二次創作小説(紙ほか)
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入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- ダークネスリベンジャー(改)
- 日時: 2022/06/09 19:55
- 名前: 破壊神 (ID: RtQ9ht2V)
はじめに
これは私の統合失調症の治療の一環としています。
いつも頭の中に浮かんでは消え、浮かんでは消えを繰り返しており、その為に手が止まってしまう事があり、なかなかコントロールが出来ません。そこでカウンセラーに相談すると、
「作品として出せば?」
と言われたので、今までオリジナルとか 書いて来ました。
でも、2次を置く所が中々見つからず、一応1つ見つけたのですが、中々うまく行きません。
そこで、これを作って試そうと思います。
このダークネスリベンジャー(改)は、3つのアニメを1つの世界に入れました。
大元のガンダムSEEDDESTINY(ガンダムシードデスティニー)の44~48話の間に、DBZとドラえもんを混ぜました。
もし、この3つの中で知らない物が有った時の為に、ちゃんとキャラクター紹介をしていきたいと思います。
テーマは、(ザフトの冤罪? 仕組まれた罠と世界の崩壊)
にしました。
それではまず、ガンダム側から、紹介していきます。
シン・アスカ
ザフト (特務隊)
黒髪に赤い目をしており、先のヘブンズベース(地球軍の地上の総本部)を陥落させた事をたたえ、勲章を与えられ、フェイス(特務隊)に任命される。ガンダムデスティニーをのパイロットで、人一倍の暴れん坊一度敵と見なせば、どんな奴も許さないう冷血な心を持つ。ジブリールが逃げたと聞いた時は、缶コーヒーの缶を握り潰す程の怒りをあらわにしていた。
レイ・ザ・バレル
ザフト (特務隊)
ロングの金髪に水色の目を持ち、いつも冷静にしており、シンを気遣い、議長の事を絶対視し、2人だけで話す事もシバシバある。
ガンダムレジェンドのパイロットを務める。
今回は、冷静でいながら、陰でコソコソ何かしている。
ルナマリア・ホーク
ザフト(赤)
妹のメイリンホークの事で、シンに急接近かと思われていたが、どうやらそうではないようだ。インパルスをシンが新型機へ乗り換えた為に、譲られる形で乗る事になったが、射撃が凄く下手。紅色のショートに赤薄青の目を持つ。ズバズバとなんでも言ってしまう所が有るらしく、シンとは、アカデミー(ザフト訓練校)からずっと一緒だった。
だが、今回は、有る女の子の事情聴取しようとした矢先に、何かやられたのではと考えるのだが……
タリア・グラディス
ミネルバ艦長
白服で、ミネルバを切り盛りする艦長だが、過去にデュランダルとは恋仲だったしいが、子供が欲しいという思いから、彼と別れるが、まだ思いはあるようだ。今回の事件では、本当に摩訶不思議な事が多く、かなり心労が有った。金髪の髪に、水色の目を持つ。
ギルバート・デュランダル
議長
コーディネーターのリーダー的存在で、言葉で人を操れるのか、コーディネイターだけでなく、地球の人間を簡単に操ってしまい、ロゴスが全ての敵と地球の人々に教え、そのせいで、地球の経済までもがボロボロになってしまう事等お構いなしだ。そのせいで、ロゴスメンバーはヘブンズベースに逃げ込むが、あっという間にザフトにやられ、ジブリールだけ捕まえ損ねてしまう。
そして、次の演説では……
ラクス・クライン
(ミーア・キャンベル)
ラクスの替え玉で、本人はラクスを演じ、人々を操るが、今回は、有る者のせいで、元の姿に戻されてしまう。
(オーブ)
キラ・ヤマト
最強と言われるコーディネイターだが、本人は知らずに育てられて来て、オーブに住んでいたのだが、そこをザフト軍に襲われ、修復が終わっていた、AA(アークエンジェル)でオーブを脱出し、ザフトVSオーブの闘いを止めようとするが止まらず、彼自身もフリーダムガンダムを、当時インパルスだったシンに落とされてしまうが、どうにか軽傷で済んだ。所が、オーブについてまもなく、ラクスが危険と分かると、すぐさまカガリ(双子の妹)から、ストライクルージュとブースターを借りて宇宙へ飛び、そこで、新たなる剣、ストライクフリーダムで、2分で敵を全て殺さず、全滅させてしまう。まさに無敵のファイターだ。今回の事では、悟空にビビらされたりするが、殆ど出番を取られてしまう?茶色の短髪に紫色の目を持つ。
アスラン・ザラ
(元特務隊)
色々あってザフトに復帰したのは良かったが、議長から受け取ったセイバーガンダムがキラと闘う羽目になり、バランバランにされ、シンVSアスランとで大げんかになってしまう。そして、議長を信用できなくなりミーアを連れて逃げようとするが、役割に縋りついた為、偶然ルナマリアの妹メイリンホークの部屋へ逃げ込んだ際、彼女の力で、ザフトから脱出するが、レイとシンでアスランはシンに話そうとするが、それをレイが邪魔をし、切れたシンによって、逃走に使っていたグフを落されてしまう。
そして、その時、偶然偵察で、オーブのキサカが2人を保護してオーブへ届け、AAで静養していたさい、オーブが戦場になる事を知って、宇宙からインフィニットジャスティスに乗ったラクスから、受領し、シンと話そうとするが、全然聞かず、結局またベッドに逆戻り。今回は悟空達に世話になる事が多くなってしまう。
藍色の髪に緑の目を持つ。
カガリ・ユラ・アスハ
(キラの妹?)
オーブの姫であり、代表という立場にあるが、政治の事は夫慣れで、引っ張り回され、あわや結婚させられそうになった時、キラによってAAに合流。そして、真相を聞き、ザフトとの戦闘をなんとかしようとするが、うまく行かず、アスランにも嫌われてしまうのでは思っていた。
そして、指輪はアスランからのプレゼントである。今回は首長として立ち回ろうとするが、殆どのオーブに攻めて来たザフト兵は、ピッコロが全部倒してしまう。そして、アスランの事をずっと思っており、彼の事でずっと泣きっぱなしだった。
ネオ・ノア・ローク
(元地球軍ファントムペインのボス)
ベルリンでAAに回収された時、何かを感じたのか、AAを助けたさい、頭に何かが浮かんだ。それは大事な記憶だった。今回は、AAの中から、戦う悟空達を見てるしかなかった。
ラクス・クライン(本物)
宇宙でずっと調べており、ファクトリーという所で仲間を募り、新型機の開発や、ドム・ト・ルーパなどの設計にも携わり、敵に回すと怖そうなイメージだが、死をも恐れぬ勇気を見せ、キラが宇宙に助けに来てくれた時には、女の子の表情を見せた。そして、アスランを思い、インフィニットジャスティスを彼に渡した。
今回は悟空達に振り回されそうに見えるが、本人はのほほんとしていたが、ミーアの演説紛れ込み、混乱させる。だが、そのせいで、ミーアに有る変化が起きる。
ミリアリア・ハウ
前大戦時にAAの一員として闘いに参加した経験があり、
下りた後は、あちこち見て回ったらいして、AAの事を知って合流する。
今回は、元カレと会う事になってしまい、戸惑う。
ザフト(ドラゴンの育成)
イザークジュール
銀色のおかっぱに水色の目を持つ白服で、ジュール隊の隊長だったのだが、有る時、卵を見つけ、それを副官のディアッカエルスマンと共に、育てる為、オーストラリアの基地(カーペンタリア)に降りて来たが、自分は怖い者と思われてしまい、悔しそうな顔をしていた。
ちなみに、アスランが復隊出来たのは、彼の後押しも有ったからだった。
ディアッカ・エルスマン
前大戦時。AAに見方した為、降格して、一般兵になっていたが、最近ようやく自分だけの機体を貰えた。
どういうわけか、卵に気に入られ、彼がいると、落ち着くようだ。
そして、そんな彼の事を、ある猫と、天界から、有る者がずっと見ていた。
ドラゴン(クー)
ディアッカを完全に母親だと認識してしまい、彼だと気を許すが、イザークはどうにも苦手なようで、すぐに怯えてしまう。はたして、このドラゴンを育て上げる事ができるのだろうか?
