二次創作小説(紙ほか)

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

トリップする話
日時: 2018/03/16 00:40
名前: ぜんざい (ID: fVY/oVEd)

 どうもはじめましてぜんざいと申します。ここではとりあえずいろんな漫画に夢主がトリップする話を書こうかと思ってます。
 夢主は色々。
 中途半端になるだろうと思われます。
 ぜんざいの自己満足ぶちまけてます。暖かい目で見ていただければ幸いです。
 夢もやる。

 好き勝手やりまくっててかつ愛想がまったくないぜんざいですが見守ってやってください。



Re: トリップする話 ( No.4 )
日時: 2017/03/10 19:48
名前: ぜんざい (ID: bzgnmRIp)


 凪side

 目が覚めれば僕を覗き込む複数の顔。その全員が黒い服に身を包んでいた。
 起き抜けでぼやける視界を凝らしてようやく見えたひとつの顔、それはびっくりするぐらい、ゴリラだった。
 サッと勢いよく血の気が引くのが分かる。ぶつぶつと鳥肌がたつのも感じた。脳がそう認識した瞬間僕は怒鳴りをあげながらソレの顎を蹴りあげ飛び退く。



「ぎゃあああああ!」
「へごぉっ!」
「てめっ、クソガキなにしてんだ!!」



 僕は直ぐ様黒い制服を着た人達に畳に押し付けられ、ゴリラはわっせわっせと担がれ別室へと運ばれていく。悪いことをしたと思うが動物が居るからだ、仕方ない。
 ぐわんぐわんと揺れるような頭痛と激しい目眩に襲われながらも、懸命に視線だけを上に上げればちゃきりと首もとに刀身が、そしてばちりと目が合ったのは前髪V字で瞳孔の開ききった男だった。目は、赤でも紫でもない。よかった、天使じゃない。
 ほっと一息つけば「なにほっとしてやがんでぇ」と声が聞こえ、背後からの重みがさらに強まった。ぐえっと蛙の潰れたような声が出た。驚きだぜ。とりあえず謝ろう。



「す、いません……なにぶん、僕、ホント動物苦手で……さっきみたいに蹴るとか、切り刻んじゃったりとか、ぐぶ……っ!」
「近藤さんですかぃ、なるほどな」
「えっ。あれ人なの!? うーわー……あちゃー、人と動物間違えたの初めてだよ……」
「わからなくもねェが……」



 僕って今後ろの人と会話してるんだよね、多分刀持ってる人と。目の前の人が片手を上げれば僕を取り押さえていた人が一斉に僕から退いていく。



「すみません、ありがとうございます」



 げほげほと蒸せれば肺がずきずきと痛む。よく見れば至るところ包帯だらけで治療してもらったみたいだ。それも含めて座ったままペコ、と頭を下げれば瞳孔ガン開きの人は片手で目を押さえて「俺、マトモに頭下げられたのいつぶりだろ」と噛み締めるように告げられた。いったいこの人になにが。



「なんか、助けていただいたみたいで……ここどこですか」
「……江戸だ」
「へ、平成は?」
「なんだそりゃ」
「あうち」



 oh、と顔を歪めるも、それも一瞬、どうやら僕は戦いの最中にトリップしてしまったようだ。ならば一緒に居た星奈もこちらへ来ているはず。気を取り直し「僕と一緒に僕そっくりの女、いませんでしたか」と聞けば「見てねえ」と即座に帰ってきた。そうか、一緒ではなかったのか。とりあえず名乗ろうか。



「僕は鉄我 凪。歳は13です」
「俺は真選組副長……」
「!? 新撰組!? あの鬼の副長の土方歳三ですか!?」
「ちげーよ真選組だよ、俺の名前も土方だけど十四郎だよ」
「あっごめんなさい」



 どうやらここは僕の知っている江戸ではないようだ。



.

Re: トリップする話 ( No.5 )
日時: 2017/03/10 23:43
名前: ぜんざい (ID: jKYSUMXi)

星奈side


 私はとりあえずと言うようにその場にいる人たちに名乗り、事情を説明した。私達の世界では当たり前のこともこの世界では違うようで驚かれはしたものの「天人いるしそんな話があっても可能性はあるだろ」と何やら楽観的に捉えられた。おいおい軽いよ軽すぎるよスポンジより軽いよ!

