二次創作小説(紙ほか)
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- ナンバカ。チートキャラが来た!完結。コメント募集中!!
- 日時: 2017/06/26 06:44
- 名前: 桐谷 (ID: PITau1mw)
はじめまして桐谷です
今回はナンバカの夢小説を書かせてもらいます
設定
名前 神崎 神子人 (カンザキ ミコト)
姿 185cm
??kg
黒髪、まだらに赤毛
つり目
好きなもの 鎖 猫 モフモフしたもの 甘い物
嫌いなもの 虫 ネチャネチャしたもの
猫被り 超能力の持ち主
アイタイプ 青紫
- Re: ナンバカ。チートキャラが来た! ( No.4 )
- 日時: 2017/03/30 10:16
- 名前: 桐谷 (ID: vyAtK4Ux)
神崎「大丈夫だから!」
神崎にしては、今までとは違う、ワントーン高い声で言いきった。はぁはぁと、息切れしていることから、本人も辛いのだろう。そう勝手に解釈すると、一は近くにあったリネン室に神崎を連れて入った。
神崎「フフ、弱ってる、女を、密室に連れ、込むとは、なかなか、はぁはぁ、主任も、やるじゃないか。っ!」
双六「バカ言ってないで寝ろ」
神崎にそう言うと一は立ち上がって、近くに置いてあった布を取って、神崎に被せた。一は神崎の少し汗で張りついた髪を優しく払った。彼女の胸が上下に動いて荒々しく息をしている。
神崎「見た目と違って、優しい、ん、だね.........ありがとう、一」
力尽きたのか、ふっと神崎は眠った。
いくらたっただろうか。彼女が目を覚ますと、見慣れない天井が視界に入った。直ぐにリネン室だとわかった。ふと、一の姿が目に入った。
神崎「あ...」
双六「ん?あぁ起きたか」
ふっと彼女に向かって微笑んで見せた。彼女は顔を背け
神崎「大丈夫だと言ったのに......まぁ少し役に立ったから、礼を言う。ありがとな」
双六「!フッ、素直じゃないな、お前は」
一は、いつからこんなに仲が良くなったか、と思いながら、彼女の頭を撫でた。ピクッと体を動かしたが、払うのもめんどくさくなったのだろう。されるがままになった。たまに彼女は過敏に反応した。それが首に近ずくにつれ、動きが大きくなることにきずくと、一はさっきのお返しと言わんばかりと、首に触れるか触れないかの距離で撫でた。一は神崎が怒って振り替えるのを期待していたが、振り替える素振りを彼女は、見せなかった。嫌な部分だと確信させたくなかったのだろう。
双六「どうした、肩が震えているぞ」
神崎「............ほざけ」
またピクリと体が跳ねた。一はこれ以上やるのは、可哀想だと思い、立ち上がった。気配で感じたのだろう。彼女も震える体を起こし、一についていった。
続く
- Re: ナンバカ。チートキャラが来た! ( No.5 )
- 日時: 2017/03/30 19:21
- 名前: 桐谷 (ID: GbOqdb.J)
彼女は震える体を起こし、一についていった。
神崎「.........」
双六「ここが神崎の担当だ。まぁ、頑張れよ」
少し肩の荷が降りた、と言うような言い方で神崎の肩をポンポンと叩いて主任室に戻っていった。13房の囚人とは挨拶を終え、いまに至るのだが、神崎は無言のままであった。
ジューゴ「神崎、だったっけ。あんたさ、何でそんなに顔赤いの?赤面症?」
そう、神崎が無言なのは一とさっきの出来事が合ったからだ。
神崎「大丈夫ですよ。心配してくれてありがとうね」
ニコリと微笑んで見せた。ただ一人を除いては神崎の期待どうりの反応を見せた。ウノ一人を除いては。
神崎「...どうしたの?11番君」
ウノ「.........あんた、気に入らないんだよ」
ニコ「ちょ、ちょっとウノ君!?」
口論になりそうなのを神崎があーいいよいいよ。と止めた。
神崎「大丈夫、そう言われるのは慣れっこだから、女なのに看守をやってると、よく悪口言われるからさ」
ニコ「そんな!神崎ちゃん可哀想...」
神崎「ハハハ、ありがとうね、25番君。君は優しいね」
ロック「そういやもうすぐ昼飯の時間だな」
ジューゴ「じゃあ開けるぞ」
神崎「!」
ガシャンと音をたてて、13房の扉が開いた。それと同時に、四人は一斉に脱獄した。
ジューゴ「わりぃな!神崎、これが俺らの日常だから!」
続く
- Re: ナンバカ。チートキャラが来た! ( No.6 )
- 日時: 2017/03/31 09:52
- 名前: 桐谷 (ID: R33V/.C.)
