二次創作小説(紙ほか)

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ダークネスリベンジャー(改)
日時: 2022/06/09 19:55
名前: 破壊神 (ID: RtQ9ht2V)

はじめに

これは私の統合失調症の治療の一環としています。
いつも頭の中に浮かんでは消え、浮かんでは消えを繰り返しており、その為に手が止まってしまう事があり、なかなかコントロールが出来ません。そこでカウンセラーに相談すると、
「作品として出せば?」
と言われたので、今までオリジナルとか 書いて来ました。

でも、2次を置く所が中々見つからず、一応1つ見つけたのですが、中々うまく行きません。

そこで、これを作って試そうと思います。

このダークネスリベンジャー(改)は、3つのアニメを1つの世界に入れました。

大元のガンダムSEEDDESTINY(ガンダムシードデスティニー)の44~48話の間に、DBZとドラえもんを混ぜました。

もし、この3つの中で知らない物が有った時の為に、ちゃんとキャラクター紹介をしていきたいと思います。
テーマは、(ザフトの冤罪? 仕組まれた罠と世界の崩壊)
にしました。

それではまず、ガンダム側から、紹介していきます。

シン・アスカ 
ザフト (特務隊)
黒髪に赤い目をしており、先のヘブンズベース(地球軍の地上の総本部)を陥落させた事をたたえ、勲章を与えられ、フェイス(特務隊)に任命される。ガンダムデスティニーをのパイロットで、人一倍の暴れん坊一度敵と見なせば、どんな奴も許さないう冷血な心を持つ。ジブリールが逃げたと聞いた時は、缶コーヒーの缶を握り潰す程の怒りをあらわにしていた。

レイ・ザ・バレル
ザフト (特務隊)
ロングの金髪に水色の目を持ち、いつも冷静にしており、シンを気遣い、議長の事を絶対視し、2人だけで話す事もシバシバある。
ガンダムレジェンドのパイロットを務める。
今回は、冷静でいながら、陰でコソコソ何かしている。

ルナマリア・ホーク
ザフト(赤)
妹のメイリンホークの事で、シンに急接近かと思われていたが、どうやらそうではないようだ。インパルスをシンが新型機へ乗り換えた為に、譲られる形で乗る事になったが、射撃が凄く下手。紅色のショートに赤薄青の目を持つ。ズバズバとなんでも言ってしまう所が有るらしく、シンとは、アカデミー(ザフト訓練校)からずっと一緒だった。
だが、今回は、有る女の子の事情聴取しようとした矢先に、何かやられたのではと考えるのだが……

タリア・グラディス
ミネルバ艦長
白服で、ミネルバを切り盛りする艦長だが、過去にデュランダルとは恋仲だったしいが、子供が欲しいという思いから、彼と別れるが、まだ思いはあるようだ。今回の事件では、本当に摩訶不思議な事が多く、かなり心労が有った。金髪の髪に、水色の目を持つ。

ギルバート・デュランダル
議長
コーディネーターのリーダー的存在で、言葉で人を操れるのか、コーディネイターだけでなく、地球の人間を簡単に操ってしまい、ロゴスが全ての敵と地球の人々に教え、そのせいで、地球の経済までもがボロボロになってしまう事等お構いなしだ。そのせいで、ロゴスメンバーはヘブンズベースに逃げ込むが、あっという間にザフトにやられ、ジブリールだけ捕まえ損ねてしまう。

そして、次の演説では……

ラクス・クライン
(ミーア・キャンベル)
ラクスの替え玉で、本人はラクスを演じ、人々を操るが、今回は、有る者のせいで、元の姿に戻されてしまう。
(オーブ)
キラ・ヤマト
最強と言われるコーディネイターだが、本人は知らずに育てられて来て、オーブに住んでいたのだが、そこをザフト軍に襲われ、修復が終わっていた、AA(アークエンジェル)でオーブを脱出し、ザフトVSオーブの闘いを止めようとするが止まらず、彼自身もフリーダムガンダムを、当時インパルスだったシンに落とされてしまうが、どうにか軽傷で済んだ。所が、オーブについてまもなく、ラクスが危険と分かると、すぐさまカガリ(双子の妹)から、ストライクルージュとブースターを借りて宇宙へ飛び、そこで、新たなる剣、ストライクフリーダムで、2分で敵を全て殺さず、全滅させてしまう。まさに無敵のファイターだ。今回の事では、悟空にビビらされたりするが、殆ど出番を取られてしまう?茶色の短髪に紫色の目を持つ。

アスラン・ザラ
(元特務隊)
色々あってザフトに復帰したのは良かったが、議長から受け取ったセイバーガンダムがキラと闘う羽目になり、バランバランにされ、シンVSアスランとで大げんかになってしまう。そして、議長を信用できなくなりミーアを連れて逃げようとするが、役割に縋りついた為、偶然ルナマリアの妹メイリンホークの部屋へ逃げ込んだ際、彼女の力で、ザフトから脱出するが、レイとシンでアスランはシンに話そうとするが、それをレイが邪魔をし、切れたシンによって、逃走に使っていたグフを落されてしまう。
そして、その時、偶然偵察で、オーブのキサカが2人を保護してオーブへ届け、AAで静養していたさい、オーブが戦場になる事を知って、宇宙からインフィニットジャスティスに乗ったラクスから、受領し、シンと話そうとするが、全然聞かず、結局またベッドに逆戻り。今回は悟空達に世話になる事が多くなってしまう。
藍色の髪に緑の目を持つ。

カガリ・ユラ・アスハ
(キラの妹?)
オーブの姫であり、代表という立場にあるが、政治の事は夫慣れで、引っ張り回され、あわや結婚させられそうになった時、キラによってAAに合流。そして、真相を聞き、ザフトとの戦闘をなんとかしようとするが、うまく行かず、アスランにも嫌われてしまうのでは思っていた。
そして、指輪はアスランからのプレゼントである。今回は首長として立ち回ろうとするが、殆どのオーブに攻めて来たザフト兵は、ピッコロが全部倒してしまう。そして、アスランの事をずっと思っており、彼の事でずっと泣きっぱなしだった。

ネオ・ノア・ローク
(元地球軍ファントムペインのボス)
ベルリンでAAに回収された時、何かを感じたのか、AAを助けたさい、頭に何かが浮かんだ。それは大事な記憶だった。今回は、AAの中から、戦う悟空達を見てるしかなかった。

ラクス・クライン(本物)
宇宙でずっと調べており、ファクトリーという所で仲間を募り、新型機の開発や、ドム・ト・ルーパなどの設計にも携わり、敵に回すと怖そうなイメージだが、死をも恐れぬ勇気を見せ、キラが宇宙に助けに来てくれた時には、女の子の表情を見せた。そして、アスランを思い、インフィニットジャスティスを彼に渡した。
今回は悟空達に振り回されそうに見えるが、本人はのほほんとしていたが、ミーアの演説紛れ込み、混乱させる。だが、そのせいで、ミーアに有る変化が起きる。

ミリアリア・ハウ
前大戦時にAAの一員として闘いに参加した経験があり、
下りた後は、あちこち見て回ったらいして、AAの事を知って合流する。
今回は、元カレと会う事になってしまい、戸惑う。

ザフト(ドラゴンの育成)

イザークジュール
銀色のおかっぱに水色の目を持つ白服で、ジュール隊の隊長だったのだが、有る時、卵を見つけ、それを副官のディアッカエルスマンと共に、育てる為、オーストラリアの基地(カーペンタリア)に降りて来たが、自分は怖い者と思われてしまい、悔しそうな顔をしていた。
ちなみに、アスランが復隊出来たのは、彼の後押しも有ったからだった。

ディアッカ・エルスマン
前大戦時。AAに見方した為、降格して、一般兵になっていたが、最近ようやく自分だけの機体を貰えた。
どういうわけか、卵に気に入られ、彼がいると、落ち着くようだ。
そして、そんな彼の事を、ある猫と、天界から、有る者がずっと見ていた。

ドラゴン(クー)
ディアッカを完全に母親だと認識してしまい、彼だと気を許すが、イザークはどうにも苦手なようで、すぐに怯えてしまう。はたして、このドラゴンを育て上げる事ができるのだろうか?

