二次創作小説(紙ほか)
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- ダークネスリベンジャー(改)
- 日時: 2022/06/09 19:55
- 名前: 破壊神 (ID: RtQ9ht2V)
はじめに
これは私の統合失調症の治療の一環としています。
いつも頭の中に浮かんでは消え、浮かんでは消えを繰り返しており、その為に手が止まってしまう事があり、なかなかコントロールが出来ません。そこでカウンセラーに相談すると、
「作品として出せば?」
と言われたので、今までオリジナルとか 書いて来ました。
でも、2次を置く所が中々見つからず、一応1つ見つけたのですが、中々うまく行きません。
そこで、これを作って試そうと思います。
このダークネスリベンジャー(改)は、3つのアニメを1つの世界に入れました。
大元のガンダムSEEDDESTINY(ガンダムシードデスティニー)の44~48話の間に、DBZとドラえもんを混ぜました。
もし、この3つの中で知らない物が有った時の為に、ちゃんとキャラクター紹介をしていきたいと思います。
テーマは、(ザフトの冤罪? 仕組まれた罠と世界の崩壊)
にしました。
それではまず、ガンダム側から、紹介していきます。
シン・アスカ
ザフト (特務隊)
黒髪に赤い目をしており、先のヘブンズベース(地球軍の地上の総本部)を陥落させた事をたたえ、勲章を与えられ、フェイス(特務隊)に任命される。ガンダムデスティニーをのパイロットで、人一倍の暴れん坊一度敵と見なせば、どんな奴も許さないう冷血な心を持つ。ジブリールが逃げたと聞いた時は、缶コーヒーの缶を握り潰す程の怒りをあらわにしていた。
レイ・ザ・バレル
ザフト (特務隊)
ロングの金髪に水色の目を持ち、いつも冷静にしており、シンを気遣い、議長の事を絶対視し、2人だけで話す事もシバシバある。
ガンダムレジェンドのパイロットを務める。
今回は、冷静でいながら、陰でコソコソ何かしている。
ルナマリア・ホーク
ザフト(赤)
妹のメイリンホークの事で、シンに急接近かと思われていたが、どうやらそうではないようだ。インパルスをシンが新型機へ乗り換えた為に、譲られる形で乗る事になったが、射撃が凄く下手。紅色のショートに赤薄青の目を持つ。ズバズバとなんでも言ってしまう所が有るらしく、シンとは、アカデミー(ザフト訓練校)からずっと一緒だった。
だが、今回は、有る女の子の事情聴取しようとした矢先に、何かやられたのではと考えるのだが……
タリア・グラディス
ミネルバ艦長
白服で、ミネルバを切り盛りする艦長だが、過去にデュランダルとは恋仲だったしいが、子供が欲しいという思いから、彼と別れるが、まだ思いはあるようだ。今回の事件では、本当に摩訶不思議な事が多く、かなり心労が有った。金髪の髪に、水色の目を持つ。
ギルバート・デュランダル
議長
コーディネーターのリーダー的存在で、言葉で人を操れるのか、コーディネイターだけでなく、地球の人間を簡単に操ってしまい、ロゴスが全ての敵と地球の人々に教え、そのせいで、地球の経済までもがボロボロになってしまう事等お構いなしだ。そのせいで、ロゴスメンバーはヘブンズベースに逃げ込むが、あっという間にザフトにやられ、ジブリールだけ捕まえ損ねてしまう。
そして、次の演説では……
ラクス・クライン
(ミーア・キャンベル)
ラクスの替え玉で、本人はラクスを演じ、人々を操るが、今回は、有る者のせいで、元の姿に戻されてしまう。
(オーブ)
キラ・ヤマト
最強と言われるコーディネイターだが、本人は知らずに育てられて来て、オーブに住んでいたのだが、そこをザフト軍に襲われ、修復が終わっていた、AA(アークエンジェル)でオーブを脱出し、ザフトVSオーブの闘いを止めようとするが止まらず、彼自身もフリーダムガンダムを、当時インパルスだったシンに落とされてしまうが、どうにか軽傷で済んだ。所が、オーブについてまもなく、ラクスが危険と分かると、すぐさまカガリ(双子の妹)から、ストライクルージュとブースターを借りて宇宙へ飛び、そこで、新たなる剣、ストライクフリーダムで、2分で敵を全て殺さず、全滅させてしまう。まさに無敵のファイターだ。今回の事では、悟空にビビらされたりするが、殆ど出番を取られてしまう?茶色の短髪に紫色の目を持つ。
アスラン・ザラ
(元特務隊)
色々あってザフトに復帰したのは良かったが、議長から受け取ったセイバーガンダムがキラと闘う羽目になり、バランバランにされ、シンVSアスランとで大げんかになってしまう。そして、議長を信用できなくなりミーアを連れて逃げようとするが、役割に縋りついた為、偶然ルナマリアの妹メイリンホークの部屋へ逃げ込んだ際、彼女の力で、ザフトから脱出するが、レイとシンでアスランはシンに話そうとするが、それをレイが邪魔をし、切れたシンによって、逃走に使っていたグフを落されてしまう。
そして、その時、偶然偵察で、オーブのキサカが2人を保護してオーブへ届け、AAで静養していたさい、オーブが戦場になる事を知って、宇宙からインフィニットジャスティスに乗ったラクスから、受領し、シンと話そうとするが、全然聞かず、結局またベッドに逆戻り。今回は悟空達に世話になる事が多くなってしまう。
藍色の髪に緑の目を持つ。
カガリ・ユラ・アスハ
(キラの妹?)
