二次創作小説(紙ほか)
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- ハッピーエンド・エージェント。感想&オリキャラ募集中!
- 日時: 2017/03/20 18:56
- 名前: カシスオレンジ (ID: n1ZeCGPc)
科学者によればこの世界には大きく分けて4つの強大な力があるとされている。
・科学
文字通り、科学による力や能力。
単純な機械化による能力はもちろん、生体科学によって作られた能力なども含まれている。端的に言えばアンドロイド、遺伝子操作による生物兵器、サイボーグ、クローン。
・超能力
人間の潜在的な能力。通常の物理法則を超越した力があり、能力の形は持つものそれぞれにより異なる。
また薬品を作用させる事で素質のあるものから後天的に引き出すこともできる。
ただし、能力が阻害される装置が開発された為、欠点もある。
・具現化
人の想いが具現化した存在。妄想が現実に現れる等。この世界では妄想の具現化が発生する事がある。
また幽霊なども、科学者によれば「死んだ人間の思いが具現化したもの」であるため、具現化に含まれる。
人ならざる能力を持つものが多いが、彼らの能力は超能力ではない別の力である。
また、想いの具現化としては祈りや人間の復元など、存在だけでなく様々な事象も含まれる。
たとえ効果が科学・超能力・オカルトと区別がつかずとも、その根源が想いによるものならそれは具現化である。
・オカルト
上記のどれにも当てはまらない力。
代表的な物は魔法や呪いの類であるが、基本的に何でもありな力である。
ちなみに一般的な意味合いと違い、霊や神は具現化であってオカルトの分野ではない。
また、科学との融合によるオカルトテクノロジーという分野もある。
各系統ごとに何かしらの共通点があるというわけでもないため、発現された超常能力だけ見てもそれがどの分野に属するのか区別するのは難しい。
そして今数々の勢力がこの四つの強大な力を使い経済戦争を行っている。
ここから前書き。
作者のカシスオレンジです。まずはご説明を。
何の二次創作かと言うとパワプロクンポケットと言う作品です。見た事が無い方でも気楽に見れる様に書く予定です。物語完結後の世界ですのでネタバレしてます。見た事がある方は正直、私の実力では満足できないかもしれませんが温かく見守ってくれれば幸いです。
ちなみに元ネタは野球が主体ですので、基本的に主人公は野球に関わっています。ただし、この小説では野球の描写はほぼありません。
さらに、マルチエンディングです。ハッピーもありビターもバッドも書き込む予定です。
小説を書く事に関しては未熟ですので誤字脱字、表現等に違和感を感じたら是非ご指摘願います。
オリキャラを募集しています。
オリキャラシート
名前:(漢字表記の場合は振り仮名を振って下さい)
性別:(アンドロイド等の場合でも見た目の性別で)
年齢:(アンドロイド等、非人間の場合は見た目の年齢で)
容姿:(詳しくなくても構いません)
性格:(一言でも構いません)
能力:(普通の人間、未来人か宇宙人か単純なロボットか怪人の様に遺伝子レベルで結合された化け物かアンデッドか巨大な怪獣か人型の生物兵器かサイボーグ、改造人間。超能力者の場合は能力の内容を。具現化、オカルトの場合はどういう存在なのかを。色々書きましたが、とにかくどんな存在でも受け入れます)
備考:(オリキャラの過去、特徴、何でも構いません)
一人称、二人称:(例:オレ、お前)
キャラボイス:(四つ以上でお願いします)
展開により死んでしまう可能性がありますが宜しいでしょうか:(はいか、いいえで)
展開により死ぬより辛い出来事が起こる可能性がありますが宜しいでしょうか:(はいか、いいえで。ただし露骨にグロ描写等はいたしません)
展開により主人公、及び他のキャラ、オリキャラとの恋愛は宜しいでしょうか:(はいか、いいえで)
主人公の関係:(仲間、ヒロイン、敵等関係もある程度自由。どれでも構わない場合は無記名で)
不採用の可能性もあります。また世界観に合わない場合、変更部分を指摘します。
世界観。ネタバレ注意。
この世界は上記の四つの力と五つ目の力、時間移動と言う装置を中心に動いている。タイムマシンの使用目的は未来に起こる破滅(内容については不明)を危惧した者達がこの破滅の未来を変える為に、過去へ向かう。過去へ行った者達は未来の技術をある科学者に発明させ、未来の破滅の問題を解決させた。だが、それにより新たな問題が発生し破滅はしていないが、自由が無い世界へと変貌。
過去へ行った者達の希望は絶望へ変わり、過去へ行った者達はもう一度、この世界を変える為にタイムマシンを使う。
