二次創作小説(紙ほか)
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- FAIRYTAIL 久遠のセツナ・改
- 日時: 2018/07/16 18:01
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
流石にセツナは変えません。
シアンも変えずに天狼島編からスタートです。
天狼島で試験 >>01-05
大魔闘演武 >>06-18
キャラ紹介 >>19
ディオネの過去 >>20-21
- ある程度のキャラ紹介 ( No.19 )
- 日時: 2018/07/16 16:58
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
セツナ・タチバナ
異名【東洋の妖精】
17歳、紋章は水色で右手の甲
東洋出身の少女。短く切った黒髪に黒い瞳をしている。
異性やエクシードに好かれる?体質らしい。魔法は
基本、宝石関係でエルザの騎士を少しパクって
ジュエルドレスを作った。リーファに進められて
魔導士になった。
シアン・ブルード
異名【妖精の結晶、妖精のオーロラ】
20歳、紋章は青緑で首の左側
白と黒のオッドアイと銀髪が特徴的な青年。髪は角度によっては
虹色に見えるらしい。不愛想で誰とも馴れようとしなかったが
セツナと出会い少しずつだが馴染んできた。オッドアイが原因で
村の住民や親に暴力を振るわれたり、石を投げられていたため
誰も信じることができなくなっていた。魔導士としての実力は
かなり高く下手すればマカロフと同等かもしれない。氷の
造形魔法を得意とする。週ソラの美男美女魔導士特集で
取り上げられるほどの美形。
シュウハ・ヴォイッサ
異名【妖精の騒音】
19歳、紋章はオレンジで右側の脇腹
水色の髪をした音の滅竜魔導士。S級魔導士でもあり
実力は本物。聴力が異様に発達している。通話や足音・呼吸などで
敵がいるかどうかが分かる。
リーファ
異名【赤髪の拳闘士】
22歳でフィオーレ王国全体で噂になっている拳闘士。セツナに
魔導士になることを進めた男であまり魔法は使えないものの
自身の身体能力などを活かした体術で魔導士を圧倒できるほどの
強さを持つ。ジュビアがうろたえるほどの美青年。
レオン・マクガーデン
19歳、紋章は黄色で左側の脇腹
青髪のS級魔導士でレビィの兄。生まれつき大きな魔力を持っている
ため両肩に魔力制御用の魔法陣がある。光系の魔法全般を
扱うことができ、妖精の尻尾の三つの魔法も使うことができるとか。
◆
ディオネ・グリウンド
18歳、紋章は黒で右肩
蛇姫の鱗で最強候補の黒炎の滅竜魔導士。セツナの友人の
一人。跳躍力ならエルザの飛翔の鎧に負けない。過去に何かの
研究所にいた。纏っているマントは防御や打撃に使える。
- 黒炎の過去 前編 ( No.20 )
- 日時: 2018/07/16 17:49
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
今よりも昔の話…。
7月7日、彼ディオネの前から黒炎竜は姿を消した。
その日だ。
「やぁ、どうしたんだ?僕」
「…誰?」
ディオネは白衣を着た男を見た。
黒炎竜アドラルを探していたディオネに手を差し出した。
「私と来ると良い。ここで一人でいたら危ないからね」
「…」
ディオネはそのまま彼についていった。
そこは魔法研究施設だったのだ。
それからというもの彼はその施設の実験体だった。
「ねぇ貴方…」
ディオネは声がしたほうを見た。
そこには黒髪の少女がいた。自分よりも少し年上っぽい。
「?」
「私ウルティアっていうの。貴方は?」
「…ディオネ」
小さくそう名乗った。
「そっか。ディオネ…うーん」
ウルティアはディオネを見る。
「今日からお友達になろっか」
「お、友達?」
「うん!」
その日からいつも彼はウルティアと遊ぶようになった。
そんなある日の研究結果を見て研究者たちは驚愕し
恐怖した。
「ディオネの魔力が大幅に増幅。魔力量は聖十大魔道を超えている!
