二次創作小説(紙ほか)

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京チョコ(黒魔女さんが通る!!)
日時: 2017/04/26 19:13
名前: 奈未 (ID: BRPsD/Gq)

初めまして。奈未(なみ)と言います
この掲示板を利用させていただくのは
初めてなのであまりしっかりとはしていないので
もしなにか、ルール違反などがありましたら
ご不便ですが教えていただけると幸いです。

…長い前置きすいません
…では!京チョコの説明からしましょうか!
知ってる方もいると思いますが黒魔女さんが通る!!に出てくる
「黒鳥千代子」という子と「大形京」
が、混ざった名前です!

私も最近また読み始めたので
「キャラが変!」「文がおかしい!」等があるとは思いますがどうぞよろしくお願いします!

投稿ペースはものすごーくカメ風に遅れると思いますが
低クオの下の下…(以下無限)でも宜しければお願いします!


では軽くキャラの自己紹介ー



・黒鳥千代子(チョコ)
友達や、恋愛などより、オカルトが大好きな小五。
召喚魔法でギュービットを呼び出した際に、
黒魔女さんにされるハメに…。
そんなこんなでやっている三級黒魔女さんです。

・ギュービット
黒いコートに身を包んでいる二段黒魔女さん。
(実力は五段くらいらしいです)
チョコに召喚されたためインストラクターをやっている
オヤジギャグが大好きで、「分かるまで親身に教える」が、モットー。
黒雷とは金蘭の交わりの関係

・桃花・ブロッサム(大形桃)
チョコの次のギュービットの弟子。
つまり、妹弟子。大形京の監視役として、
人間界では2年生の大形桃になっている。
実力は黒魔女初段で、
怒るとダイナマイトを投げる癖がある。

・大形 京
昔、暗御留燃阿に会い黒魔法を扱うようになったが
魔力が強力すぎるため魔力封印のぬいぐるみを手につけている。
ぬいぐるみは魔力を跳ね返す力もあり、外すと強力な魔法使いになる。
チョコのクラスメイト


  その他のクラスメイト
・麻倉良太郎 ヤクザの孫でチョコを未来の姐さんにしようとしてる
・東海寺阿修羅 東海寺の寺でチョコの黒い能力と合わせ寺を建て直そうとしている
・一路舞 学級委員長で気が強く、なんでも委員会を作る癖がある
・紫宛メグ お金持ちでいつも服の自慢をしている。チョコの幼馴染み


──────────
舞台は、まだチョコが5年生の頃の話で、
季節は冬からの物語です。
それでは、書けるまで原作より がモットーな
私の小説、始まり、始まりー。
───────────

 ストーリー
1話 >>1  2話 >>2
3話 >>3  4話 >>4
5話 >>5  6話 >>6
7話 >>9  8話 >>10
9話 >>11  10話 >>26
11話 >>38 12話 >>60
13話 >>68 14話 >>108
15話 >>112 16話 >>128
17話 >>142

 ストーリー(大形side)
1話 >>125

 番外編
>>65 >>101 >>132-133

オリキャラ
>>57

Re: 京チョコ(黒魔女さんが通る!!) ( No.1 )
日時: 2017/03/08 15:24
名前: 奈未 (ID: DVcR0E4k)

1 黒魔女さん、呼び出される






「このへちゃむくれ!さっさと起きろ!朝練の時間だぞ!!」


…うーん…?ふわぁー…。
今何時……?


時計を見ると、今はまだ朝の五時。
なんでこんなに朝早く起きないといけないんでしょうか。
…まぁその理由は、メグ達に頼まれてキューピットさんを呼び出そうとした際、あたしは運悪く鼻が詰まっていた為、キューピットさんもギュービッドさんとなって、ギュービッドを呼び出してしまったわけで……。


「チョコ、説明が無駄に長いぞ!
あと『さま』を付けろ『さま』を。」



ねぇ、ギュービッドさま。
こういうのは初めて読む読者様のために、お決まりのパターンなんだよ。
もしかしてギュービッドさま、知らなかったの?



「…そ、そんな無駄口言ってる暇があったら、さっさとやるべきことをやれー!」


えー、ただいまうちの性悪黒魔女ごまかしました。
これは、明らかに図星です。


「そんなこと言ってると、黒死呪文をかけるぞ!」



はいはい、分かりました。やりますよ。
あたしはベットからぶるぶる震えながら出て、シーツをシワひとつないように伸ばして…っと。これでいいでしょ、ギュービッドさま。

そしてギュービッドが納得したように、腕組みをして。


「よーし。
それじゃあ、始めるぞー!!」



うわっ!朝から大きな声出さないでください!
…って、ああ!今直したばっかのベットで、ゴロゴロするなぁっ!