ジューゴ「これが俺らの日常だから!」
神崎「これが日常?フフッ...じゃあ私がその日常、壊してあげる!」
ニコ「ラッキーだったね!女の看守さんだから、そんな簡単には捕まらないかもよ!」
ロック「確かにな、"個人看守"ってことは、一もこねぇ可能性高けぇし」
その時、四人の後ろからジャララララと金属が擦れば合う音が迫ってきた。
神崎「心外だなぁ。私がそんな簡単に」
ヒュンと音をたてて、一番遅い15番の足に鎖を巻き付けた。ザッと服と地面が擦れる音と共に、15番はぐえっとうめき声を上げ倒れた。
神崎「そんな簡単に、囚人である貴方達を逃がすと思う?」
ズンと空気が重くなった。
ロック「こんなもんっ!!」
いつの間にかジューゴに駆け寄っていた69番が神崎の鎖を引きちぎろうとしていた。
神崎「二人目」
また金属が擦れる音がした。神崎は69番の腕から鎖を巻き付け、近ずいた。
ドッ
ロック「がっ」
彼女は69番の溝落ち部分をヒールで蹴ったのだ。
ロック「けほっゲホゲホ...はっはっ」
神崎「次は...」
ウノ「くそが!」
11番が拳を振りかぶって神崎に...だがそれを簡単に避けて11番の額に踵蹴りを決めた。崩れ倒れていく11番を直ぐに鎖で巻き付け最後の25番に向き直った。
ニコ「さっきの笑顔は嘘だったの?」
神崎「.........」
ニコ「...答えてくれないんだ」
神崎「囚人番号25番、貴方は大人しく捕まってくれるよね?」
25番はビクッと跳ねた。
ウノ「ニコ逃げろ!外じゃなくて一の所に行け!」
ニコ「え...わ、わかった!」
タタタと25番は駆けていった。神崎が追い掛けようとすると、11番の手が彼女の足首を掴んだ。彼女は肩越しに彼を見下ろし、彼女の能力である超能力で空気に圧力を掛けた。
ウノ「っ!」
神崎「離しなさい、11番」
圧力をより一層強めた。だが11番は離すどころか力を強めてきた。
神崎「っ!」
ウノ「俺はな、あんたが猫被ってたの、きずいてたぜ?」
神崎「!へぇ」
ウノ「っ!あと...あんたは首が弱いったこともな」
神崎「!!なんっ」
ウノ「理由は二つ、あんたは一や俺らと話してる時、無意識に首を庇ってた。もうひとつは、最初の挨拶の時、一の足、何回か踏んでたよな。あれって首を触られてたからじゃないのか?」
神崎「さぁどうかしら」
ウノ「あと今わかったことが一つ、"足首"も弱いだろ」
神崎「なっんで!」
神崎が驚いた瞬間、圧力がなくなった。それを狙っていたかのように、ウノは行きよいよく立ち上がり、彼女を押し倒した。彼女は能力を使おうとしたが、11番が覆い被さっているので、掛けれなかった。同時に11番は、神崎の手首を掴んでいたので動くことも出来なかった。
続く
- Re: ナンバカ。チートキャラが来た! ( No.7 )
- 日時: 2017/04/01 17:27
- 名前: 桐谷 (ID: QoAeUzsP)
神崎「くっ」
離せ!と神崎は身を捩るが男相手、しかも全体重がかかっている。神崎が勝てるはずもなかった。
ウノ「ヘヘッこうなっちゃあんたもザマァねぇな」
11番は人差し指をツーと神崎の首筋に沿って撫でた。神崎は声を出すまいと、唇を噛み締めた。力強く噛んだせいで唇から真っ赤な血が出てきた。ブルブルと体を震わせ尚、神崎は11番を睨んだ。
ウノ「あーぁ、こんなに噛んで...大丈夫。力、抜いてみ」
11番の色っぽい声が彼女の耳元で音を出した。ビクッと体が跳ねた。力を入れるために息を止めていたのが、一気に解放されたことではぁはぁと酸素を求めて息をした。
神崎「後で後悔するぞ」
ウノ「いいよ。俺は気にしない」
11番の手が下に下がり彼女のスーツに手を掛けた。プチ、プチと音を楽しみながら、ボタンを開け始めた。バタバタと暴れたがびくともしない。
神崎「......」
きちっと体を包んでいたスーツが一気にはだけた。
神崎「ただで済むと思うなよ」