ザフトとオーブはこれにて終了。次は、DBZです。
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- (第15章 現れたステラとマユ! アレクサンダーの陰謀 ( No.18 )
- 日時: 2022/06/08 18:23
- 名前: 破壊神 (ID: RtQ9ht2V)
一方その頃、ディアッカは、どうすべきか考えていた。
この状況では戻ろうにも、イザークがこんなんじゃ戻れない。
「イザーク……一体何が有ったんだ?」
「フム……どうやら呪いをかけられたようじゃな」
「呪い?」
「そう。しかもかなり根っこが深い奴じゃ。ちょっとやそっとでは、この技は使えん。相当上級の奴から習いおったな」
「どいう事だ?」
と、ディアッカが焦りながら聞くと、
「う~ん……まあ、戦争をやっていれば、それなりに怒りを買うのも仕方ないが、この怒り方は普通ではない」
「と言うと?」
と言っている所へ現界王神がやって来た。
ご先祖様! ここでしたか」
「何か分かったか?」
「実は前大戦時、イザークさんは民間人の乗ったシャトルを、破壊した事が分かりました。それとキラさんは、当時ストライクに搭乗しており、どうやらその時に、偶然狙っていたストライクの間にAAに避難していた人達の乗ったシャトルが間に入ってしまい、当時にイザークさんはそれが、民間人が乗っているとは知らずに攻撃したようなんです」
「なるほど。そんな過去が有ったとは」
「あの時はもめに大揉めしてな。デュランダル議長に助けられて、俺は降格でイザークは正式にジュール隊の隊長になったんだ。もうあんな事を起こさないようにするには、出来る事をするしかないって言ってな」
「なるほどの~そんな事が有ったのか」
と界王神が言うと、ディアッカは分からなかった。何故、今になってこんな事をしたのかが。
「でも、今更どうしてこんな事に?」
「それがわからねえだ。あれからもう3年くらい経ってるのに……」
と、界王神達とディアッカが話していると、イザークが目を覚ました。
しかも今度はちゃんと正気を保っていた。
「グルルルル」
「イザーク!」
と、ディアッカは階段を駆け下り、彼の前に行くと、猿ぐつわをされているが、何か言いたそうにしている。
「イザーク! どうした!?」
「どうやら相当窮屈なようじゃの」
「折りたたまれた挙句にこのこの格好じゃあ疲れちゃいますよ。少しだけ、外の空気を吸わせてあげませんか?」
「俺、クーを呼んで来る」
「急ぐんじゃぞ。下手にザフトに見られると、後々まで面倒じゃからな」
と言う頃には、ディアッカは、クーの所へ行くと、何かを感じていたようにすぐ側にいた。
そして、どういうわけか、カガリも一緒だったのだ」
「カガリ。なんでお前が」
「あの竜の事が知りたいんだ。キラとアスランから聞いたけど、やっぱり自分の目で確認したい。2人を疑うワケじゃないけど」
「そっか。じゃ行こうぜ」
「あ、2人で大丈夫か?」
「大丈夫。乗ってみるか?」
と言い、ディアッカはカガリを乗せるが、クーは全くへこたれなく、翼を羽ばたかせ、夜の空へ飛んだ。
そして、イザークを倉庫から外に出すと、空へ飛んだ。
「グオオオオオオオオ!!!」
「うっひ~おっかねえの」
「グルルルル」
「怒るなって」
「これが、本当のドラゴンに空……初めて感じた」
というカガリに、ディアッカは、帰って来たAAを見つけた。
「あ、戻って来た。とりあえず、一旦戻ろうぜ」
「ああ」
と、皆が戻って来ると、皆の服がぼろぼろになっていた。
「お疲れさん。皆」
というディアッカに対してミリアリアは耳を引っ張りながら、
「お疲れさんじゃな―――――――――――い!!!!」
と、思いっきり叫ばれた。
「あら~~~~~~」
と、ディアッカは目を回してしまい、カガリに今後の動きを相談する事にし、悟空達は、修行に入った。
まさか、ブロリーが超サイヤ人3まで変身できるまでに成長していたのだ。
バラバラにされたのにも関わらず、更に力を付けていた。
こうなった以上、油断は出来ない。下手をすると、オーブを消しに来る可能性もあるのだ。
一方ミネルバの方も一時撤退するが、カーペタリアが使えず、仕方なく、遠いがジブラルタル基地で補給をする事になった。
シンはかなりひどくやられておりルナマリアをカッコよく守ったつもりでシンの方はダメージを受けてしまったのだ。
「レイ……その、ゴメンナサイ。私のせいで、シンを……」
「いや、あの場合は仕方ないだろう。下手をすれば、2人共やられていた。しかもあの強さは、あちら側も苦戦を強いられていたからな。一番の脅威はやはりドラえもんに有る。あいつ等を使う事が出来れば、なんとかなるのだが……」
「使うって事は、交渉して、コッチを手伝ってもらうって事?」
「そうなるな。この場合」
「でも、何所にいるのかわからないのよ?」
「のび太のいる場所が分かれば、奴等も理解はするだろう」
「うまく行くかしら?」
と、2人が話している頃、シンはやっぱりあの携帯をいじっており、またマユとステラの事を思い出していた。
「ステラ……マユ……」
と、思った時、
「RRRRR、RRRRR」
と、携帯が鳴ったのだ
「! 嘘だろ!?」
とりあえず、シンは通話ボタンを押した。
「も、もしもし?」
「あ、やっとつながった~私、マユだよ~今ねこの船の一番後ろにいるの。ステラお姉ちゃんも一緒だよ。でも、酷いよお兄ちゃん。マユに黙って彼女作ってたなんて~」
「え!? マユ。ステラと一緒なのか?」
「うん。そうだよ。会いたいのお兄ちゃんに……ステラお姉ちゃんもそれを望んでる。ねえ会いに来てよ」
「分かった。今行く!」
と、シンは部屋を飛び出し、行ってみると、やはりそこにいた。
見間違うはずもない。ステラと妹のマユだ。
2人の姿を見たシンは、歩きながら近づき、途中から走り出すと
「ステラー! マユー!」
と、2人は思いっきり抱きしめた。
「会いたかった。ずっと、ずっと会いたかった。ステラ! マユ!」
「お兄ちゃん。マユもだよ」
「シン。会いに来た。ステラ、ずっと待ってた」
「うん、うん」
「と、シンの目から涙がボロボロと零れ落ちる」
そして、彼はそのまま崩れる様に倒れ、発見されたのは早朝だった。
「シン! シン! 起きてよ! どうしたのよこんなにやつれて……」
とルナマリアが心配そうに言うが、彼の口から時折、声が聞こえ、その声は、
「ステラ、マユ……会いたかった。ずっとずっと会いたかった」
と言うのだ。
「何言ってるの? その2人はもう……」
と言っていると、邪念樹からの声明が出されたという事で、グラディス艦長は、
「艦内の者は、この声明を聞き漏らさないように!」
「はい」
と言うと、画面にのび太の姿が有った。
