二次創作小説(紙ほか)
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- ナンバカ。チートキャラが来た!完結。コメント募集中!!
- 日時: 2017/06/26 06:44
- 名前: 桐谷 (ID: PITau1mw)
はじめまして桐谷です
今回はナンバカの夢小説を書かせてもらいます
設定
名前 神崎 神子人 (カンザキ ミコト)
姿 185cm
??kg
黒髪、まだらに赤毛
つり目
好きなもの 鎖 猫 モフモフしたもの 甘い物
嫌いなもの 虫 ネチャネチャしたもの
猫被り 超能力の持ち主
アイタイプ 青紫
- Re: ナンバカ。チートキャラが来た! ( No.24 )
- 日時: 2017/06/17 17:07
- 名前: 桐谷 (ID: 5Fq5ezeC)
※上の小説は私のではありません。
本編
六力「かはっ……」
九力「は………?」
神崎の攻撃をくらったのはまさかの六力であった。ニィと嗤う神崎は悪魔その者。
神崎「…闘う時は、怪我を負っている者を狙う。当然の事でしょ?ねえ?九力サン」
九力「ブッ潰す」
キンッギャリギャリッ
耳障りな鈍い音が続く。神崎の攻撃は速さに乗り、九力の顔を掠めていく。対して九力の攻撃は神崎に難なくかわされる。
猿門「やんじゃねーの。アイツ、まぁあの体つきだからなぁ」
何でウチに来なかったんだ。と言うと5舎服主任の八戒猪里が様子を見に来た。
猪里「あれが例の個人看守かー。結構イイナ………」
小声で言っても猿門が聞き逃す筈がない。ギロリと睨むと「げ…あ……ははは」と猪里は笑って誤魔化した。その時ふと猪里は神崎の首元に注目した。
猿門「?おい、どうした?」
猪里「あの子の首に何か紅いの出来てないか?主任も見えるでしょ?」
猿門「紅いの?あ……………」
猪里「どうかしたんすか?」
猿門「い、いや……」
そんな会話をしていると、突然鋭い音がした。
カァンッ
神崎「うっ」
九力「痛っ」
両者の武器が跳ね翔びカランカランッと落ちた。二人の間には八力が立っていた。
九力「はっ…はっ…八力?」
神崎「………」
八力「これで勝負はついただろう。九力、六力は昨日怪我したんだ。もう少し気遣ってやれ」
九力「……悪い」
神崎「は?殺さないの?」
丸く収まりそうだった雰囲気を神崎の言葉が壊した。
神崎「だって、これが本番だったら、突然でしょう?」
猿門や九力、その他の者も神崎が持つ異様な雰囲気の正体に疑問を持った。
そう…
彼女は"死"を恐れていない。"死"と言うものを知らない幼さを持っていた。
続く
次回予告
勝負が終わった後、神崎は猿門に連れられ13舎に戻る。そこで双六一に5舎であった出来事を伝えると___!?
ついに!神崎神子人の過去が明らかになる。
"私は本当は_____"
そして新年大会。
5舎の71番と神崎の関係。ムサシとの関係とは。
お楽しみに!!
- Re: ナンバカ。チートキャラが来た! ( No.25 )
- 日時: 2017/06/24 11:49
- 名前: 桐谷 (ID: tuhmbE/d)
13舎
コツコツコツコツ
静まり返る廊下。乾いた足音が響く。そこに歩くは美男美女。だが二人には大きな違いがある。
生きる希望が有るか無いかだ。
主任室に着いた二人は部屋に入る。
神崎「只今帰りました」
双六「ん?あぁ」
双六は資料に目をとうしていた。
猿門「なぁ、ハジメ。少し話があるんだが」
双六「ここで言え」
猿門「二人になって話したい」
珍しげに目を向け猿門の顔をまじまじと見る。「分かった」と答え神崎を含め星太郎に外に出てもらった。
双六「話しは何だ」
猿門「神崎の事だ」
ピクと反応した。その限り、ハジメも神崎が気になっていたんだろうな。
猿門「アイツ、今日俺の部下と手合わせしたんだが、『私を殺さないのか』と聞いてきやがったんだ。何か知らないか?アイツの事」
双六は自分の口元に手を当て、何かを考え始めた。
双六「『殺さないのか』か…分かった。心当たりは無いが神崎に聞いてみる」
