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- 【ダンボール戦機W】バン×ヒロと怨炎の幻想 ☆番外編☆
- 日時: 2012/10/09 21:02
- 名前: レッド ◆mAzj/Mydf. (ID: hSo8a19A)
ダンボール戦機Wでお馴染みのレッドです!
第1作、第2作に続き、新たな小説を書くことになりました。
第3作のタイトルは・・・【バン×ヒロと怨炎の幻想(ミラージュ)】!
ダンボール戦機Wでお馴染みの山野バン、大空ヒロを中心としたオリジナルストーリーになります。
この小説はバン、ヒロたちが大学生になった時の物語になる予定ですので、オリキャラも登場させるぞ!
ワンピースでお馴染みのゴトリック&フォークスの凸凹コンビも登場!
バンの実弟となる山野健太、山野直太(なおた)の兄弟が初登場!
なお、健太は中学2年生、直太は小学3年生の設定となります。
また、バンたちは大学2年生、ヒロたちは大学1年生となります。
大長編小説になりそうです・・・もしかしたら、第40章まで行くかもしれませんので、ご了承ください。
【本編:ストーリー原案・構成】
第1章〜第8章:廃墟ホテル探検編
第9章〜第15章:謎かけ編
第16章〜第40章:謎解き編
本編は第40章で完結しました。
今までありがとうございました!
【番外編:ストーリー原案・構成】
第1章〜第5章:LBXバトル編
第6章〜第10章:
第15章〜 :
10月3日から番外編スタート!!
ストーリー進行具合により変更になる場合があります。
読者の皆様、ご了承ください。
【短編:バンハル編】
第1編:大学生になってから変わったこと >>601 >>602 >>604 >>609 >>610
第2編:バンに対する恋心とは? >>617 >>619 >>621 >>633 >>637
第3編:幼馴染としての距離 >>681 >>683 >>688 >>697 >>704 >>707
第4編:成人式 >>977 >>982 >>988 >>995
この物語は事件が起きる前のエピソードというか、バンハルに纏わるエピソードを描いてみました♪
【短編:バンヒロ編】
第1編:大学進学した後の思い出 >>651 >>652 >>653 >>654 >>655
前から描いてみたいと思っていたバンヒロ編です。
先輩×後輩によるオリジナルストーリーを描きながら、息のあったコンビネーションを繰り広げます。
バンヒロの活躍に注目してください!!
【短編:バンケン編】
第1編:兄という存在とは何か? >>816 >>819 >>824 >>826 >>828 >>829 >>832
バンの弟・山野健太との共演を果たしました。
バンと言う兄の存在が自分に何をもたらしてくれるのかというところを描いてみたくて、こんなタイトルになりました(笑)
バンケンによる短編オリジナルストーリーを楽しんでください!!
【短編:バンナオ編】
第1編:蘇る恐怖によるトラウマとは? >>835 >>836 >>837
バンの弟・山野直太との共演を果たしました。
直太から見て、どのように捉えていくのかというような感じで、バンを捉えるのか。
直太とバンの兄弟による絆と友情を深めていけたらと思い、この短編を描くことになりました。
ストーリーの進行具合により変更になる場合があります。ご了承ください。
これからも応援よろしくお願いします!
【原作:完結している作品】
第1作:バン×ヒロと黒影の亡霊
本編は全20章で完結、番外編は全16章で完結しているぞ!
ダンボール戦機Wの小説を描くにあたり、記念すべき第1作はホラー×ミステリーを交えた本格的な謎解きアクションアドベンチャー!!
第2作:バン×ヒロと過去の追憶
前作の【黒影の亡霊】の続編となった待望の第2作!