その後過去へ行った者達の失敗や暴走した後の世界が生まれる。その暴走したタイムトラベラーを協力、利用した現代の人間達が破滅を引き起こそうとしていた。
そしてその破滅を止めた世界のその後の様子をこの小説で書き込みます。
用語解説。
ジャジメント。かつて破滅を企んでいた企業。会長が行方不明になり日本支部の社長がジャジメントの解体を始める。現在は宇宙開発と野球チームの運営に尽力し、ジャジメント崩壊による世界の大混乱を切り抜けようとしている。
もう一つのジャジメント。こちらは企業と言うより破滅を企んでいた会長派の生き残り。破滅と言う名のパンドラの箱をもう一度開け、会長の意思を継ぐ。
大神ナマーズ。主人公が所属するジャジメントが所有する球団。
舞台はプロ野球なのですが他の球団の名称は控えさせていただきます。
登場人物。
主人公、市古。市古と言う珍しい苗字。主人公のみ名前無し。野球大好き。一人称はオレ。常に野球のユニフォーム。ビビらない。大卒でドラフト6位で大神ナマーズに入団。家族関係は祖母のみ。
実は市古には重大な秘密がある。本人も意識はしているが調べる必要はないと判断している。
その他のキャラクターは本編にて書き込み予定。オリキャラは投稿者様と共に記載させて頂きます。
オリキャラは何度でも投稿可能です。是非、気楽に投稿して下さい。
自分の作品にコメントをくださったお客様。
ルイージさん。
てるてる522さん。
本当にありがとうございます!
オリキャラ紹介。
>>12
- Re: ハッピーエンド・エージェント。感想&オリキャラ募集中! ( No.21 )
- 日時: 2017/03/28 19:11
- 名前: ルイージ (ID: r2O29254)
相変わらず面白いでござる!(これ定着してきた・・・)
では、またリクエストします
テイル
性別:見た目的に男
年齢:見た目的に16歳
容姿:緑色で人型サイボーグ
性格:少し弱虫だが頑張り屋
能力:自分を機械に接続ができる 魔法攻撃が可能
過去:ジョーカーが寂しい思い(?)をしないように主に作られた
特徴:人工知能のある機械生命体 ジョーカーの弟的存在でピンキーの彼氏 二人にとても大事に扱われてる 男なのにゴキブリ等の虫類が嫌い(蜘蛛や百足、おもちゃの虫なら平気) 下記のボイスでジョーカーとピンキーは守ると言っているが毎回ジョーカーかピンキーに守られている 自分とジョーカーは市古の味方だと思っている
一人称:僕
二人称:君
三人称:君達
ボイス:「機械いじりなら僕に任せて!」 「ジョーカーとピンキーは僕が守る!」 「ジョーカー、他人を襲うのはやめなよ」 「いやー!虫ー!いやー!」
死ぬ可能性:はい、でも最終的にジョーカーとピンキーを守り抜いて死ぬってことで
辛い出来事:いいえ
恋愛:いいえ
関係:敵のような味方のような
ピンキー
性別:名前から女
年齢:見た目的に17歳
容姿:桃色でスカートを履いている人型サイボーグ
性格:明るくて陽気、そして勇敢
能力:ウィングを出して飛べたりスクリューを出して水中も移動できる
過去:ジョーカー、テイルを創った人物とは違う人物が創った(その人物もジョーカー、テイルの主同様何者かに殺された)
特徴:人工知能のある機械生命体 テイルの彼女 なぜかテイル以外の大事なことを忘れやすい テイルより虫は平気
一人称:私
二人称:あなた
三人称:あなたたち
ボイス:「テイル、今日はどこ行く?」 「あ、えーとんーと・・・忘れちゃった」
「もう、情けないなー」 「ウィングモード!いっくよー!」 「スクリューモード!はっはっはー!」
死ぬ可能性:いいえ
辛い出来事:はい
恋愛:いいえ
関係:敵のような味方のような
ゼビウス
性別:どう考えたって男
年齢:軽く300年は生きてる(人間で例えると30歳)
容姿:魔王のような姿をしたサイボーグ
性格:とても残酷で使えない手下は容赦なく殺す
能力:さすが魔王型サイボーグ、いろんな能力がある
過去:かつてジョーカー、テイルの主とピンキーの主を殺した張本人
特徴:機械軍の首領 普段は自分の要塞の中にいるためなかなか姿を現さない
とは言え、姿を現したとしてもまともにジョーカー達の攻撃が当たらない
一人称:我
二人称:お前
三人称:お前ら
ボイス:「ピンキーにテイル、そしてジョーカー、久しぶりだな」 「ふん、使えない奴め」 「我に勝てる者などいない!」 「怒りで我を忘れたか・・・」
死ぬ可能性:はい、ていうか最終的に倒される
辛い出来事:いいえ
恋愛:いいえ
関係:完全なる敵
長文失礼しました
- Re: ハッピーエンド・エージェント。感想&オリキャラ募集中! ( No.22 )
- 日時: 2017/03/28 14:05
- 名前: カシスオレンジ (ID: n1ZeCGPc)
ルイージさん、オリキャラ投稿感謝です!
