二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 〔ポケスペ〕運命の道—これは偶然なのか—〔リレ小〕
- 日時: 2010/04/25 22:43
- 名前: ミュウ ◆LLLLLLLLL. (ID: oEQnR9WT)
ポケスペの小説です。気長にのんびりやっていきますw
—参加者
こがね(燈唯)、天月(月音)、レッド、ミニ(ミニモネ)、沙羅
で頑張っていきます^^
>>1 プロローグ
>>4 キャラクター
_
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- Re: 〔ポケスペ〕運命の道—これは偶然なのか—〔リレ小〕 ( No.32 )
- 日時: 2010/04/12 08:33
- 名前: 天月 ◆MoYaKs53do (ID: ixDFu4/i)
- 参照: 月音でs(ry
—ポケモンセンター
幸い、ポケモンセンターの病室は一つ開いていたので、ブラウンはそのまま病室のベッドで規則的な呼吸を繰り返して寝ていた
「まぁ、とりあえず良かったな、な?」
「あ、うん…。グリーンも妹が助かってよかったね」
「あぁ……」
何時も通り、ぶっきら棒な返事だがその顔は優しくブラウンを見ていた事にユウナは気付く
従兄妹とはいえ、やっぱり兄なんだなぁ…とユウナは思った
「………………ただ、」
「ん?」
「ただ、“何でブラウンは倒れていた”んだろう………」
真剣な口調でユウナが言うと、レッドは確かに…、と呟いた
グリーンも考え事をしているのか、目を閉じている
「これはあくまで仮説だよ。……もしかしたら………
“何かこれから始まる予兆”……だったら?」
- Re: 〔ポケスペ〕運命の道—これは偶然なのか—〔リレ小〕 ( No.33 )
- 日時: 2010/04/15 17:31
- 名前: ミニ ◆u18KxpvIdg (ID: cLFhTSrh)
- 参照: グリーン視点
「“何かこれから始まる予兆”……だったら?」
予兆……だと?
俺は、ユウナの言葉が一瞬理解できなかった。
「予兆かー、確かにその線はあるかもな……」
レッドはうんうんと頷くが、俺は認めたくなかった。
「だ、だが、また何かが起きるのか? せっかくまた平和になったこのカントーでか!?」
俺は怒鳴ってしまった。 その声にユウナとレッドは目を丸くする。
「ちょ、ちょっとグリーン!? 落ち着いて!」
「そうだぞ、グリーン! なにもそんなことは言ってない。 もしもの話だから、な?」
2人になだめられ、俺はやっとのことで何時もの冷静さを取り戻せた。
「そ、そうだよな。 すまない、柄にでもなく取り乱してしまった……」
俺が2人に謝ると、安心したように2人の顔に笑顔が戻った。
その時、病室のドアが開いた。 いきなりの訪問者の正体はブラウンの親友である、イエローだった。
「あの、ブラウンさんがここにいるって聞いて……」
イエローの話によると、ブラウンと一緒に森で木の実を取りに行っていたらしいが、途中でブラウンが悲鳴を残して消えてしまったらしい。
……一体なにが起ころうとしている?
どうしてブラウンはこんな目にあってしまったんだ……?
- Re: 〔ポケスペ〕運命の道—これは偶然なのか—〔リレ小〕 ( No.34 )
- 日時: 2010/04/23 13:54
- 名前: こがね ◆1QN30noOA. (ID: oEQnR9WT)
- 参照: ミュウでございます、改名しましたw
ポケモンセンターの病室、静かな空気がずっと続いている。唯、ブラウンの寝息と窓の向こうから聞こえてくる声だけは聞こえる。
その数分後、ブラウンは唸りつつも瞼を開けた。それに最初に気づいたのはグリーンであった。
「ブラウン……?!」
「う……う〜ん。此処は何処ですか?」
ブラウンは状況が把握できていないらしく、周りを何度も見渡した。
「ブラウンさん……良かった〜、目覚めて」
イエローはホッと胸をなでおろした。先ほどまでの悲しい顔から一転、笑顔が戻っている。
「ブラウン、何があったの?」
「あ……はい。イエローさんと一緒に森で木の実を取ってたら——」
ブラウンは笑顔無しの真面目な顔をして話を続ける。次第に全員は緊張の顔になっていった。
ブラウンが言うには、高い所に生っている木の実を取ろうとしてRUKAを使い採ってきてもらおうとしたところ、誰かにRUKAの入ったモンスターボールを奪われてしまったらしい。
「——で、後ろを振り向くと2人程の男性が居て、1人がゴルバットを出してきて、気絶させられたんです」
「ロケット団か?」
「いえ……、Rのマークは無かったです。研究員みたいに、真っ白い服を着ていました」
ブラウンが言う、2人の男性の正体が分からぬまま、話は終わった。
- Re: 〔ポケスペ〕運命の道—これは偶然なのか—〔リレ小〕 ( No.35 )
- 日時: 2010/04/24 10:16
- 名前: 天月 ◆MoYaKs53do (ID: ixDFu4/i)
「はぐれ者。だったりして」
「はぐれ者………?」
ブラウンが首をかしげ、ユウナに繰り返し聞くと
ユウナは安心させるように少し笑って頷き、続けた
「まぁ、元は研究員だったけど、悪事を働いて追い出され、ロケット団に拾われた奴ら、ってことかな」
「で、でもさ。ロケット団は無くなっただろ? サカキだって、居るかどうかも判らないんだし」
そうだ。とグリーンはレッドの発言に賛成する
じゃぁ、とユウナは続けた
「じゃぁ、残党が“また”集まって、陰で復活していたら?
………アイツみたいに、ソレを統一する奴が現れていたら?」
ユウナはそう言いながら全員を見渡す
皆は黙っていた、「その可能性」はあるかもしれない。と
だが、彼だけは否定していた
- Re: 〔ポケスペ〕運命の道—これは偶然なのか—〔リレ小〕 ( No.36 )
- 日時: 2010/05/03 22:31
- 名前: ミニ ◆u18KxpvIdg (ID: cLFhTSrh)
「俺は……信じたくない」
「レッド……」
レッドの手は強く握られ、言葉にしなくても悲しみや怒り等の感情が強く伝わってくる。
「そ、そうですね! ただの通り魔だったかも知れません!!」
イエローが、この場の空気に嫌気がさしたのか明るい調子で言う。 が、少し無理があるような可能性を口にしてしまい、空気はさらに重くなる。
「と、とにかく、今どうこう言ってもどうにもなりません!」
「そうですね……。 しばらく様子見て、それからいろいろなことを判断した方がよさそうですね」
イエローの言葉を、ブラウンがフォローするように言う。
結局、2人の言うことが正しいと決断され、レッドとユウナは旅を続け、ブラウンは病院で休み、イエローは情報収集、グリーンはいざというときのための準備をするということになった。
「それじゃ、何かあったら連絡よろしくな?」
「はい!」
「ブラウン、気をつけてね……」
「えぇ、大丈夫です」
レッドとユウナは少し名残惜しそうながらも病院をあとにした。
「……失敗、したのか」
「も、申し訳ありません!!」
圧倒するような威圧感を持つ男を前に、白衣を着た男たちは土下座をする。
「まぁ、良い。 それより、次の作戦に取り掛かるぞ……」
「ははっ!!」
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