本編は全30章で完結、番外編は第25章で完結しました。
全30章にわたる大長編オリジナルストーリーを展開させることで感動あり、迫力ありの描写を表現しながら、展開が読めないようなオリジナルストーリーを手掛ける。
ポイント:ナオが記憶喪失していることだけではなく、ハルの過去に隠されたエピソードも収録している。
番外編では初登場した聴覚障害を持つ少年・船津直紀を取り巻く展開を中心にストーリーを進めていく。
これまでにないオリジナルストーリーを展開させることで前にも増して、文章力を上げることでクオリティをパワーアップさせた。
【お客様】
聖:この小説に初コメしてくれた人。前作【黒影の亡霊】の番外編で出会った友達。ダン戦が大好きで気が合い、一番の友達。イナイレの小説を書いてるけど、桃香ちゃんが可愛い!!
姫佳:この小説の展開が読めなくて、ハラハラドキドキしていると言った人・・・この子もイナゴの小説を書いてて、結構面白い! ティアラ&ラティア、ここちゃん、輝姫の主役4人・・・かわいいぜ!!
優騎那:イナイレ、ワンピースの小説を書いてる人です! 私の友達で仲良くさせてもらってるぜ!!
ゴトリック&フォークスの凸凹コンビ、オリビア&シュリの姉妹コンビをオリキャラとして出させてもらってるぜ!!!
未熟な探偵シャーリー:友達ですが、仲良くしていただいています。名探偵コナンの小説を描いている人だけど、文章力がなかなかありそうで凄く上手い! アイリちゃん可愛いぜ♪
シエル:この小説に初めて来た人。友達ですが、仲良くさせていただいています。ポケモン小説を描いておりますぜ♪ レイちゃん、可愛いぜ!
凛々:凛と呼ばせてもらってるぜ・・・この子はイナイレの小説を書いておりまする! 亜夢たん可愛いぜ!♪
茅:楓が描いている黒子のバスケ小説で知り合って仲良くなった人です。友達だけど、サトミちゃんに関する小説を描いておりますぜ♪ 凛太君カッコイイ!
赤獅子エンザ:この人もダン戦の小説を描いてますぜ♪ しかもヒロとアスカが悪役になるっていう話・・・何かストーリーが気になるぜ!
伊莉寿:姫佳の小説で知り合って仲良くなった人。友達だけど、ダン戦好きで気が合って話しやすい! この人もイナイレの小説を描いてますぜ♪ 美咲ちゃん、可愛いぜ!!
黒:初めて、この小説にコメしてくれた人です。サリーさんの小説で知り合いましたが、今はシリアス・ダークで小説を書いてるぜ!! 文章が上手いと言ってくれたのでありがたいです♪
霜歌:3年前にここで知り合って仲良くなった友達。以前、レイトンの小説を描いていた時にコメしてくれた人です。2年ぶりに戻ってきたぜ! 今は二次(映像)でポケモン小説の短編集を描いているぞ!!
yumi:シエルが描いているポケモン小説で知り合って仲良くなった人です。友達だけど、この小説に初めて来た人で仲良くさせていただいています♪
シグレ:この小説に初コメしてくれた人です。友達だけど、ダン戦好きな人で気が合う! 2次(映像)でポケモン小説を描いておりますぜ♪ キョウヘイ君、カッコイイ!!
風風:この小説に初コメしてくれた人です。友達だけど、仲良くさせていただいてます。
イナイレの小説を描いておりますぜ♪
碧:リク依頼・相談掲示板で知り合った人。この小説に初コメをくれました。コメライで小説描いてますぜ♪ 私の小説を読んで凄いとか言ってくれたので、本当にありがたいです!
タク:私の小説に初コメしてくれた人です。ダン戦シリーズの小説を読んでいて、凄く面白いと言ってくれました。本当にありがたいです♪ デュエマの小説を描いておりますぜ♪
【本編:キャラクター原案】
ゴトリック&フォークスの登場人物設定 >>34
優騎那が出してくれたオリキャラです。
前作と異なっている部分がいくつかあるので、それを参考にして見てください。
私自身、2人を上手く描けるかどうか分かりませんが・・・頑張って描いていくつもりです。
登場予定:最終回の第40章で登場しました。
そこで再会するシーンを中心に描かれる予定です。
バンたちがどのように再会していくのか・・・そこに注目してください!!
