二次創作小説(紙ほか)

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トリップする話
日時: 2018/03/16 00:40
名前: ぜんざい (ID: fVY/oVEd)

 どうもはじめましてぜんざいと申します。ここではとりあえずいろんな漫画に夢主がトリップする話を書こうかと思ってます。
 夢主は色々。
 中途半端になるだろうと思われます。
 ぜんざいの自己満足ぶちまけてます。暖かい目で見ていただければ幸いです。
 夢もやる。

 好き勝手やりまくっててかつ愛想がまったくないぜんざいですが見守ってやってください。



Re: トリップする話 ( No.1 )
日時: 2017/03/05 15:51
名前: ぜんざい (ID: bzgnmRIp)

トリップしてくる人。

鉄我 凪(てつが なぎ)
 男。フレデリトリガー主人公。トリガー使い。属性は水。主に回復担当。戦闘も行ける。IQは200!
 薄緑の髪で寝癖はねまくり。爽やかフェイス。一卵性異性双生児の弟。姉と顔がそっくり。手短に言えば双子。
 穏やかな性格で頭がいい。腹が真っ黒。虫が駄目。仲間思いでよく面倒ごとに巻き込まれる。テンション高めな冷静沈着。中学一年。身長がみんなより低いのを気にしている165cm。無自覚たらし。星奈といつも一緒。日々前進。探求心は広く、好奇心は旺盛に!

「なに扉破壊しちゃってんの!?」

鉄我 星奈(てつが せいな)
 女。フレデリトリガー準主人公。トリガー使い。属性は鉄。凪の双子の姉。顔がそっくり。基本戦闘時は切り込み隊長。
 スカッとするような性格で頭は普通。運動能力が半端ない。好奇心旺盛で馬鹿力。虫が駄目。同級生の御曹司かつハイパーエロイケメンな白石くんにストーカーされている中学一年。好きな人は居る。薄緑の髪。ソードアートのアスナみたいな髪型。そこまで長くはない。
 胸がまっ平らでぺったんなことを気にしている154cm。凪といつも一緒。友人が多い。頑張り屋。凪の背中が先に行くので置いていかないで欲しい。でも背中はとおのく。
 気に入らなければ殴れば良いじゃん?

「水浸しなんですけど!?」



Re: トリップする話 ( No.2 )
日時: 2017/03/05 16:24
名前: ぜんざい (ID: bzgnmRIp)

オリジナルで進みます。

 万事屋に、どさりと言う音が響いた。
 深夜、坂田銀時が神楽とわーぎゃー喚いていれば玄関の方からそんな音がした。案の定肩をぴくりと震わせた銀時はなんだ? と頬を微かにひきつらせて廊下に出る。
 それがうつ伏せに倒れているのは玄関、ではなく廊下の中央。天井から落ちてきたのかよと思って見上げてみるも穴が空いた形跡はない。
 どっから来たんだコイツと思いながら、神楽と共に銀時は問い掛けた。



「オーイ、お嬢ちゃーん。こんな人様の家で何を寝ているのー」
「とっとと起きてとっとと去るヨロシ」



 うつ伏せに倒れる薄緑髪の少女。ここら辺では見かけない赤いベストに黒いスカートと言う洋服。明らか何かあったんだろとか思いつつ面倒だから反応ねぇうちにとっとと放り出すかと銀時がその少女を仰向けにしたときだった。
 べたり。手のひらに粘着質な液体の感覚があった。銀時が己の手のひらを見てみるも暗くてあまり見えない。廊下の電気をつけてから改めて手のひらを見れば。



「……血ぃ、か?」
「なんで銀ちゃん、手に血なんかつけてるアルか……?」
「ばっかやろう、俺じゃねえよ、あの子だよ」



 そして二人が明るくなったろうかでその少女に目を向ければ、彼女は血まみれだった。服はところどころ裂けて肌が見える。顔からは尋常ではないほどどくどくと血が流れ銀時と神楽はさあっと顔を青ざめさせてから慌てて銀時は叫ぶ。



「か、神楽ァ!! 妙だ! お妙と新八呼んでこい!」
「わかってるアル!! 定春!」
「わんっ」



 神楽は寝巻きのまま玄関を開け放ち定春に跨がってすっかり姿が見えなくなった。
 銀時はとりあえず止血だなと焦る頭で考えながら少女を抱える。もしかしたらもう死んでいるのかもしれないと思ったが、彼女の肩は上下している。よかった、息はある。
 銀時は少女を腕に抱えて揺らさないように布団へと運ぶ。少女は布団へと運び込まれたところで、微かに声を発した。



「……な、ぎ」
「“なぎ”……?」



 銀時は彼女の言葉に首をかしげながらも、さっさと来いお妙と眉間に皺を寄せた。


**

 真撰組屯所、土方の部屋の前にてドサッと言う何かが落下する音が響いた。土方は着流しに煙草をくわえながら新聞とにらめっこしていたところだ。
 こんな深夜になんのようだよ、と若干不機嫌になりながらパンっと障子を開く。
 そこには肩に日本刀の突き刺さった傷だらけで血まみれの薄緑色の髪の少年が仰向けで倒れていた。服装はここらでは見掛けない白いシャツに赤いベストに赤と見分けがつかない濃いピンクのネクタイ、そして黒いズボン。それのほとんどが血で汚れていた。