オーブの姫であり、代表という立場にあるが、政治の事は夫慣れで、引っ張り回され、あわや結婚させられそうになった時、キラによってAAに合流。そして、真相を聞き、ザフトとの戦闘をなんとかしようとするが、うまく行かず、アスランにも嫌われてしまうのでは思っていた。
そして、指輪はアスランからのプレゼントである。今回は首長として立ち回ろうとするが、殆どのオーブに攻めて来たザフト兵は、ピッコロが全部倒してしまう。そして、アスランの事をずっと思っており、彼の事でずっと泣きっぱなしだった。
ネオ・ノア・ローク
(元地球軍ファントムペインのボス)
ベルリンでAAに回収された時、何かを感じたのか、AAを助けたさい、頭に何かが浮かんだ。それは大事な記憶だった。今回は、AAの中から、戦う悟空達を見てるしかなかった。
ラクス・クライン(本物)
宇宙でずっと調べており、ファクトリーという所で仲間を募り、新型機の開発や、ドム・ト・ルーパなどの設計にも携わり、敵に回すと怖そうなイメージだが、死をも恐れぬ勇気を見せ、キラが宇宙に助けに来てくれた時には、女の子の表情を見せた。そして、アスランを思い、インフィニットジャスティスを彼に渡した。
今回は悟空達に振り回されそうに見えるが、本人はのほほんとしていたが、ミーアの演説紛れ込み、混乱させる。だが、そのせいで、ミーアに有る変化が起きる。
ミリアリア・ハウ
前大戦時にAAの一員として闘いに参加した経験があり、
下りた後は、あちこち見て回ったらいして、AAの事を知って合流する。
今回は、元カレと会う事になってしまい、戸惑う。
ザフト(ドラゴンの育成)
イザークジュール
銀色のおかっぱに水色の目を持つ白服で、ジュール隊の隊長だったのだが、有る時、卵を見つけ、それを副官のディアッカエルスマンと共に、育てる為、オーストラリアの基地(カーペンタリア)に降りて来たが、自分は怖い者と思われてしまい、悔しそうな顔をしていた。
ちなみに、アスランが復隊出来たのは、彼の後押しも有ったからだった。
ディアッカ・エルスマン
前大戦時。AAに見方した為、降格して、一般兵になっていたが、最近ようやく自分だけの機体を貰えた。
どういうわけか、卵に気に入られ、彼がいると、落ち着くようだ。
そして、そんな彼の事を、ある猫と、天界から、有る者がずっと見ていた。
ドラゴン(クー)
ディアッカを完全に母親だと認識してしまい、彼だと気を許すが、イザークはどうにも苦手なようで、すぐに怯えてしまう。はたして、このドラゴンを育て上げる事ができるのだろうか?
ザフトとオーブはこれにて終了。次は、DBZです。
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- (プロローグ 悪夢の始まり) ( No.3 )
- 日時: 2022/06/05 17:01
- 名前: 破壊神 (ID: RtQ9ht2V)
それは、ヘブンズベースからロゴスメンバーが捕まり、皆がホッとしている頃、ジブリールがいない事が、レイ・ザ・バレルから、シン・アスカに伝えられた。
「え~!? ジブリールがいない!?」
「いないってどういう事?」
と、ルナマリア・ホークが聞くと、レイが言う。
「基地が陥落するそのどさくさに逃げたようだ。彼が行きそうな場所は現在調べている」
「ジブリール……今度見つけたら、俺が絶対に踏みつぶしてやる!!」
と、シンがスチール缶の缶コーヒーを握りつぶすと、ルナマリアが心配そうに見ていた。
そして、彼は、本来の目的地、オーブへは向かわず、日本のとある港に来ていた。
そこではこそこそとやり取りが交わされ、彼は車に乗り込むと、その車は急発進して、どこかの一般家に入った。多少広いが周りから見れば、そう特別でもない家だった。
だが、彼にとっては、良い隠れ家になった。
そして、応接ルームに通された彼の元に、妻が紅茶を用意する。
「話には聞いているだろう?」
「はい。あの議長の演説から、こちらのいくつかの会社が壊滅的打撃に合い、株価が大暴落して、もうこの家も引っ越さなければならない事になっている。少なくとも、それは絶対に避けたいのです」
「ジブリールさん。なんとかならないザマスか? 出来る事は何でも手伝うザマス!」
と、その家の妻が言うと、彼はキョロキョロした。
「あの子はどうした?」
「え?」
「ほら、君の息子だよ。随分頭の回転が速いから、何かないかに聞くのは、彼の方が早いだろう」
「あ、ああスネちゃまザマスね。今位置を確認するザマス。えっと……もうすぐそこまで来ているザマスが、ご時世がご時世ザマス。すぐに迎えに行ってくるザマス」
と、母親は、すぐさまスネ夫を車で迎えに行き、彼を乗せると、すぐに家に急ぎ、事情を話した。
確かに彼にも、議長の演説が困った。
実は、ロゴスメンバーの1つが父親の友人なのだ。下手をすると、もう自慢が出来なくなってしまう。それだけは避けたい。
と思っていると、家に着き、応接ルームに行ってジブリールに挨拶した。
「ジブリールさん。なんか、大変な事になってるみたいだね」
「ああ。そうだ。そこで、君の頭脳を借りたい。いつぐらいだったかな? 未来兵器をたくさん持っているロボットが友達にいると言った事が有ったな」
「あ、はい。でも、今は未来……! そうだ。ちょっと待ってて」
と、スネ夫は自室に行くと、すぐさま机に向かい、何をどうするか考えた。もうすぐクリスマスの時期だ。となると、あいつを使えばと、頭の中で、方程式が出来上がっていく。
これから始まる。悪意の方程式が……
暫くすると、彼はそのノートを見せ、作戦を立案した。
「なるほど。確かに今の時期ならなんとかなるかもしれぬ。ただ、衣装だが……」
「それなら、私が何とかできるザマス」
「TV局には、僕が口添えしておこう」
「じゃあ、僕は、道具の仕入れだね。後、ジャイアンに来てもらわなきゃね」
こうして、全ての計画が狂わないようにびっちりと作られた作戦通りに事が進んでいた。