はぁ……。もういちいちツッコんでたらキリがないので、いつも通り朝練のメニュー、魔方陣の書き取り100回と基本呪文の復習をやります。
ああ、めんどくさい。性悪黒魔女にとりつかれてから半年以上たつのに、こういうところは全然なれません。




「それだから、二級にもなれないんだよ。
少しはあたしを見習え!」



それとこれとは訳が違います!
…というか、ギュービッドのどこを見習えというのでしょうか。
そんなの、望遠鏡で探しても見つからないと思うんですけど。




「これだから、低級黒魔女は困る。
文句言ってる暇があるなら手を動かせ!
このままじゃ怒らせてばっかりの弟子のせいで、魔界一美少女のあたしの顔が、鬼みたいになっちまうぜ。」



顔を気にする前に、まず性格を気にしてみたらいかがなものでしょうか。



「ほらまた、口を動かしてる!
このままいたら、本当にあたしの顔が鬼みたいになっちまう!
ちょっくら、落合川に行ってくるぜ!」



はいはい、出かけるならさっさといってください。
そっちの方があたしも楽です。
…ん?ちょっと待てよ……。

「ギュービッドさま、飛行魔法や……。」

「あーーーーーーー!」



あたしが言いかけたときにはもう、ギュービッドは墜落していて。




「気付いてたんだったらさっさと言えよ!」



言いましたっ!ちゃんと聞いてなかったギュービットさまも悪いんです!

…ってもうこんな時間!
あー!いくら時間があっても足りませんっ!






「行ってきまーす」


「はーい。いってらっしゃーい!」




「おはよー。
桃花ちゃん、大形くん。」


「お姉ちゃんおはようございます!」

「黒鳥さんおはようだねぇ。」


そう言って玄関から出ると、
最初に口を開いたのは桃花ちゃん。



「そういえばお姉ちゃん。
もうすぐクリスマスですね!」

あ、もうそんな季節ですか。
通りで寒いわけです。

「でも、それがどうかしたの?」


「クリスマスといえば、お姉ちゃんの誕生日ですけど、
なにか予定でもあるんですか?」


「え?特に無いけど。」


「え!してないんですか!
…それじゃあ、ツリーは出してますか?」


なんかさっきから桃花ちゃん、結構質問してくるね。
ツリーってクリスマスツリーの事だよね。
クリスマスの夜とかに外に出るとライトアップとかされてる。
でも、あんな大きいの持ってないよ。


「小さいのもあるじゃないですか!
誕生日なのに知らないって、おっくれてるぅ!」


むかむかむかっ!
いくら誕生日でも、クリスマスのことはあまり知らないんですっ!
と、いってもあたしそういうの興味無いからなぁ。


「でも、今年のクリスマスは
出しておいた方がいいかもしれないねぇ。」


え?なんで?


「だって今、ツリーの事知ったねぇ。
だったら、せっかくだし飾ってみた方が雰囲気が出るかもだねぇ。」


なるほどねぇ。
しかし、その時には忘れている確率が、かなーり高く……。



「なら、あたしのをあげましょうか?」


「え!桃花ちゃん、もってるの?」


「当たり前ですよ。女子なら当然飾ってるはずです。」


ってことは、あたし、女子じゃないのか……。
ちょっと心にグサッときます……。



「それにあたし、クラスのお友達から
少しもらって余っていたので助かります!」


ほへー。そういうことならありがたくいただきます。
あ、いつの間にか、学校にもついてましたし。

「本当ですね。
ならまた後で、放課後に渡します!」



といって桃花ちゃんと別れたあと、
あたしと大形くんは五年一組の教室へ。




教室のドアを開けると……。


「アチョー!」


急に声が聞こえたかと思うと、あたし達が立っている
教室のドアへなにか飛んできた。

それは、目がくるくると渦を巻いていて
口は出っ歯、手にはうちわをもっている男子…
って、エロロースじゃない!
さてはまた、メグのスカートをあおいで
マリアちゃんに飛び膝げりくらったんだ……。

…まぁ、そんなことは置いといて、
あたしは一番前の自分の席へ。
それと同時にチャイムが鳴った。


「みんな席座って!
起立!」


舞ちゃんが号令をかけると、みんな座った途端に、立ち上がって、まるでロボットみたいです。
そしていつもの号令を合図に
一時間目が始まった。

まぁ、授業の方はいつも通り
うるさかったので、カット!