猿門「あぁ、頼んだ。」
バタン
猿門が出ていった後、双六は背もたれにもたれ掛かり考えることを続けた。
「殺さないのか」か…。そう言えば三鶴から神崎のプロフィールがきてたな。
カサッ
神崎 神子人 女
年齢 不明(本人からの自己報告待ち)
経歴
ドイツ産まれ
大学卒業後警務官就任
ドイツ刑務所看守長就任
一時失踪
アメリカ刑務所看守就任
一時失踪
中国刑務所看守就任
韓国刑務所看守長就任
一時失踪
日本刑務所看守就任
日本南波刑務所看守就任
持病持ち(発熱)
超能力と見られる力を持っている
自らの血液により、金属を生成可能
何だこれ………神崎、俺と同じぐらいの歳に見えたが、この数の刑務所を。しかも看守長に三回就任している?それにこの、定期的にある一時失踪は……一体。
気付けば俺は神崎の方に向かっていた。
双六「神崎!」
俺はお前に疑問を抱いている。そうやって俺に振り返りどうしたかと聞いてくるそれにも、俺はお前に違和感を、疑いを持っている。
それと共に、俺はお前に好意を抱いている。
神崎「主任?」
神崎…
神崎「どうかしたんですか?」
神崎……
双六「神崎…お前は一体何者何だ?」
俺は神崎の事が知りたい。
神崎「………その様子だと、プロフィールを見たようね」
ゆっくりと動き向き直る。
神崎「私は本当は
何度も死んでいるの。そして呪いによって、生き地獄を味わっている。この呪いは、愛しい人を涙で溶ける。でもね。
もう、手遅れなの。」
続く
今更ながら、観覧数300回突破記念にまたリクエスト募集します!気軽にコメント下さい!感想でも何でも大丈夫です!でも悪口はやめてね。
- Re: ナンバカ。チートキャラが来た! ( No.26 )
- 日時: 2017/06/25 11:21
- 名前: 桐谷 (ID: CW8ddSGz)
ナンバカ本作と話を繋げます。ご理解お願いします。
双六「…………」
開いた口が閉まらなかった。自分の耳を疑った。たった、たった1日で、彼女が死ぬのだ。痛みに苦しみながら。
神崎「もういいかしら。私は戻るわよ」
体が動かなかった。だが、無理にでも動かせば良かった。この時、神崎が考えていた事に気付いていれば。
次の日
新年朝礼
[これより、新年朝礼を行います。囚人達は各担当看守の指示に従い速やかに行動して下さい]
ザッ
そう言えばこんなものも有るって言ってたわね。こんな日に、ついてない。
[初めに看守長からの新年のご挨拶をお願いします]
ジューゴ「看守長?」
ウノ「初めて見るな」
看守長が姿を見せる。ピリッと空気が引き締まる。
百式「諸君、新年あけましておめでとう。今年も君達にとっていい年になるよう願っているぞ」
(女!?)
囚人達(主に13舎)が騒がしくなる。看守である私は止めに入るか迷ったが、彼らの中心に一が居たから辞めた。単に気まずかった。好いているのだ。一が、呪いを溶く鍵になるのだ。だが、それでは彼を利用する形になるのではないか。私は途方もない不安を抱えている。
犬士郎「次13舎、代表13房。尚更、個人看守の神崎看守は囚人兼看守という立場で居てもらう」
気付いたら大会の説明が終わっていた。まぁいい。どうせ出ないのだから。
三鶴「さっそく今から第1種目を開始するぜぃ!!参加するのは代表舎房全員だ!!」
書き初め
神崎「私、シュウジ何てやったこと無いんだけど」
大和「む、そうなのか?」
神崎「はい、ドイツ産まれな者で」
大和「そうか、そうか!ならば私のを手本にすればいい!」
星太郎「いや…神崎さんは初めて何ですから……」
ドドン
三鶴「おぉーっと!やはり流石13舎!!今年も魅せてくれるぜー!!いきなりの高得点だー!!」
大和「ウム!神崎殿も上手いではないか!」
四人「チートかよ!」
1種目は圧勝の一位で終わった。
2種目3種目も揺るがず勝ち進み、4種目。
独楽回し
チィー「ん〜…何となくノリで出てきちまったケド何すんだっけ?」
ウパ「独楽回しと言ってましたヨ」
ニコと双六が勢い良く降りていった。
あれは……先生?
神崎「先生ぇーー!!」
!?