これが、悪夢の始まりになると知らずに……
- (第1章 悪意の計画開始。騙されたのび太と狂乱する町の人達) ( No.4 )
- 日時: 2022/06/05 17:04
- 名前: 破壊神 (ID: RtQ9ht2V)
スネ夫の立てた計画は着々と進み、スネ夫の母親は、ジブリールへのサンタクロースの衣装を作り、父親はテレビ局に掛け合い、どうにか準備は出来そうだった。
そして、スネ夫はと言うと、ジャイアンを味方につけた。
実はあの後電話を入れ、ジャイアンを呼び出した後ジブリールから前金をたっぷりと貰い、アッサリとOKした。
そして、彼のやる事は、のび太への嫌がらせだった
「やめて欲しかったら、ドラえもんの道具をよこせ」
「のびちゃん。ゲンコツとお金どっちが良い?」
と、スネ夫は意地悪く言い、いくつか、足のつかない物を選び抜いて準備は整った。
そして、12月のクリスマスの夜だった。
のび太はコッソリ家を出た。
その目的は、サンタクロースから貰える、特別なプレゼントをあげようというメッセージカードに従い、今彼は、中央公園へ急いだ。
そして、彼は必死に走って、無事に時間通りに着く事が出来た。
「サンタさん。本当に来てくれるのかな~」
と、のび太が不安がっていると、電球が1つだけ点き、そこには、サンタクロースのコスプレをした、ジブリールがいたのだ。
「さ、サンタさん……本当に、サンタさんだよね? 僕、野比のび太って言います。あのプレゼントって言うのは?」
「こっちだ。と彼が指を鳴らすと、トナカイがそりを引いて、そこには、大小さまざまなプレゼントがそソリに乗せられ、運ばれてきた。
この光景に彼は泣きそうになった。
まさか本当のサンタさんからプレゼントが貰えないと思っていた。
そんな時にあのカードがあれば、絶対に引っかかるというスネ夫の読みは当たっていた。
そして、のび太は箱を眺めていると、ジブリールは言う
「では私の車で運ばせよう」
「え!? トナカイがいるのに?」
「?」
これには、カメラを構えているスネ夫とジャイアンは笑いそうになるのを必死に止めるだけで精一杯だった。
大体これもスネ夫から聞いていた。
とんでもないバカだから、トナカイを見ると、そいつがプレゼントを運んでくれると勘違いすると。
ホントにその通りになり、慌ててジブリールはこういった。
「空を見てご覧。この大東京では、電線が多い。だから、持って来るだけでも精一杯なのだ。車で送ろう」
「はい!」
と、彼はプレゼントを乗せて、のび太の家に向かった。
その時、
「はいカットー!」
という声と共に、
「ゲハハハハハハ。さ、サンタさんだって、ハハハハハハハ」
「し、しかもトナカイが来るなんて未だに信じてるし、バカを超越してるよあいつ。ま、そのおかげでこうして、ジブリールは、のび太と接触したって事をザフト流せば……」
と、さっき撮った映像を、ザフトに匿名で送りつけ、
(ジブリールの居場所はのび太が知っている)
と思わせる事が出来た。
そして、全ての荷物を運び入れると、ジブリールは彼に重要な事を言って、車で去って行った。
その目には、一杯に涙が溢れていた。
何故なら、ついに本物のサンタに会えたと思っているからだ。
これが、これから始まる地獄と化す事を知らずに……
そして、作戦が終了すると、彼等は後片づけを行い、報酬を渡していた。
こうして夜が終わり、朝が来た。
そして、野比玉子が、朝刊を取りに行くと、何かが一緒に落ちた。
「何かしらコレ?」
と、拾い上げて見ると、思いっきりジブリールで有る事に気付き、彼がジブリールに飛びついて喜んでいる写真をみると、彼女の中で、糸が切れ、家の中に駆け込むと、台所から、包丁を取り出し、階段をかけ上がる。
一方のび太は、早速プレゼントの1つを開けようとしていた。
その時、
「バーン!」
と、凄まじい勢いでふすまが開き、もう一方が吹っ飛ばされた。
彼女は切れていた。
「アンタ、何よこれ!」
と、プレゼントを突き刺そうとするのを必死に止める。
「や、やめてよママ。これは、サンタクロースからの送り物だよ。僕だけのプレゼントなんだよ! だからこれは、これを傷付けるのはヤメテ!!」
「じゃあ、アンタが死ね~~~~~~~!!!」
と、親は狂乱し、包丁を振り回し、プレゼントを壊す事以外考えず、更には邪魔をするのび太にまで攻撃が及び、のび太は背中を切られた。
「痛い、痛いよ~~~~~~火事だ~~~~~~~!!」
と、のび太が助けを求めると、窓枠に梯子が立てかけられ、皆が武器を持ってのび太に襲い掛かった。
実を言うと、あののび太がジブリールに会う所を全国ネットがテレビや号外新聞で知った町内の者達は、のび太を始末する為に集まり、皆はもうのび太を、殺すことしか頭になかったのだ。
「デュランダル議長のあの演説を聞いていないとは、何たる無礼な奴だ!」
「そうだ! あんな奴、この町から消しちまえ~!!」
「オー――――――――――!!!」
と皆は野比家を目指して走り、のび太の部屋の窓枠に梯子を建て書けると、今度は入口からも、町内の人間が襲い、もうのび太はほぼ、虫の息寸前にされてしまった。
- (第2章 ザフトへの護送と、シン&レイの拷問と尋問) ( No.5 )
- 日時: 2022/06/05 17:06
- 名前: 破壊神 (ID: RtQ9ht2V)
それから30分後、民間人から、ジブリールに会った奴を捕えた。精神が切れるまでに迎えをよこせとあり、シン、レイ、ルナマリアの3人は、その場所に向かうと、そこには、戦艦を停泊させる事が出来ず、仕方なく状況を見る事になり、とりあえず、エレカで現場に向かうと、そこは閑静な住宅街で、シンが地図に目を通すと、その場所へ、レイがエレカを走らせ、人々が集まっている場所に出た。
「あ、ねえあれじゃない? ジブリールと接触した子供って言うのは」
「写真から見た。間違いない。ルナマリアは荷物の方を頼めるか?」
