。少年はいつも山に居て、山に住んでいる狐達と暮らしていた。
「風が涼しいね。ギン」
 この山で唯一喋らず、自分に懐いてくる狐がいる。他の狐より銀白の毛並みが綺麗で、小柄で可愛らしい狐だった。少年もまた、ギンと同じ銀白の髪をしていた。
「人が来たぞぉお!!」
 山の入口から、他の狐達の声が聞こえた。ここは「狐の杜」と呼ばれていて、滅多に人は来なかった。何か変な噂が流されたせいだと、狐は言っていた。
「行こ、ギン!」
 ギンはいつも、気付かないうちに大きくなっていた。人が来るたびに少年はギンの背中に乗り、入口へと向かっていた。
 入口に着くと、狐達が速くも円をつくっていた。その隙間から、自分と同じくらいの幼い少女がいた。ポニーテールで髪をしばった、綺麗な子供。
「やっちまえ!」
「待って!」
「わあぁん・・・わぁあぁああん!」
 少女は速くも泣いてしまった。急に狐が取り囲んだので無理もない。少年は少女を連れて、この山で一番空気が綺麗な場所へと連れていった。少女に触れないように、何メートルか離れて慎重に。
「ありがとう・・・」
「ううん。君の名前は?」
「リナリー・・・リナリー・リー」
「へぇ。俺はジン。よろしく」
「・・・うん!」
 チャイナ服を着たリナリーは、やっと笑顔で答えてくれた。握手を求めてきたが、ギンはすぐさま断った。
「どうして・・・?」
「・・・俺はね、君に触れられないんだよ」
「どういう・・・こと?」
「・・・いつか話すよ。そうだなぁ・・・14歳になったらね」
「えぇえ・・・」
 残念そうにしていたが、これも俺にとって初めての楽しみとなった。リナリーに花冠を作り、触れないようにそっと頭の上にのせた。リナリーは再び笑みを浮かべ、ジンもまた笑った。


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