───────────────
ねぇねぇ、キットカット食べる?
食べない。きっとだったら
意味無いもん。
そうだね、ここはやっぱり…。
ゼッタイカッ……。


「うるさーい!
おい、ダメ作者!こんなの、
石崎(先生)のところじゃ、無いぞ!」


「知ってます。
ここはほのぼのしてもらおうと…。」


「そんなので貴重な行数を使うな!
さっさと閉じろー!」


「わ、分かりました。
それでは皆様申し訳ありません。
(アー.ギュービッドオネエサンコワイネー)」

───────────────────






「終わったー。帰ろーっと。」


そういや大形くん、
急に早退したんだけど、何かあったのかな……?

とか考えながら廊下を抜け、
ちょうど校門の辺りに来た頃。



「お姉ちゃん!」

立っていたのはもこもこの暖かい服を着て、
ピンクの瞳をしている女の子。
本当は黒魔女初段だけど、小学二年生として変装している桃花ちゃん。


「あ、桃花ちゃん。今日ね、大形くんが早退して…」

あたしが言いかけた途端、
桃花ちゃんが急に驚いた表情になった。


「えっ!大形が!だからでしょうか……。」


「どうかしたの?」



「実は…魔界からあたしたち二人呼ばれてるんです…」


…呼ばれた?で、でも、どうして?



「分かりません。ですがきっと監視役の役割を果たしていないからでは…。
とりあえず行ってみましょう。
ではお姉ちゃん、あたしがお姉ちゃんの家に行くので
ゴスロリに着替えてきてください!
でも先輩には気づかれないように!」


「え?どうして?」


「きっと見つかったらしつこく聞かれますよ!」


う…それはめんどくさいです…。


「では10分後、お姉ちゃん家に行きますね!!」


続く。

主(下手になりすいません)


★追記
1話編集の際、かなり長くなってしまいました。
お詫びとして、ほのぼの編、また作りま…

「いい加減にしてください!」

Re: 京チョコ(黒魔女さんが通る!!) ( No.2 )
日時: 2017/03/10 01:08
名前: 奈未 (ID: 6Nc9ZRhz)

あたしは今、ゴスロリに着替えて、魔界へ来ている。
そして目の前には、あたし達の身長をはるかに越えている、お城のようなドアが広がっている。


「お姉ちゃん。心の準備は良いですか?」


「う、うん。」


そう言った途端、そのドアは急にゴオゴオっと音を出したかと思うと、
横に開いていった。
ドアが開いた空間は、体育館の二分の一ほどの大きさだけど、
鏡ひとつないせいで、お世辞にも明るいとは言えません。
そして下を見ると、部屋全体を敷き詰めている赤いシーツがひかれていて、
真ん中、はしっこ、というところに黒いコウモリのマークが印されている


そしてあたしと桃花ちゃんは、骨が見えそうなくらい痩せ細った、
人…じゃなくて、死霊さんに大きな声で呼ばれた。


「罪人は前へ来い!付き添いもだ。」


あたし達が前へ出るとそこにはもう一人いて、
ふんわりとカールした髪に、少女漫画のような目をした美少年。
そう、大形くん。


そして、さっきの死霊さん…こういうの裁判長って言うんだっけ?
まぁその、裁判長らしき人が口を開いた。


裁判長「では、違法魔法を使った大形京と
監視役を果たしてない二人に判決を言い渡す!」


…え?
罪人って…もしかして大形くん!?


「ちょ、ちょっと待ってください!
どういうことですか!」


「こら!私語は慎め!」


「…おっほん。では、判決を…」



「ちょっと待ってくれ、だねぇ。
僕が悪いから監視役の刑は軽くしてほしい、だねぇ。
僕が代わりに受けるからねぇ。」


突然大形くんが裁判長さんに言った。
それを見て、あたしも桃花ちゃんもビックリ。

でも裁判長さんは…?