「フフフフフフフフフフ。いや~ザフトに地球軍の皆~久しぶりだね~僕の事は、み~んな知ってるよね~。たかだかプレゼントのせいで、僕をいじめて、しずかちゃんをいじめた悪~い奴等ばっかりだ! まあもっとも、そいつには最高のプレゼントを用意してあげたよ。フフフフフ今頃本人喜んでいるだろうな~。あ~そうそう忘れる所だった。え? 何をだって? 決まってるじゃないか~僕とアンの結婚式だよ~我が魔王様の娘さんと僕は、正式に結婚する事になったんだ~。スゴイよね~? これで僕は、のび太なんて呼ばせない! あんな屈辱の名前で呼んだ者は許さない! 絶対に!! さ~て~邪念樹もこんなに大きくなったよ~まもなく地獄と合体して、本当の力を得る。僕とアンで、素敵な世界を作るんだ! さあ、皆の者! 見ていてくれたまえ~」
と言うと、どこからか音楽が聞こえ、黒のタキシードに白い蝶ネクタイをしたアレクサンダーに、魔王の娘アンは、純白のウェディングドレスを着て、その時を待っていた。
階段を上るたびに、周囲から拍手の音が聞こえる。
そして、テーブルの前で、2人は指輪を交換し、抱き合ってキスをする。
すると、のび太の中から、白い何かが飛び出していくのを、キラが見ており、そこは海だった。
「今のは……」
「さ~てお立合い~これが僕からみ~んなへのプレゼントで~す」
と、出て来たのは、真っ暗な、暗黒獣達で、町で暴れまわり、ドラえもんはナントカしようとするが、全然効かない。
「こうなったら……集まれ! ドラエモンズー!!」
と、彼が親友テレカを掲げると、未来世界にいた皆が駆けつけてくれた。
カンフー服を来た、オレンジ色のドラえもん王(ワン)ドラ。
マントに乗った、アラビアン服を着た、ピンクのドラメッド三世と、一緒にいた黄緑色のドラリーニョ。
機械ペガサスに乗った、黄色の西部服を着たドラ・ザ・キッド。そして、口にマントを付けたドラニコフ。
そして、赤い体に、耳が牛の様な形をしたエル・マタドーラなどが、集まって来た。
「ドラエモンズ。全員集合!」
と、皆が言うと、ドラえもんは、皆にこれまでのワケを全部話した。
「ああ、ジブリールの奴は衝撃て言うか、わけがわからかったです」
「しかも顔写真まで載せて、国外追放までするとはひどいでアル!」
「うん! 早くのび太君の誤解を解こう!」
「ちょっと待った! 解く前に何所にいるかわかんねえじゃねえか」
「あ、そっか」
と、この反応に、皆がコケる。
だが、ドラリーニョのこれは、いつもの事なので、誰も何も言わなかった。
と、その時、突然全てが真っ暗になった。
「なんだ?」
「停電か?」
と、皆がざわつき始めると、突然モニターがONになり、皆がそっちを見ると、そこにはまたのび太の姿がが映った。
「フフフフフ。やあコーディネイターやナチュラルの諸君。元気にしてるかな~。僕は今日はとっても気分が良い。どうやら僕のプレゼントが気に入ってもらえたみたいだね~。あっちこっちで凄い事になってるいや~傑作だな~」
「ウフフ。私も嬉しいですわ」
「あっと、そうそう忘れちゃいけないな~我が妻のアンだ。魔王様の娘を僕の妻にしてくれと言われて結婚した。
「ウフフ。これで私は動けるようになりました。これで私は正式に魔王軍入りになります。私は魔法を使う事が出来て、彼は暗黒生物を召喚する事が出来るのです。そして、今日は、もっと嬉しい事が有りました。御覧なさい。我が地獄から蘇った戦士達です」
と、そこには、地獄から蘇った戦士達が勢ぞろいしていた。
はたして、これで何をする気なのだろうか?
- (第16章 攻撃開始、ミーアと地球全ての異変!) ( No.19 )
- 日時: 2022/06/08 18:40
- 名前: 破壊神 (ID: RtQ9ht2V)
そこには、凄まじい数の戦死者達がおり、ミネルバやAAが知っている者もいる。
そして、当然エクスデンデットの2人と、前大戦時一番苦戦させられたあの3人、クロト、オルガ、シャニがいた。
「フフフフフ。前大戦にいた者達は、彼等の事を一番よく理解しているはずだ。そして、何故復活したのかもね~フフフフフ~あ~そ~そ~忘れてた~あの偽歌姫には、オシオキをしないといけないな~僕の事をあざけ笑っていたのは既に知っているんだ! もう言い逃れは出来ないし、もうだ~い好きだったあの人の側にいる事も出来ないよ~フフフフフ」
と、なぜかAAにいたミーアが映された。
「! ミーア!?」
「アスラン!」
と、キラがアスラン後を追うと、道がさっきより遠く感じる。
「おかしい! こんな所に壁はなかったはずだ」
「悟空さん!」
「ハア――――!!」
と、悟空がかめはめ波を撃つと、おかしな事に、壁の中へ吸い込まれてしまった。
「かめはめ波を吸っちまった!」
「どけ! こいつにはこれだ!」
と、ベジータは輪っか上の気弾を飛ばすと、見事壁になっていたその部分を引っ張ると、道が現れた。
「ほえ~。ベジータ器用だな~」
「フン。力にはお前に劣っているが、気の使い方に関しては負けんぞ」
と、彼はどこか誇らしげだった。
「よし、急ごう!」
と、悟空とベジータが舞空術で飛んでいると、途中でキラとアスランが動けなくされてしまった。
「う、動けない……」
「ゆ、床の重力が……」
「ん? そっか。あいつ、床の重力を変えやがったんだ」
と、悟空が言うと、ベジータは、すぐさまドラえもんに連絡を取ると、向こうはショートカッターを使い、空間を繋げてやって来ると、テキオウトウを2人に浴びせて動けるようにして、再びミーアの元へ急ぐ。
と、今度は、暗黒生物が2体出て来た。1体はゴリラの様な体格で、黒い部分には毒が付いている。触れただけでアウトと言う事だ。そして、もう一頭は狼みたいで足がすらりと長い感じで、明らかに、スピードを重視して、創造された物だったが、時間がない。
「ここはオラとベジータで……」
「ちょっと待ちなよ皆! ゴテンクス様を置いての活躍は、ちっとばかし早くないか?」
「こういう時は、スーパーゴーストカミカゼアタック!」
と超3モードの、ゴーストを2体出すと、あっという間に片づけた。
「はえ~~~」
「おめえ達スゲエな~」
「フッフ~ンま~……ね!?」
「カッコつけてる場合か!!」
と、ベジータが放った気弾で、2人に戻り、結局皆で後を追い、ミーアのいる部屋に行くと、やはり少し遅く、彼女は胸を押さえて苦しみながら、小さくなっていく。
「ア……アウ……ア、ス……ウウ……ア……」
と、ようやく収まり、彼女を抱き上げると、既に小1レベルまで小さくされており、息をするのもやっとの状態だった」
「ハア、ハア、ハア、ハア」
と、胸を押さえて苦しむミーアにアスランが寄り添ってやる。
「ミーア。大丈夫か?」
「ハア、ハア、ハア……アス……ど、こ……」
「! ミーア! ミーア! シッカリしろ!」
「ドックン! ドックン! ドックン!