「え? ええ良いわよ」
そして、のび太は傷だらけになっている所へザフトが来ると、皆は、のび太を後ろ手に縛り、口にガムテープをし、思いっきりザフトの方へ放り投げた。
「ええ!?」
慌ててエレカを止めると、ルナマリアが言う。
のび太は、アチコチ住民に殴るけるの暴行を加えられて、更にはのこぎりで切られそうになるギリギリで止めていた。
「ちょ、ちょっと。いくらジブリールと接触したから、この扱いは酷すぎない!?」
「何言ってんたアンタ!? こいつはあのジブリールと接触したんだぞ? ほら、これがその写真だ」
と、3人がよくよく見ると、確かにジブリールその者で、ただサンタの衣装で変装した彼だった。
「ホントだ。これ、コスプレじゃない! なんで見抜けなかったのかしら?」
「ヘン! そんだけバカって事だろ?」
「それから例のプレゼントも気になる。ザフト特務隊、レイ・ザ・バレルだ。ジブリールから受け取ったという物は無事か?」
「あ、はい。壊しそうだったんで、ザフトに見てもらうって言ったら、やっと言う事を聞きました」
「ではそれはルナマリア・ホークが行います。私とシン・アスカで、彼の尋問をしましょう」
とレイが言うと、流石のルナマリアも慌てた。
「ちょ。ちょっとレイ! いくらフェイスだからって、のけ者は、酷すぎない?」
「あの荷物の中には、戦争に仕える物が入っているかもしれない。慎重に運べ」
「う、うん……あの、そう言う事ですから、どなたか、トラックを持っている人いませんか?」
と言うと、皆は、
「そらまあザフトさんのする事やったら文句は言えんな~。あ、じゃあ私の使ってください。取ってきます」
と、彼が言った1時間後、トラックが運ばれて来て、梯子を使い、ロープで上から下へ下ろした。
そして、ルナマリアは1人で帰る事になった。
一方わざわざのび太の捕獲の為に来たミネルバの方では、何所からの情報か、のび太は猛獣を入れる檻に入れられ、運ばれて行くのを見た民間人は、石を投げたり、ボウガンで攻撃してきた。
でも、のび太はもう、話せる状態ではなかった。そして、のび太の身柄はザフトに任される事になったのだが、皆はその傷の酷さを見ても、怒りの感情しかなかった。
何故なら、ジブリールをかくまったという噂が流れた為、こいつが何かを隠していると思われたのだ。
そして、のび太のケガを治す前に、尋問をしようと、シンが近づくと、のび太の顔は腫れあがりとてもじゃないが、話が出来る状態ではない為、一旦医務室で手当てする事になった。足も腕も、住民達の攻撃のせいで、複雑骨折しており、本当に酷い状態で、グラディス艦長と、副官のアーサーが見に来るが、ホントに酷い状態で、顔はかなり醜くされていた。
「こ、これって」
「ジブリールの事となると、少しのケガは覚悟してたけど、ここまでするとはね」
「まさか、議長の演説で?」
「おそらくは。しかも、私達の所に送られて来た、この匿名希望の写真を見たら、すぐに誰だがバレる可能性は充分にあるわ。でも、少し、引っ掛かりを覚えるのよ」
「ひっかかりって?」
「この写真がどうして撮られたかという事よ。普通じゃ撮れないでしょ? こんな写真」
「じゃあ、もしかして、彼は……」
「確証はないけど……」
と、2人で話していると、通信が入った。
「どうしたの?」
「それが、野比のび太が所有していた、戦争に使われそうな道具と言うのを持って来たから、艦長に会わせて欲しいと」
「分かったわ」
「あ、あの会うんですか?」
「戦争で使えそうな道具と言う事は、もしも放置していた場合、彼は自分を追い込む事になるわ。話だけでも聞きましょう」
そして、2人は笑みを浮かべ、早速甲板に上がると、早速持って来た袋の中から、使い方によっては危ない物から先に見せる。
「では次にこれ、進化退化光線銃! これの光を浴びると、進化させたり、退化させたりする事ができま~す。つまり、地球軍がこれを使うと、コーディネイター以上に進化を遂げるでしょ~」
と、スネ夫はわざとらしく危険性を強調し、更に道具を出して来た、続けてこれは、取り込みペーパーと言って、フフフ。副長さん」
「なんだい?」
「ちょっと失礼」
「わ……」
「フフフフフ。じゃーん! こうなっちゃいました~。艦長さんこれを持ってみてください.
「これを? な、何これ。紙だけの重さと変わらないわ。それで、アーサーは?」
と、グラディス艦長がビックリして聞くと、スネ夫は得意げに答えた。
「フフフ。大丈夫ですよ。後ろからポンと叩いて下さい」
「こう?」
と、叩くと、彼は後ろ向きに出て来てそままスっ転んだ。
「イテテテテ。な、なんなんだよこれ~」
「だから、取り込みペーパーと言いまして、どんなに大きなMSでも、これに当たれば、紙の重さしかありません。だから、地球で作って宇宙に増やしていく事も超簡単なんで~す」
と、スネ夫がわざとらしく言うと、タリアも納得した。
確かにこれなら軍の大型のシャトルを使わなくても、地上で量産し、宇宙で使う事が出来るって事ね」
「そうそう。あ、これは全部、のび太の仲間のドラえもんと言う奴が持っているんです。しかも、色々新しい道具もたくさん持っています」
「ドラえもん?」
「あ、ああスイマセン。その説明がまだでしたね。ドラえもんというのは……」
「おいスネ夫。そろそろ時間だ。船に遅れっちまうぞ」
「あ、いけないいけない。後はメモして書いておきましたから、それを見てください。じゃあ、僕達はこの辺で失礼しま~す」
と、彼等は降りて行った。
「ドラえもん。それが、彼にこんな戦争で使えそうな物を提供しているわけね」
「あ~! そう言えば、ドラえもんってどんなのか聞いてませんよ!?」
「彼を尋問して、聞き出すしかないわ。今、シンとレイとでやっているはずだから」
「あ、ああそうでしたね」
と、アーサーが部屋に戻った頃、牢屋の中で、縛り付けられていた。一応腕の手当てはしてあるが、完全にはしていない。