「そんなのできるわけないだろう!」


やっぱり、そうですよねー……。
少し期待をしたあたしもバカでした……。


「裁判長に文句とはいかがなものか!
これは明らかだ!では、判決を言い渡す!」




「後で困っても知らない…ねぇ……。」


急に怖い顔で大形くんが言った。



「………。」



さすがに裁判長も恐怖&ビックリしたみたいで
急に黙りこんじゃいました。




結局あたし達の刑は、
一日黒魔法が使えないっていう刑。



「それにしても大形があんなところで出てくるとは驚きましたね。
あたしたちに借りでも売ったつもりなんでしょうか?」


「それは分からないけど……。」


「まぁ1日ですむのはとても軽い刑です。
良かったですね!ではあたしもそろそろお家へ帰ります。
また明日です!お姉ちゃん!」


「うん、またねー。」


それにしても大形くん…あたし達のこと
守ってくれたのかな…。…考えすぎか
あーあ。家に帰るの憂鬱だなぁ…
ギュービットさまどうしてるでしょうか?


「ただいまー…」


「アホ、バカ、マヌケ、おたこんなす、すっとこどっこい、きゅうりの浅漬け、ナスの漬物!」


ドア開けてすぐにギュービッドさまお得意の機関銃攻撃です…
しかしなぜ、漬物シリーズ?


「そんなことはどうでもいいの!
ゴスロリのままドリルもしないでどこほっつき歩いてたんだ!」


「それは学校ですっ!」



「……………。
…それにしても遅すぎるだろ!」



一瞬困った顔をしましたが、さすがはギュービッド……。
鋭いです……。



「よし!じゃあ罰として
ドリルは2倍だ!あと、反省文も書けよ!」


えー、めんどくさい。
せっかく疲れて帰ってきたのに、帰ってきたら帰ってきたで、こんどはドリルとは……。

どこまでも性悪黒魔女です。



「わがまま言わないの!
言っとくけどな、あたしはこれから行くとこあるんだから、教えてもらおうなんて思うんじゃないぞ!
それに、サボったらただじゃおかないからな!」



へいへい。また【モリカワ】で立ち読みですか…
本当にギュービッドさまは懲りないんだから…。






続く。


★追記
最初のあたり、説明文がかなーーーーり長くなりました。
今回は地獄のそこにつくほど駄作(いつもだけど)なので
お気をつけください…。←もう遅いです。

Re: 京チョコ(黒魔女さんが通る!!) ( No.3 )
日時: 2017/04/12 20:33
名前: 奈未 (ID: y98v9vkI)

2 本人の用事







【ダメ黒魔女がみるみる変わる!
 黒魔女二級用ドリル】


問1
次の文を適当に入れましょう

1、明日は金曜日なので(  )を見ましょう。
2、赤と、( )は黒魔法。
3、インストラクターは(   )なので黒です。

‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾

うーむ。 分からん……。
 1は例によって、とても黒魔女とは関係なさそうな、有名なあの映画なのでともかく。
2と3は真面目に分かりません。
大体3の問題、インストラクターって、その人によるものじゃない。
あ、人じゃなくて黒魔女か。
まぁそれより、肝心なうちのインストラクター、ギュービッドさまは、弟子のあたしがこんなにも悩んでるというのに、まったりモードでベットに転がりながら、《別フレ》を読んでる。
そうしたらギュービッド、あたしに気づいたのか、驚いたように怒ってきて。


「こ、こらぁ!
いつあたしがサボって良いと言った!」


は?
別にサボってませんし、漫画読んでるギュービッドさまに言われたくありませんっ!

…まぁいいや、いつもの事だし。
それより、大形くんとどうやって話そうかなぁ……。
…昨日あたしが、守ってくれたとか考えるから!












あたしがそんなことを考えているうちに、
いつの間にか朝練が終わり、下に降りて来たときにはも、う朝ごはんを食べる時間もないほど、ギリギリの時間で。


「千代子〜!朝ごはんは〜?」

そんなの食べてる暇無いよ!
でも、ここで止まってたら、いつも通り豆乳を飲まされ限らないから、いつもより少し急ぎめに!



「行ってきまーす!」

「あ、ちょっと千代子〜!」


ふぅ…危ない危ない。


「おはようございます!お姉ちゃん!」


うわっ、ビックリした〜……。
あまりにも急いでたもんだから、桃花ちゃんが居ること忘れてたよ……。
…ってあれ? 大形くんは?


「お姉ちゃん!
挨拶もしないで人にものを聞くなんて、礼儀がなってませんよ!」


「あ、ごめんなさい……。
おはようございます。」



「はい、おはようございます!
…それで、お兄ちゃんのことですが、あたしにも分からないんですよ。
朝から布団に丸まったきり、出てこないんですよね。
たまに、『京(今日)は休むねぇ。』とか言ってるくらいで。」


って、ダジャレかいっ!
…というか大形くんって、ダジャレ言う子だったっけ?