と、心臓が激しく動き、今にもはち切れそうな痛みで、彼女の意識がなくなり始めると、また心臓が破裂しそうになる。
これの繰り返しで、彼女は傷みのループから逃げられなくなっていた。
と、その時、何所からともなく声が聞こえた。
「フフフフフ遅かったようだね~ウハハハハハハハコーディネイターってやっぱリバカだな~か~ん単に罠に引っかかるなんてさ」
この声にアスランが素早く反応する。
「お前は誰だ! 何故彼女にこんな」
「こんな事? 彼女のせいで、本物のラクスが殺される所だったんだよ? それは良いの?」
これにはキラがびっくりする。
「な、何故それを!?」
そして、あの彼はまだ続ける。
「フフフフフ。さあなんでかな~? 今度は下手をすると、あのミネルバとか言うのに乗っているエース君も危ないよ~フフフフフフ。僕はね~……あいつが一番、憎いんだ! 何度もサンタクロースって言っているのに聞かず、暴力で従わせる。まるで地球軍と同じだ! あのレイと言うのも、ホントに心が有るのかどうかさえ疑うよ! 本当に最悪だよ! コーディネイターなんて宇宙の悪魔だ! そうだ。良い事を考えた。コーディネイターを消せば良い。この宇宙からキレイさっぱりいなくなれば、キレイな宇宙に元通りになる。なら、話は簡単だ~アハハハハでも、彼等の力は使わない。僕1人の力で充分だ! ジャイアン。スネ夫、見ているかい? これから僕は、コーディネイターをやっつけるだ。僕のこの~……」
と、彼の掌に、真っ黒な球が現れ、それを持ったまま、プラントのすぐ前まで移動すると、やはり、皆が攻撃してくるが、全部はじき返す。
「あ~あ~うるさいな~。イヤだな~本当にも~せ~の!!」
と、彼の投げたボールは一瞬にしてブラックホールになり、その周りにいた者達は全て吸い込まれ、必死に皆は逃げようとするが、遅かった。
そのボールが消える頃にはプラントは、もう3つしか残らなかった。
「フフフフフフハハハハハハハハ。どう? ハムスターのおじさん。僕の力を使えば、こんな事位簡単にできちゃうんだぞ~~~~すごいでしょ~~~~~」
「あなた。少し1人だけで遊び過ぎではなくて? 私の出番も欲しいですわ」
「あ~ゴメンゴメンスッカリ忘れてた~」
と、彼はかる~く言うと、映像が地球に戻り、邪念樹が映ると、彼女は美しい歌声と共に、人々を集め始める。
なんと彼女は魔王の娘と同時に歌姫でもあるのだ。
だが、こちらの言葉は分からないので、魔界の言葉で歌う。
その歌は何か分からなかったが、ソロでも十分に美しいその歌声で人々が集まり、更に蜜が出始めた。
「お~奇跡の蜜だ~~~~~~!!」
と皆が蜜に集中すると、そこめがけて、ザフト兵が攻撃を加える。
こうなっては少々のダメージもいとわないと、ザフト兵が怒りだした。
だが、あの2人はこれを待っていた。
当然地獄から、様々な者達が蘇って来る。
その中には、フリーザ、セル、ブロリーなどもいた。
一番ブロリーは危険視され、タンホイザーを直撃させてもノンダメージだった挙句、大半のザフト兵を失うという痛手を負い、流石に議長も、どうしようかかなり困っていた。
そして、オーブの方は、AAとドラエモンズ達を出撃させる事にした。
これはカガリの憶測だったが、あそこまでのび太が悪くなるなら、自分が行った方が良いと言い出した為だ。
そして、皆には、親友テレカの力が有るので、それをぶつければ、なんとかなると思ったのだ。
邪念樹に近づくと、邪悪な気がドンドン増し、空に黒い穴が開いている。あれがもし、繋がったら、大変な事になると考えた皆は、ローエングリンで穴をあ開けようとしたが効かず、ストライクフリーダムとインフィニットジャスティスが先行して攻撃を仕掛け、その後ろから、サタンに電話して呼んでおいたブウも混ざって攻撃に加わる。
だが、穴は弱くなるどころか、逆に強くなっている。
もしこのエネルギーが一斉に地上に流れたらと思うとぞっとする。
全ての物は破壊され、本当に大切な物を失うと思ったのだ。
そして、丁度その頃、海の方が波が荒くなり、港へ引き返そうとした船の乗員が浮かぶ卵の様な物を見つけ、ギリギリのところで網にいれ、どうにか、港無事船が到着して、その卵がナニカ調べてみようとした時、界王神が やって来た。
「フム。やはり善の部分を出しておったようじゃな」
「ありがとうございます。これを探していたんです」
「あ、アンタ等が?」
「ええ。これは、失くしてはいけない、最後の希望の様な物なんです」
「最後の希望?」
と、皆が分からずに言うと、界王神はあの時の事をビデオに録っており、それを再生した。
そして、それと同時に、のび太の背中から、白い何かが発射されるのを見た。
つまり、その時の子が彼なのだ。
界王神がビデオを止めると、大体の状況を分かってくれた。
「なるほどな~そら~えれえこった。ワシ等でも手伝えるか?」
「無理じゃな。次元が違いすぎる。それに、この海はまもなく町を襲う事になる。お前さん方は津波の心配をしておれ」
「つ、津波!?」
「彼の事なら、やりそうな事です。急いで下さい!」
「あ、ああ」
「それでは、私達はスイマセンが、急ぎますので」
と、界王神は老界王神連れて消えた。
船員達は、海の具合を見ると、波がドンドン高くなっていく。
「こりゃ~あの2人の言う事を、信じた方がいいんでねえか?」
「船長!」
「確かに今回の事は、常軌を逸している。ハッキリ言って、今回事は、俺達達でもどうにもならない。が、あいつ等の仲間なら、なんとか出来るかもしれない。すぐに町の皆に連絡……」
と、突然地面が揺れ始め、島に亀裂が走り、土砂崩れや津波が押し寄せて来た。
「こりゃやべ~!! 急げ。避難だ!」
「は、はい!!」
と、島に避難命令が出て、皆はとりあえず、一番高い山に登ってしのごうとしたが、その山が崩れ、更にそこから、何か出て来ようとしていた。
なんと、そこにはドラゴンがいたのだ。
しかもおかしな事に、東洋ではなく西洋風のドラゴンだった。
「な、なんでドラゴンが!?」
「ここは日本じゃ! 何故奴が……」
と、皆が驚いていると、ドラゴンが、
「グオオオオオオオオオオオオ!!!!」
と吠え、そこから飛び出すと、その島を破壊しようとしていた
しかも襲われているのは日本だけでなく、世界中の空に出現し、スゴイ事になっていた。