本編の登場人物設定 >>45
バンたちの登場人物が設定されているぞ!
この小説に初めて来た人は読む前に目を通しておいてください。
健太&直太の登場人物設定も収録されているので、それも含めて確認しておいてください。
イナイレの登場人物設定 >>134
立向居勇気と月島楓の幼馴染コンビが参戦決定!
2人がどのようにして演じるのかというところにも注目してください!
今後は2人にも活躍させる予定ですので、これからも応援よろしくお願いします!!
姫佳のオリキャラ:輝姫&ティアラ >>238
白炎輝姫&ティアラ・クルーガーの従姉妹コンビの登場人物設定です。
前作の【過去の追憶】では番外編で登場いたしましたが、今作は本編で登場させる予定です。
輝姫&ティアラの従姉妹コンビによる追いかけっこシーンにも注目してください♪
登場予定:第25章で登場しました!
輝姫&ティアラの活躍に期待してください!!
春風エンカの登場人物設定 >>427
yumiが出してくれたオリキャラです。バンたちと共演したいとのことでキャラ応募してくださいました。
今作では初登場となりますが、エンカがどのようにして演じていくのかというところに注目してくだされば幸いです。
登場予定:第26章に登場しました!
レイとの絶妙なコンビネーションに注目してください。
ポケモン小説に出演しているということで、Wの主人公コンビに引けを取らない役割をを演じていただくことになりました。
レイの登場人物設定 >>436
シエルが出してくれたオリキャラです。こちらもバンたちと共演させたいという理由で応募してくださいました。
急遽、エンカと一緒に出演させることに決めました。
私なりに頑張って仕上げていくので、レイの活躍をお楽しみに!!
登場予定:第26章に登場しました!
エンカとの絶妙なコンビネーションを演じさせていただくことにより起用を決定しました。
ポケモン小説で互いに出演しているということもあり、Wの主人公に引けをとらないほどの役割を演じてほしいと思っています。
飛雲 白花&星空 輝の登場人物設定 >>656
yumiが出してくれたオリキャラです。バンたちと共演したいということもあり、エンカたちの後を追うという感じで出してほしいという要望を承りました。
ポケモン小説でお馴染みの2人によるコンビネーションに期待してもらえれば嬉しいです。
エンカたちの親友or幼馴染ということで出演させていただきます。
登場予定:第37章に登場しました!!
【番外編:キャラクター原案】
タイトル:Regain lost past memory!(失われた過去の記憶を取り戻せ!)
青峰太陽の登場人物設定 >>228
茅が描いている黒子のバスケ小説で出ている青峰大輝の兄・太陽の登場人物設定が載っているぞ!
太陽君を登場させる予定はまだ未定です。
キョウヘイの登場人物設定 >>453
シグレが出してくれたオリキャラです。今作では番外編に登場させることにしました。
キョウヘイの運動神経、バンたちとの共演に注目してくだされば幸いです。
ポケモンBW2主人公・キョウヘイの活躍に期待してください!!
優騎那のオリキャラ >>615
オリビア&シュリの姉妹コンビが前作の【過去の追憶】に続き、番外編で再登場決定!!
急遽、2人を起用することにしましたので活躍に期待してくれたら嬉しいです!!
ヒュウ&メイの登場人物設定 >>671
シグレが出してくれたオリキャラです。バンたちと共演したいという理由でキャラ応募してくれました。
キョウヘイとのコンビネーションを披露するので、大迫力のLBXバトルにも注目してください!!
番外編の登場人物設定 >>883
バンたちの登場人物が設定されているぞ!
