二次創作小説(紙ほか)
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- 星の花が降るころに 〈続編〉(エピソード募集中)
- 日時: 2015/11/06 17:50
- 名前: はみう (ID: eetvNq3l)
初めましてか二度目ましてか三度目ましてか四度めまして!
はみうです!
あ、いや、ちゃんと人柱は更新しますよ?
えっと、まずですね。『星の花が降るころに』という作品を授業でやったわけです。それの続きを書きましょうと、授業でなったわけです。もう結構前なんですけど。まぁ字数制限があったわけです。800文字です。無理です。
800文字ですよ!? 無理に決まってるじゃないですか! 新キャラが登場して終わりますよ!? 起承転結の無で終わっちゃいますよ!?
…というわけで、なんとか800文字にはまとめたんですが、やっぱり書き足りないわけです。カキコで同じことをしてらっしゃる方がいらしたので、ちょっと真似します。申し訳ございません。
えっと、もう話自体書き終わってるのですぐに終わっちゃいます。毎日投稿します。よろしくお願いします。
時期
中学二年生の春〜秋
登場人物
石蕗 椛(つわぶき もみじ)…私、主人公
露草 夏実(つゆくさ なつみ)…夏実
宙植 菖蒲(そらうえ あやめ)…オリキャラ
戸部 椿(とべ つばき)…戸部君
名前難しいのは私の趣味です。こういうの好きなんです。あと、色々調べてるので、適当ではないです。
あらすじは省略します。
では、どうぞ!
- Re: 星の花が降るころに 〈続編〉 ( No.30 )
- 日時: 2015/10/29 19:23
- 名前: はみう (ID: eetvNq3l)
急にすいません。はみうです。
…ちょっと自慢しますね?(全く小説と関係ありません)
本当に関係ないですよ? 自慢します。
生徒会本部役員になりましたーー!!
いぇぇえええ!!!
…まぁ、投票も誰かと戦ったわけでもなく信任投票だったんですけど…
嬉しいです! いぇぇぇぇ!!!
…すいません。
…本当に自慢だけです。ここまで見てくださった方、ありがとうございました…。
…はい! ということで!
なんと参照150突破です! ありがとうございます!
なんか昨日よりもすごい増えててビックリしました!
この調子で頑張りたいと思いますので、よろしくお願いします!!
- Re: 星の花が降るころに 〈続編〉 ( No.31 )
- 日時: 2015/10/29 22:01
- 名前: cinnamon (ID: X9/tG6Az)
- プロフ:
すごい!
生徒会かぁ…私も入りたかったんですけど、吹奏楽部の演奏依頼が多すぎて、なかなか立候補ができず…泣
って、おぉぉぉぉぉお!
明日は戸部君タイムですか!?(≧∇≦)
めっちゃ楽しみですっ!
でも、明日は校外学習&塾なので、見れるか分かりません…
更新頑張って下さい!
あと、参照150おめでとうございます!
- Re: 星の花が降るころに 〈続編〉 ( No.32 )
- 日時: 2015/10/30 17:57
- 名前: はみう (ID: eetvNq3l)
cinnamonさん≫
お返事ありがとうございます!
なんか凄い自慢しちゃいました…。
吹奏楽部なんですね! 私もピアノはしてますけど、色々楽器があって、大変そうだなぁ。と思います。うらやましいですー!
文章は逃げていかないので、ゆっくり読んでいただければ、全然いいですよ!
ありがとうございます! これからも、頑張っていきますね!
- Re: 星の花が降るころに 〈続編〉 ( No.33 )
- 日時: 2015/10/30 18:05
- 名前: はみう (ID: eetvNq3l)
戸部君とは小学校からの知り合いだ。友達と呼べるほど仲良くはないが、ちょくちょく話すような感じ。私は全くなのだが戸部君はなかなかモテるようで、友達からその相談をされることもちょくちょくあった。よく分からないのだが。中学校になってからは、戸部君に救われたりもした。でも、二年生からは違うクラスになって、あまり話すこともなかったが、去年の春、戸部君に一度言われた言葉があった。最初はよく意味が分からなかったが、その日の夕方偶然にも気付いてしまった。どうしようと悶々としていたが、結局答えが見つからず、戸部君とはそれ以降その話題で話されることはなくなった。少し悪いことをしてしまったかなと感じている。
公園の木はたくさんの木が枯葉を散らして茶色に染まりながら、一本の木だけは緑色に染まっていた。少しだけ蕾がついていて、何かの綿がついているようだった。
ブランコに揺られながら、戸部君は待っていた。
- Re: 星の花が降るころに 〈続編〉 ( No.34 )
- 日時: 2015/10/31 11:06
- 名前: はみう (ID: eetvNq3l)
「戸部君」
「あ、石蕗」
戸部君もこちらに気付いたようで、ブランコを止める。私はブランコに近づいていって、戸部君の隣に座った。
「ごめん。急によびだして」
「いや、別に」
なんだか調子が狂う。いつもはこんなに誰かを思いやるような言葉は言わないのに。私だっていつもは肯定しちゃうのに。戸部君も私もいつもと少し違っていた。
戸部君はまたブランコを漕ぎ出す。いつの間にか立っていて、どんどん大きく揺れていった。私も漕ぎ始める。耳元で風の音がしてとても気持ち良い。
「あのさ。俺ってブランコ好きなんだよね」
戸部君が話し始める。私は大きく膝を曲げながら、風と戸部君の話に耳を傾けた。
「なんか、人間ではありえないような高さまで飛べるところとか、こうやって一番上まで上がったときに青空とか見えると空飛んでいるような感じになって、風も気持ち良いし。ずっと手を伸ばしていたら雲に手が届くんじゃないかって思ってた。でも、手は離せないし、届かない。人間の限界も感じられるんだ。そして思う。いつか、雲を掴んでやりたいって」
「なんか、詩人みたいだね」
ゆったりと優しい口調で話す戸部君はやっぱりいつもと違うなと思った。
一瞬片手を離したら、バランスが崩れて横に揺れる。落ちてしまいそうになったので、すぐに掴んだ。
「ははっ、何してんだよ」
「あははっ、ごめんごめん」
戸部君は大きな声で笑う。思わずつられて私も笑ってしまった。こんなふうに二人で笑うのって、一年生の時以来かも知れない。
そして戸部君が笑い終えると、また落ち着いた声で話し始める。一年前の時とは違う、とても落ち着いた、覚悟した声。
「石蕗。今までちゃんと言ってなかったからさ」
ギーコギーコと少し錆びた物同士が動き合う音がする。私は戸部君の方を見ずに、赤く染まった空を見ていた。何も言わず、風を感じる。少しの晴れ間。戸部君はこっちのほうを見ているのだろうか。大きく揺れているからきっと見ていない。同じ空を見上げているだろう。
戸部君は一際大きく揺れて、私の視界に戸部君の顔が見えたとき、口を開いた。
「好きだ」
と短い、たったの三音を伝えて、私の視界から消えていく。それは戸部君が地面に落ちていったのかもしれないし、私が戸部君よりもたかく空に飛んで行ったからかもしれない。
あの時とはまた違う意味で、でも少しだけの同じ意味を込めて、私は自分の心臓がどこにあるのか、はっきりわかった。