ザフトとオーブはこれにて終了。次は、DBZです。

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(第10章 ドラえもん出現! 失いし心を取り戻せ!) ( No.13 )
日時: 2022/06/06 20:23
名前: 破壊神 (ID: RtQ9ht2V)

 その頃、スネ夫とジャイアンは、兵士に発見されることなく、夜になっていた。
「ど、どうなってるの!? なんで誰も来てくれないの!? パパ~ママ~!!」
「ドカ!」
「痛て! なにすんだよ!!」
「全部お前のせいじゃねえか! こうなったのもぜ~んぶお前のせいなんだ!! どうやって詫びるつもりだ! またいつもみたいに、金で解決するつもりかよ!」
「だ、だって僕はただ、ジブリールさんを月に上げる為に、ザフトの方をのび太に注意を向けておいてその隙にオーブに……」
と、言った時、2人の前にどこでもドアが開き、中から怒りに我を忘れたドラえもんが現れた。
「お前達のせいか! お前達のせいだ! 僕が戦争のA級戦犯だって!? ふざけるな!! 全部のび太君に罪を擦り付けて、自分はジブリールと美味しい思いをしてただけだ! それが証拠にこれを見ろ!」
と、ドラえもんが映し出したのは、現在の町の状況だった。

そこには、シャッターが閉まっており、1枚の紙が貼られていた。
ドラえもんはそこをアップにすると、ドラえもんが来る可能性がある為、自体が終息するまで閉店します。
と、書かれており
更には、
「ドラえもんを呼び寄せないように、ハムスタ―を飼いましょう!」
というペットショップの貼り紙が有り、もう街中はメチャクチャになり、猫が消えていた。
しかもあちこちの壁に、猫はドラえもんを呼ぶので注意!という貼り紙が何枚も張られていた。
「どういう事だこれは!? お前達の仕業だな!! 白状しろ!」
「わわわかった。ぜ、全部話すから、こ、この怪我を……」
「嘘つけ! スネ夫の言葉は、もう信じてやるもんか! ジャイアンも信じない!!」
と言っていると、界王神が来た。
「全く。子供で大金持ちだと、ロクな事にはならんの~」
「ご先祖様。ここは良いですか? 私は、あのハムスターを捜して来ます」
「こいつを持っていけ。カゴの代わりじゃ」
「ありがとうございます」
と、界王神は目を閉じ、ジブリールを捜すと、そこには、壁の隙間に入り、猫から逃げているジブリールを見つけた。
「いた。よし……ムン!」
と、ジブリールをこちらへ引き寄せると、箱の中にジブリールを捕まえた。

一方のドラえもんは、コエカタマリンで、思い切り2人に対して喚き倒し、2人は逃げようとするが、コエカタマリンが追いかけて来る。

それを見ていた老界王神は、
「もうその位で良いじゃろ?」
「フンギャー!!」
と、最大級のパワーでやるが、老界王神の方が、上だった。
なんと彼は、それを片手で止め、ポイっと投げ返し、ドラえもんの口にどら焼きを一個放りこんだ。
「アムアムアム……! こ、これは!」
「そ、どら焼きじゃ。声の方は、さっきの力で出しきったようじゃな。さて、ジブリールも捕まえた事じゃし、本部に行くかのう」
と、2人が出て行こうとした時、
「ちょ、ちょっと待てよ! なんで無視すんだ! 俺は被害者なんだぞ!!」
「そ、そうだそうだ! 僕だって!!」
「お前は犯罪者だろうが!」
「違うよ!」
「嘘つけ! 俺までこんな目に遭わせといて!! 家が店やってんの知ってんだろ! お前のせいで!! 店がダメになったらどうすんだよ!?」
「そ、そんなのお、お金さえあれば……」
「バキ!」
「痛て! 何すんだよ!?」
「なんでもかんでも金で解決出来るって思うな! 店ってのは、信用性が大事なんだよ! それを金1つで解決できると思ってんのかよ! お前は!!」
と、争っていると、老界王神と、現界王神は、
「どうします? この2人」
「う~ん。まあ、この騒動の元はこやつ等じゃからの~。キチンと反省させんといかん」
「悟空さん達に連絡しましょうか?」
「イヤ、こいつ等は、人間性が欠けておる。それをキッチリしてやらんと、またすぐ事件を起こす可能性がある」
「わかりました。少々乱暴ですが」
と、いきなり2人の口をふさぐと、界王神は、2人に触れて悟空達の所に行った。

現在彼等は、国防本部にいた。

あのドラゴンの事を聞き、更には救助されていたディアッカから、クーを保護してほしいと頼まれ、ピッコロが、無人島を1つ借りに来たのだ。

その結果、無事にクーは島に上陸し、早速悟空達がコッソリ用意した果物を食べていた。
その様子をAAのベッドの上で見ていたディアッカは、安心して眠り、その様子を確認した、元カノである、ミリアリア・ハウは、席を外した。

そんな時、界王神達が、国防本部にドラえもんにジャイアンとスネ夫を連れて来ると、カガリ達は、すぐさま2人を拘束し、ドラえもんを見ると、
「お、お前はA級戦犯の!」
「どうしてここに!?」
「お前、色々な道具を持っていて、ジブリールを! お前達がいるから、戦争が……」
「コエカタマリン! ワー――――!!!!!!」
「うわ!」
と、オーブ兵が言葉の固まりを攻撃するが、それは固くて壊れず、ドラえもんは、どんどん攻撃していく。

