二次創作小説(紙ほか)
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- 星の花が降るころに 〈続編〉(エピソード募集中)
- 日時: 2015/11/06 17:50
- 名前: はみう (ID: eetvNq3l)
初めましてか二度目ましてか三度目ましてか四度めまして!
はみうです!
あ、いや、ちゃんと人柱は更新しますよ?
えっと、まずですね。『星の花が降るころに』という作品を授業でやったわけです。それの続きを書きましょうと、授業でなったわけです。もう結構前なんですけど。まぁ字数制限があったわけです。800文字です。無理です。
800文字ですよ!? 無理に決まってるじゃないですか! 新キャラが登場して終わりますよ!? 起承転結の無で終わっちゃいますよ!?
…というわけで、なんとか800文字にはまとめたんですが、やっぱり書き足りないわけです。カキコで同じことをしてらっしゃる方がいらしたので、ちょっと真似します。申し訳ございません。
えっと、もう話自体書き終わってるのですぐに終わっちゃいます。毎日投稿します。よろしくお願いします。
時期
中学二年生の春〜秋
登場人物
石蕗 椛(つわぶき もみじ)…私、主人公
露草 夏実(つゆくさ なつみ)…夏実
宙植 菖蒲(そらうえ あやめ)…オリキャラ
戸部 椿(とべ つばき)…戸部君
名前難しいのは私の趣味です。こういうの好きなんです。あと、色々調べてるので、適当ではないです。
あらすじは省略します。
では、どうぞ!
- Re: 星の花が降るころに 〈続編〉 ( No.5 )
- 日時: 2015/10/20 18:04
- 名前: はみう (ID: eetvNq3l)
朝の会も終わり、廊下に出ると、今年は違うクラスになった戸部君と出くわした。「おい」と、いつものように短く話しかけられ、「なに?」と言い返すわけではないがこちらも短く返答した。こっちから話しかけてきたくせに、少し黙りこくって何も言わない戸部君。よく見れば、後ろのほうで数人の男子がニヤニヤとこちらを見ているのに気づいた。時間がないから早くしてほしい。そう言おうとしたとき、やっと口を開いた。
「…俺にとって、お前って銀木犀なんだ」
「…え?」
そう言うと、すぐに教室に戻って行ってしまう。結局訳が分からない。戸部君は二年生になっても変わっていなかった。
教室の前を通り過ぎると、中で戸部君が顔を茹でダコみたいに真っ赤にしながら、さっきの男子と話しているのが見えた。「何言ってんだよ椿!」「俺はあれで十分なんだ!」会話は他に聞こえず、特に気にすることもなく、その時間は過ぎていった。
- Re: 星の花が降るころに 〈続編〉 ( No.6 )
- 日時: 2015/10/21 17:11
- 名前: はみう (ID: eetvNq3l)
学校からの帰り道。いつも一緒に帰っている友達と別れ、家までの少しの距離を一人で歩いていた。途中には、あの銀木犀のある公園がある。昼過ぎくらいなら、大抵小学生たちが遊んでいるが、五時を過ぎればほとんど人が来ることはなかった。
何の気もなく公園を見ると、ブランコの辺りに菖蒲ちゃんがいるのを見つけた。
「菖蒲ちゃん?」
「あ、え、えっと…」
「同じクラスの石蕗椛だよ。こんな時間にどうしたの?」
「あ、この辺りを散歩してたら見つけて。銀木犀っぽい木があったからちょっと寄ってみたんだ」
少し照れながら言う姿に、今日の朝にいだいたクールなイメージとは少し違った印象を持った。
「植物とか好きなの?」
「あ、うん。植物って、たとえ同じ種類でもそれぞれ違うでしょ? 人間とか動物と同じように。それがなんとなく好きなんだ。あと、花言葉とかも好きかも」
「そうなんだ。私も花言葉は少し興味あるかも」
人間はそれぞれ違う。確かにそうだ。だからこそ、分かり合えた時や、思いが重なった時は本当に嬉しい。でも、一度ずれてしまったら、なかなか戻せない。私はまだ夏実と話せていなかった。もう同じ仲に戻れなくてもいい。それが二人の考えなら。でも、誤解したままになるのだけは、嫌だった。
「銀木犀…は、私も好きなんだ。色は他の花に比べると地味だけど、形とか香りとかも綺麗だし、私はここにいるよ、と控えめに言っている感じが好き」
白い星のような形をしているこの花は、どこかロマンチックな感じがあって昔から好きだった。だから毎年公園に行って、花を見に行った。去年は行けなかったけど。
「私も。銀木犀は結構好きかな。常緑樹って、いつも生き生きとしていて好き。それは頑張っている葉っぱたちがいるからなんだけどね」
植物の話になってから、菖蒲ちゃんの言動が優しく饒舌になっている気がする。それだけで本当に植物が好きなんだなと思った。
「…あのさ。銀木犀の花言葉って、わかる?」
「銀木犀の? 確か…初恋。だったかな」
「初恋…」
なんでそんなことを聞こうとしたのかは分からないが、不意に思った。何か知りたいことがあった気がするが、やはり思い出せなかった。
「椛ちゃんって、恋してるの?」
「うーん。してない、かなぁ…」
「そうなの? へぇー。ふーん。そうなんだー」
「何その言い方!」
そこから話に花が咲き、勉強のこと、前の学校のこと、部活のこと、たくさんの話をした。たくさん笑った。ここまで楽しく話したのは久しぶりかもしれない。時間も忘れて話していると、公園のすぐ近くにある道路に、見覚えのある人がいた。その人は公園の方に向かって行って、入ってきた。結構近くまで来ると、その人が誰なのかもわかり、相手もこっちに気付いたようだった。
- Re: 星の花が降るころに 〈続編〉 ( No.7 )
- 日時: 2015/10/21 17:49
- 名前: 彩月 (ID: 5/5aatb0)
いい!戸部君ドンマイ!
私、こーゆー展開大好きです!
- Re: 星の花が降るころに 〈続編〉 ( No.8 )
- 日時: 2015/10/22 00:44
- 名前: cinnamon (ID: X9/tG6Az)
- プロフ:
はみうさん≫
この物語のテストはやっぱり難しいですよね(汗)
全然解けなくて本当に悲惨でした(泣)
ところで!
戸部君スゴイ良い感じですね!
「俺にとって、お前って銀木犀なんだ」
…くぅ〜!何てカッコイイ台詞なんですか!
この台詞がもう最高です!
今後の二人の関係が本当に楽しみです!
- Re: 星の花が降るころに 〈続編〉 ( No.9 )
- 日時: 2015/10/22 18:40
- 名前: はみう (ID: eetvNq3l)
彩月さん≫
お返事ありがとうございます!
ちなみに戸部君の登場シーン終了です。あとで名前は出てきますよ!
最近友情と恋愛という二大物語の軸(自選)が少なすぎたので、こういうお話を書くのが楽しいです。
戸部君は報われなさが好きです!(←
cinnamonさん≫
お返事ありがとうございます!
はい(汗)テストは最初は「お、結構書けてんじゃん」だったはずなんですが…返ってきたときの悲しさが酷かったです。
戸部君のかっこよさは友達の影響です(笑)みんながストーカーだー。と言う中その子だけ戸部君イケメンすぎる…と言ってました。
そのセリフ…意味が分かりましたか? いや、もう意味が青色の全身タイツ履いて背中に「意味」って書いたまま屋上から飛び降りてる(←
みたいなものなんですけど…後々答え合わせです!