「それでずっと呼び掛けてはいたんですけど
出る気配もなさそうだったので、先に来ちゃいました!
多分後で来ると思いますし、先にいきません?」


あの〜、それは、監視役の任務を果たしていないことになっているのでは……。


「そ、そこは大丈夫ですから!」


は、はぁ……。
なんかいつもの、きちんとやる桃花ちゃんらしくありませんが、このまま言っていても意味無さそうなので、学校に向かいましょうか。












で、学校に着きました。
…と、言っても、着いたときにはもうすぐでチャイムが鳴りそうな時だったから、あたしは《廊下は走らない》という貼り紙を、50m走12秒8の鈍足で通過。

そしてガラリと教室のドアを開けたときには、足が悲鳴を上げてました。
でも教室から聞こえてくる声は、足の痛さを感じさせないほどうるさく……。




「あ、おはよう〜チョコ〜。
それより、チョコも見てぇ。
このワンピース、フリフリで可愛いでしょぉ。
特にぃ、この胸元のぉ、レースがぁ、お気に入りなのよねぇー。
服のピンクの色はぁ、一見派手だけどぉ、あたしくらい可愛いとぉ、可愛さが100倍にも増すんだよぉ〜。」

もうメグの服自慢は、耳にたこが出来るほど聞きましたっ!
でもたしかにすっごいド派手……。
 胸元にはヒラヒラのレースがV型に付けられていて、
下にはハートの宝石を埋め込んだようなキラキラなアクセサリー。
スカートは制服みたいなミニだけど、上も下も真っピンクで派手!
…うん?風も吹いてないのに、メグのスカートが盛り上がってる。
さては……。

「メグのスカートよ、舞い上がれ〜。」

「マリア、エロイ男子ユルサナイ!アチョー!」



やはりエロロースでしたか。
マリアちゃん、これからも裏委員長として活躍してください。
って、なんかあたしの横に誰かいるような……。


「おはよう黒鳥。そういや今日は大形居ないな。もういなくなったのか?
…なら俺の未来の極妻になってくれ!」


「こら、麻倉!なにが『俺の未来の極妻』だよ!
黒鳥は俺と世界一有名な霊脳者カップルになるんだからな!」


あたしはどちらもokしたつもりは無いんですけど。
もうこんな二人は置いといて、席につこう。


「今から(朝の会を面白くしな委員会)をやります!
誰か立候補は居ませんか!」



舞ちゃんが、まだ変な委員会を作る癖が直らないのはビックリですが、それよりダジャレをいっている方が驚きです。
にしても、朝からここまでうるさいとなると、尚更下級生からも変人クラスと呼ばれます…


「おはよう、みんな!」


「あ!き、起立!」

舞ちゃんが、慌てたように号令をとってます。
まぁ、号令に命を賭けている舞ちゃんにとっては、少しでも遅れるなんて学級委員に傷がつきますからね。


「よいよい。それには及ばん。」

松岡先生、殿様キャラが好きなのは分かりましたが、号令をしなければ舞ちゃんが納得しないんですけど。


「ああ、それとな。
今日は、大形が休みだ。」


え?
今、大形くんが休みって言いました?…それだと監視役の責任が……。
それにしてもなんで休んだんだろ
…まぁ、今日の帰りにでもよって聞こうかな。












そして放課後。
桃花ちゃんには、用事があると言って大形くんの家へ行ってる。
本当は一緒に行っても良いんだけどね。

でも、なんでここまでしちゃうんだろう……。



       ピンポーン
「すいませーん。」


「あら、チョコちゃん!
今日はどうしたの?」


「あ、はい。プリントと……。」

「プリント?」

「はい。大形くん休みだったから……。」


「え?京は学校へ行ったわよ?」



     ……へ?



なんか話が合わないような……。

「まぁ、とりあえず。
ここで立ち話もあれだし、中へどうぞ!」


「あ、いえ…プリント届けに来ただけなんで……。」


「あらそう?ならこれ渡しておくわね!」


 大形くんのママが渡してくれたのは白い封筒。
(黒魔女さんのバレンタインのアイデア借りました)


「これ、京が渡しておいてって、言っていたから。」


「あ、ありがとうございます。」



人目も気にしず、封筒を開けると中には手紙があった。




「拝啓 黒鳥さんへ、だねぇ。

ぼくは魔界へこれから行くねぇ。
だから今日は会えないと思うねぇ。
あんまり探さない方が良いと思う、だねぇ。
        大形 京より、だねぇ」






ま、魔界へ…!?
どういうこと…!