子どもとは思えない」
「それどころか測定不能だと!?」
その時、大きな爆発音で全員が恐怖した。俯いたまま黒炎を
纏った少年がゆっくり歩み寄る。
「じゃあね——」
黒炎が辺りを包んだ。
その数年後、彼はウルティアを探しつつ流浪していた。
寝床は洞窟だ。だが最近はあまり食料を食べていなかったため
かなり空腹だった。
「あら?こんなところに人?」
「だ…れ?」
「私はシェリーこっちは従妹のシェリアよ。私たち蛇姫の鱗って
いうギルドにいるの」
「ギルド?」
彼女たちが何かを話し始めシェリーが手に持っていた籠を開けて
渡す。中には美味しそうなサンドウィッチが入っていた。
「貴方、お腹空いてるでしょ?私たちはもう食べたから
あげるわ」
「で、でm——ッ!!?」
シェリアは彼の口にサンドウィッチを捻じ込んだ。最初は嫌々
食べている感じだったが段々と食欲に逆らえなくなったのか
食べるようになった。
「そうだ!ねぇ貴方、名前は?」
「ディオネ」
「じゃあディオネ!一緒にギルドに行こうよ!住む場所とかは
私が確保してあげるよ」
その日から彼は蛇姫の鱗の仲間となった。
- 黒炎の過去 後編 ( No.21 )
- 日時: 2018/07/16 18:00
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
シェリーが確保してくれた家は一軒家だ。
その家の扉を叩く音が聞こえた。
扉を開けるとディオネと同じぐらいの黒髪の少女がいた。
「あ、えっと初めまして。お隣に住んでいるセツナです」
「う、うん初めまして。俺はディオネ、よろしく」
セツナをディオネは中に入れて飲み物を出す。
「あ、その紋章って蛇姫の鱗ですか?」
「あ、あぁそうだけどお前は?」
ディオネがそう聞くと彼女は自身の右手の甲を見せた。
「私は妖精の尻尾に入ってます」
「そっか、じゃあ別のギルドか〜。まぁでも近所だし
これから仲良くしてくれよなセツナ」
「勿論!」
その日が二人が仲良くなった日だ。
それから二人はどんどん仲良くなった。
お互いのことも知るようになった。
ディオネはとても幸せだった。
- 依頼、無人の村の不思議 ( No.22 )
- 日時: 2018/07/17 21:12
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
「で、内容は何なの?」
セツナは後ろ側に席に乗っているルーシィにそう聞いた。
「えっと…無人の村で何かしている人たちをどうにかしてください、だって」
「でもよぉ…なんで剣咬の虎の奴らもいるんだよ!?」
酔っているスティングとローグを指差した。
「うっぷ…ま、待て、それは駅についてか…うっ!!」
「ちょっとタンマ!!スティングここで吐かないでェぇぇぇ!!!!」
セツナはそう声を荒げた。
乗り物酔いする三人(ナツ、スティング、ローグ)が揃うとかなり
大変だ…。
無事に目的地に到着し改めてなぜ二人がいるのか尋ねた。
「何故も何も、俺たちにも同じような依頼が入って来たんだよ」
ローグがその依頼書を見せた。
そこには全く同じ内容が書かれていた。
「とにかくしばらくはこの村にいることになるし宿を先に
探さないといけないな」
「でもエルザ、こんな無人の村に宿なんてあるのか?」
「探せばどこかにあるは——ほわっ!?」
セツナは何かに足を取られ躓く。
彼女がゆっくり立ち上がり足元を見ると傷だらけの青い目をした人形が
二体転がっていた。
ローグ「なんだ?人形か?」
ルーシィ「随分と細かく作られてるよね」
エルザ「なんかの御神体なのか?」
セツナ「でもこれ作った人、ちょっと見ていたいかも!!」
だがセツナが抱いた人形がふわりとセツナの腕から抜け、どこかへ向かっていく。
それを全員が追いかけていった。
◆
辿り着いたのはある館。
その扉を叩き声を上げた。すると中から暗い青髪の青年が姿を現した。
周りには剣や銃を持った可愛らしい人形が浮いていた。
「誰だ…お前ら?」
「妖精の尻尾と剣咬の虎です」
「じゃあこの子を拾ったのは?」
彼はそう聞いたのでセツナはスッと手を挙げた。
「…ありがと、じゃあ」
パタンッと扉を閉め切ってしまった。
全員は無言でその場に立ち尽くしていた。
中では傷だらけになって中から綿が飛び出した人形を彼、ジュリアスは直していた。
彼は人形師なのだ。
「…雨…そういえばあのセツナって子」
『でもこれ作った人、ちょっと見たいかも!』
- ギルド嫌いの人形師 ( No.23 )
- 日時: 2018/07/17 21:31
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
大雨が降り全員は館で雨宿りをしていた。
「そろそろ本気で宿を探さねえと不味くねえか?」
「そうだな」
エルザはナツにそれだけ答えた。
静かに扉が開き長い金髪の人形がひょっこり顔を出し
手招きした。
「…もしかして中に入って来いってことかも?」
セツナがそう聞くと人形は頷いた。
人形に招かれ一同は中に入っていく。
進んでいくとさっきの青年がせっせと何かを作っていた。
「あ、あのぉ…」
「…」
「この人形たちって全部貴方が作ったんですか?」
辺りにはフランス人形や可愛らしいドレスや羽の生えた
美しい人形たちがフヨフヨと浮いて彼を囲っていた。
セツナの質問に白いドレスを着た人形が紙を見せる。
『みーんなジュリアスの作った人形。ジュリアスは人形師』
「人形師かぁ…どれも可愛いし綺麗!」
ジュリアスはすぐに立ち上がり触れようとしたグレイから
人形を離し両腕で優しく包んだ。
「これはまだ直したばかりなんだ。あまり触るな!」
「す、スマン…なぁ、お前、人形が好きなのか?」
その質問に彼はコクリと頷いた。
「ギルドは嫌い、俺が信じられるのは人形だけだ」
「(人形だけ、か…そういえばシアンもセツナが入ってくる前は
何も信じていない疑心暗鬼の目、彼のような目をしていたな)」
エルザはその姿を昔のシアンに重ね合わせた。
何も信頼できない彼と信用しようとしない昔のシアンを
重ね合わせた。