二次創作小説(紙ほか)
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- おそ松さん 長男が無理をしてしまう話 完結しました
- 日時: 2017/05/07 12:32
- 名前: smallsnow (ID: LsxQHR/F)
プロローグ
ここはいつもの松野家。今日もあの六つ子たちはのんきに過ごしていました。末っ子のトド松は友人とメール、五男の十四松は野球のバットで素振り、四男の一松は野良猫と遊んでいて、三男のチョロ松は求人誌を読んでいて、次男のカラ松は自分のギターの手入れ、長男のおそ松は漫画を読んでいました。
「兄さんなんか死ねばいいんだよ…………!!」
「待ってくれ!おい…………」
それは今に至る少し前の話…………
- Re: おそ松さん 長男が無理をしてしまう話 ( No.1 )
- 日時: 2017/06/04 06:55
- 名前: smallsnow (ID: 38xu/37K)
「バーカ!グズ!」
「なんだと?自意識ライジング野郎!!」
おそ松とチョロ松はいつものようにしょうもないことで口喧嘩をしていました。
「またいつもの喧嘩っスね」
「兄貴らしいな」
十四松とカラ松が穏やかそうに話していると、
「兄さんたちやめてよ!素直に謝ろ?」
「…………うるさい」
トド松が困り顔をしながら二人の喧嘩を止めていました。一松は迷惑そうにおそ松たちを睨み付けていました。
「俺知らないもーん」
「知らないわけないじゃん、兄さんから喧嘩ふっかけてきたんでしょ」
「だから二人とも仲直りしよ?」
トド松がいくら言っても二人は喧嘩を止める様子は全くないようです。
「ねぇ!おそ松兄さん、チョロ松兄さん!やめようって……………………」
トド松がそう言ったとき、おそ松はトド松の服をつかみました。そして、もう片方の手でおもいっきりトド松の顔を殴ったのです。
「関係ないくせに調子乗るな」
おそ松が言うと、
「調子乗るなっていうのは兄貴のほうだろ?」
顔を押さえながら泣いているトド松の隣でカラ松が言いました。
「カラ松、お前も関係ないだろ?」
「同じ兄弟なんだろ?関係あるさ、少しは長男として弟の気持ちを考えないのか?」
「ふざけんな、弟はお兄ちゃんの言うことでも聞いておけ」
「少しは長男らしさっていうのを考えないのか?弟に暴力ふるのが正しいお兄ちゃんなのか?違うだろ?自分からチョロ松に喧嘩ふっかけてせっかく喧嘩を止めているトド松を殴るのは人としても最低だとは思わないのか?」
カラ松がそう言うと、
「カラ松兄さん、やめて…………」
とトド松が言ったので、カラ松はため息をつき、
「兄さんなんか死ねばいいんだよ…………!!」
カラ松はおそ松を睨み付けながらさらに、
「兄弟を傷つける人は許さない」
と言って部屋を出ました。
「待ってくれ!おい…………」
おそ松が言った時にはもう間に合ってはいませんでした。
- Re: おそ松さん 長男が無理をしてしまう話 ( No.2 )
- 日時: 2017/03/11 21:18
- 名前: smallsnow (ID: 38xu/37K)
こんにちは、smallsnowです!プロローグはこんなこんな感じです。よろしくお願いします
注意
流血表現、シリアス、長男病みが含まれます。
- Re: おそ松さん 長男が無理をしてしまう話 ( No.3 )
- 日時: 2017/06/04 07:09
- 名前: smallsnow (ID: 38xu/37K)
1
「お兄ちゃんらしさ…………か」
おそ松はそう言って部屋の隅で漫画を読み始めました。トド松は泣きながら
「カラ松兄さん!!」
と言って部屋を出ていきました。他の兄弟たちもそれぞれやりたいことを始め、おそ松が漫画を読み終わったころにはいつの間にかトド松たちも帰ってきてきました。そして今に続きます。おそ松は漫画を本棚に戻した時、部屋に六つ子のお母さんが入ってきまました。
「おそ松、一松、今日カレーにしようと思ったんだけど材料がなくて…………カレーのルーとにんじんとじゃがいも買ってきてくれない?」
お母さんはそう言って買ってくる物を書いたメモとお金を渡しました。
「牛肉と玉ねぎは?」
おそ松が聞くと
「それはうちにあるから大丈夫よ」
お母さんは笑顔で言うと、
「兄さん、行くよ…………」
「そうだな、行ってきまーす」
二人は家を出ました。
お知らせ
プロローグ少し修正しました