読んで頂きありがとうございます!
これからも応援宜しくお願いします!
- Re: ハッピーエンド・エージェント。感想&オリキャラ募集中! ( No.23 )
- 日時: 2017/03/28 17:12
- 名前: てるてる522 ◆9dE6w2yW3o (ID: VNP3BWQA)
- プロフ: http://From iPad@
こんにちはー!!
いつもコメントありがとうございます(o´艸`)
本当に励みになってます←
カシスオレンジさんは更新が早くて、私も見習わないとなぁって思います。
本当に内容も面白いですし……!!(*´▽`*)
これからも頑張ってください(‾^‾ゞ
最後に、参照200突破おめでとうございます!
また来ます(*゜▽゜)ノ
byてるてる522
- Re: ハッピーエンド・エージェント。感想&オリキャラ募集中! ( No.24 )
- 日時: 2017/04/03 17:54
- 名前: カシスオレンジ (ID: n1ZeCGPc)
小型遠心力発生装置の仕組み及びジャイロスコープについて。ジョーカーのスピードは言うなれば遠心力の勢いで高速なスピードを出している。軸になるモノを探しあるいは自分の身体を軸にし高速で数回転した後、慢性力に従い高速移動する。平衡感覚等はジョーカーのプログラムで修正される。ジャイロスコープは振動型。遠心力で体勢が崩れてもすぐに修正出来る。
ちなみに高速移動ならジェット噴射や他にもあるが何故遠心力を使った高速移動なのかは不明。
ジョーカーは腕を床に刺し軸として身体を高速回転させ遠藤博士を殺そうとする。遠藤博士は一人のアンドロイドを装置から出す。
「......正義、インプット完了しました。私の名前は斎藤はるか。ただちにヒーローの援護に出るよ!」
斎藤はるか。遠藤博士が創った有機的生命体。身体は人間と同じ。見た目は23歳。腰まであるロングヘアをお嬢様結びにしている。髪色は明るい茶。青い瞳と白い肌が特徴の美女。身長169㎝、バストサイズD。こげ茶色のチャイナドレスを着ている。
性格は友情に厚く凛々しく正義感の強い姉御肌だが、恋愛を夢見る乙女の一面も。
アンドロイドの世代は第三世代。
サイボーグにはなっておらず人の形を維持したまま人間の数十倍のパワーを持つ。
斎藤は研究所にある長いパイプを引き抜き槍の様に振り回す。
「ほう、遠藤の犬に俺様が負けるかよ」
「貴方には聞こえてこないの?生まれて来た時に。
正義の心の共鳴が」
浜野はジョーカーにリボンワーム改を機能させジョーカーを捕えようとする。だがジョーカーは驚異的なスピードで逃げる。
「時間だ。俺様の勝手な行動をそろそろ甘ったるい仲間が嗅ぎつけてきやがる」
「仲間?仲間がいるの?」
ジョーカーは研究所を後にする。
斎藤は遠藤の保護を求める。
「遠藤博士の保護を」
「分かったけど、貴方は?」
遠藤はまるで自分の事かの様に嬉しそうに語る。
「彼女は君達ヒーローの為に創った、正義のアンドロイドだ」
「......」
浜野は黙って遠藤を見る。
「分かっている。アンドロイドを創る事自体が悪だ。存在しない人間を創るんだからな。だが、それを私の中の悪が許さない。非人間的行為をどうしても行いたくなる。だから私はアンドロイドを創っても正義の為に活動するアンドロイドを創ろうと思った訳だ。悪は満足しないだろうが、衝動は抑える事が出来た。ああ、彼女の人権はどう足掻いても造れない。だから、君達で彼女の人生を保護してくれ」
「......無責任ね」
「私に親になれと?無理だ。私はどう足掻いても元マッドサイエンティストだ。父にはなれない。私の都合で創り上げてしまった正義を守ってくれ。それでは私を救ってくれてありがとう」