その騒ぎを聞いて、皆がやって来ると、ドラえもんを見た。
もう、彼は人間全てが許せなくなっていたのだ。
「空気大砲! ドカン! ドカン! ドカン! ドカン!」
と、空気大砲で、あちこち壊して行く。
するとそこへ、カガリ、ラクス、キラがやって来た。
「あれが、この戦いのA級戦犯にされているドラえもんか?」
「なんとか落ち着いて下さらないと、会話が出来ませんわ」
「とにかく、彼を止めないと」
と、キラは前に出て言う。
「ドラえもん。頼む。落ち着いてくれ! まずは話しをさせてくれ。何をそんなに怒っているんだ? こんな事をしても、何もかわらない! それどころか、君の事がもっと悪く思われてしまうだけだ。頼む! 落ち着いてくれ!」
と、キラは必死に訴え、ラクスも、
「ドラえもんさん。一体何が有ったのですか? まずは会話をしましょう。それでなければ、何も始まりません。お願いです。信じて下さい」
というラクスとキラを見たドラえもんはまたしてもポケットから、悟りヘルメットを取り出し、一気に被ると、皆の思っている事を、聞いた、相変わらず、オーブ兵は、まだ危険だなんだと言うが、ラクスとキラは、本当に会話を望んでいた。
そして、後から来たカガリも会話を望んでいた。
「会話会話って、僕の話しなんて、聞いてくれないくせに! 何が会話だ。お前等絶対信じない!」
「ボクはあの2人のせいで、町中から追い回され、友達としていた猫がの殆どが殺され! 一体どうなってるのか、コッチが聞きたいぐらいだ!」
「頼むドラえもん。私達は、君と話をしたい。一体何が有ったんだ。ザフト側からは、未来の秘密兵器を持っていて、凄く狂暴だというじゃないか。でも私はそうは思えない。一体何があったのかを教えて欲しい」
と、カガリの言葉に老界王神は、あの2人を連れて来た。
「コヤツ等なんじゃよ。今回の戦争で、ジブリールを匿ったのは」
「なんだって!?」
「ザフトにドラえもんの道具を見せたのも、のび太をザフトに捕まえさせたのも、丁度のび太が良い隠れ蓑になると思ったんじゃろうの~全く困った奴等じゃ」
「それじゃあ、しずかさんは、あの子も確か、のび太と交友が有ったからって言う理由でザフトに連行されたって聞いたんですけど」
というメイリンに、現界王神が答えた
「恐らくそれは、彼等の計算外ですね」
「そうじゃろ?」
「だ、だって確かに……しずかちゃんは、ちょっと事情聴取されるだけで、すぐに帰ると思ったんだもん。で、しずかちゃんは?」
「彼女は家も焼かれ、両親ともお亡くなりに」
「えええええええ!? そ、そんな!! おかしいよ絶対! ねえねえしずかちゃんだけ助ける事って出来ないの? さっきの瞬間移動のようにパッてさ。ねえ、お金なら……」
「バキ!」
と、ジャイアンの拳が飛んだ。
「痛て! 何すんだよ!?」
「うるせえ!! いい加減にしやがれ!! 金だけでなんでも思い通りになると思いやがって!」
と、ジャイアンは傷む体で更に攻撃しようとする。
「こら動くな! 今治療中だぞ」
と言われ、やっと大人しくなるが、2人は牢獄に入れられた。
「な! ちょっとどういう事だよ!? なんで僕達だけがここなんだ!?」
「自分の頭で考えろ! フン!」
とドラえもんも出て行ってしまい、完全に信用を無くしてしまった。
一方、いきなり正体をバラされたミーアの方は、基地の中を逃げ回り、偶然近くに有ったボートで逃げ出した。
だが、彼女はド素人で、何所をどうすれば良いのかが分からず、それをすぐにグーンが追う。
ミーアは必死にそこから逃げようとしていた。
「アスラン……アスラン……助けて! アスラーン!!」
と、彼女が必死に彼の声を呼ぶと、寝ていたはずのアスランの声が届いた。
「! ミーア?」
現在は医務室にいる彼だが、また無茶をしてしまい、逆戻りになってしまった。
それを、一緒に逃げてきた、メイリン・ホークが側にいてくれた。
そんな時悟空が、
「しょうがねえな~。ほれ!」
と、仙豆を投げてよこした。
「これは?」
「すぐ元気になっぞ」
「……」
アスランがそれを食べると、本当に傷が全部治り、動けるようになった。
「これは……」
「ヒヒーン。な? なんともねえだろ?」
「どこでこれを?」
「ヒヒーン。ちょっとな~」
と言っている頃、ドラえもんは、お手製のどら焼きを食べさせて貰い、悟りヘルメットで悪い人じゃないと、ようやくわかってくれた。
「話してくれ。君は一体どうしてあんな目に?」
カガリの言葉に、ドラえもんは、心を取り戻し、話し始めた。あの時、何が有ったのかを……

(第11章 ドラえもんの告白と、これまでのミーア) ( No.14 )
日時: 2022/06/07 19:31
名前: 破壊神 (ID: RtQ9ht2V)

 あの日、ドラえもんは、久しぶりに親友達に会い、楽しい時間を過ごしていて、ついつい帰りが遅くなってしまった為、のび太へのお土産を買って、家に戻るはずが、なんと空中に出てしまい、そこにあるはずの家がなく、タケコプターで見るとそこは売地になっており、一体どういうことか調べてみようとした時、ネズミが来て、慌てて逃げ出し、公園に行ってみると、市民から
「あ~~~~~~!!!ドラえもんだ~~~~~~~~~!!皆起きろ!!ドラえもんがいるぞ~~~~~!!」
と言われ、彼はタケコプターで逃げようとするが、石をぶつけて来る者が多く、町はドラえもんを落そうと、あちこちから何かかにかか飛んできて、ついには自衛隊まで出る騒ぎになってしまい、裏山に隠れマントで隠れながら、何が起こったか調べてみると、ジャイアンとスネ夫のせいだった事を知り、オーブまでどこでもドアで来たというわけだった。

それを聞いたカガリは、ジャイアンとスネ夫の元へ彼を連れて行くと、やはりまたケンカしていた。
ジャイアンは暴力で相手を攻め、スネ夫も反撃しようとするが無駄だった。
「……いい加減にしろ!!」
と、いきなりカガリが2人を殴り、それによって彼等は怯えて後ろに下がった。
「よっくも僕の事をA級戦犯にして、楽しいか!?」
「え~~~~~!? そ、そんなの計画にはない! ホントにホント! 僕達もドラえもんの事までは計算に入れてなかったもん」」
「嘘つけ! じゃあこれは何だ!?」
と、そのポスターは町中に貼られた一枚で、A級戦犯ドラえもんを見つけ次第、すぐさま捕獲せよ」
と書かれていたのだ」

しかも猫と仲が良い事も公にされ、猫は次々と殺されていく所までテレビで大写しになってしまったのだった。
「そ、そんなバカな! なんでこんな事に!?」
「じゃあ、これをやったのはお前達の計算には入っていなかったのか!?」
というカガリに、2人はコクコクと首を縦に振った。

そして、ミーアの方は、アスランのいる部屋にそのままの姿でテレポートされていた。

だが、彼女は逃げるように部屋を駆け出し、どこかへ向かうが、結局ドラえもんの道具で捕まり、ドラえもんの事もブルーコスモスも、戦争の為に作られたAI搭載式のロボットだと言ってしまった。
「もう、自分は……」
と、ミーアが何かしようとした時、蜘蛛の糸の様な物が、彼女をグルグル巻きにして、動けなくした。
「ちょ、ちょっと……何するのよ~」
「死なれては困る。君は議長のすぐ近くにいる立場だった。何か聞いていないか?」
と、アスランが聞くと、
「私は、確かに議長の側で、演説していたわ。でも、原稿を作っているのは、私じゃなくて別の人なの」
「なんだって!?」
「だから、議長の前で演説の時も、指定された通りにやってただけなの」
「つまり、自分の意思ではないという事か」
「!?」
皆がビックリしてそちらを見ると、そこにははピッコロとZ戦士全員が揃っていた。
「あれ? 君達いつここに?」
「コイツの事は、天界から見させてもらった。どうやらお前はラクスの事を、何も知らないようだな。あの演説見りゃ一目瞭然だぜ」
と、ピッコロに言われ、ミーアは、
「あ、あなた何者? 天界から見ていたってどういう意味よ?」
「あいにく、俺は軽々しい女には、興味がないんでな。それにしても、お前もお前だなアスラン」
「え? どうして俺の名前を?」
「天界からバッチり見させてもらったぜ。女に入られた事に、全く気付かんとはな」
と、少しイジワル顔で言うと、アスランは赤くなった。