すると、長老は、ある祠の鍵を開け、中に安置されていた龍の守り石を掴んで祈った。
「龍様。どうか我等をお助け下さい。もうあなたしかいないのです! お願いします~!!」
と、長老は、皆の必死の説得も聞かず、祈り続けた。
- (第17章 イザークドラゴン誕生秘話と、ドラゴンの闘い!) ( No.20 )
- 日時: 2022/06/08 18:51
- 名前: 破壊神 (ID: RtQ9ht2V)
長老が祈り続けていると、その願いを聞いたかの様に、それが光輝いて浮き上がり、応龍へと進化を遂げた。
「礼を言う。私の復活はそなたの我を信じる心。それにより、私は長い眠りから目覚める事が出来た」
「もしかして、おま、いや、あなたは伝説の?」
「そう。応龍だ。そして、もう1体が……」
と言うと、青い体に金色の装飾が ある龍の青龍だった。
「な、なんという事じゃ、龍様が2体も!」
そして、西洋の龍との戦いが始まった。
その1体は、アレクサンダーが作りだした暗黒の龍で、触れるだけでもダメージを受けてしまう物だった。
「龍様よ! そのドラゴンは、離れて攻撃せんと、ダメージを受けてしまうようです」
と、言うと、2体は光を体のバリアを張って攻撃した。
すると、やはり、そこは光の龍と暗黒のドラゴンで、光りの2体は、協力し合って戦う。
だが、こいつはアレクサンダーが創造したドラゴンで、そう簡単にはいかなかった。
しかも、2体がへばって行くと同時に、ドラゴンのパワーが上がる。
やはり、このドラゴンは、負のエネルギーでパワーを回復するタイプだった。
このニュースを聞いたイザークは、体をジタバタさせる。
「イザーク?」
「グルルルル」
「まさか、お前!」
ディアッカには、イザークの考えが分かった。
行きたいのだ。
あの人達を助けたい。
そういう気持ちが高ぶっていると知った。
そして、その思いは、界王が大界王星から見ていた。
「フム。やはり、彼には正義の心が宿ったままのようじゃな……本来なら、死者が蘇っているこんな時に、行かせるのは……仕方ないか……これ、ディアッカよ。ワシじゃ、界王じゃ」
「? もしかして、界王神の下のランクの?」
「やかましい! ランクで物事を判断するな!」
「あ、ワリィつい……で、なんなんだ? 界王様が俺に直接って事は、相当な事が起ころうとしてるのか?」
「まあ、そういうワケじゃな。そのイザークの龍じゃが、今は大丈夫としても次の満月に当てん様にしろ。さもなくば、昔の「記憶を忘れ、暴れまわるかもしれぬのじゃ」
「なんだって!?」
「それと、お主にちと依頼した事が有る。実は日本で、2体の龍が西洋のドラゴンと闘っておる。それに参戦し、あの2体の龍、応龍と青龍を救うのじゃ!」
「分かった場所は!?」
「そちらへ転送する」
と、界王はディアッカの頭に、直接場所を流した。
「分かった。行ってみる。行こうぜ。イザーク!」
「と、ディアッカが口輪を外すと、
「グオオオオオオオオオオ!!!」
と、イザークは吠え、全身のベルトをディアッカが外してやると、ディアッカが額に乗り、それと同時に、イザークは体を思い切り持ち上げ、大空へ上がっていく感じがした。
「スゲ~。満月がくっきり見えるぜ」
「グオオオオ!!」
「よし、スピードを上げてくれ!」
「グオオオオオオオ!!!」
と、イザークは夜空を飛んで行く。
そして、
2時間程飛んでいると、ついに見えた。
「あれか」
そして、応龍と青龍がそちらを見ると、真っ白な龍突っ込んでくるのが見えた。
「加勢に来たぜ! イザーク。行くぜ!」
「グオオオオオオオオオ!!!」
っと、凄まじい声で吠え、一瞬西洋の龍が怯むと、応龍と青龍も攻撃に加わった。
そして、ディアッカを守る為、彼を氷の中に入れるが、彼は全然寒くなかった。
「お前……」
そして、3対1のバトルがスタートするが、それでも。黒いドラゴンは平気な顔をしていた。
「気を付けろ! あのドラゴン、何かするつもりだ!」
と言うと、応龍と青龍も警戒する。
するとドラゴンは、
「グオアアアアアアアア!!!」
と吠えると、アレクサンダーが作り出した、あのドラゴンがやって来たのだ。
しかもその数は10体は軽くいた。
「くそ~! あの野郎数でやるつもりか!! 早くナントカしねえと」
と、ディアッカが焦った。
もしもここに武器があれば、手伝いたいと思った。
と、その時、彼の願いを聞き入れたように、白く輝く龍がやって来た。
「な、なんだ!?」
「礼を言おう。あのドラゴンを育ててくれて君に」
「え? もしかして、クーの事か?」
「そうだ。あのドラゴンは古代竜の子だ。今こちらへ向かいつつある。君と一緒に闘う為に」
「どうして、ここに?」
と、ディアッカがビックリしていると、本当にクーが来て、どういうわけか、背中にニコル・アマルフィがいた。
「ディアッカ! 無事でしたか」
「に、ニコル!? な、なんでお前がここに!?」
「詳しい事は後で説明します。まずはあの黒いドラゴンをなんとかしないと」
「あ……ああ!!」
そうだ。話は後にして、今はこのドラゴンだった。
クーも頑張って戦っている。
そして、どういうわけか、ニコルを連れている事に疑問を持つも、後で聞けば良いやとばかりに、考えを切り替え、一緒に闘いだす。
皆がそれを見ると、スマホを掲げる物や、TV局が来て実況中継する物まで現れ、戦場は大混乱となっていた。
この知らせはカーペンタリア基地は動き出そうとしていたが、基地全体がカチンカチンに凍り付いて、動けなくなっていた。
何故なら、イザークが龍に変異した時に発した冷気と、混乱状態だった彼が、全てを氷の中に閉じ込めて動けなくしていたのだった。
それは数時間前の事だ。
オーブ戦に参加する事になってしまった彼は、ブレイズザクファントムに乗って行ってしまう時、クーの事をイザーク託していったのだ。
本来なら、この役目はディアッカのハズなのだが、議長はどういうわけか、この場にイザークが残り、ディアッカを出撃させていたのには、彼自身にも分からなかった。
そこでディアッカは、海へと通じる門に小さな爆弾をしかけ、万が一自分に何かあるか3時間して帰らない様な事があれば、爆発して、クーを海へ放すとイザークに告げて行った。
そして案の定ディアッカは帰って来ず、自分は待つしかなかった。
それからどれ位経っただろうか?
