二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 〝D.gray-man〟二人の杜
- 日時: 2012/07/10 19:09
- 名前: 幸永 (ID: qs8LIt7f)
おおきに〜。初の小説やさかい、自信も余裕もあらへんのやが、宜しくお願いするわ!
〝用心〟
①駄文やねん
②誤字脱字あるんや
③アドバイスお願いするわ
④更新速くやるって思うで
⑤即行ため口でどうぞ
よろしゅうたのんまっせ
- Re: 〝D.gray-man〟二人の杜 ( No.2 )
- 日時: 2012/07/10 21:10
- 名前: 幸永 (ID: qs8LIt7f)
初コメおおきにww
- Re: 〝D.gray-man〟二人の杜 ( No.3 )
- 日時: 2012/07/10 21:24
- 名前: 幸永 (ID: qs8LIt7f)
・プロローグ・
君と手を繋ぎたい
君と笑いたい
君に触れたい
何も変わらない日々
何も変わらない君の笑顔
何も変わらない俺の願い事
俺等を引き裂いた教団
俺等を引き裂いたアクマ
俺等を引き裂いた千年伯爵
特別な俺の身体
特別な君との関係
特別なエクソシスト
- Re: 〝D.gray-man〟二人の杜 ( No.4 )
- 日時: 2012/07/10 21:39
- 名前: 幸永 (ID: qs8LIt7f)
名前・・・ジン
年齢・・・16
容姿・・・銀白の髪で、髪同様銀白の透き通った瞳をしている。常にギンをマフラー変わりにしている。
イノセンス・・・対アクマ獣
能力・・・ジンと同様銀白の毛並みを輝かせ、尻尾を巨大化して攻撃する。
備考・・・幼い頃に杜の中に捨てられ、任務に来ていた幼いリナリーと出会っていた。リナリーに直接触れていない様子。ギンは発動前はマフラーとして使い、発動と同時に目覚めて巨大化する。言葉は喋らない。
- Re: 〝D.gray-man〟二人の杜 ( No.5 )
- 日時: 2012/07/11 18:41
- 名前: 幸永 (ID: qs8LIt7f)
第一章・第一夜・・・二人の出会い
中国にある一つの大きな杜に、一人の少年がいた。緑深いここは、空気も綺麗で景色もまた綺麗だった。少年はいつも山に居て、山に住んでいる狐達と暮らしていた。
「風が涼しいね。ギン」
この山で唯一喋らず、自分に懐いてくる狐がいる。他の狐より銀白の毛並みが綺麗で、小柄で可愛らしい狐だった。少年もまた、ギンと同じ銀白の髪をしていた。
「人が来たぞぉお!!」
山の入口から、他の狐達の声が聞こえた。ここは「狐の杜」と呼ばれていて、滅多に人は来なかった。何か変な噂が流されたせいだと、狐は言っていた。
「行こ、ギン!」
ギンはいつも、気付かないうちに大きくなっていた。人が来るたびに少年はギンの背中に乗り、入口へと向かっていた。
入口に着くと、狐達が速くも円をつくっていた。その隙間から、自分と同じくらいの幼い少女がいた。ポニーテールで髪をしばった、綺麗な子供。
「やっちまえ!」
「待って!」
「わあぁん・・・わぁあぁああん!」
少女は速くも泣いてしまった。急に狐が取り囲んだので無理もない。少年は少女を連れて、この山で一番空気が綺麗な場所へと連れていった。少女に触れないように、何メートルか離れて慎重に。
「ありがとう・・・」
「ううん。君の名前は?」
「リナリー・・・リナリー・リー」
「へぇ。俺はジン。よろしく」
「・・・うん!」
チャイナ服を着たリナリーは、やっと笑顔で答えてくれた。握手を求めてきたが、ギンはすぐさま断った。
「どうして・・・?」
「・・・俺はね、君に触れられないんだよ」
「どういう・・・こと?」
「・・・いつか話すよ。そうだなぁ・・・14歳になったらね」
「えぇえ・・・」
残念そうにしていたが、これも俺にとって初めての楽しみとなった。リナリーに花冠を作り、触れないようにそっと頭の上にのせた。リナリーは再び笑みを浮かべ、ジンもまた笑った。
- Re: 〝D.gray-man〟二人の杜 ( No.6 )
- 日時: 2012/07/11 19:00
- 名前: 幸永 (ID: qs8LIt7f)
・第二夜・・・黄狐様
あれから一年。毎日欠かさず山に遊びにきていたリナリーが、急に姿を消した。何の別れの報告もしてないので、ジンは不安で不安で仕方がなかった。病気にでもかかってしまったのだろうか。大丈夫なのだろうかと。
「返して・・・おうチ・・・カエシて・・・」
リナリーの助けを求める声が聞こえた気がした。ジンはその声を聞くと、この山の狐の長・・・自分の命の恩人の元へと駆けて行った。
「・・・黄狐様」
綺麗な黄色の毛をはやした、大きな狐がそこにはいた。優しい眼で、黄狐はジンを見つめた。
「リナリーが心配です。家に行かせて下さい」
「・・・あの少女ですか。気持ちはわかります。でも考えなさいジン。もし人にぶつかりでもしたら、貴方は」
それより先を言わせまいと、ギンは叫んだ。
「大事な人なんです。お願いします。行かせて下さい。この命は・・・黄狐様がくれたのは知ってます。ですが・・・」
「人に触れてみたい・・・そう思ったんですか?」
「・・・リナリーは。あの子は・・・特別な存在なんです」
それでも、黄狐は山から出る許可を出さなかった。ジンは額を地面に付けたまま、10時間そのままの態勢を保っていた。が、直に眠ってしまった。
「黄狐様・・・」
やがて山中の狐達が集まり、ジンを悲しそうに見つめる。
「行かせてあげても・・・いいのでは?」
「何言ってんだお前!」
「ジン・・・あの子と出会ってから、変わったよ。笑うようになった」
「・・・」
みんなは思い出してみた。リナリーに会う前のジンの顔を。笑ってなど、いなかった。リナリーが来てから、ジンは変わったんだ。
「ジンにはもう少し・・・命の大切さを理解してほしいですね」
ジンが起きたころには、もう太陽が登っていた。
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