確かにあの時は、今でも悪夢だ。
「ちょちょちょちょっと待て! なんでそんな事までわかるんだ!? 大体君達は何者なんだ!?」
「あ、そっか。アスラン動けなかったもんね」
「知らなくて当然ですわ」
「え? ラクスとキラは知っているのか?」
「はい。この国を関節的にお救い下さったので、そのお礼に伺ったので少しは」
と、彼女の言葉に、メイリンとアスランが不思議そうに見る。
アスランがシンと闘っていた時、間に入り、シンの機体を真っ二つにしてしまったのもピッコロだった。

しかも相手のコクピットから外してカットするなど普通は出来ないはずなのだ。
「そういや~そのシンっちゅう奴って、強えんか?」
「え!? なんでシンの事まで!?」
と、アスランがびっくりしたその時、
「ドゴーン!」
と、またもベジータが悟空の頭にハンマーを落した。
「貴様……! いい加減に人の心を読むのはやめろ!!」
「いやワリィワリィ」
と言っていると、ベジータの足元に、ルミナがやって来た。
「ニャー」
「わ~カワイイ」
と、メイリンが言うと、ベジータが抱き上げる。すると首輪には、ブルマ特製のビデオカメラが内臓されており、軍本部から全て丸見えだ。

これはあくまでAAの話の内容は知っておいた方が良いだろう」
と言う事で、ブルマが急遽、これを開発したのだ。
そして、この事実が全てオーブの軍本部で録画している事を知って戻ってみると、さっきの会話がも全部筒抜けだった。

一方やられたシンは思いっきり悔しがっていた。
「だ~~~~~~~~も~~~!! なんなんだあの緑の奴は!?」
「確かにあれは、人間ではない!! 恐らく宇宙人だな」
と言うレイにルナマリアが聞いてくる。
「でも、どうしてあいつが、こっちを攻撃してきたのかしら?」
「恐らくは、我々ではなく、ドラゴンが主目的であり、我々はオーブを攻撃。つまり、奴等にとっては、俺達が邪魔だった。だから兵士を殺さず、全て落したんだろう」
「だからって、俺の機体はズバだぞ! ズバ! あんな簡単に切られる程、俺の機体は甘くない! あれはどう見ても、この世界の人間じゃない!!」
「う~ん確かにそう言われてみると、そうだけど。そう言えば、彼等今どこにいるのかしら?」
「情報が欲しい。恐らくオーブにいるはずだ。明朝コッソリ、オーブに潜入する。流石に機体で行くのはマズいからな」
「分かった」
「ええ」
と、彼等が決意を固め、議長に進言してみると、アッサリOKが出た。
「なるほど。確かにそれは興味深い。この際にジブリールと例の少年を捜せ!」
「はい!!」

そして、その日の夜だった。

クーはもう1人で飛べる様にまで成長していた。

それはドラえもんの道具の1つである、バードキャップを被り、ディアッカが空の飛び方を教えたのだ。

そして、しばらく助走を付けると、無事に飛べるようになっていた。
「覚えるの、早いじゃないか」
「クー!」
と、彼等は思い切り空の旅を楽しむ。
もちろんこれには、ピッコロと悟空も一緒だ。

遊覧飛行を終えると、丁度お昼の時間になり、クーは自分で魚をゲットしてきた。
しかも、かなりの大物を。
「うわ~でけ~! なあドラえもん。こいつ料理に出来ねえか?」
「う~ん。これだけ大きいと……あ、そうだあれを使おう! その名も、簡単調理器具セットー!」
と、彼が出して来たのは、セットと言っておきながら、大きな鍋が1つだけだった。
「セットって言っときながら、どうやって調理するんだ?」
「ま、見てなって、魚をここに入れて、スイッチを押すと、モニターに何の料理にするかが出て来る」
「じゃあ、何でも料理に出来ちまうって事か?」
「まあね。えっと。あ、これ、てんぷらとか刺身にも出来るみたいだよ」
「んじゃあ刺身にしてみるか」
「OKじゃ、刺身を選んでスタートを押す」
すると、機械が動き出し、下から魚の血が出て来て、それがキレイになくなると、見事なお作りになって出て来た。しかもわさびまで付いて」
「おわ~! うまそ~!」
「こりゃいける」
「さ、皆の所へ運ぼう。ショートカッター」
そして、食堂に出ると、ディアッカは皆を呼んで来た。

そこで皆はクーが捕まえた刺身を美味しそうに食べる。しかもかなり大きかった為、悟空も食べまくり、ベジータも食べると、ルミナもやっぱり猫なので、食らいつく」
「こういう所は猫なんだね~フフフ」
と、ドラえもんが笑い、皆が食べ終えると、洗い物は。マリューとラクスが片づけた。

その後、カガリ達は界王神が見つけたハムスターになってしまったジブリールを見ていた。
「放せ! この空の化け物が! 私はロード・ジブリールだ!!」
「なんだって!」
「こんなハムスターが何故!?」
「確かに不思議ね」
と、レドニル・キサカと、エリカ・シモンズが言うと、彼はハムスターの姿のまんまハムスター用の小屋に移されていた。
「で、何が有ったんですか? 自分の飼い猫に殺されそうになっていたようですが?」
「あれはあののび太とかいう奴の仕業だ! せっかくクリスマスプレゼントまで やった恩を忘れよって!」
「! 人語が分かるのか?」
と、カガリが近づくと、
「近づくな! 私は、ロード・ジブリールだ―――――!!!」
「いや、さっきそれは聞いたし~」」
と、苦笑いしながら言うカガリに、
「聞いたし~じゃない! 大体何か出来るワケがないだろ!?」
「じゃ、じゃあ……お前をその姿にした奴の顔は?」
と、カガリが聞くと、ジブリールはソッポを、向くが、ハムスターの姿の為、ついつい可愛く見えてしまう。

だが、こうした理由が全く分からなかった。

(第12章 のび太が別の名へ、植え付けられた邪念樹) ( No.15 )
日時: 2022/06/07 19:47
名前: 破壊神 (ID: RtQ9ht2V)

 カガリがジーっと見ていると、ジブリールは、偶然滑車に目が行ってしまい、それをついつい回してしまう。
「な! ば、バカな!! 私は人間なんだぞ!! なんでこんな……」
と、必死にジブリールはあらがうが、本能的に回してしまう。