何故なら、彼はジブリールと繋がっているというそれだけで、傷を治してもらえなかったのだ。
「さあ! いい加減になんか言えよこのバカ!」
と、またシンがのび太を殴る。
もう顔の輪郭が変わってしまうぐらいにされ、ホントに酷い状態だった。
だが、ジブリールという言葉を聞いたシンは切れ、彼を尋問と言うより、拷問と言った方が正しい様な状態にされたのだ。
しかもさっきからジブリールではなく、サンタサンタと言うので、シンの怒りは本当にブチ切れ寸前だった。
その時、レイが何処かへ電話をかけていた。
「はい……そうですか。わかりました」
「レイ、何所に電話してたんだ?」
「彼の通っている学校でも、あの演説はキチンと流されたそうだ。つまり、知らない方がおかしいという事になる!」
「なんだって!」
「シン少し待て、すぐに戻る」
と、レイは一旦艦長室を訪れ、有る事を聞いた。
「これよ」
「ありがとうございます」
と、レイはそれを受け取り、再び部屋に戻ると、復元ライトでのび太の顔の部分だけを元に戻した。
「これは?」
「戦争に使われそうな物として、提出された物だ。確かにこれなら、MSが壊れても、すぐに修復が可能だ。よって、お前の顔だけは元に戻した。これなら、ハッキリとしゃべる事が出来るはずだ!」
「なるほどな。さあこれで逃げられない! ジブリールは何所だ!?」
「だから知らないって言ってるじゃないかさっきから!! 僕が会ったのはそれじゃなくてサンタさんだって。あの日僕は、クリスマスなのに、参考書なんか押し付けられて、本当にイヤ~~~~~な思いをさせられて、そんな時、僕の所に、サンタさんから手紙が来たんだ。公園に行けば、サンタさんがプレゼントを君にあげようって。そしたら、本当にトナカイと一緒にプレゼントを持ったサンタさんがやって来たんだ。でも、飛ぶ事が出来ないって言われて可哀そうに思ったよ。でも、サンタさんの車も乗り心地が良かったんだ~」
「バシ!」
「イテ! な、なんだよ!?」
「それって、コイツの事か? 明らかにコレ、ジブリールのマークだよな!?」
「だから知らないってば!」
と、言うと、レイがモニターに、あの時の演説を再び見せた。
だが、彼の頭には入って来ず、途中で?マークで一杯になってしまった。
その態度にシンはまたすぐに切れ、今度は椅子事蹴り倒すと、のび太は大声で泣きだした。
「ウアアアアアアアアアアン!!! ドラえも~~~~~~~~~~ん!!!」
と、彼は親友の名を呼ぶが、聞こえなかった。
そして、プレゼントの方は、ルナマリアと整備員が手伝い、そこからは銃や麻薬、サバイバルナイフなど。明らかにプレゼントにするにはおかしな物ばかり入っていた。しかも彼が銃の達人と知ったからか、かなり軽く計算された、銃が10丁も見つかった。更に手榴弾が10個も入っていた。彼女は牢屋へ行くと、のび太は傷だらけなのに、シンは容赦なく暴力をふるっていた。
「このバカ、アホ、ボケ! テメエなんかが、なんで生きてんだ! 議長の演説が分からない様な顔をして、お前本当に小5か!? 小1か幼稚園児の間違いじゃないのか!?」
「シンヤメテ! 彼のプレゼントの中身が分かったから、一旦休憩にしない?」
「どれ?」
「これは! 確かにこの少年にはうってつけのプレゼントだな」
と、レイが言うと、シンは再び、のび太に近づき、顔を思いっきりひっぱたいて起こし、プレゼントの中身が書いた紙を見せた。
その結果は案の定シンとレイを切れさせ、彼は体と心に大きな傷をあ持つ事になり、もう、何もかも信じなくなってしまった。
当然、彼の食事もなくなり、彼はがりがりに痩せていった。
- (第3章 失われていく心) ( No.6 )
- 日時: 2022/06/05 17:49
- 名前: 破壊神 (ID: RtQ9ht2V)
丁度その時、レイ達の元に、彼と深い繋がりのある者がいるという通信が入った。
その友達とは、源 しずか(みなもとしずか)の事だとわかった地元警察と、近隣住民は、
「のび太と繋がっている=ジブリールとも繋がっている」
という事で、警察がいきなり、彼女の家を襲い、ありとあらゆる物を壊し、しずかの親は縛られた挙句、首を絞められて気絶させられ、しずかに至っては、むち打ちの刑だった。
そして、家が凄まじい勢いで壊されているのを見て驚き、
「ピー!ピー!」
と鳴き始めると、いきなり警官の1人が、ピーコを金づちで殴って殺し、近隣住民も押しかけて、家に火をつけられて、大事な物は皆燃やされて、更に
「ハハハハハ。どうだ!? ジブリールの異端児め。お前が、ジブリールの居場所を知っている奴と繋がるからいけないんだ!」
「そうだそうだ!!」
「よく2人で歩いてるの見ていたぞ!」
「2人で共謀して、ジブリールを逃がそうとしたんじゃないか!?」
「ありうるな。あ、火事の方は、燃え移らないようにしないとな~」
と、消火活動が始まったが、時すでに遅く、もう、何もかも燃えてしまった後で、危うく隣の家まで火の手が及びそうになったが、どうにかなり、とうとうしずかの家はなくなり、しずかの母親は、政府の収監施設に入れられ、しずかはザフトに引き渡される事になってしまい、慌てて戻ろうとした父親も海外で殺されたというニュースが入り、しずかは本当に1人ぼっちになってしまった。
一方、ミネルバは、本格的に動き出す前にと言うことで、しずかを乗せてカーペンタリア基地に戻ろうといたのだが、政府が基地で待つようにと言う言葉で、カーペンタリアで待つ事にし、ボズゴロス級潜水艦エルバーラを合流地点とし、政府のプライベート用のクルーザーでしずかは椅子に座らされ、両方の鎖から、電気が流れるようにされていた。左から、民主党の尾真理秀介(おまりしゅうすけ)議員で、灰色の頭をし、国会でも名の通った議員で、黒い目にメガネをしており、黄土色のスーツを着ていた。
そして、その隣に社民党の関根。エホーバ(せきねエホーバ)で、茶色の髪をし、鼠色のスーツを着ていた。