バンッ
チィー「!しまった!」
神崎「会えたっ、やっと会えた!」
神崎がチィーを力強く抱きしめている。双六一にとっては衝撃的な事だった。
神崎の愛しい人は、アイツだったのか…
開始
ニコ「ラ〇ダー〇ーック!!」
ドガァン
神崎「先生、最後に会えて光栄よ。とっても嬉しい…」
チィー「あー…それは良いけど。俺窒息する」
最早カオスである。
話によれば昔。植物や薬について教えてもらっていたらしい。少しほっとした。だからいつもどうり、猿をあしらう。時間が長く思えた。ほっとしたとは言っても、好きな人が他の男とベタベタしているのだ。無性に腹立たしい。
猿門「ふざけやがってぇ!!」ドッ
ドゴッ
双六「だらしねぇなぁ。シャバ僧が」
さて、猿の独楽をぶん投げに行くか。
13舎勝利
八戒「いぃよなぁー。71番、なぁ神崎の胸柔らかかったか?」
チィー「何か弾力増してた」
猿門「ブッ飛ばすぞ」
二人「ウィッス」
猿門はフーと溜め息をついた。
ハジメ、イラついてたな。神崎の事かな。会いたい。さっきはハジメに夢中で話せなかったもんな。神崎に会いたい。正直、71番が羨ましい。神崎は仲良くなったら抱きしめてくれるだろうか。
好きだ。神崎
神子人さん、綺麗になってたけど、今日死んじまうんだよな。例えあんたがどんな姿で居ようと、好きだよ。
そんなに思われているとは露知らず、彼女は死ぬのを選ぶのだ。
5種目 鏡開き
13舎出場者は、双六、15番、そして神崎である。
運命が、ここで決まる。
続く
- Re: ナンバカ。チートキャラが来た! ( No.27 )
- 日時: 2017/06/25 12:01
- 名前: 桐谷 (ID: CW8ddSGz)
お知らせ
ついに最終回です。
展開早くてごめんなさい!今まで応援ありがとうございました!リクエストは終わっても受け付けます!期限は、7月1日までです!
本編
三鶴「スタァアアァト!!」
ドン
神崎「久しぶり、ムサシ」
ムサシ「うん、久しぶり。呪いは溶けてないみたいだね」
神崎「……………………えぇ」
ムサシ「じゃあ、俺行くから」
神崎「…………………………えぇ」
ドガン
バキッ
ジューゴ「いってぇ」
ムサシ「このくらいで後ずさるなんて、随分鈍っちまったもんだなぁジューゴ」
神崎「はぁ……はぁ……」
百式「その二人を取り押さえろ!!」
神崎「……はっ………はっ」
双六「お前の目的はなんだ。やっと本性を現したんだ。答えろ」
ドゴッ
ガフッ
ウノ「なぁ…ハジメ…それはちょとやりすぎ…」
双六「黙れ。囚人が勝手な行動をとるな。邪魔だ」
神崎「 」
ドサ
双六「捕縛完了」
あぁ、辛いな。苦しいな。 止めてハジメ、もう止めてあげて。痛そうにしているから。ジューゴの体が悲鳴を上げてる。だから、助けてあげて。
遠くで彼らの声がする。ジューゴは重症だそうだ。私を呼ぶ声がする。
双六「神崎!!!」
私は最後の力を使って実弾を作った。
神崎「はじめぇ………これで、私を、撃って。も、う、苦しみたくない、の。だから、お願い、撃って」
呪いを溶くには、愛しい人に殺してもらえば溶ける。最後の手段。
一の持っている拳銃に弾を入れ、自分の頭に銃口を押し付ける。
神崎「大丈夫。一緒に、撃とう?私は、十分、生きた。………………貴方を、好きに、なれて、良かった。………」
「ありがとう」
バァン
- Re: ナンバカ。チートキャラが来た! ( No.28 )
- 日時: 2017/06/25 12:18
- 名前: 桐谷 (ID: CW8ddSGz)
「何で………………ぅう、どうして………」
ポロポロと涙が頬を伝う
「苦しみたくないって、言ったじゃない」
弾は、神崎の首を掠め、地面にめり込んでいた。
双六「お前は、俺が救う。……お前の呪いは、両思いの人の血で溶ける。だから、俺の血を受け取ってくれ」
ガリ
双六は自分の親指を噛み血を出し、神崎の首の傷に押し付けた。ビクンッと反応すると、神崎の髪色が赤黒から白く、艶やかなものに変わり、つり目がぱっちりとした、切れ長な目に変わった。いや違う。変わったのではなく、神崎神子人その者に戻ったのだ。
双六「あぁ、綺麗だ」
神子人「っありがとう。ありがとう一。愛してるよ」
双六「俺もだ」
チュ
二人は口付けを交わした。
ありがとう。一、私の呪いを溶いてくれて。
「ありがとう」
END