その姿にカガリは和んでしまった。

そして、どの位の時間そうしていただろうか?
ジブリールはようやく我に返ると、そこにいるカガリに気付いた。
「ハッ!」
「お前本当にジブリールなのか?」
「何度も言わせるな! 私はロードジブリールだ!!」
「じゃあ、なんでそんな姿になったんだ?」
「のび太とか言う奴が、黒い鎧で私を襲った。スネ夫とジャイアンに大ケガをさせ、本来なら、私も殺すつもりだったらしいが、プレゼントをくれたという事でなんとか助かった。だがこうなった代償は大きいから、これで勘弁してやると言ったんだ」
その話を聞いて、カガリは再度メッセージとして、ハムスターになったジブリールの事を言おうとしたが、ピッコロに、
「あいつには何を言っても無駄だ」
と言って却下され、それより、ミーアの様子がおかしいと聞き、駆けつけてみると、アスランが心配そうにしていた。
「アスラン。何が有ったんだ?」
「分からない。急に苦しみ出して……」
「ウ……ウウ……アス……ラン……ウ!……ク……ウウ……む、胸が……握られ……アウ……」
と、苦しむ彼女を見ると、老界王神が言った。
「どうやらアヤツ、つまり、あののび太とかいう小僧がコヤツに呪いをかけたんじゃな」
と言う。
「呪い?」
「確証はないが、心臓部にジワジワ効くようにしたんじゃろう。今までの憎しみも込めての」
「ミーアに呪いをかけたという事か?」
「う~ん。こやつが話せるようになれば良いんじゃが、仙豆では呪いは解けん。呪いは本人を倒さなければ、意味がないしの~」
「それじゃミーアは……」
「とにかく、さっき検査したから、結果待ちじゃの」
「ウ、ウウ」
と、彼女が苦しんでいるのを、彼等は見ていた。
だが、彼等は忙しかった。

そう。ある物を植え付ける為に。
そして、その時、のび太は言った。
「ここにですか?」
「そうだ。この場所が一番最高だ。さあ、のび太よ……」
「あの、その名前、もうなしにしませんか? 嫌いです」
「そうか……ではお主が希望する名は?」
「アレクサンダーではどうでしょうか?」
と、彼が言うと、その者は、
「フム。良いだろう。では、お前に特別な力をプレゼントしよう」
「特別な力? ですか?」
「そうだ。幻想生物やドラゴンなどを、お前が考え出した物を、皆現実の物にする事が出来る」
「素晴らしい能力です。ありがとうございます」
「当然の事だ。君から発するヘイトレド(憎しみ)の力で、私は復活出来たような物なのだからな」
と、話している所へ、使いに放っておいたカラスが帰って来た。
「早かったな……フン。まだザフトや他の連中は気づいていないが、神クラスの者は徐々に気付き始めた。急いだほうが良いかもしれぬ」
「あそこはどうですか?」
「フム。ここか。良かろう。種を」
「はい!」
とのび太からアレクサンダーになった彼は、その種を紫色のオーラで包み、種を下ろすと、それは地面の中へ入っていった。

そして、それの成長のスピードは早く、あっという間に地上に出て来ると、空に穴が開き、そこからさらに成長していく
植えてから30分も立たないうちに、もう芽を出したのだ。
「スゴイ!」
「すごいのはお前の力だ。あの種は、それを植え付ける者のパワーによって、成長速度が変わる。つまり、お前の人間への憎しみがそれ程すさまじいという事になる。違うか?」
「いえ! 人間なんてキライです。ナチュラルもコーディネイターもどっちも大っ嫌いです!! あんな奴等なんて滅びてしまえばいいんだ。そして、その代わりに、幻想の生物達が、自由に生きれる場所を作る。それが僕の夢だ。そしてこの邪念樹はそれを叶えてくれる。さて、僕にはやらなければならない事が有ります」
「ほほ~。何かな?」
「保健所と言う所に連れていかれた、動物達を助けるんです! 人間によって勝手に捨てられて、それを拾ったら悪者にされて、ちょっと動物に興味を持つだけでも悪者だの成績だの宿題だの!!! 憎い! 憎い!! 憎い!!!にく―――――――――い!!!!」
と叫んだ途端。
凄まじい負のパワーが全開になり、邪念樹がドンドン成長する。
その者は咄嗟にマントで顔を覆うが、驚いていた。

まさかここまで人間に対する憎しみが強いとは思わなかったのだ。
一方そのパワーのせいか地震が起き、各地で甚大な被害が出た。

もちろんオーブでも。

震度6強の揺れが有ると、水が一気に引いて行く。
それが何か知ったカガリは、
「! キサカ! すぐに全島民をシェルターへ! これは津波の前兆だ! 波が来る前に、島の人達を守るんだ! 急げ!」
「はい!」

そして、カガリの予感は的中した。

それから間もなくして、大津波が襲って来た。
「予想以上に大きい!」
その波を見た悟空とベジータの動きは早かった。
当然悟飯、悟天、トランクスもいる。

全員が最大パワーを出すと、大津波に向かって、その力をぶつけると、波が割れた。
「チィ! 割れただけか」
「バリアでなんとかするしかねえ!」
こんな所で諦める彼等ではなく、全員でバリアを張り波を全部押し戻した。

そして、これ見たルミナの体が水色になり翼から冷凍光線を撃つと、波は全部見事にカチンカチンに凍った。
「え?」
「な!?」
「ええ!?」
「う、うっそ~」
「わ~すご~い!」
と、皆がびっくりする中で、悟天だけが平常心だった。

まさか猫一匹がこれほどのパワーを持っているとは思わなかったのだ。
しかもその氷は、かなり固い。

だがその影響でルミナは落下しようとしたところをベジータがキャッチした。
「こいつ、こんな力まで有ったんか」
「俺も見るのは初めてだ」
「同じく」
「というかこれ、ルミナの力だけにしては大きすぎませんか?
「凄いね~修行でこうなったのかな~?」
「悟天は天然すぎ!」
と、全員が突っ込むが、悟天は?マークだけだった。

そして、これを見た界王神は、
「……もしやこやつは……」
と、しばらくすると、ようやく氷は全て溶けて、普通の波に戻った。
そして、ルミナの方は、たんなる疲れからくるものなので、しばらく休ませる事にした。

だが、この事を知っているのは、AAの全員と軍本部の者だけではなく、よりにもよってあの3人にまで知られたのだが、誰も気付いていなかった。

現在ジブリールの事を知っているのは、AAのごくわずかな人間と、カガリだけと思っていた。

そして、小舟でオーブへ上陸した、シン、レイ、ルナマリアの3人は、まずは、ジブリールを捜す事にしたのだが、上陸そうそう先に潜り込んでいたザフト兵から、思いもよらぬ事を聞いた。
なんと、ジブリールがハムスターの姿になってしまったと言うのだ。

もちろん、カガリがそのジブリールの入った籠を持って、AAに入る所を、記録していた。
しかもその間のジブリールとの会話も入っている。
もう、これはどうしようもない事実だった。
こうなっては、手が出せない。

レイはその事を議長に相談した。
「では、ジブリールはハムスターに?」
「はい。映像記録も残っていました。それから、AAにドラえもんがいます」
「あのA級戦犯で、今大戦で一番危険視されていると聞いているが、会うのは無理か?」
「奴もこちらを警戒しています流石に派手には動けません」
「やれやれ。せっかく調査を依頼しておきながら、無駄足になってしまったな。一度戻ってくれ」
と、結局何もわからぬまま、3人はカーペンタリアに戻った。