 私は宿なし金なし。いや、金はあった。ポケットに財布入れてたよかった。まあ金はおいといて宿なしだ。どうするかずきずきと痛む全身をスルーしてうんうん悩んでいればチャイナ娘__神楽に「私の家に来るといいアル! 元々落ちてきたのもそこネ!」と提案された。その瞬間銀髪天パ__坂田銀時がグッと眉をしかめてあからさまにめんどくさそうな顔をする。私は見逃さなかったぞなぜだ。



「坂田さん、私が神楽のところ行くのダメなの?」
「いや、元々俺の家だから。そこのチャイナが居候だから」



 驚いて布団の上でバッと神楽を振り返ると「そうネ」とけろっとした顔して返された。た、他人の家だと……!? 居候なのに自分の家呼ばわりするとは……__



「坂田さんは心が広いね!」
「脳内でどんな変換が!!?」
「いや、変換とかしてないよ坂田さん。自分の家なのに居候に私の家って言わせてあげる所、普通出来ないよねって言う、その寛大さ? って言うの。私は無理だね、自分の家とか部屋とかに知らない人が居たら斬るもん蹴るもん殴るもん」
「そうさ銀さんは心が寛大なのさ」
「星奈ちゃん意外と物騒!? 天パは調子に乗んな!」



 そう叫んだのは眼鏡こと志村新八、美人さん__志村妙の弟さんである。16歳で年上だ。冴えない。ツッコミが鋭い。良識のある人だ。
 さて、ここで坂田さんをうんと言わせないと今日私は野宿だ。頑張ろう。じとーっとじろーっと坂田さんを見つめる。いや、睨む。断ったら……目ー玉ーをほーじくーるぞー!! トットーロですジッブーリですはいぶっふぉ!



「……はーっ、わぁったよ、わかったから銀さんわかったから。星奈、お前はそんな目で俺を見つめるな」
「いや、睨んでるの私。ここで押さないと私今後宿なしだから断ったらその目玉くりぬくって言う威圧を掛けてたの」
「あっぶねー! 俺あっぶねー! 断ったらもう何も見えなかったわ!」
「首の皮一枚繋がりましたね銀さん」
「やめてあげてくださいよ姉上」
「万事屋臨時アルバイトアル!」
「こっちでも仕事が重むのねっ、ぅぅうっ……はぁ、まあいいや、よろしくー」



 衣食住確保できりゃ大丈夫だろって言う話よ。とりあえず血は止まったけど天使から受けた傷は天使の血で作った薬かトリガーフレデリで治癒能力を持つ人に治して貰わないと傷は癒えない。この場合は凪だ。凪もきっといるはずだから、なんとしてでも探し出す。待ってて片割れ、私の目標。

 今日から私、臨時で万事屋のアルバイトとして住み込みで働くことになりました。



**


 とりあえず、ここに来た事情を話し、大事なところは隠し大まかに説明すれば彼らは驚くだろうと思っていた僕の予想を大きく裏切ってくれた。もちろんいい方に。彼らは「天人が居るんだから異世界人がいてもおかしくない」と言ってくれたのだ。
 なんていい人たちなんだろう天使よこれが人間だ。ゴリラさんごめんなさい貴方が真選組の局長さんだとは思わなかったんだ本当にごめんなさい一番最初に率先して信じてくれたとってもいい人でした本当にごめんなさい。
 瞳孔ガン開きの人が副長の土方十四郎さん、僕に背後から刀を向けてきて挙げ句体重を掛けてきて僕と会話をしていた人が一番隊隊長の沖田総悟さん。ゴリラと間違えてしまったのが局長の近藤勲さんだ。隊服がかっこいいです。



「ああ、そうだ凪くん」
「なんですか近藤さん?」



 ふと布団の上で身を起こし、隊士の方と会話を弾ませているとそれまで微笑ましくこちらを眺めていた近藤さんが声をあげた。なんだなんだどしたどした。



「凪くん、君これからどうするんだ? 宿は?」
「あっ無いですね」



 考えることすら愚策だったので即座に返すと脇に控えていた土方さんが「即答かよ」と口を歪める。即答ですいませんねー! 笑いがとまりませーんははははは!
 すると近藤さんは「ならちょうどよかった」と笑みを浮かべた。