「……は?」



 ポロリと口から落ちるタバコには目もくれず土方は唖然とした。直ぐ様ハッと意識を取り戻した土方は立ち上がって少年を起こそうとしたのだが、彼はなんと自力で体を起こした。



「げほっ、えほっ、いった……。う、わ……日本刀刺さってる……げほ、げほっ」
「馬鹿野郎喋るな!」
「ん……?」



 上半身を起こした少年に土方は怒鳴ってから体を支える。
 土方はなんでこんな成人していない10代前半の子供が大怪我してんだよと眉を潜めて「どうした、何があった」と声を掛ける。
 少年は「それはあなたに関係無いことです」と途切れ途切れに告げてからにこりと無理矢理笑って「この刀抜いてくれません? 痛いです」とのうのうといってのけた。



「なにいってんだ馬鹿野郎、抜いたら出血死だぞ!?」
「っふは、大丈夫です、よ……なんてったって僕はゲームで、言うところの衛生兵、ですから……」
「ここはゲームじゃねぇぞ、ったくよぉ!」



 少年の懇願に土方は溜め息を吐いてからグッと刀の柄を握ってずっと引き抜く。少年はタイミングよく自分の肩に右の手のひらを乗せてばしゃりと液体を掛けて、意識を失った。
 土方は出血量が多すぎだと少年を横抱きにして近藤の部屋へと駆けていった。少年の肩の傷が塞がっているとは知らずに。



Re: トリップする話 ( No.3 )
日時: 2017/03/05 20:27
名前: ぜんざい (ID: bzgnmRIp)


 星奈side

 目が覚めればそこは木目のある天井だった。あー、布団でぬくぬく寝てんのきもちいー、とか考えれば全身がズキズキと激しく痛み出した。



「…いっ、」



 そうだ、私大ケガ負ったんだっけ。ちょうど天使の討伐中に、凪とセットで誰かに浚われて三十以上対二で戦って、凪が肩を日本刀で刺されて、私も血の出しすぎか倒れたはずだ。それにしても私たち二人を浚ったのは誰だろうか。皆目検討もつかない。
 ってかここどこ。とりあえず、起きよう。全身激痛だが動けないほどのものでもない。
 もそもそと布団の中でうごめいて起き上がる。辺りを見回せばここはどうやら和室のようで宗二の家を彷彿とさせる。だが、そばにいるのは宗二でも凪でもなく銀髪天パの男だった。ぐうすか寝ている。看病してたんじゃねーのかよ、手に濡れタオル持ったままじゃん。
 なんかムカついたので水の入った桶を投げてやった。バシャッと水が跳ねる。



「げほぉっ!? なになに!? つめてっ、俺水浸しじゃん!?」
「ねえ、」
「おわっ!?」



 彼は私を見るなり水を滴らせながら「おいおいお前瀕死の重傷だったんだぞ!? なんで意識取り戻して動いてんの!? 寝てろ寝てろ!」と指差して言ってから襖を開けて段差に足引っ掻けて転んだ。彼も動揺していたらしい。そんな彼をひたすら爆笑してしまいにはヒャハハハとか言っていたら襖がもう一回開いて美人さんがさっきの銀髪連れてやって来た。



「あら、もう起きたの? 寝かせてから二日しか経っていないのだけれど」
「んえっ!?」



 美人さんは頬に手を当てながら困ったように呟く。……二日!? 二日も寝てたの!? 惰眠貪ってたんだ!? ……。



「ってダメじゃん!! ダメじゃんこんなとこで寝てたら! 早く仕事ォ!! 私三徹続けの討伐の仕事回されてたんだよ!! 早く帰る! 殺される! 凪! 凪どこ? 衛生兵! 早く私の傷を治して!」
「ちょ、落ち着」
「無理! ただでさえ私サボり多いんだよ! 今度こそ一ヶ月徹夜で仕事しろってなかふっ」



 ゴッと後頭部をどつかれた。上半身が長座体前屈して腰がゴキリ。あああああ! なんて叫んで一瞬三途の川が見えた。
 「あーあ」なんて可哀想なものをみる目をしてくる銀髪にドゴッと殴りをいれたあと、私の頭をどついてくれたきれいなお姉さんに爛々とした目を向ける。



「ねえ! すごくね!? さっき一瞬三途の川見えたんだけど! 流石の私も三途の川見たの初めてだよ!」
「あら、そうなの? とりあえずもう一回見に行きたくないなら寝ててちょうだい、次こそ殺るわ」
「はーい」



 ノリで再び布団に戻ればもう一度起き上がって『ここどこ?』と告げれば案の定全員がスッ転んだ。



「あ、ごめんなさい、ホントにここがどこだか分かんなくて……。爆発音も戦闘音も聞こえないから……天使も居ないし」
「あのね、この世に天使は居ないのよ」
「……じゃあ別世界飛んだかな……」



 微かに呟いた私の声はこの人たちには聞こえなかったみたいだ。




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