この小説に初めて来た人は読む前に目を通しておいてください。
健太&直太、姉のリン、イナイレの登場人物設定も収録されているので、それも含めて確認しておいてください。
無類シント&星目テツヤ&武闘フジの登場人物設定 >>931
タクが出してくれたオリキャラです。番外編でバンたちと共演させたいという理由でキャラ応募してくれました。
シントたちの活躍に期待してください。タクのイメージに近づけるよう頑張って描いていきたいと思います。
登場予定はまだ未定ですが、ストーリーの進行具合により判断します。
シントたち専用LBXの登場人物設定 >>934
プロキオン・ボルケイア・レヴィアタンというオリジナルのLBXについて載っています。
バンたちとのLBXバトルを実現させる予定ですが、現段階では、いつ登場するか決まっていません。
登場予定はストーリー進行具合により判断します。
本編は第40章で完結しました。
10月3日より番外編の連載スタート!!
これからもよろしくお願いします!!
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- Re: 【ダンボール戦機W】バン×ヒロと怨炎の幻想(ミラージュ) ( No.601 )
- 日時: 2012/09/25 09:47
- 名前: レッド ◆mAzj/Mydf. (ID: hSo8a19A)
第32章の続きを描く前にバンハル編を描きます!
短編による、もう1つのエピソードを楽しんでいってください!!
短編(バンハル編)
タイトル:大学生になってから変わったこと(ハル視点)
大学2年生になった春、私は空手部の練習に費やすことが多かった。
大学進学してからというもの、バンとは授業で会ったり、行きでバッタリ会うことが多い。
幼馴染であることは変わらないのに、なぜか私はバンに対する恋心を抱いていた。
(バンはいつも優しいから、私の話を聞いてくれる・・・・・・)
そんなバンの優しさに惹かれたのはいつだったろうか。
私はバンの優しさ、思いやりを感じていたので、幼馴染なのに付き合いが長い。
大学2年生になって、20歳になったばかりのバンは飲み会に誘われることが多くなって会うことが少なくなっていった。
(それでも、バンは私のことをどう思っているかも知らない)
幼馴染なのに、気付かないところなんてあるのだろうか。
空手部のチームメイトで親友の月島楓にも聞いたが、バンに対しては恋してるんじゃないのとか言われた。
「まさか、山野君がハルに恋心を抱いてるとかありえないよ」
「えぇ、そうかな?」
部室で楓と話していた私は溜息をついた。
胴着から私服に着替えながら思ったことがある。
幼馴染なのに、どうして気付かないことが多いんだろうか。
そんな彼のことをもっと知りたいと思ったのは、いつからだったか。
「うん、山野君さ・・・・・・いつも話していて思うんだけど、鈍感じゃない?」
「鈍感かぁ・・・・・・」
幼馴染のバンはいつも鈍感な気がしてならなかった。
大好きな幼馴染なのに、死んだ兄のことを思い浮かべてしまう。
バンは兄の代わりとして、私をサポートして支えてくれた。
「どうしたの、ハル?」
「ううん、何でもない・・・・・・話を聞いてくれてありがとう」
親友の楓はいつだって受け止めながら聞いてくれた。
そんな彼女と接していて楽しいと思えるようになったのはいつからだっただろうか。
部活を終えた日の夜、私は帰り道を歩いていた。
バンのことが気になっていて仕方がないのか、溜息をつく。
「はぁ・・・・・・」
幼馴染であることは、今も変わらないはず・・・・・・そんな彼のことを思うと胸が痛くなってくる。
バンはいつだって聞いてくれたから、私は溜息をつくことばかりしか考えていなかった。
その時、CCMの着信音が鳴った・・・・・・それを取り出して開くと母親からだった。
「母さん、どうしたの?」
『バン君が来てるよ。ハルが帰ってくるの待ってるみたいだから』
その一言を聞いて、目を丸くして驚く。
バンが何で私の部屋にいるのか分からなかった。