最後の議員は、自民党の泉 義久(いずみよしひさ)だが、こいつは曲者で、問題が起こっても金で逃げているという裏の黒い部分を持つ。
そして、やっぱり始まった尋問ではまず、のび太はどんな子だったかなどを聞き、それに彼女は答えるが、ジブリールと関係を持っていたという質問には、
「ち、違います。のび太さんは、そんな危ない人と交流なんか持っていません!」
と、言うと、政府がスイッチを押して、彼女を黙らせた。
「では、これはどうなる? この背中の紋章は、ブルーコスモスの盟主、ロードジブリールの着ていた物と同じ物だ。なのになぜこのマークがある?」
「し、知りません。それに、のび太さんは、騙されているだけなんです! のび太さんは確かに成績は最悪でしたけど、優しい人で、動物も大好きで、一度、裏山が伐採されちゃう時に、その木も守ってほしいと言って、守った事も有りましたが。そんな子が戦争とか危ない事には、絶対に関わったりなんかしません!」
「ほ~なるほどね、だがね~実際に彼は戦争を望んでいた。それが昨日ザフトから、ジブリールがのび太に送ったプレゼントされた物だ。これのどこが優しい少年に見えるんだね!」
「そ、それは、あの子、よくいじめられていたので、自分の身を守ろうとしたからです! 自分で他人を傷つける事なんて、滅多な事でもない限りやりません!」
「うん? と言う事は、危険行為に及ぶ事をやった事が有るんだね」
「い、一度だけですけど、ドラちゃんの道具で、町を破壊しようとしました。この町は僕を嫌っているって言いだして……」
「ドラちゃん? もしやザフトから連絡があった、危険タヌキ型兵器ロボットの事か!?」
「違います! ドラちゃんは、兵器なんかじゃありません。確かに色々な道具を持っていますけど……ドラちゃんは、平和を愛していて、戦争を起こす様な物は持っていません!」
と、しずかが言うと、いきなり鎖を外し、机を出してきて、その上に紙と色鉛筆を置き、泉が手に入れていた拳銃を後頭部に当てた。
「!……な、何を……」
「そのドラえもんとやらを、そこに描け、下手なマネをしたり、逃げようとしても無駄だという事だ」
と、泉は彼女の頭に銃を突きつける。
そして、彼女は震える指で必死にドラえもんの絵を描いた。
「か、描けました」
「ご苦労」
と言って、また電気の鎖を付けた。
「ほ~これがレッドゾーン級の危険な殺戮兵器か。急ぎ、これを世界各地に流して、これを見つけ次第破壊する様にしなければな。それと、こいつは何が好きなんだ?」
「そんな言葉で言われたら、言う気もなくなるわ!」
という彼女の言葉に、エホーバが電流を強くし、彼女に流した。
「アアアアアアア!!!」
「フン! 何が優等生だ。裏を返せばただのガキだ。今の時代を全く分かっていない」
と、言うと、秀介がメガネを外して拭いた。
「ハア~こんなピンピンとした所は好かん。どうでしょうか皆さん。今日は時間があればと、良い物を持ってきております。もちろんチーズも」
「お~ワインですか。良いですね~ではデッキの方へ行きましょう」
「私はココの片付けが終わり次第、合流します」
と、エホーバは1人残ると、カーテンを全部閉め、灯りを点けた。
「あ、あの……」
彼女はとっさに逃げようとしたが、電気の奴は外されても、他の拘束具で拘束し、どういう意味か上着を脱ぎ、ネクタイを緩めた。
「フフフフフ。ガキか……あんまり可愛くないな~やっぱりやるやら、同年代が良かったのだがね~」
と言いながら迫り、服に手をかけ、反射的に蹴ろうとしたが、それも計算のうちで、彼は彼女に対し、あの行為に及んだ。
それから数10分後
ようやくエホーバが戻って来た。しかも黄色のスーツに変えて。
「あら? エホーバさん。遅かったじゃないですか?」
「な~に大した事ありませんよ。ではどうぞ」
と、ワインを注がれると、皆は立ち上がり、
「日本の未来に乾杯」
「カンパーイ」
と、楽しい時間を過ごしている頃、彼女の服はボロボロにされ、髪の毛も無残になり、もう彼女の目には、何1つ映らず、目の前すら見えなくなっていた。
そして、ボズゴロフ級戦艦が見え、エホーバが彼女を引っ張りだして来た。
「お勤めご苦労様ですな~」
「エルバーラ船長。ラキス・エリーカです。それであの少女と言うのは?」
「オラ! ちゃんと歩け! こっちだ! ほら! 歩けってんだよ!」
「さっさと歩け! グズ!」
と言うと、エホーバはなんと、彼女を蹴りつけ、橋から落ちてしまった。
「な、なんて事を!? これがナチュラルのやり方か」
「フン! あいつはナチュラルじゃない! A級戦犯だ。死んでも誰も困らない。我々もヒマでないんで、失礼するよ」
と、クルーザ―はスゴイ勢いでいなくなり、女性パイロットの1人が、
「艦長! グーンを」
「許可する。急げ!」
「はい!」
と、彼女はなんとかしずかを捜していると、ようやく沈んでいく彼女を見つけ、すぐさま近づき、無事に救助した。
そして、艦に戻ってから、応急処置がされ、なんとか人工呼吸をすると、水を吐いた。
「良かった! 大丈夫?」
と彼女に言うが、何も話さず、目も何も見えなくなっていた。
「こ、こ、は?」
「大丈夫。安全よ今運んであげる。もう大丈夫だから。あら?」
と、彼女はそこで異変に気付いた。スカートの下にあるべき下着がなかったのだ。
「この子……と、彼女はしずかを抱き上げて、医務室に連れて行った。
「しばらく休んでて。もう、大丈夫だから」
と、しずかに言うが、彼女の心は、もう、壊れてしまったかのように、何も話せなくなっていた。
その事を先にミネルバに連絡を入れると、シンとレイは、
「なんだって、口がきけない?」
「どういう事?」
「分からん。ただ、その女性兵士から聞いた所、スカートのある位置にかならずある物がなく、スカートもボロボロで、上半身も酷い状態だったらしい」
「と言う事は、彼女……」
「これでは話にはならないだろう。彼女の回復を待つしかない」
「待てねえよ!」
