二次創作小説(紙ほか)
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- 星の花が降るころに 〈続編〉(エピソード募集中)
- 日時: 2015/11/06 17:50
- 名前: はみう (ID: eetvNq3l)
初めましてか二度目ましてか三度目ましてか四度めまして!
はみうです!
あ、いや、ちゃんと人柱は更新しますよ?
えっと、まずですね。『星の花が降るころに』という作品を授業でやったわけです。それの続きを書きましょうと、授業でなったわけです。もう結構前なんですけど。まぁ字数制限があったわけです。800文字です。無理です。
800文字ですよ!? 無理に決まってるじゃないですか! 新キャラが登場して終わりますよ!? 起承転結の無で終わっちゃいますよ!?
…というわけで、なんとか800文字にはまとめたんですが、やっぱり書き足りないわけです。カキコで同じことをしてらっしゃる方がいらしたので、ちょっと真似します。申し訳ございません。
えっと、もう話自体書き終わってるのですぐに終わっちゃいます。毎日投稿します。よろしくお願いします。
時期
中学二年生の春〜秋
登場人物
石蕗 椛(つわぶき もみじ)…私、主人公
露草 夏実(つゆくさ なつみ)…夏実
宙植 菖蒲(そらうえ あやめ)…オリキャラ
戸部 椿(とべ つばき)…戸部君
名前難しいのは私の趣味です。こういうの好きなんです。あと、色々調べてるので、適当ではないです。
あらすじは省略します。
では、どうぞ!
- Re: 星の花が降るころに 〈続編〉 ( No.40 )
- 日時: 2015/11/02 17:03
- 名前: はみう(゜ω゜*)三 (ID: eetvNq3l)
5
不運と嘆く人間は、大方不運ではない。私は不運というものは足音も、影も全く誰にも見せず来るものだと思う。きっと本当の不運は気付いたときには、もう手遅れになっているのだろう。そもそも不運とは、不運と嘆くことが出来ない人、感情を共有できない人のことを言うのだ。私はそう考えれば、まだ不運などではないのかもしれない。幸せなのかもしれない。
- Re: 星の花が降るころに 〈続編〉 ( No.41 )
- 日時: 2015/11/02 18:16
- 名前: 彩月 (ID: RJ0P0aGF)
お久しぶりです!
彩月ですが、覚えてますか?
久しぶりにカキコ来たらすごく進んでてびっくりしました!
とっても面白いです!
もう読んだときに
うわああああああ!
って興奮してしまいました……(^_^;)
- Re: 星の花が降るころに 〈続編〉 ( No.42 )
- 日時: 2015/11/03 14:16
- 名前: はみう(゜ω゜*)三 (ID: eetvNq3l)
日曜日。天気予報は外れて、とっても心地よい秋晴れだった。きっと公園の花も綺麗に舞っているだろう。私は窓の外を見ながら想像していた。時刻は七時半。ちょうど日差しが部屋に入ってきてとっても眩しい。残念ながら家から公園は見えないので、今どうなっているかは分からない。でも、絶対に綺麗になっているはずだ。脇から、六度電子音が鳴る。窓の外を眺めながら私はそれを取りだして、見る。
「七度九分…」
絶望的だ。身体は熱いのに、心は寂しい。頭はボーッとしているのに、悲しい感情ばかり。小さく呻いて、布団に突っ伏す。残念ながら私は人生で数えるくらいしかしていない風邪を今ひいてしまった。とても不運。今まで生きてきてここまで私は不運だと思った事はなかった。あまり纏まらない思考の中で、夏実と菖蒲ちゃんの事が思い出された。
動くのもだるいため、電話などはお母さんにしてもらっていたが、携帯を手に持って、夏実に電話を掛ける。しかし鳴るのはコール音のみで、全く夏実は出てこなかった。きっともう出かけてしまったのだろう。
「最悪だ…」
自分でもわかるくらい具合の悪い声で独り言をつぶやく。明日学校に行けるかどうかは分からないが、とにかく今外に出られないのだけは確かだった。
手を横に目いっぱい広げると、小さなテーブルに届く。上に置いてあるビニール袋を取ると、くしゃくしゃになった花が入っていた。去年とった花。夏実と菖蒲ちゃんの分といって、結構多く入れていたがなんだかんだで何もしないままこの日になっていた。勉強するのも嫌だったので、重い体を引きずり、紙と花を机の上に置いた。
- Re: 星の花が降るころに 〈続編〉 ( No.43 )
- 日時: 2015/11/03 14:29
- 名前: はみう(゜ω゜*)三 (ID: eetvNq3l)
彩月さん≫
お返事ありがとうございます!
覚えてますよ! お久しぶりです!
ありがとうございます! ほぼ毎日ペースで更新してるので…。
これからも更新していきますので、よろしくお願いします!
- Re: 星の花が降るころに 〈続編〉 ( No.44 )
- 日時: 2015/11/04 17:40
- 名前: はみう(゜ω゜*)三 (ID: eetvNq3l)
6
———夜。そして夜空。
窓から見える空には雲一つなく、本物の星が一つ一つ線を結び、美しい絵をいくつも描いていた。私は今日の昼に急いで作った紙を広げる。なかには文章が書いてあり、少しイラストもある。花は見事に茶色になっていたが、香りだけはまだ残っていたので、紙袋に入れてつけた。銀木犀メッセージカードの完成である。なんでこんなことをしたくなったのかは分からないが、暇を持て余すよりはましだろうと思い作っていた。自分が想像していたよりも上手くできたので、今度二人に渡そうと思う。
一仕事終えて、ベッドの上でゴロゴロとしていたら、一階からお母さんの声が聞こえた。
「椛—。夏実ちゃんと菖蒲ちゃんよー」
「え?」