遠藤博士は斎藤を見送る。その様子を市古と武内が研究所に隠れながら見ていた。
「何でオレまで此処に!?」
「私を護衛して下さい」
「無理だって。浜野さんにお願いして!」
「まあまあ......」
「でも何でジョーカーは遠藤博士の襲撃を?」
「遠藤博士は現在、ジャジメントに関わる研究をしています。またドローン等を使い反ジャジメント派の動向を見て来てました。彼は博士であり発明家であり科学者です。ドローンで魔球を投げる少年とジョーカーを撮影したのが反ジャジメント派にバレて遠藤博士を襲撃したんでしょう。でも......」
「何か?」
「いいえ......それより斎藤さんの歓迎会をしましょう!」
「そうだな」
歓迎会に集まったのは上守とレッド。浜野は遠藤博士の護衛に向かう。
「少なくないか?」
「おねーさま達は全ての問題をボランティアで解決しようとしてるんだ。流石に無理があるだろ」
斎藤は少し高そうな弁当を食事する。レッドは回りをキョロキョロ見る。
「どうしたんですか?レッドさん」
「我々を狙う組織、つまり反ジャジメント派が襲撃するかもしれないからな」
斎藤は自身を持って叫ぶ。
「この胸に正義の心がある限り、私は、私達は決して負けたりしない!」
「それは分かったが空回りは禁物だ」
「ええ、私を雇ってくれてありがとう。貴方達よりは劣るかもしれないけど闘志で補うわ!」
「無謀だが......悪くは無い。武内と話が合いそうじゃないか」
「あ、オレもそれ思った!」
武内は市古の情報を探っていた。
「......」
市古は目をそむけようとする。斎藤は事情を上守に教えてもらう。
「あいつは謎に立ち向かおうとしてるんだ。偉いよな。オレも最初からあんな強靭さがあれば」
市古は遠藤博士と斎藤のやり取りに既視感を覚える。
人は何かを創る時に意識をしていなくても思いを馳せる。
自分の腕が創るのは何か。あるいは自分の思考回路に問い正す者か。
意味を無くした回路を叩き出し果てしなく続く自分の研究に思いを馳せる。
遠藤博士は自身の研究所で空っぽの装置を見上げる。
「私は貴方みたいに割りきれませんよ......」
坂田博士は自身の創るそれと呼ぶモノに憧れを持っていた。
「人間に限らず生命体は老いる。私の創るアンドロイドは反射能力向上の為、テロメア短縮を行い寿命を極端に少なくしている。彼等は老いを知らずに壊れる。それが心底羨ましい。私の苦悩を全部持っていけ......持って行ってくれ」
遠藤博士は洗脳されていた時を思い出す。師匠と呼ばれた博士は正真正銘のマッドサイエンティストだった。最初から彼は狂っていた。全ての生命体を実験台と呼ぶ程に。彼の娘も例外では無かった。ただ、娘は彼を父と呼ぶ。彼はマッドサイエンティストでありながら父であった。
狂っていながらも父であった。
博士は思いを馳せる。誰かの為に。
斎藤は市古に語る。
「大丈夫?」
武内はお手上げ状態だった。
「市古の秘密を隠す理由も何も分からないんですよ。でも...」
レッドは市古を真剣に見る。
「そう、サイボーグ同盟が彼を潜入者以外の目的で狙っていると言う事だな?」
「そ、そうなのか?」
「武内さん、まだ言って無かったんですか?オレはてっきり...」
「今から言いますから!皆さん落ち着いて...」
武内は気を取り直して市古に報告をする。
「私が超能力者に追われる事があったじゃないですか。彼等は貴方を潜入者の仲間以外の目的で狙っているんです」
「何でだ?」
「それを探ってみるしかないわね...」
斎藤は手を上げる。
「なら、私も行くわ!」
上守は状況を察する。
「斎藤さん......状況見て下さいよ」
「あっ成程。良いな〜。私も...」
武内はかなり焦る。
「違いますって!ねえ...?」