「シン?」
「待てねえよ俺は! やっとジブリールの所在が分かるかもしれないって言う情報が入ったのに、それが口がきけず、動かないだと? ふざけるな! あいつをもっと締め上げてやる!!」
「ちょ、ちょっとシン。待ってよ!!」
そして、彼女はようやくカーペンタリア基地に着くと、車椅子に乗せられていた。
「! どういう事?」
と、グラディス艦長が疑問を持ってっいると、しずかの状態は酷く、まだ昏睡状態なのか、まともに動く事さえできなくされていた。
一方のシン、レイ、ルナマリアが引継ぎ、2人はのび太をわざと連れて来ていた。
これはシンの勝手な思いつきによる物で、のび太をしずかに見せれば、何かしらしゃべると思ったのだ。
「え~~~~~!!!。な、なんでしずかちゃんが車椅子に!? ねね、どういう事? どういう事だよ!?」
分かったぞ。お前達コーディネイターが、何か措置をしたんだろう? 黙ってないで何とか言え~~~!!しずかちゃ~~~~~~~~~~ん」
と、のび太が声の限り叫ぶと、しずかに変化が現れ、いきなり頭を押さえた。
「い、痛い……あ、頭が、痛い……殺して……私を、殺して……!!」
「ええ!? ちょ、ちょっとどういう事? ねえ、落ち着いて」
と、女性士官が言うと、彼女はか細い声で言った。
殺して……」
と、なんと自分からまた飛びこもうとしたのだ。
「ちょ、ちょっと。どうしたの? 大丈夫。大丈夫だから。ね……」
と、士官が抱くと、しずかはようやく落ち着き、また車椅子に乗せ、仕方なく、その女性士官数名も一緒に
乗船する事になり、これでは話にならないと、議長も諦めるしかないと思っていた時、ラクス(ミーア)が、
「あの、その作業、私にやらせてください。あの子は、恐らく、何かされている可能性があります。私なら、彼女も心を開くと思います!」
「分かった。君の言葉なら、彼女も心を開くだろう」
「頑張ります!」
と、車椅子に乗せられ、舌を噛まないように猿ぐつわをされたしずかは、ドアの方を見ようともしなかった。
今の彼女の心はカラッポだった。本当に人形のようで、何にも興味を示さなくなっていたのだ。
「源しずかさん。ね」
と、ミーアの言葉に、士官が猿ぐつわを外すと、しずかは、やっと顔を上げた。
でも、その目はうつろで、何を言っているのかさえ、分からないと言った様子だった。
はたして、彼女はどうなってしまうのだろうか!?
- (第4章 爆発したしずかの憎しみの心と、のび太との絶交宣言! ( No.7 )
- 日時: 2022/06/05 17:59
- 名前: 破壊神 (ID: RtQ9ht2V)
ミーアを見ても、しずかの顔は変わらなかった。
だが、彼女を見たその時、しずかの目に、光りが宿った。
憎しみと言う名の光が……
「大丈夫ですか?」
「あなた、誰?」
「ラクス・クラインです。あなたの味方です。しずかさん。お会い出来て嬉しいですわ。ずっと心を閉ざされていたのは、さぞ辛かったでしょ? 何があったのかは聞きません。その代わり、出来るだけでも良いので答えて欲しいのは、この少年についてです」
と、ミーアが、のび太の写真を見せた時、しずかの頭に、怒りと憎しみが宿った。
「あ、あああ―――――――――――――!!!!」
と、大声で叫ぶと、彼女の中に有った憎しみが、一気に膨れ上がって言う。
「冗談じゃないわ! 私は彼とは違う! 彼は友達でもなんでもない。仇よ! 私が好きなのは出木杉さんよ。なのに、未来の世界では、私がそいつと結婚するですって!? 冗談じゃないわ! 宿題の答え見せてくれとか遊んでくれとかうるさくて、どうにかなりそう! あんな馬鹿と一緒に付き合うなんてまっぴらご免だわ!! あいつは何所なの!? ここ、ザフトの基地で、あいつも来てるって聞いたわ! すぐに連れて来て! 私からパパもママも家もペットもあいつと付き合っていたって大誤解されて、全て灰にされ、ピーコは撃ち殺されて、ママもわけのわからない施設に入れられて、パパにいたっちゃ出張中の所で殺害されたわ。挙句の果てに、政府の奴等からは……それもこれも、皆あいつのせいよ! 返せ! パパやママやピーコを返して! 返してよ! あんな奴なんて、絶対に相手にしてやらないんだから!!」
と、叫ぶしずかの様子は、のび太にも届いており、シンにいたっては、悪意の籠った笑みを浮かべ、パチパチパチと拍手までしたのだ。
そしてレイも言う。
「どうやらお前は、これで全てを失った。だが、お前はもう、日本へは戻れない。たとえ、ジブリールが運よく捕まったとしても、世界の人間は、お前の事を今回の戦争の始まりをした奴としか思わない。それに先ほど届いた動画がある。お前の母親と父親の離婚騒動の裁判だ。
それを見せられ、のび太はわけが分からなくなり、もうどうして良いか分からなくなった。一体どうしてこうなった? 何がどうして?と、頭の中はもう?マークで覆い尽くされ、押しつぶされそうになっていた。
その頃、対するスネ夫達は、のんびりとオーブ行きの船の中で楽しいひと時を過ごしていた。
食事の後、ババ抜きを知らないジブリールにやり方を教え、その結果、ジブリールが1抜けして、ジャイアンが最後に残ってしまい、皆で笑い合った。
「こういうのも、悪くない物だな。私はまだまだ世界を知らない」
「知って行けばいいんですよ。早くコーディネイターなんて殺して、早く自由になったら、いっぱい遊びましょうよ」
と、スネ夫が言うと、彼は自室にいる猫を撫でた。
「わ~カワイイ猫ですね」
「ニャ~ン」
「私の唯一の話し相手だ。そろそろ食事だな。ほら」
と、ジブリールは餌皿に盛り、猫もそれを美味しそうに食べ始めた。
「グフフカワイイ」
「でもよスネ夫。しずかちゃんどうすんだ?」
「大丈夫。ちゃんと手は打ってあるから。すぐに助けが行くよ」
「1人だけを?」