夜になっても全然眠れず、今更普通の場所に戻る訳にもいかない状態の彼は、どうしようか困っていた時、ふと女の子の姿を見た。
どう見てもまだ小さな子供だった。
「誰だ?」
「お兄ちゃん。皆を殺した。お兄ちゃんが、皆を殺した。でも、あの人は言ってくれた。これで恨みを晴らせるって!」
と、イザークの胸に紙でできた花が、矢の様に、イザークの胸に突き刺さった。
「ウ!」
「もう、お兄ちゃんなんて、お兄ちゃんなんて! 龍になっちゃえ~~~~~~~!!!」
と、叫んだ時、その子供は消えて、その花が黒く染まると同時に、イザークの心臓に、痛みが走った。
「ウッ! クッ! ウア!!」
「ドクン! ドクン! ドクン!」
「ウウ! ハアハアハア……アウ!!!」
と、痛みが激しさを増し、意識が飛んでしまいそうになっていた。そして、目がかすみ始めると、、自分は氷の中に閉じ込められた様な冷たさに、凍えていた。
「な、なん……うあ! あ、ああああああああああ!!!!」
と、彼が叫んだ時、光りに包まれ、その異常な情報はすぐにカーペンタリア基地に届けられた。
そして、それから間もなく、イザークの体は別の物に変わり、今の大きな龍の姿になると、真っ赤な目で吠えた。
「グオアアアアアアア!!!」
「げえ!」
「な、なんだ!?」
と、様子を見た皆が驚き、逃げ出そうとした時、口から吐き出した冷気にやられ、あちこち乱れ撃ち、既にもう、イザークジュールという意識は完全になくなり、ついには、基地中を氷の中に閉じ込めて、オーブへ向かった。
そして、残された者達で、基地はなんとかなったが、ミネルバまでがカチンカチンになっているのは、
ザフトにとっても大きな痛手で、これでは何もできない状態にされたのだ。
これが、イザークをドラゴンにした、彼の記憶だった。
- (第18章 邪念樹での攻防 新型MS登場と、レイトウの誕生 ( No.21 )
- 日時: 2022/06/08 19:58
- 名前: 破壊神 (ID: RtQ9ht2V)
一方のオーブは、既にAAが邪念樹へ向かい、戦っていた。
だが、樹からは次々と敵が出て来て、ストライクフリーダムと、インフィニットジャスティスで頑張っているが、かなり危なくなっていた。
しかも中には悟空達が一番倒すのに苦労したブロリーまでいたのだ。
セルはどうにかベジータが倒すが、後のMS部隊は、どうにかオーブ兵や、どういうワケかネオ・ロア・ノークが戦うが、いくらエース級の腕とは言っても、敵が多すぎるのだ。
悟空達が倒した敵、先の大戦で死んだ、MS達や今大戦で死んだ者達など。数えきれない程の敵が集まってきているのだ。
「このままでは共倒れになるわ」
と、言っていたその時、悟空とベジータがフュージョンし、あっという間にやっつけてしまったのだった。
「悟空さん!」
「ワリィ! 遅くなった」
「MSは俺がなんとかする。お前達は樹を頼む!」
「分かりました!」
と、キラとアスランの種が割れ、これは全て死人と分かれば、遠慮はいらないとわかった皆は攻撃を再会し、ついに、樹の近くまでやって来た。
すると、そこで、フリーザとクウラのフュージョンした姿を確認し、ゴジータVSレイトウ(フリーザとクウラの性格を合わせ、ゴジータが勝手に命名した)でバトルが始まり、ゴテンクスと悟飯とで、樹を攻めた。
流石にこの状態では、不利と見た2人は、
「フフフやるね~彼等も」
「ええ。なら、私達も出るべきではなくて?」
「そうだな。幸いミネルバはもう動けないようだし、一気にそっちをやっちゃおうか?」
「ウフフ。でも、それではハンデが少し多いのではありません? あなたはザフトが憎いのでしょ? なら、彼以上の屈辱と苦しみを与えてやるべきですわ」
「ヤレヤレ。可愛い顔して怖い事を考えるね君は」
「あら? そうですか? で、あの龍ですが、どうします?」
「フン。あの竜は元々エルが許せないと言っていた奴だ。僕が口をはさむワケにもいかないだろう?」
「あらそうでしたの?」
「ああそうだ。まあ、不可抗力と言うのも入るが、自分達が地球に降りようとした際、彼は兵士が逃げる物と思い、まさかそこに民間人が乗っているとは考えもしなかったようでな」
「なるほど。それにしても、どうして、あんな紙で作った花なんかに呪いの素を?」
「実を言うと、あれは、AAにいた時、ユニウスセブンと言うのは知っているか?」
「確か、前大戦は始まるキッカケとなった、地球軍による核攻撃をしたと聞いています」
「そうだ。まあ、落下は議長が、何かの為に、やったという話も出ているがな。さて、我等も行こう。明日への復讐の為に」
「ええ。参りましょう。私達だけの理想郷実現の為に」
「ああそうだ。その為には、彼等に頑張ってもらわないとな。あんな間の抜けた半身がいない僕なら、もう何も怖くない。あんな奴、居ない方がマシだ!」
「ウフフ。流石わが父である魔王様が選んだ人。それくらいはして当然ですわね。こちらへ」
「何所へ行く?」
「あの方々は、ガンダムという物を使って戦っています。ならば、こちらもMSでなければ、張り合いが有りませわ。だからこちらもMSでまいりませんと。父上から良いプレゼントをされましてよ」
と、アンは、暗証番号を押し、カードを差し込むと、大きな扉が横に開いて行く。
そして、それが全部開ききると、その中には2つのMSが有った。
「これは?」
「これは私の、ガンダムという機体で、ボーンデットと名付けました。
何しろこの機体は、骨をバリアの一部に使っているので、この名前になりましたのよ」
と言って、アレクサンダーは、そのMSを見ると、確かにベースはガンダムっぽいが、まるっとガンダムが骨に包まれた様な感じだった。そして、こちらがあなたの機体。その名も、ダークネスリベンジャーですわ」
「これが……僕の機体……」
「あら? あまり嬉しそうではありませんが、不服でしたか?」
「いや。そうではないが、こんな物を動かした経験がないんだ」
「うふふ。大丈夫。この機体には、パイロットんの脳に直接操縦の仕方を教えるシステムが組み込まれています。これなら、あなたでも、操縦は可能ですわ」
「なるほど。それは大きいな。だが、1つ問題があるぞ。この樹を誰が守るんだ?」
「大丈夫です。この樹は私の父が守ります」
「魔王様自らがこの樹を?」
「はい。なにしろ相手はスーパーコーディネイターがいるので、私達が出なければ、勝つ事はまず不可能でしょ」
「なるほどな。分かった。着物指示に任せる」
そして、2人はカタパルトに乗ると、出撃して行った。
一方のミネルバの方では、シンの処置が続いていた。
あの事件以降。彼は目覚めず、いい夢を見ているようで、表情は穏やかだった。
「ステラ……マユ……」
「ステラは分かるけど、マユって一体誰の事なの?」
「シンの妹だ」
「え?シン妹居たの?」
「ああ。一度だけ、俺に話してれた彼女だ。恐らくシンを夢の中に閉じ込めている。やったのは、のび太と見て、まず間違えないだろう」
これにはルナマリアはなんとも言えず、どうにか動けるようになったミネルバは、あの樹を倒す為に、出撃していたが、当のエースで有る、彼ナシで今回はやるしかないのだ。
「シン……お願い。戻って来て!」
と、ルナマリアが彼にキスをした。
その時、彼女の光景がガラリと変わった。
なんとそこには草花がたくさんあり、可愛い動物達もたくさんいた。