続く。

主 感想とかありましたらよろしくお願いします!

★追記
メグのファッション自慢は短く、
チョコの心境長く。に、なってしまいました。
とにかくヤヴァイ事になってますので申し訳ありません…。

Re: 京チョコ(黒魔女さんが通る!!) ( No.4 )
日時: 2017/01/24 19:12
名前: 奈未 (ID: mextbE/J)

ど、どうしよう……。
魔界へ一人で行くなんて……。
だって、何かの拍子で大形くんのぬいぐるみが取れたりしたら、スーパー悪い魔法使いになっちゃうんだよ。
 元々、暗御留燃阿にうらみを持ってて、その理由は長くなるから今は言わないけど、それと同時に魔界もうらんでるから、今までも魔界を支配しようとしたことがあって……。
だからまた、何か企んでいるんじゃ……。


桃花「あれ、お姉ちゃん?」


チョコ「え?…あ、桃花ちゃん。なんでここ……。」

って、すっかり忘れてた。
ここは桃花ちゃんも、大形桃として住んでいる大形家だから桃花ちゃんが帰ってくるのは当たり前か。



桃花「それにしてもお姉ちゃんがここに来るなんて珍しいですね。
何か用事があるって言ってませんでしたっけ?」


それは、そのう……。


桃花「……?
お姉ちゃん、なんか元気ありませんね。
本当に何かあったんですか?」




実は、大形くんが魔界へ行くって書き置きがあって心配だから、
あたしも魔界へ行きたいんだけど、どうすれば良いか迷ってて……。
とは、言えません。

でも、このままにしておくと、大形くんの監視役として人間界に来た桃花ちゃんにも迷惑かけちゃうし、さすがにダメだよね……。
あっ、それなら!






チョコ「ねぇ、桃花ちゃん。
後であたしん家に来てくれないかな?」


桃花「べつに良いですけど……。
何かあるんですか?」


さすがにここで言うと人目があるので、ひとまず。


チョコ「あのね、実は前から分からない問題があって。
だから教えてもらいたいなー、なんて。


桃花「それなら先輩に教えてもらえばいいじゃないですか?」


チョコ「でもね、ギュービッドっていっつも寝転がって漫画ばっかり読んでるから、教えてもらうにも教えてもらえなくて。」

これは本当のこと。
と、言っても、いつものことだけどね。


桃花「…うーん。
……分かりました!それじゃあ、お姉ちゃん。
準備してくるので、ちょっと待っていてくださいね!」


そうすると、桃ちゃん姿の桃花ちゃん。
せっせとお家の中へ。
 それにしても桃花ちゃんって、礼儀正しいよねー。
さっきのところも、ギュービッドだったら絶対に、
『チョコっと待っとけよ!』
とか、オヤジギャグを言うはずで……。
って、そんなこと考えてる場合じゃないよ!
あたしも急いで、お家へ帰らないと。











