二次創作小説(紙ほか)
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- Re: Dear my princess!
- 日時: 2017/06/25 20:25
- 名前: 電コ (ID: 3i70snR8)
やさぐれ庶民とボンボンとかテニスのお話。
※テニスの王子様二次小説です。閲覧注意。
- Re: Re: Dear my princess! ( No.1 )
- 日時: 2017/06/25 20:43
- 名前: 電コ (ID: 3i70snR8)
「亮、何時だと思ってるんだ」
深夜テンションが一気に崩された。俺は舌打ちをして、颯爽と自分の部屋に上がる。兄貴が地方の大学の寮に入るから親と3人暮しになっちまった。ふざけんな。
「亮、開けなさい」
また舌打ちをして、更にドアの鍵を閉めた。親父うるせー。
俺は宍戸亮。都内有数の金持ちが通う氷帝学園に、庶民代表として通学している。高等部に入学した今、テニスを辞めた今、俺は金髪になった。氷帝つっても俺みたいなアホめっちゃいるし。
「忍足くんは医学進学会に入ったそうじゃないか。全くお前は…」
「俺はまず親のDNAがおかしいんだっつーの。だから頭いいとこなんかムリムリ」
(医学進学会とは医学部を目指す生徒のために作られた、学園と大学が主催する予備校のようなもの。氷帝学園内で偏差値の高い医学部を目指す生徒のために作られた)
「いい加減にしろ!」
ドアが吹っ飛んできた。親父がドアごと突き破ってきたのである。俺もびっくり。
「ドア壊すんじゃねーよ!」
掴まれた胸ぐらにかかった親父の手を引き剥がし、廊下へ突き飛ばす。触んな、うぜー。それでも親父は俺の頬を叩いた。弾く音がする。
「俺の顔に傷ついたらどーすんだよ」
俺も同じように親父の頬をぐー(引っぱたくより痛い)で殴り飛ばし、親父は壁にもたれ掛かった。
「母さんが…泣いてるぞ」
「は?」
あーあーだるい。もっかい家を出る。今朝4時ぐらいだけど。
- Re: Re: Dear my princess! ( No.2 )
- 日時: 2017/06/25 21:06
- 名前: 電コ (ID: 3i70snR8)
高校に入ってから大人っぽくなったねって言われるようになった。ぱっつん黒髪は茶髪にして、シースルーバングにして毎朝髪をコテでまきまきしている。私服校だけど、日によって着ていくなんちゃって制服も変えてるし。
「梓大人っぽくなったねー!まぢやばみー!」
「そうかなぁ?ありがとう♡」
つか、氷帝出たくせになんで三四山高校(私立偏差値32)なんかに入ってんの?バカ高校の制服着てるやつと話してるとイメージ悪くなる。まぁ私も見た目頭悪そうなんだけどね。一応、黎榮(都立偏差値72、一流大学進学率99.9%、入学すれば将来が約束されるよ!)通ってるから私。
高校に入ってからいい子をやめた。愛想の良いお人好しをやめた。それでもなんとかクラスでやって行けてるんだもの大丈夫。
素早く会話を片付けて、学校へ向かう。朝から最悪だ。