そして、シンの服もザフトレッドから、普通の服になり、ステラやマユ達と、楽しそうに遊んでいた。
「これは……」
「彼の、残留思念だ」
「レイ! 残留思念って?」
「大切にしたいと思うえば思う程、シンは、この世界に精神を取られ、下手をすれば……死ぬ!」
「ええ!? ちょ、ちょっとシン! ダメよこれ以上あなたがここにいると、あなたは助からないのよ!?」
と、ルナマリが呼びかけると、どういうわけか、足元からツタが伸び、彼女を動けなくしてしまった。
「シン! 現実を見て! あなたの妹さんを思う気持ちは分かるわ! でも、こんな事をしてたら、あなた危ないのよ!? 私達は今、樹に向かってる。この世界を正すには、あの樹を倒さなければいけないの! それを出来るのは、シンやレイ。よ! 私も赤だけど、インパルスをシンの様には出来ない! お願いよシン! 帰って来なさい!」
と、ルナマリがシンに必死になった呼びかけるが、本人に聞こえているのかどうかすら分からなかった。
しかし、さっきから携帯が鳴っている。
レイがそれを取ると、やはりそれはシンの持っている携帯だった。
名前を確認すると、レイはその電話を切った。
「こんな物は……」
と、レイが壊そうとした時、聞こえた。
「ヤメテ! お兄ちゃんを盗らないで!!」
と、マユが走って来た。
すると、レイは、持っていた拳銃をマユに向ける。
「!」
「お前がシンの妹か? シンは何所だ!」
「お兄ちゃんは、安全な所にいるの。お兄ちゃん言ってた。マユやステラと共に暮らしたいって。本当はもう闘いたくないのに、お兄ちゃんが無理やり闘いわせて……お兄ちゃんの心を悪に染めちゃったくせに! お兄ちゃんの気持ちなんて、1度も考えた事ないでしょ!? お兄ちゃんは渡さない。これ以上、お兄ちゃんの夢に来ないで。この世界に来ないで―――――――――!!!」
というマユの言葉に、2人は押され、現実世界へ追い返された。
「シン……どうして……」
「どうやらあの2人は、彼にとっては大切存在。だが、今となっては鎖になっている。問題は、あの鎖を斬るしかない」
「切るってどうやって?」
「少々シンには悪いが、あの携帯を破壊するしかないだろう」
「でも、ホントにそれで良いの?」
ルナマリアは迷っていた。
確かにその方法なら、シンは戻れるが、永遠の幸せから、突然現実に戻され、思い出もぶち壊されたらと思うと可哀そうになって来る。
出来れば、その世界の2人と話がしたい。
そう思った彼女は夜中に、シンの所に行くと、医師がいた。
「どうしたんだね? こんな夜中に。パイロットは休んでおくようにと言われただろ?」
「スイマセン。ドクター。実はシンにどうして教えてもらいたい事が有ってきました」
「だが彼は……」
「分かっています。でも、私はシンに、戻って来てほしいんです。だから、話がしたいんです」
彼女の気持ちは本物で、今も眠り続けているシンに、何かしてやりたかっ他のだ。
「そして、彼女がシンに触れると、すぐに彼の夢に入る事が出来た。
そして、やはりそこには、彼女達がいて、楽しそうなシンがいた。
彼女は、一瞬行くのを止めようとも考えたが、今は邪念樹をどうにかしなければいけない時だ。
それを彼に伝えるべく、ルナマリアは。彼女達に近づいた。
「シン!」
「あ、ルナ?」
「誰?」
「あ、もしかして、お兄ちゃんの彼女さん?」
これには2人共真っ赤になった。
「ななな何言ってんのよ!」
「そそそうだぞマユ。たた、確かにルナも守りたいけど、一応赤だけど、ちょっと頼りないというか……」
「ドゴーン!!」
と、いきなりシンの頭に、ザフトのマークがついたハンマーが、シンの頭に落ちた。
「痛って~~~~~なにすんだよルナ!」
「だ~れが、頼りないよ失礼ね! そりゃ射撃はあんまりうまくないけど、それでも赤なんですからね!」
というルナマリアに、ステラはキョトンとし、マユは笑うだけだった……だが、2人は気づいていなかった。
ある決断を待っている者がいた事に。
- (第19章 お別れの時! 目覚めたシンと、善の子! 邪念樹攻 ( No.22 )
- 日時: 2022/06/08 20:13
- 名前: 破壊神 (ID: RtQ9ht2V)
マユが笑っていると、シンが
「笑うなマユ!」
「だって、お兄ちゃん、あまりにもおかしいんだもん。笑っちゃうよ~」
「笑っちゃうよ~じゃない! ステラにこれ以上、カッコ悪い所を見られたくないんだよ!!」
「どうして?」
と言うステラに、マユはようやくわかった。もしかして、この子は、喜びとか悲しみ、そして、楽しいという事を知らないのではないかと。
「ステラお姉ちゃん。あなたもしかして、楽しいって事、知らないの?」
「楽しい事……いつもネオが教えてくれた。戦争が楽しかった。たくさん敵を倒す事が楽しい事だって、ネオが言ってくれた。ステラ達が元気だって言ってくれた。でも、ネオが……ネオが……う、うう……」
「そう……あ……」
とその時、ステラに異変が起きた。
なんといきなり体が何の前触れもなく縮んでしまったのだ。しかも服まで、あのラボの時のままだ。
「え? あ、あれ? ステラ、小っちゃくなっていく。どうして?」
「ステラ。君は、何も知らないんだね。だから、もう一度やり直せば良い。俺達は、そう言う悪い奴を倒しに行く。俺はステラやマユに会えて、本当に嬉しい。でも、ルナがいる。それに仲間がいる。マユ。ステラを連れて行ってくれないか?」
「え?」
と、マユが分からずに聞くと、シンは笑顔で語った。
「俺、ステラの事もマユの事も忘れない。だから、安心してくれて良いよ。だから君は行くんだ。マユと」
「行くってどこへ……」
と言っていると、2人の後ろに、なんとハイネヴェステンフルスがいた。
「ようやくその気になったか?」
「は、ハイネ!? な、何でここに?」
「閻魔大王の使いで来たんだ。夢に閉じ込められている、2人を助けてやれってな」
「じゃあ、もしかして、あの世の……」
「ああ。案内人ってわけだ。さ、2人共。行こうか」
と、ハイネがペガサスを2頭出すと、マユが一頭に乗り、ステラの方は、ハイネと一緒に乗った。
「じゃ、俺はこの子達をあの世に連れて行くぜ。それと、早く起きてやらないと、レイが携帯破壊しちゃうぜ」
「なんだって!?」
「どうやら携帯が悪いって思い込んじゃってるみたいだからな。それじゃ行くぜ」
「シン」
「お兄ちゃん」
シンは何も言う事が出来なかった。
あまりにも突然の別れを言われて、どうすれば良いか分からなかったのだ。
「行っちゃったね。さあシン。私達も帰りましょう。現実の世界へ。ね」
「ああ。ごめんな。その……俺の勝手で皆に、迷惑かけちまって……」
「気にしてないわ。さ、行きましょう」
「ああ」
そして、2人は現実世界に戻り、レイは携帯をやはり壊そうとしていた所へ2人は戻って来た。
「な、なんだこの光は!?」
と、彼が驚いていると、中からルナマリアとシンが現れた。
「シン! 無事か!!」
「ああ。ルナが助けてくれた。それと、ステラとマユは、あの世に行ったよ……」
そして、ルナマリアが続く。
「あの子は、ホントに純粋で、ただ戦う為だけの事しか、知らなかったのよ。だから、今度はちゃんとした、平和な世界でって約束したわ。私が保証人よ」
「……」
「艦長に報告してくる」
と言って、シンは出て行き、レイは携帯を見ると、光りの粒子となり、それがシンの元に現れると、彼がそれを取り、