そして、シンとルナマリアは食事をするのだが、明らかにシンはほぼやけ食いだった。
「シンったらもう。何も無かったんなら良いじゃない」
「良くない! あっちにドラえもんがいるんだ。何を仕掛けて来るか分からない。あいつは本当に危険なんだぞ!」
「証拠もないのに?」
「ルナだって見ただろ? あいつに送られて来たクリスマスプレゼント! 普通の子供があんなに持って喜ぶか!?」
「う~ん。それも1つあるけど……」
と、2人が言い合っている所へ、レイが入って来て、有る資料を見せた。
「なに? これ」
「日本政府に要請して、彼のデータを集めてもらった。
「あの子のデータを? なんで?」
とルナマリアが言うと、彼は簡単に説明し、それを聞いたシンの怒りは増々大きくなった。
「……相当な落ちこぼれだったって事か」
「ああ。お前も見ただろ? 議長の演説に対しての彼の態度を」
「あれは普通じゃない。障害者だ!」
「だが、それでは本当の障害児に申し訳ない」
と、レイが言った。

その頃、悟空達に界王様から通信が入った。
「界王様! どうしたんだ?」
「大変な事が起きた」
「大変な事?」
「よりにもよって邪念樹が植え付けられてしもうた」
「邪念樹? 神聖樹みてえなもんか?」
という悟空に、老界王神が説明した。

(第13章 イザークが白い龍に!? 急成長する邪念樹!!) ( No.16 )
日時: 2022/06/07 20:04
名前: 破壊神 (ID: RtQ9ht2V)

 その説明内容は、以前のターレス戦で使用された物とは違い、邪念。つまり、人間が持っている憎しみや怒り、絶望等のマイナスエネルギーを枝が感知し、その者をおびき寄せて樹液を吸わせ、それによって、人間をはるかに超越した人間になってしまうという物だった。
これ聞いて、悟空はすぐさま行こうとすると、老界王神が説明した。
「待つんじゃ悟空。既に人間共が集まってきておる。この戦争で疲弊した物の心に邪念樹が反応しておるようじゃ。これは奴の演説を使っても、止められる物ではない」
「困ったな~。地上ではローエングリンを使えないし」
とキラが困っていると、ラクスが、
「場所は分かりますか? 可能なら、私達も力になりますわ」
と言うが、界王神は困った。

今回MSや戦艦クラスが出て来てしまうと、余計に話がややこしくなるのだ。
「お気持ちは嬉しいのですが、今回MSや戦艦を使ってしまうと、余計に話がややこしくなりますし、何より、あの樹は物理攻撃はまず通しません。それに下手な武器で向かって行っても、勝ち目はありません。それと……」
「そこはワシが説明してやる」
「え? だってじっちゃんずっと前に封印されてたんだろ? 何か知ってんの……」
「ズゴーン!!」
と、巨大ハンマーが悟空の頭上に落ちた。
「痛って~~~!! 何すんだよも~」
「アホたれが!! 邪念邪の事に関しては、どの界王神も知っておる話じゃ!」
「と言う事は、相当危険な物なんですか?」
キラの質問に、老界王神が答える。
「危険なんてレベルではない! あれは人間を狂わせる物じゃ。下手をすると、この地球人全員があの邪念樹に集結し大変な事になる。街中で人間が殺し合い、MSには経験なしで乗れるようになったりする物じゃ。とにかく、今回は、ワシらだけで行く。お主等は待機しておれ!」
「あ、はい……」
と、キラが少し残念そうに言うと、外はもう真っ暗い闇に覆われていた。

そして、その間にも邪念樹は成長を続け、様々な人間達が、邪念樹の出す蜜を求めて集まって来た。
しかも中には子供もいた。

皆それぞれ社会に不満を持った者達が集まり、全ての物を破壊していく。

もう世界その物が大変な事になっていた。
しかも成長が早く、かなり大きく成長しており、もうすぐ葉っぱが生える。それを食べに来る動物すらも、巻き込んでしまう事になると、界王神が言った通りになってしまった。
「ついに他の生物までもを巻き添えにしよったか」
「じっちゃん。なんとかできねえんか? これ」
「う~む。難しい所じゃ。なにせワシがZソードに封印されてから亡くなったらしいからの。お主は聞いておらぬのか?」
「え? え~っと……」
界王神は困っていた。
なにせ、あの頃は平和同然で、それから立て続けに仲間は全てブウに殺され吸収され、自分はキビトだけになってしまったので、そこまで詳しくは知らなかった。

と、その時警報が鳴り響いた。
「巨大生物接近中! 護衛艦軍出動要請!」
「キラ!」
「アスラン!」
「行こう! 俺達で食い止めるしかない。皆さんはここにいてください」
と、言って2人が出て行くと、水晶玉を老界王神が出し、それで状況を見ていた。

そして、それから数十分後

それは、120mは余裕でありそうなほどの巨大で、白い鱗と頭に2本の白い頑丈そうな角を持ち、口には白く鋭い歯を持っており、手足は短いが十分脅威になりそうな大形の龍だった。

ムラサメ隊が飛行形態から、MS形態に変形すると。ビームを撃つが、全く効果がなく、逆に口から出すものすごい冷気に包まれ落ち、まだかなりスピードで、こちらに近づいて来た。
「これは……アスラン」
「俺達でやるしかない。これは悟空さん達ではむりだ!」
と、アスランが前に行き、攻撃を開始すると、赤い目がギラリと光ると、
「アスーハーキサアー」
と、変な声を出したのだ。
「?」
「アスハーキサアー!!」
「まただ……って!?」
と、凄まじい冷凍光線をアスランのインフィニットジャスティスばかり狙いだしたのだ。
「な、なんだこいつは……どうして俺ばっかりに~~~」
と、アスランは必死に避けるが、相手はスピードを上げ、さらに攻撃してくる。
「アースアー」
「だからなんでそんな……声……」
と、そのドラゴンの顔を見ても、ただのワニに近い口をしていたが、あの独特の声を聴き、彼はまさかと思った。
これはまるで、あの頃、前大戦で、イザーク・ジュールとケンカした時と、同じ様な感じがしたのだ。
「こいつひょっとして……キラ、AAの悟空さんに頼んでほしい事がある」
「え?」
「俺の考えが正しければ、こいつはきっとあいつだ!」
「知ってるの?」
「分からないが、試してみたい事が有る!」
とアスランが言うと、
「その心配なら無用じゃよ。こっちで全部見えておる」
「老界王神! なら話が早い。この竜を捕獲したいんだ。力を貸してほしい」
「その言い方からすると、どうやら知り合いらしいの~」
「可能性は低いですが、声が俺のよく知っている奴に似ているんです。お願いします」
「良かろう」
そして老界王神は、すぐさま龍を見て網を用意した。
「準備が出来だぞい。そちらで確認できるか?」
「……見えました!」
「よし、チャンスは1度切りじゃぞ」
「はい!! よーし来い!!」
そして、アスランはその網に自分の機体を入れると、案の定付いて来て彼が網を抜けると、すぐさま口が閉じ、電流を流すと、
「ギャアアアア!!!」
と、鳴き、ガクリと気を失った。
「フウ」
そして、ドラゴンは悟空達も手伝い、一旦倉庫に隠す事にした。
丁度タケミカズチの格納庫が空いていたので、そこを使う事にしたのだ。
そして、改めて見ると、ものの見事に真っ白な龍だった。
「おっきい」
と、ドラえもん達も覗きに来ると、一応念の為、猿ぐつわをされ、鎖で動けなくした。
そして、今日もクーの状態を確かめていたディアッカの元に、ようやく、その龍の情報が入って来たので、見に来た。