「あ、ああ......え?何が?」
斎藤は全員に言葉をかける。
「私達でこの世界を守るよ!そう......私の正義で世界を守る!」
数日後、武内と市古は喫茶店で食事をする。
「今度は置いていかないでね」
「す、すみません......」
「いや、良いんだ。今は楽しもう。折角二人で遊べるんだから」
「そうですね.....正直こんな時間を創った事が無かったのでどう過ごしたらいいのか」
「其処はオレが教えるよ。色々頑張って調べてくれているし....」
護衛として茨木と浜野、ブラックが見ている。
「まあ、斎藤が来たから別に恋愛の事は関係あれへんもん。武内がどんな恋してても知らんもん」
「まだ恋愛って決まった訳じゃないでしょ。考えすぎよ」
「彼をサイボーグ同盟に売り渡せば皆不幸になる。皆不幸になれば良いのに」
「また彼氏と喧嘩したんか!」
武内は市古について整理をする。
「真実を掴む為に」
「でも意外と大したこと無かったらどうするんだ?」
「それが一番良いんです。いつか暴くべき悪が無くなる日が来れば...」
「そうだな。そんな日が来て欲しいよな」
「その通りです」
武内は静かに笑顔を見せる。
「次に話す時は私がこれまで上げたスクープを教えますよ!楽しみにしてて下さい!」
武内と解散した夕方。市古は公園で素振りをしていた中少し寒さを覚える。
市古は野球について濁しながら過ごしていく。秘密が暴かれた時、自分の人生が大きく変わる気がしたからである。
それでも市古はバットを握り野球選手で居続けた。
だが、市古が追う秘密が少しずつ明るみになろうとすると同時にジャジメントの経営状況も暗雲が立ち込めていた。大神は対策を講じるが弾圧する程度に留まる。大神は幹部と相談役と共に会議を行う。
「反ジャジメント派の武器の取り上げ、超能力者に対してはESPジャマーを使用してくれ。ボクはこの混乱を絶対に切り抜ける。信じてくれ」
ESPジャマー。超能力の効果を阻止する装置。これにより超能力自体の性能はあまり良いとは言えなくなる。
秋山は嘲笑う様に大神に意見をする。
「大神さん。偉く反ジャジメント派を匿っているじゃないですか。もしかして、反ジャジメント派に寝返るつもりは無いでしょうね?
いくら、大神社長でも..失礼、前大神美智男社長の息子だからってそれは酷くありませんか?」
大神を少し目を閉じてから秋山に呟く。
「ボクはボクの考えで動く。父が創り上げたこの会社は守るが父の意向も考えもボクは賛同していない。
ボクは無血でこの無意味な混乱を切り抜けたいだけだ」
「そのせいで我々ジャジメントは破産の危機を迎えなければならないと...?」
「だから信じてくれと言っているんだ。ボクには考えがある」
「そう言って何も無いんじゃ?大神さん。大神美智男社長の意思を継ぐなら今のうちですよ」
「父が才能がありボクにはその才能が無いかもしれない。それでもこの企業を守る。金の為でも地位の為でもましてや過去の栄光の為では無い。
世界を守りたい、危機を救いたい、そんな理由であえて悪に堕ちた者や最後までボクを守ってくれた者等命を散らした者達が望んだ世界を創る為に。ボクは此処にいる」
- Re: ハッピーエンド・エージェント。感想&オリキャラ募集中! ( No.25 )
- 日時: 2017/03/28 19:02
- 名前: カシスオレンジ (ID: n1ZeCGPc)
てるてる522さん、感想ありがとうございます。
機会がありましたら、ついでですがオリキャラ投稿も宜しくお願いします。
本当に読んで下さりありがとうございます。
これからも応援宜しくお願いします。
勿論、てるてる522さんの作品も楽しみながら更新を待っています。
後、無理はなさらずに......
これからも応援してます。