ウノ「うん.........あんた結構胸あったんだね。きつくなかった?」
神崎「貴様!」
もう我慢出来なかったのだろう。今まで動いてなかった鎖が動き、11番の手に巻き付きダンと壁に叩きつけた。
双六「おい!大丈夫か!」
ニコ「ウノ君!」
はたっ
しばらく沈黙が続いた。沈黙を破ったのは神崎だった。
神崎「すみません、私の不注意が原因で脱獄させてしまいました」
ウノ「まぁそのお陰で楽しめたけどね」
ギロッと11番を睨んだ。
双六「まぁ外に出なかっただけ良いか。神崎、お前は服着ておけ。コイツらは俺が連れていく」
そう言われて初めてきずいたのか、慌てて上着を着た。
双六「............きついなら看守長に言って変えて貰え」
神崎「見ないでくれませんか?変態」
双六「あぁ!?お前の事を思っていってんだ。素直に...はっ」
いや、何でもないと言い、四人を連れて食堂に連れていった。
ウノ「なー、一。お前神崎の事好きなの?」
双六「はあ!!?」
突如予想してなかった事を聞かれ、腑抜けた返しをしてしまった。
った。
続く
- Re: ナンバカ。チートキャラが来た! ( No.8 )
- 日時: 2017/04/03 11:37
- 名前: 桐谷 (ID: AUcWpFEA)
双六「はあ!!?」
双六「11番、お前なに言って」
11番は一の答えを待っていたかのように、ニコォと笑い
ウノ「へー?じゃあ俺があの人貰おうかな」
双六「なっ、お前は受付の女に一目惚れしたって言って...」
ウノ「そーだけどさー。攻略が難しい奴ほど、燃えるじゃん?それに、あの人の弱点分かったから、面白くなりそう」
彼の何かを企んでいる時の顔は、本当に楽しそうであった。その証拠に、彼の口角はイヤらしく上がっているのだ。周りから見れば悪役その者だろう。
双六「..................神崎は渡さん」
ウノ「やっと素直になったね。一、俺も簡単には渡さないから」
あ、でも。と、張り詰めた空気が壊れた。
ウノ「俺の他にライバル、出来るかもよ?一」
双六「どういう事だ」
すると、一が嫌ほど聞いてきた声が向こうから聞こえてきた。
猿門「おい!一、お前主任室に居ないってどういう...なっ何で囚人がここに...」
双六は思った。俺の胃、さようなら。
神崎「主任、誰ですか?この人」
救世主来た!
双六「あぁ、こいつは5舎の悟空猿門。猿、こいつは新しくこの四人の個人看守になった神崎神子人だ。」
猿門「さりげなく猿って言うな!...まぁ宜しくな。神崎んで?何でお前の担当している奴がここにいんだよ」
神崎はやっと状況を理解したのか、お得意の笑顔を作り
神崎「今日は25番の診察日だったので、連れて行こうとしたら、迷ってしまって。そんなときに主任に会ったので、案内してもらっていたんです」
猿門「ふーん?じゃあ25番は良いとして、何で他の奴も一緒にいるんだ?」
神崎は、ほんの少し間を置いて
神崎「個人看守は私一人なので、私が居ない間に何か合ったら、主任に迷惑が掛かってしまうと思い、全員で来たのです」
一は、こいつの頭の回転の速さに感心した。
猿門「成る程な。すまなかったな、疑うような事しちまって。にしてもお前、女なのに背ぇ高けぇな」
神崎「そうですか?」
猿門「あぁ、羨ましいぐれぇだ」
神崎「ありがとうございます」
猿門は納得したと言って神崎に再び謝罪し、双六と話に行った。神崎は猿門の耳に聞こえない所まで離れた。
ニコ「神崎ちゃん。僕、今日は診察日じゃないよ?」
神崎「話を合わせて?分からないの?今貴方達、危なかったのよ?」
ロック「あーもう動いて腹へった。早く食堂に行こうぜ?」
69番は、神崎の確認を取るように、彼女の方を見ながら言った。
神崎「分かった分かった。私もそこで食事を取るから、案内してくれない?」
ジューゴ「分かった。はー、鎖の鉄臭い匂いが付いてる」
神崎「貴方達が脱獄したのが悪いんでしょう?自業自得よ」
続く