そりゃそうでしょう。のび太なんて、囮囮。バカなんだから、日本政府も、のび太の国籍を消したから、あいつはもう、どこへも行けないし、ドラえもんが帰って来てももう遅いですしね~。グフフフフ今頃のび太、泣きまくっておもらししてたりして」
「アハハハハ。そりゃ傑作だぜガハハハハハ」
と、2人が笑っていた。
そして、2人は、カーペンタリア基地の離れた場所で、それぞれの部屋に入れられた。
のび太は監視カメラ付きの部屋で、しずかは、どう見ても普通の部屋だったが、まだ足が動かず、一応医師に診てもらうと
「精神的な疾患です。治るには治りますが、時間が掛かります。本来なら、日本に戻したい所ですが……」
「確かに彼女はハッキリと絶交宣言をした。あの時の事は、のび太にも聞こえているはず。果たして、どうしてものかだ」
と、議長が言っていると、隣のミーアはしずかを気遣い、ベッドの上に寝かせてあげた。
「ラクスさん。行っちゃうんですか?」
「ごめんなさいね。でも、今はお仕事が忙しいので」
「……そう、ですか。さっきはゴメンナサイ。急に叫んだりして」
「大丈夫ですわ。さ、今日はおやすみなさい」
「はい」
と、しずかが眠りについたのを確認したミーアは出て行った。
その頃、宇宙では、ある物が発見され、プラントでちょっとした騒ぎが起きていた。
それは、プラントから離れた宙域に有る、大きな隕石だった。
だが、軌道から見ても、衝突の危険性はないのだが、念の為、調べておくようにと議長は言い、何ども色々な部隊が向かったのだが、皆が途中で気分を悪くしてしまったのだ。
そして、この任務がやはりジュール隊にも回って来た。
「やっぱり、俺達にも来たか」
「どういう事だ?ディアッカ」
「別に。なんかさ、予感みたいなのを感じてたんだよ」
「予感?」
「ま、それはあの石を見てからだな」
と、ディアッカが先行し、イザークも続く。
そして、石に近づくにつれて、その石は変な波動の様な物を出している事に気が付いた。
「なるほど。この妙な波動を感じて逃げたのか」
と、ディアッカが近づくと、石から声が聞こえた。
「! これは……お前、なのか?」
と、ディアッカが言うと、石は緑色の光を放った。
「それじゃあ、その大きさだとデカすぎるから、ワリィけど、ちょっとだけ、削らせてもらうぜ」
と、ディアッカは、グフにいるイザークに通信をいれた。
メテオブレイカーを使わず、ビームトマホークと剣で削る事になったのだ。
それは、中にいる卵が傷つかないようにと願うディアッカの心が有ったからだ。
それから3時間後、ようやく卵ギリギリに削れた。
後は、プラントの1つ医療や生物に関係するフェブラリウスワンに、卵を入れる事にした。
そして、搬入された卵は、地下へ運ばれ、内部の様子を観察する事にした。
「早く出て来いよ。待ってるからな」
と、ディアッカが言うと、イザークは、
「何をしている?」
「別に」
「お、おい待て。貴様! 隊長の俺に隠し事かー!!」
「そんなんじゃねえっての」
と言いながら、2人は母艦ヴォルテールに戻った。
一方のカーペンタリア基地にいた議長の元に、その卵の報告が入った。
「あれは岩塊の1つではなく、卵だったとは……わかった。それはこちらで手配しよう。中身が卵とわかった以上、プラントで育てるのは到底無理な話しだが、地上なら、話しは別だ」
「しかし議長。ジブリールの事がまだですが」
「それはミネルバに担当してもらう。ようやく落ち着いて来た彼女だが、あの少年は、まだ隠し続けている。
しかも思いっきり受けたあの絶交宣言で気絶してしまってね~。全く厄介な子供だ。こういう時こそ、大人である我々が、キチンと教育してあげないとね」
「教育……ですか?」
「そう。調べに対して、彼は自分が好きな事も隠している。だからまずは、その好きな事を紐解いて行こうと考えている。幸い、あの2人を監禁しておく場所もできているしね」
実は、デュランダルはこの基地に彼等専用部屋を用意した。しずかには普通の部屋を。のび太には牢獄を用意した。
なぜなら、のび太はまだ、ジブリールがどこへ行ったのかを話していないからだ。シンもレイもかなりいきり立ち、鞭でシバキまくり、彼はシンを怖い物と認識しており、もう少しという所まで来ていた。
一方しずかの部屋には、いつもルナマリアが通ってくれ、ようやく心を許し初めていた。
その頃、宇宙では、フェブラリウスワンからの通信で、卵に動きが有ったという通信が入り、イザークとディアッカが見に来た。
その博物館では、地球にいる様々な動物達をここで見る事ができ、普段どんな生活をしているのかを見る事が出来るのだ。
しかも今日は平日なのでまばらだが、それでも様々な人が見に来ていた。
「へ~。入るの初めてだけど、結構にぎわうんだな~」
「今日は仕事だ。遊びじゃないぞ」
「分かってるって」
と、2人は専用の通路から中に入り、エレベーターで下に降りると、地下3階で止まった。
すると、卵には、様々なパイプが取り付けられており、調査が進んでいるが、やはり時々赤くなっている。
「まただ」
「怖いんだよ。あいつ等が」
「ディアッカ?」
「あの卵にしてみれば、怖いんだよ。自分に何かしようとする化け物って感じに見えてんだと思う」
「……」
イザークは不思議そうにディアッカを見ると、下に着き、エレベーターから降りた。
「ご苦労様です。ジュール隊隊長のイザークジュールです」
「副官、ディアッカエルスマンです」
「所長のエリス、ワイムです。現在の成長具合からすると、後もう少しで孵化が始まります。その前に、地球に下ろすべきかと」
「……確かに卵だけなら問題はないが……」
「カーペンタリアの方が良くないか? あそこの気候が良いから、育てると意味でも合うと思うし」
と、ディアッカが言った時、卵が黄緑色に変わった。
「卵の色が」
「計器をチェックしろ」
「はい」
「これは……さっきまでとは違います。最初から赤く光る物だと思っていたのに、どうして急に……」
「う~む。突然の色の変化……一体何が……」
と考えていると、ディアッカの頭に奇妙な声が聞こえた。