実を言うと、彼は心配していた。
あのドラゴン以降、ずっと連絡をしていなかったのだ。それで今日にでもしようとしていたのだが、今度は全然応答しなかったのだ。
「イザーク……怒ってんのかな? ずっと連絡しなかったから」
と、ディアッカが言っていると、クーはディアッカを慰めるようにすり寄って来る。

そんな時、ベジータが来た。
「どうやらお前を認めたようだな」
「いいでしょ? この人」
「ルミナは警戒心が強い。そのルミナも許す人間と聞いていたが、軍人で有るのが不思議なくらいだな」
「そりゃどうも。えっと、ベジータさん……だっけ?」
「さんはいらん。ベジータで良い」
と言うと、ベジータが付けていた通信機が光った。
「ん? 誰だ?」
と、彼がモニターをONにすると、
「あ、パパ? なんかおっきな龍が運ばれて来たみたいだよ」
「おっきな龍?」
「うん。パパにも見て欲しいって、ママから伝言頼まれたんだ」
「俺に?」
「あ、だったら。俺も良いか?」
と、ディアッカが言うと彼はOKし、早速見に行ってみる事にした。

オーブ兵に案内され、その場所へ来てみると、そこは異様な冷気であたりが まるで冷凍庫みたいになっており、電灯も氷漬けになっていた。
2人はコートを着て、近づくと、網の中の龍が目を覚ますと、目が青くなっていた。
「どうやら、観念したようだな」
「それにしてもでかいな……ん? この感じ……! お前まさか……!? あいつ……なのか?」
「知り合いか?」
「可能性は低いけど、アカデミーから一緒の奴なんだ。長く一緒の時間を過ごしたから、間違いであって欲しいけど、この感じは間違いないと思う。でも、それがどうしてこんな姿になったんだ?」
と、ベジータとディアッカが考えていると、老界王神とキラが来て、ある物を出した。
「これは?」
「それがドラゴンに刺さっていたんだ。しかも奇妙な事に、僕しか抜けなかった」
「キラだけ? 何でまた」
「それは分からない。関連性も見つかってないんだ」
と、話している所へ何時の間にか来ていたルミナがそれをいじる。
「ニャオ~」
とベジータの膝に乗り、撫でて貰った。
「姿が見えないなと思ったいたら、どこ行ってたんだ?」
「ザフトが来てたニャ」
と言うと、ベジータが大体誰の事か分かっていた。
「あの3人か?」
「老界王神が追い返すように言うから、追い返しておいたにゃ。もちろんカメラ類全部壊したニャ」
「ま、これで当分は大丈夫じゃろう? さて、ワシは用事があるから、先に部屋に行っとる」
と言って出て行くと、ベジータは大体何をしたいかはわかっていた」
「おい、放っておいて良いのか?」
「フン! 奴のやりそうな事だ。おそらくは……」
「キャアアアアアア!!」
と、悲鳴が聞こえて行ってみると、やっぱり老界王神が、また水晶玉で、ミーアの事を覗き見していた。
「貴様~~~~~~~~~!!!!!!!!」
「何を怒っておるんじゃ? お前の妻ではないぞ? それに悟空の約束も果たされてはおらぬ。それを果たしただけじゃ。何がわ……」
「ドカーン!!」
と、トゲ付きボールのついたハンマーが老界王神に振り下ろされ、AA艦長のマリュー・ラミアスが呆れながら言う。
「全く! 懲りない人ね。あなた、さっき天使湯でも覗こうとしたでしょ!?」
「ギク!」
「貴様~!! この国に来てまでするか! このエロジジイが~~~~~~~~!!!」
「悟空が何時まで経っても約束果たさんからじゃろうが~~~~~~~~!!!」
このやり取りには、ルミナは完全に呆れ、老界王神に登る。
「な、なんじゃ!? 何をする気……ジャジャジャジャジャジャジャ!!」
と、思いっきり電撃を浴びせた。

(第14章 邪念樹への攻撃開始!! 蘇る死者達) ( No.17 )
日時: 2022/06/07 20:19
名前: 破壊神 (ID: RtQ9ht2V)

 邪念樹の事をテレビで知った、ザフトとオーブはこの事態に対して、攻撃を行う事が決定されて、デュランダル議長も声明を出した。
「この樹はこの世界に有ってはならない物。ロゴス以上に危険な存在なのです! 全地球の皆さん。どうかこの樹には近寄らないように!」
と言うが、既に皆は邪念樹へ向かっての攻撃が決定され、オーブもこの樹を消す事にした。
今の悟空達の力を最大限にぶつければ、どうにかなると思ったのだが、もしもそれをザフトに知られては、後々面倒になると思い、カガリの指示で、皆はAAで現場へ向かうと、富士樹海に様々な人達が集まりつつあった。
「ちょっくら遅かったか……」
「でも、なんで皆、あんな簡単に?」
と、マリューラミアスが言うと、ネオが、
「まあ、戦争の事も、デュランダル議長の声明も有ったしで、色々だったから、それに付け込んだって事じゃないか?」
「確かにそれはあり得ると思います。もし自分にも戦う力が有れば、自分と自分の大事な者達も守れると、本能的に悟ったのでしょう。だから、皆はこうして集まり、更に多くの力を得て、更には力に頼る。負のサイクルが完成してしまうのです。一刻も早く、あの樹を除去しなければなりません。悟空さん。お願いできますか?」
ラクスの言葉に、悟空は、
「ああ。ただ、神聖樹とはちっと違うから、確実とは言えねえし、ましてや他の人を傷つけずにって事になっと、なおさら大変になる。出来れば、枝の辺りを攻撃してくれ。そこで何かが変わるはずだ」
「分かったわ」
「3時の方向にミネルバを確認しました!」
ミリアリアの声で、皆に緊張が走った。
「やっぱり来たわね。でも、戦闘に来たんじゃない事を伝えないと、逆に共倒れになるわ」
と言うより先に、ミネルバが樹への攻撃を開始してしまった。
その為、樹にいる多くに人が犠牲になる。