「バンが・・・・・・家に来ているって?」
『うん、あなたが帰ってくるまで待ってるって』
「そう・・・・・・分かった!」
CCMの通話を切り、急いで自宅へ向かって走り出した。
バンがいるなら、何で電話をよこさなかったのか分からない。
それでも、バンに会いたいという気持ちが強かった。
- Re: 【ダンボール戦機W】バン×ヒロと怨炎の幻想(ミラージュ) ( No.602 )
- 日時: 2012/09/25 10:20
- 名前: レッド ◆mAzj/Mydf. (ID: hSo8a19A)
やっとの思いで自宅に辿り着いた。
バンがそこにいるんだなって思うと嬉しくなってきた。
大切な人が会いに来てくれるのが嬉しいのか、再会を待ちわびていた。
「ただいま!」
元気そうに玄関のドアを開けて入ったのと同時に母が現れた。
夕飯できてるから、せっかくだし食べてからにしようということになった。
「バンが来たの、何時頃?」
「確か、9時頃だったかしらね」
母親は苦笑しながら、2階を見やりながら呟く。
玄関にバンの靴があったので、そこにいるのだろうと思っていたのだ。
急いで、夕飯を食べ終えた私はスポーツバッグをしょって2階に向かった。
やっとの思いで2階に駆け上がり、部屋のドアを開けた。
見覚えのある青年が床で仰向けに倒れて寝ていた。しかも涎を垂らしているし、その証拠に熟睡しているのだろう。
その様子だと酒を飲んだ帰りだろうか・・・・・・そういえば、久しぶりに会うなと思って気付いた。
「まったく、もう・・・・・床で寝てたら風邪を引くでしょうが!」
バンのところに行って、視線に合わせるようにしてしゃがみ込む。
クセ毛のある髪は昔と比べて変わらず、気持ち良さそうに寝ている姿もそうだろう。
「しょうがない、起こしてやるか」
そう言って呟いた後、バンの肩を優しく揺り起こす。
まだ爆睡しているのか、寝返りを打ち始めた。
「--------------んぅ・・・・・・」
「バン、起きて!」
強く揺り起こすと・・・・・・バンは眠そうに唸りながら、目を覚ます。
ぼんやりとした視界に私の姿が映ったのか、ようやく寝ていたことに気付いた。
「ハル・・・・・・?」
いつの間にか知らない間に帰ってたのかと言いながら、ゆっくりと上半身を起こす。
眠そうな姿は今も変わってない・・・・・・やっぱり、バンらしさが出ていて可愛いな。
「うん、ただいま! 帰るのが遅くなって----------------------」
ごめんと言いかけた瞬間、バンはトロンとした目つきで私に迫ってくる。
私、何かしでかしたかな・・・・・・と思いながら心配そうに見守った。
「毎回、帰るのが遅いんだよ・・・・・・空手やってることはわかるけどさ、少しは時間に余裕があったら相手しろよ」
バンは私の頭を撫でながら、くしゃりと笑みを浮かべる。
酔っ払ってるし、その証拠に寝惚けているのだろうか。
何かあったのかと思いながら質問してみることにした。
「バン、何かあった?」
「おまえと顔を合わせてないから、久しぶりに会おうかなって思ってたんだよ」
「えっ!?」
ヒックと呻きながら、トロンとした目で私を見るバンの姿はなんていうか微妙な感じになっている。
まさか、ここで何をするつもりなのかと思いながらもハラハラドキドキしていた。
「あのさ、バン・・・・・何か勘違いしてない?」
幼馴染の発言を聞いていて思ったが、勘違いしているような気がした。
その時、バンは私の背中に回りこんで呟く。
「勘違いなんてしてねぇよ・・・・・」
身体ごと預けて、ズルズルと引きずりながらもうつ伏せになって倒れ込んだ。
バンは酔っ払っているのか、未だに頭で理解できる状態ではなかった。
いったい、何があったんだろうかと思いながらも私は膝を跨いだまま座っていた。
「バン?」
「最近、悩んでいるような感じだったって・・・・・・何かあったのかぁ-----------?」
「ちょ、何でそんなこと知ってるの!?」
「あー月島から聞いたんだよ」
楓のヤツ、何を吹き込んで・・・・・・バンに何か余計なことを話したな!!