「ちょうどよかったって?」
「……まさか近藤さん」
「ああ、そのまさかだぞトシ! 今な、真選組の保健医がガンとか脳梗塞がどうたらこうたらで入院してるんだ。もとの世界に帰る目処がつくまででいい、隊士の手当てとかそう言うのを頼みたいんだ。もちろん服装とかは自分の好きなものでいい」
「へ、あ、はぁ……別に構いませんが、大丈夫ですか? 僕みたいに自分で自分の傷治しちゃうような、こんな得体の知れない人間置いといて。普通化け物とか言いません?」
「おいおい13とは思えない発言が出たぞ、苦労してんだな」
「触れてやるなトシ。凪くんもいろいろ抱えてるんだろう」
「……お疲れでさァ」



 しみじみ呟いた近藤さんに、周囲の隊士が目に涙を浮かべる。沖田さん笑ってますけど。……言えない、僕は別に大した苦労はしてないとか言えない。こんな雰囲気では言えない。無理だ。
 とりあえず、右も左もわからないこの状況で外に放り出されるのも不味い。ここは大人しく提案に乗らせてもらおう。野宿とかやだもん。



「何から何までごめんなさい近藤さん、有り難く保健医、やらせてもらいます」
「頼むよ、凪くん」
「了解です」



Re: トリップする話 ( No.6 )
日時: 2017/04/07 16:56
名前: ぜんざい (ID: c7ToDA62)

ポケスペ(ゴールド・シルバー)→リボーン。転生トリップ。記憶なし。捏造注意。

黄金 響(こがね ひびき)
 黄金の金から取ってあだ名が『ゴールド』な前髪爆発少年。黒と黄色のキャップ帽を被っていてつばを後ろに回している。前髪に命を掛けている。
 ビリヤードやダーツ、ギャンブル系が好き。得意。ツナの家のお隣のお兄ちゃん。高二。軽薄そうで女好きに見えるような発言をするも、芯はちゃんとしている。頼りになったりならなかったっり。
 家に猫と犬が大勢居るので『動物屋敷』と呼ばれている家の子。
 基本移動手段は徒歩かスケボー。特注品の伸縮自在なキューを所持。刀と渡り合える程度の硬度。
 友人にあだ名が『シルバー』の白銀くんがいる。ライバル的存在。いつの間にかコンビになってる。
 並盛第一高校のビリヤード部。ある程度不良。ある程度家は裕福。

榊 白銀 (さかき しろがね)
 白銀の銀から取ってあだ名がシルバーな赤髪少年。肩ちょっと下ぐらいの髪の長さ。鋭い目付き。ゴールドの家のお向いさん。お金持ち。悪く言えばボンボン。それを鼻にかけず寡黙なので女子から人気がある。ゴールドのお目付け役的な役割を担うも暴走しがち。本格的不良。喧嘩強い。雲雀に喧嘩教えたのこの人。ツンデレ。
 頭がいい。体力が化け物でゴールドがスケボーで滑ってる横で涼しい顔して走ってるような人。
 動物好き。意外と優しい。



Re: トリップする話 ( No.7 )
日時: 2017/04/08 21:14
名前: すみみ (ID: dRebDXey)

初めましてすみみです。

私今銀魂ハマってて…面白いです!私も銀魂ネタ書こうと思ってます。

Re: トリップする話 ( No.8 )
日時: 2017/04/09 21:45
名前: ぜんざい (ID: Ja90HGG8)

すみみ様>>
 お、ホンマですか!? 銀魂面白いですよね、同志ですな! 面白いとか、いやいや……そんなことないですよー、ただの自己満足なので(//´∀`)ウヘヘ
 誉めていただけて嬉しいです!
 銀魂ネタですか! スレッドを建てたら是非教えてくださいね!


Page:1 2 3 4 5 6



小説をトップへ上げる
題名 *必須


名前 *必須


作家プロフィールURL (登録はこちら


パスワード *必須
(記事編集時に使用)

本文(最大 7000 文字まで)*必須

現在、0文字入力(半角/全角/スペースも1文字にカウントします)


名前とパスワードを記憶する
※記憶したものと異なるPCを使用した際には、名前とパスワードは呼び出しされません。