だが、ミネルバは構わず攻撃を続けた。

シンに至っては、ほぼ怒り任せで攻撃しまくる。

そして、ルナマリアはブラストインパルスで撃ちまくり、レイも攻撃しまくった。
「チッ! 余計な事を」
と、ベジータは、攻撃に加わる為、出て行くと、悟空、悟飯、悟天、トランクス、ピッコロが出て来た、悟空は超3でベジータは超2悟飯はアルティメットモード、悟天とトランクスはフュージョンすると、それぞれっ邪念樹へ攻撃を開始するが、それを見たシンは、彼等に攻撃をしようとする。
ましてはオーブの時にピッコロにMSを真っ二つにされた時の怒りがまだ 残っていたのだ。
「こんの~!! お前も、この樹を守る化け物か~!!」
「よりよってこんなひよっこを! バカが!!」
と、またしても攻撃しようとするが、今度はそれをレジェンドが邪魔をする。
「レイ!」
「落ち着けシン! 我々の目的は、この樹を排除する事だ。こいつ等も恐らく目的は同じだ。戦う相手を見失うな!」
と、言っている隙に、ピッコロは攻撃に転じる。
「魔貫光殺砲!」
と、中央の分を撃つと、そこから樹液が噴き出す。
「チィ! 何なんだこの樹は!」
「よ~し! 俺もやっちゃうぞ~! スーパーゴーストカミカゼアッタクオバケまとめて1万人! 整列! あの樹を壊しちゃえ――――!!!」
と、オバケ達が突撃していくと、ついに蜜が枯れたのか出なくなった。

が、これが始まりになるのに、誰も気付かなかった。

そう。本当の恐怖はここからだった。

だがそれを察知したのはミネルバだった。
「樹よりMS多数確認識別……な、何!? バカな! あの機体はMIAになったはずなのに!」
「どうしたの?」
「MSが多数こちらに向かっていますが、全て前大戦時にMIAになった機体ばかりなんです!」
「なんですって!?」
そして、MS部隊はミネルバを攻撃しまくり、慌ててシン、レイ、ルナマリアは、攻撃に加わるが数が多すぎる。
そして更には、悟空達にやられて地獄に落ちたはずの奴が、AAに攻撃を仕掛けて来た。
その中にはギニュー特戦隊のあの4人も一緒だ。そして、彼等はそれ等をあっという間に片づけるが、今度は違う。彼等は邪念樹から生まれた為か、何度も何度も襲ってくる。悟空は仕方なく、3モードで吹っ飛ばすと、そこを待っていたかの様に、メタルクウラとブロリーが襲って来た。
「彼等の援護を」
「キラ・ヤマトフリーダム! 行きます!」
と、キラがAAが飛び出し、暁にはネオが乗っていた。
実は出撃前に、カガリから託されてのだ。「彼等の助けになって欲しい」そう言われたのは初めてで、彼も力を入れて戦う。皆はほぼエネルギー弾を連発する為、暁にとってはラッキーだった。暁は殆どのビーム攻撃なら、はじき返す事が出来るからだ。
そして、そうしている間に、ベジ―タや悟飯、更にはゴテンクスも敵を倒していく。

そして、MSも落としていくと、アスランも出撃して戦線に加わる。

その時、、
ある反応が有って止まった。なんとそこには、前大戦時、自分を庇って戦死した、ブリッツがいたのだ。
「あれはブリッツ! まさか!!」
と、アスランがブリッツの通信コードで呼び出そうとするが、ノイズが走っているだけだった。
「やめろ! ニコル!」
「と、アスランが言うと、ようやく向こうもこちらに気付いた。
「アス……ラン……」
「ああそうだ。俺だ。アスラン・ザラだ! ある事情でザフトを出る事になってしまったが、皆忘れてないよ。お前の事。一体何が有ったんだ!? どうしてお前がここに?」
「この樹はあの世と繋がりつつあります。つまり、この樹を破壊しないと、この世とあの世がくっ付いてしまいます」
「なんだって!? そんな事になれば、大変な事になる……」
「でも、だから僕はこの機体で、ここへ来る事が出来ました。アスランにもう一度ちゃんと会いたかったし、あなたの友達にも会いたかったし」
「キラを、知っているんか?」
「ええ。元足つきのパイロットから聞きました」
それを聞いていたキラはピンときた。コーディネイターをバカにしない友人と言えば、トールぐらいしかいないと思ったのだ。
「ニコル。この樹を、浄化出来ないのか?」
「無理です。それに、あの樹の穴から、地獄に落ちた者達が、蘇りつつあります。まずはそれをを止めなきゃ!」
「樹を攻撃し、なんとかしようとするが、ミネルバにもMS部隊が襲い掛かっていた。

すると、当然シンが凄まじいスピードで暴れ、あっという間に全部落とすが、また再生して襲ってくる。
「くそ~! 何なんだよこいつ等は!!」
「ていうか、なんで死んだ人達ばかりがこっちに? あっち側にAAいるのにどうして!?」
「あっちもあっちで忙しいという事だろう」
と、レイ言ったその時、今度はセルがミネルバ側を攻撃し始めた。
「チイ! 今度はあっちの敵がこっちかよ!?」
と、シンが突っ込んでいくが、パワーが危険と知って、ミネルバからエネルギーを貰って復活し、また暴れ始めた。

それからどれ位たったか。
邪念邪は成長を続け、ついには、地獄とこの世が繋がりそうになっていた。空に不気味が穴が開き、そこから地獄に落ちた、死者たちが蘇り、あちこちで大騒ぎを起こしていた。

そしてその中にAAを攻撃してくる戦闘機を、ミリアリアが見つけ、彼女はハッとした。

なんとその識別コードは、前大戦時に死んだはずの、彼女の彼氏、の乗ったスカイグラスパーだったのだ。
「あれは……」
と、ミリアリアが言うとそれを感じたかのように、スカイグラスパーは一瞬怯むと、キラも気付いて、すぐさま抑えると、悟空が捕まえた。
「キラ。こいつは?」
「前大戦で死んだ、僕達の友達なんだ。早くここから出さないと!」
と、キラが蓋をこじ開けると、トールは気を失い、AAに運ばれた。

そして、やはり、そこには彼の彼女がいた為、流石のトールもびっくりした。
「み、ミリィ?」
「トール……トール――――――――!!!」
と、ミリアリアが抱き付く。
「良かった。また会えた。もう会えないんじゃないかって思って、あなた……う、ウウ」
と、彼女が泣きだすと、アスランは申し訳なさそうにしていた。
「ごめん。ミリィ」
と、トールが彼女を抱いたその時、
「フフフフフラブロマンスはいかが? お前は単に、この世界を支配する為に、暗黒の中から呼び出してやったのに、それを忘れているとは、アンタ、相当なバカなのね」
「! お前は」
「あら? 良いの? 私にたてついて、軍人でもないのに軍服だって昔のまんま。何1つ変わってないくせに、まだ未練があったようね。良いわ。私が、彼女を殺してあげる」
「やめろ! 彼女に手を出すな」
「あら? 良いの? 自分の命がどうなっても」
「!」
トールは気づいた。

そう。今こうしていられるのは、彼女の妖力のお陰でも有り、地獄から出たいという思いがあったのを利用されていたのだ。
「トール?」
「ミリィ。ごめん! せっかく会えたけど、俺、本当は、他の場所を、攻撃しなきゃならないんだ。俺とニコルは、その為に、この世界に戻って来たんだ。これ以上、戦争を引っ掻き回したくないんだ!」
と、トールは格納庫へ走っていき、ムラサメで出て行ってしまった。
ミリィはただ、ハッチを開ける事しか出来なかった。
「すいません。艦長」
「別に悪い事ではないわ」
「それに、あのままトールをここに置いていたら、こちらに牙を向く可能性だってあったよ。
「トール……せっかく会えたのに……」
と言っていると、今度はオーブ戦に出て来たあの3機が襲って来た。


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