親友に対する怒りが収まらないことに気付いたのか、バンは苦笑しながら見つめている。
- Re: 【ダンボール戦機W】バン×ヒロと怨炎の幻想(ミラージュ) ( No.603 )
- 日時: 2012/09/25 12:56
- 名前: 未熟な探偵シャーリー ◆CwIDAY6e/I (ID: YxL1EeSq)
久しぶり!
わ、わ、わー…///∀///
バン君やるねぇ〜!!見てるこっちがドキドキしちゃいましたよ!笑
こんな幼馴染私も欲しいなぁとニヤニヤして見てました←
推理してるバン君もかっこいい!
実に素晴らしい!!笑
続き楽しみだよ〜^^
- Re: 【ダンボール戦機W】バン×ヒロと怨炎の幻想(ミラージュ) ( No.604 )
- 日時: 2012/09/25 13:17
- 名前: レッド ◆mAzj/Mydf. (ID: hSo8a19A)
短編の続き(ハル視点)
ある1つの悩みを抱えていた・・・最近、何者かにつけられているような気がしたので相談しにくかった。
この悩みはバンに話して良いのかどうか分からないままだった。
今夜はここにいてくれるみたいだから、正直にハッキリ言って話した方が良いのか気になった。
「月島に何があったのか聞いても分かんないって言うし、急にどうしたんだ?」
バンは眠そうに上半身をゆっくり起こしながら、溜息をついた。
こんなところで溜息をついても困るんだけど・・・・・・っていうのが本音だ。
「な、何でもない・・・・・・っ! 風呂に入ってくるね」
「おい!」
バンが引き止めようとするのも構わず、洗面所に行った。
風呂場でシャワーをゆっくり浴びる。
(バンに何を言えば良いのよ!!)
バンは酔っ払ってるし、私の話を聞いてくれるのかどうかも分からない。
それでも優しい幼馴染がいるから、なぜか安心できるというのもあっただろう。
酒を飲むことを楽しみながら遊んでいるバンはヒロとつるんでいることが多く、仲が良いところを何度か目撃したことがあった。
「はぁ--------------------」
溜息をついた瞬間、バンに言うしかないのかもしれないと思った。
怒っているかな・・・・・・とか思いながら、風呂を出た。
パジャマに着替え、洗面所を出たのと同時に歩みだす。
部屋に戻った私を待っていてくれたのか、バンは眠そうにLBXマガジンを持ったまま読んでいた。
「お帰り、シャワー終わったのか?」
パタンとLBXマガジンを閉じ、眠そうな目で私を捉えた。
何か言いたそうな予感がしそうでならなかった。
「うん・・・・・・」
「なんだよ、元気ないじゃん。何かあったんなら、俺に話せば良いじゃないか」
バンはベッドに横たわったまま、私の頭を優しく撫でた。
幼馴染の気遣いは思ったより嬉しかったので、バンに言うか悩んだ。
酔っ払ってるけど、それでも優しくしてくれるから大好きだった。
「ねえ、バン・・・・・・私の話を聞いてほしいの」
「そう言うと思ってた。その様子だと何かあったんだろ?」
バンはやっと話してくれる気になったのか、私を見て喜んだ。
とりあえず、勇気を出して話してみるしかない。
「実は----------------------」
ポツリポツリとバンに向かって話し始める。
事の発端は数日前に遡る・・・・・・私は部活が休みだったこともあり、本屋で本を読んでいた。
その時、本屋の外から何か騒がしいことに気付いた。
「--------------あれ?」
見覚えのある女性を見て驚く。
中学時代の同級生だった板谷冬実ちゃんが男の人に絡まれていた。
それを止めようとした瞬間、私は不意を突かれて男の仲間に捕まった。
「何すんの!」