チョコ「ただいまー。
ねぇ、ギュービッドさま。少し聞いてほしいことが……。」


ドアをちょーっと開けて見てみると、ギュービッドが居ない。
いったい、どこへ行ったのやら……。


ギュービッド「アホ、バカ、マヌケ、おたこんなす、すっとこどっこい、豚カツ、トンカチ、鈍感女!」


え、な、なに! なんかギュービッドの声が聞こえたような…でも居ないし。
…ついにあたしも『幻聴』というものを、聞くようになってしまったようです。


ギュービッド「そんな解説してる場合かぁっ!」

う、うわ! またギュービッドの声が!
その瞬間、床に大きなドンッという音がが鳴り響くと共に、
あたしの前に黒いかたまりみたいなのが落ちてきた。


ギュービッド「い、痛ってぇ……。」

む? この黒いかたまりで、親父みたいなしゃべり方と言えば……。


ギュービッド「気づくのが遅い! この低級黒魔女!!」


それとこれとは訳が違いますっ!
って、あ、やっぱりギュービッドさまだ。


チョコ「…こんなところで、何してたんですか。」

ギュービッド「あ?あたしか?」

あんた以外に誰がいる……。

ギュービッド「天井に張り付きながら、
『なかよし』を読む、練習してたんだよ。」

そんなの何に役立つんだ……。


ギュービッド「そ、そんなこと、どうでも良いのっ!
やろうとする(心)が大事なの!」


へぇ、へぇ、そうですか。
だとしても、天井から落ちてくる黒魔女なんて前代未聞だと思うんですけど。


ギュービッド「たくっ。別に良いだろ。
天井に張り付いてる黒魔女がいても。」


別に良いですけど、それより『なかよし』返してくださいっ!
でもまぁ、もう良いや。 このままツッコんでたら、キリがありません。
…って、それはいつもと同じか。





ピーン ポーン





ママ「千代子ー!
ちょっと出てきてー!」



チョコ「はーい。
それにしても誰だろ?」




桃花「あ、お姉ちゃんこんにちは。」



チョコ「桃花ちゃん?
いらっしゃーい。」






ギュービッド「おお、桃花じゃねーか。
今日はどうしたんだよ?」


桃花「お姉ちゃんに呼ばれて来たんです。」



え?あたしに?
って、そうでした。 あたしが呼んだんだったよね。
ついさっきのことも忘れるなんて、ほんと記憶レス少女……。
我ながらあきれます。



ギュービッド「あきれる前に説明しろ、へちゃむくれ!」


へちゃむくれは余計ですっ!
あ、ここで熱くなっちゃダメなんだよね。

チョコ「実は……。」




あたしは、大形くんからの手紙を、オーバーオールのポケットから出すと、手紙を二人に見せた。
そうすると、みるみるうちに二人の表情が変わっていった。




ギュービット「こ、これ、どういうことだよ……。」


桃花「大形が、魔界へ行くって……。」



そりゃ、そうなりますよね。
って、のんびり見てる場合じゃないよ!
ちゃんと言わないと。


チョコ「…でね、大形くんのこと魔界へ行って探したいの!」

そう言ったら、手紙を読み終わった桃花ちゃんが、急に顔をあげて。



桃花「あたしも行きます!
監視役なのに、大形を野放しにしてしまった責任は、あたしにありますから!」


桃花ちゃん!


ギュービッド「あたしも行くぜ。
弟子が探しにいくってのに、インストラクターのあたしが行かずにはいられないっての!



ギュービッドさまも、ありがと!


そして、魔界に行くのに決まったあたしたちは、身支度を整えたあと
(身支度といってもゴスロリに着替えるだけですけど by.チョコ)





ギュービッド「そんじゃあ、大形を探しにいくぞ!
チョコ、桃花、手繋げ!」


チョコ「うん!」
桃花「はい!」





「ルギウゲ・ルギウゲ・ムオベーレ!」

呪文を唱えた後、氷のような冷たい風と、強烈な光と共に、
あたし達は吸い込まれるような感覚になったけどすぐに。


ギュービッド「もう、目を開けて良いぞ。」


目を開いてみると……。


チョコ「ま、魔界だ……。」

…それにしても、なんだかこの森暗いね。
どの木も、てっぺんが見えないくらい高くて、ごつごつした幹は、太くて、変なふうにねじまがってて。枝をいっぱいに広げて、葉っぱを重ねあうようにしてるから、空なんか全然見えないし。
足もとは、ひざまで下草がびっしり生えていて、それに、濃い霧。煙みたいにゆったりとゆらめいていて、五メートル先もかすんでる。