これが何なのか分かった。
でも、彼はあえてそれを口にせず、とりあえず、艦長に報告した。
「そう。大変だったのね。あなたも。休んでなくて良いの?」
「休んでる間なんてありません。早く樹をどうにかしないと」
「そうね。あっちんはAAが行ったみたいよ。それに、謎の彼等もいるわ。だけど、敵を間違えないで」
「はい!」
そして、ミネルバが富士樹海に来る頃、そこはもうメチャクチャになっており、あちこちに邪念樹の根が張り巡らされていた。
「こ、これって!」
「AAだけでは分が悪かったって事かしら。でも、あの船はまだ動いているという事は、まだ戦っている証拠。国際救難チャンネルを開いて。AAを援護するのよ」
「ええ? だってあれは敵なんじゃ……」
「でも、AAの力は大きいわ。こんな状況に敵も味方もないわ。あの樹をなんとかしないと、地球が本当に危ないし、あの子を生かしていたら、本当に大変な事になる。これ以上、地球を汚したら、またコーディネイターの風当たりも悪くなってしまうわ」
「チャンネル開きます」
「こちらザフト軍ミネルバ艦長。タリアグラディスです。我々はそちらの援護に付きます。この邪念樹を一刻も早く倒さなければ、どちらの未来も有りません。よって、そちらとの共闘を申し入れます。
と、次にAAからの通信回線が開き、マリューラミアス艦長が映る。
「こちらAA艦長マリューラミアスです。ザフトからの援護感謝します。現在、こちらで敵を引き付けますので、そちらは、その間に樹の方の破壊をお願いします」
「了解しました」
と、お互いが通信を切ると、ドムに乗った3人組も必死で地上の奴等を片付けて行く。
だがあの樹の樹液を吸った者達までもが、こちらを攻撃し始めたのだった。
もはやこの樹は自分で敵か味方かを判断できるまでに成長していたのだ。
そして、樹の上は黒い穴が開いており、もう、この世を飲み込もうとしており、もうすぐ樹が穴にまで届きそうになっていた。
この様子を見たミネルバ側は、デスティニー、レジェント、インパルスを出し、ミネルバも攻撃態勢に入る。
だが、ただやられる邪念樹ではなく、デストロイを全部で10機近く出して対応する。
一方のAA側は、キラはアンと、アスランはアレクサンダーの機体と闘っていた。
さっき一旦AAに戻って補給をした後、慌てて飛んできたのだ。
「何故だ! 何故君達がこんな事を」
「ウフフ。あなたはなんにも知らなくて良いの。私達はココで理想郷を作るの。コーディネイターもナチュラルもいない、幻想生物や、他の動物達だけの世界を作る。それが私達の目的よ。それの何がいけないの?」
「君達は間違ってる。その為に、人間に蜜を吸わせて、あちこちで戦争状態になっているのを、知らないのか?」
「そんな事、私達には関係のない事。戦争なんて、やりたい者同士で、勝手にやらせておけば良いじゃない。それなのに、なんでそんな事を棚に上げて言うのかが、凄く不思議だわ。あなたは最高のコーディネイターとして、作られた。なのにどうしてここにいるのかしら?」
「!……どこでそれを!?」
「ウフフ。ラウ・ル・クルーゼが話してくれたわ。彼には、別の仕事を頼んでいて今はいないけど、ラウ怒ってたわよ。どうして君ばかりって」
「僕だってショックだったよ。でも、僕はただ1人の人間だ!」
「ウフフ。それにしては、あなた、あちこちから恨み買ってるじゃない。だったら、私があなたを、壊してあげるわ!」
と、とうとうアンは、ボーンデッドガンダムの第2形態へ変形した。
それは頭の上に、まるでドラゴンの口が開いた被りつくような頭が付き、両手が悪魔の頭蓋コツが付いた様な格好になり、更にその下に長い爪のついた手になると、足もドラゴンの骨が着いたような格好で、更には、背中にドラゴンの翼が付いて、更にスピードが速くなった。
「いかが? これがボーンデットガンダムの、真の姿よ!」
その大きさ、デストロイのMS形態の2倍はあり、更に翼を得た事で、素早く動けるようになっていた。
しかもキラのストライクフリーダムと互角以上のパワーを持ち合わせており、流石のキラも苦戦するが、もっと苦戦しているのはシンの方だった。
ダークネスリベンジャ―は闇の力を使っている為、この戦場では負け知らずの力を放っていた。
しかも、あの黒い煙にウッカリ当たると、こちらがダメージを受ける事になるのだ。
死者達は、Z戦士達が戦ってくれているが、中々手ごわい相手ばかりで、ついにはヘブンズベース戦の時に見たデストロイが、もう10機も出て来た挙句、ダークネスリベンジャーとどうタイプの動力を使用している為に、闇の力はすごく、ホントにどうして良いかわからなくなった。
一方その頃、アレクサンダーから放り出された善の心が目を覚ました。
「おお、起きたか」
と、人間に囲まれ、彼はどうして良いか分からなくなった。
「あ、ああああああああ!!!」
と、彼は泣き出した。
「あ、ああ脅かしてスマンスマン。安心しろ。ワシ等は味方だ。事情は知っている。だから落ち着いてくれ。しかし、敵さんもひでえ事をしやがる。邪魔だからって、こんな小さな子を放り出すなんて」
「僕の存在は、間違ってるんだ。だから僕は捨てられたんだ。僕がいたら、邪魔になるって言われた。
「つまり、あいつを止めるには、お前の力じゃダメなのか?」
「ダメだよ! 僕の力で、あんなに大きくなった暗黒の力は止められない。あいつ等は、自分の理想郷の為に全てを壊そうとしているんだ。僕も含めて……ヒック、ヒック」
と、彼は泣き出した。
「理想郷?」
「うん。ナチュラルもコーディネーターもいない世界。彼はそれを望んでいるんだ。それと、お嫁さんも……」
「うーん。こればかりは、ワシ等でもな~」
「いた! こんな所に!」
「あ、アンタ等は?」
と言うと、皆は自己紹介をした。
「僕、王ドラと言います」
「僕はドラリーニョだよ」
「ドラメッドでアル」
と、同時に彼のジュータンに乗って来た、他のドラえもんが降りて来た。
「エル・マタドーラだ。マタドーラで良いぜ」
「ドラ・ザ・キッドだ。キッドって呼んでくれ」
「ガウガウ」
と、ドラニコフがやってきて、最後にドラえもんが揃った。
「僕達は、この子を捜していたんです。まさか海の中にいたとは思わなくて」
「お~拾った俺等もビックリだったぜ。な~」
「今日に限って潮が荒くなってな。ソロソロ引き上げるかってなった時に、偶然見つけたんだ」
「ありがとうございます。それより、これから大変な事が起ころうとしています。だから、皆さんは高台に避難してください。僕達皆で、あの樹を止めますから」
「樹を止める?」
「あの樹は邪念。つまり、人の邪悪な心に付け込んで、蜜を与えて家来にする、怖ろしい樹なんです」
「お~そら~大変だな~」
「だから、皆さんは出来るだけ高い所に避難しててください」
「あ、分かった!」
そして、アレクサンダーの捨てた心は、ドラメッドのジュウタンに乗せて運ぶ事になり、皆が樹に戻ってみると、かなりひどい事になっていた。
ミネルバもかなり破損してもMSはピッコロ達が壊し、タンホイザーで消そうとしたのだが、既にその事を学習していた樹には通用せず、シンが種を割って突進し、樹に思い切りソードを突き付けて傷を入れると、そこをすかさず、ストライクフリーダムの攻撃を受け、更にMS達は力を合わせて戦っていた。