離してって言おうとした瞬間、そいつがナイフを突き出した。
すると、意外なことを言い出す。
「おまえ、山野バンとは知り合いか?」
「そうだけど、何か用?」
「そいつと関わるんじゃねぇ! 関わったら殺す!!」
その一言が私を悩ませるきっかけになってしまう。
そいつら、バンのことが気に入らないみたいで何も言えない。
「言ったら承知しねぇぞ!!」
その言葉を聞いたその時、本屋の店長らしき人が出てきた。
店長らしき人は冷静に取り繕って話しかける。
「女の人たちに手を出したら承知しないよ!!」
「ぐっ・・・・・・邪魔が入ったか、ズラかるぞ!!」
そいつらは私たちを離した後、すぐに逃げ去った。
しかし、その2日後の夜に異変が起きようとしていた。
「はぁ・・・・・」
空手部を終えて、帰り道を歩いていた。
その時、背後から何かが迫ってきていることに気付く。
「---------------え?」
後ろを振り返ると・・・・・・こないだ、本屋で会った男だった。
私の後を追いかけて来るとは想像していなかったので、ひたすら逃げ切りながら走り続けた。
「ハァハァ・・・・・・」
バンに言えないよ・・・・・・・どうしようもない。
お母さんにも心配かけられたが、何を話したら良いのか分からなくなっていたのだ。
そして、現在に至る・・・・・・最後まで話を聞いてくれたバンは腕を組みながら考え込んだ。
「そいつら、俺のことが気に入らないって言ったのか?」
「うん・・・・・・」
激しく落ち込んだ私を見て、バンはそっと抱きしめた。
悩みを言えずに居た私を気遣って、不安と緊張を和らいであげたいと思っていたのだろう。
「怖かったろう・・・・・・ハルのことは俺が守るから大丈夫だぞ」
「-----------っ、バン!」
うわ-------------んと泣き出す私を見て驚いたのか、バンは苦笑しながら抱きしめてくれた。
誰よりも悩みを言えないでいた私のことを心配してくれた。
「ハル、泣くなよ・・・・・・俺が絶対に守ってやるからさ」
「ひっく、えっぐ・・・・・・怖いよ、バン!!」
ストーカーに付きまとわれている私のことを心配してくれる。
そういうところが好きだったし、すぐに話を聞いてくれたから安心した。
「明日は部活あるのか?」
「うん・・・・・・」
「そうか、終わったら迎えに行こうか?」
バンが迎えに来てくれるなら嬉しいけど・・・・・・まぁ、飲み会がなければ大丈夫みたいだしね。
「ヒロも一緒に来てもらうけど、良いよな?」
「えっ、ヒロも!?」
「うん、ボクシングやってるから大丈夫だよ」
そうか、ヒロはコウに誘われてボクシング部に入ったんだっけ。
ヒロも一緒にいれば大丈夫な気がしてきた。
「うん、ヒロにも伝えといて!!」
「OKだよ。じゃあ、そろそろ寝ようか」
ベッドにダイブした後、深い眠りに引きずり込まれていった。
バンの温かみを感じながら、意識が遠のいていく---------------
- Re: 【ダンボール戦機W】バン×ヒロと怨炎の幻想(ミラージュ) ( No.605 )
- 日時: 2012/09/25 13:20
- 名前: レッド ◆mAzj/Mydf. (ID: hSo8a19A)
>>603 シャーリー
おぉ、久しぶり!!
推理対決がついに始まりました!!
その続きは短編が終わってからになると思います。
バンがカッコイイでしょ!!
そりゃー推理対決だけは力を入れて描いてます!!
私もそんな幼馴染が欲しいと思いながら描いております♪
推理対決の続きを楽しみにしてね!!
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