桃花「お姉ちゃん。
魔界に来て早々、コピペですか。」

ごめんなさい。 つい、本当のことだったから……。



ギュービッド「つまりここは、魔界の森だな。」



チョコ「え?それって、
『あ、くま』さんが居たところ?」


ギュービッド「そうだ。
てか、描写しといて、それにも気づかなかったのかよ。」


ほっといてくださいっ!
それにしても、『あ、くま』って何回聞いても寒いオヤジギャグです。

『《あ、くま。》図書室。《あくま》の図書室。《悪魔の図書室》!』
なーんて、言ってたんだよね。




桃花「先輩、お姉ちゃん!そんなゆっくり話している場合じゃありませんよ!
なんでここに来たのか忘れたんですか!」


チョコ「あ、ごめんなさい。」


桃花「お姉ちゃん、ツッコみたくなる気持ちもわかりますが、今は大形のことをゆうせんしましょう。」


はい、本当にすいません……。



桃花「では、これから大形を探しにいきましょう。
もしかしたらまた悪巧みをしているかもしれませんから。」



チョコ「そうだね。 じゃあ、いこ…」


ギュービッド「ちょっと、待ったぁー。」


がくっ。
なんですか、ギュービッドさま。


ギュービッド「三人で行くより手分けした方が早い。
全員別行動だ!」


えぇー……。



ギュービット「それじゃ開始!
ほんじゃ、でっぱーつ!」


チョコ「あっ、勝手に始めないでください!」




といっても、ギュービッドと桃花は、どんどん進んじゃって、結局一人で探すはめに……。




チョコ「…ん? あれ、大形くん!」



大形くん「黒鳥さん、やっぱり来たんだねぇ。」



ほっ。 ぬいぐるみは取れてませんでした。
でも、大形くん。
わざわざ魔界に来てまで何してるの?




大形くん「僕がここに来た意味、ねぇ。
それはねぇ……。」





続く。


主 今回キャラがおかしくなっています
すいません


★追記
なんか、ちがうなぁ。
やっぱり下手です、当たり前ですね。
というか、『☆』と『★』の使い分けかたどうすりゃ良いんでしょう。

Re: 京チョコ(黒魔女さんが通る!!) ( No.5 )
日時: 2017/02/10 20:15
名前: 奈未 (ID: Od3Uhdie)

大形くん「ぼくがここに来た意味はねぇ……。」


大形くんは、少し黙るとこう言った。


大形くん「黒鳥さんを呼ぶため、かねぇ。」





あ、あたしを呼ぶためですって?
は? 意味が分からん……。
そもそも、なんのためにあたしを呼んだのでしょうか。
それに、わざわざ魔界にまで来てすることなの?



大形くん「困るのも無理ないねぇ。」


いや、別に困っているわけでは無く、ただあたしの質問に答えてほしいだけなんですけど。
しかし大形くん、聞く耳持たず。



大形くん「人間界でこんなことしたら、
すぐ桃とギュービットに見つかるからねぇ。
見つかるのは厄介だから、ここに呼んだんだよねぇ。」



少しはあたしの話を聞けー!
さっきから自分の世界に入っちゃってるから、なにを言っているのかワケワカメdeath(です)……。



チョコ「というか、もしあたしがここに来なかったら、どうするつもりだったのよ。」


だって、そういう可能性もあるでしょ。
もし、ここにあたしじゃなくてギュービッドさまか、桃花ちゃんが来てたら
どうしようもないじゃない。



大形くん「そんな可能性は無いねぇ。」


どうしてそんなことが言いきれるの?




大形くん「だって、ギュービッドを単独行動にするよう仕向けたのも僕だもんねぇ。」
大形くん「黒鳥さんがこっちに来るよう、ギュービッドと桃花をコントロールしたからねぇ。」



ええっ! じゃあ、ギュービッドが急に、
『三人で行くより手分けした方が早い。全員別行動だ!』って言い出したのも、大形くんの仕業……。
 そ、そんなぁ。


               あっち
大形くん「だから手紙を残して、人間界じゃ出来ないから
魔界でやろうと思ったんだねぇ。」




あ、その人間界でやれないことって、どういうのなの?



大形くん「テスト、だねぇ。」


 テ、テスト?
いやいや、それくらいなら魔界に来なくてもやれるでしょ。
そもそもテストなんて、やりたくもありません……。


大形くん「普通のテストだけじゃないねぇ。
魔力のテストもやるんだよねぇ。」


チョコ「ま、魔力!?」


普通のテストだけでも嫌ですが、魔力のテストっていったい……。
…少し気になるけど、ろくなことではないとあたしでも、分かるのでここはキッパリ……。


チョコ「嫌です。」


魔力なんて無理だもん。
しかし、大形くんの答えはもちろん……。




大形くん「それは無理、だねぇ。」



ですよねー。
てか、そもそもなぜ、あたしだけやらないといけないのでしょうか。

とは言えこのままだと、強制なんだよね……。
…もうこうなったら逃げますっ!
50m12秒8の鈍足でも、大形くんがここに居るってことを、
ギュービットさまと桃花ちゃんに言わないと!




大形くん「…意味ないんだねぇ……。だって……。」


裁判の時のような怖い声をしてる……。
なにか言いかけたような気がするけど、それより二人を探さないと!


   そのとき───────


    ガッシャーン





チョコ「…え?これ、どうなってるのよ……?」



続く。

★追記
この話って、一番短かったんですよね。
正直、敬語が多かったと思いますです。はい。


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