社会問題小説・評論板
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- 虐め無くし屋〜その虐め、やめさせます〜
- 日時: 2009/10/25 17:47
- 名前: 朝架 ◆uqC/dldH8Q (ID: QT5fUcT9)
初めまして、又はこんにちは!朝架です。
前に書いてたのが消えてしまったので、立て直しです。
更新スピードが異常に速かったりするのは、前作のコピーですので、パクリではありません。
え、なに、疑ってないって?(何
グロ表現がある可能性があります。苦手な方はお気を付けください。
それ以外の方は出来れば見ていってほしいです♪
ではでは、宜しくお願いします!
お客様
らん様 ライト様 綺羅様 樹里様 おもち様 クロウ様 M4A1 元AK-1万様
☆まぁ☆様 あっち様 神矢様 ムー様
題名協力・ライト様
感謝感謝ですっ!
- Re: 虐め無くし屋〜その虐め、やめさせます〜 ( No.26 )
- 日時: 2009/08/07 22:56
- 名前: 朝架 ◆uqC/dldH8Q (ID: XmoVN9aM)
らん様。
クリフ「そうなんだ、消えてた^^;」
朝「僕もびっくりしましたよ〜^^;
今度も、また有難う御座います!」
- Re: 虐め無くし屋〜その虐め、やめさせます〜 ( No.27 )
- 日時: 2009/08/07 22:59
- 名前: 朝架 ◆uqC/dldH8Q (ID: XmoVN9aM)
第2章
「……でも今は大丈夫、だろ?」
登場人物は>>25の通りです。
第9話
組織名?
ああ、そういや言ってなかったな。
《裏行正道》っていうんだ。読み方は、《リギョウセイドウ》。
簡単にいえば、ダメな事を正す、って意味らしいよ。……マスターの受け売りだけどさ。
今回は、この組織、《裏行正道》の仲間と、そのうち一人の物語。
その一人?
名前は、春夏冬秋桜無。
そいつの過去と、今。
「……ふぁぁ……」
思わず欠伸。
眠すぎるよ……。
暇、暇、暇!
此処は、俺たちにとっての溜まり場みたいな所。
ある廃墟を改造して出来た此処、俺達《裏行正道》のアジトの中だ。
廃墟を改造したって言っても、綺麗にしてあるし、意外と居心地も良い。
この溜まり場には、椅子と机が何個か置いてある。暇だったから此処で読書してたけど、もう本も読み終わった。
「あ〜ああ、なんか面白いこと、ねえかなぁ……」
そう呟いて、椅子を斜めに傾け、伸びをする。
ゴツンッ。
鈍い音がした。……何の音だ?手が当たったみたいだけど……。
振り返ると、後ろ姿。誰の?
……春夏冬秋桜無。
コイツ、何時から居た!?
背中が向き合った状態で座ってたから、気付かなかった…イヤ、普通あり得ないだろ。
秋桜無は、服のポケットから紙とボールペンを取り出し、無愛想な字で、何かを書いて、俺に見せた。
『痛い。』
そう書いてあるだけ。
それ位なら、ちゃんと喋れってんだよ!
そうだ、こいつはいっつも喋らない。
- Re: 虐め無くし屋〜その虐め、やめさせます〜 ( No.28 )
- 日時: 2009/08/07 23:00
- 名前: 朝架 ◆uqC/dldH8Q (ID: XmoVN9aM)
第10話
「お前、それ位喋れよっ!」
『嫌。』
うう、イライラしてきた。
まあ、こいつが喋らないのには理由があるらしいけど。
「…ちょっとぉ、いい加減離しなさいよ!どこに連れていく気よ!」
「少し頭を冷やせ。今のお前を相手に出来るのはあいつだけだろうからな」
……ん、誰かこの部屋に向かってきてるな。
『瑠衣と彩佑。距離はあと36・8mくらい。』
……なんだその異常な5感。
こいつは、5感も6感も半端なく利く。
羨ましいよな、けっ。
まあ、俺も常人よりは利くが。
バンッ
扉が急に開いた。
「キャアッ!」
……彩佑だ。
扉が勢いよく閉まった。
扉の外から声。
「そこで暫く頭を冷やせ。いくらお目付け役だと言っても、今のお前にはついていけん」
瑠衣だ。やっぱすげえよ、秋桜無……。
「うう、瑠衣、調子に乗ってると刻んでぶっ放すわよ!」
「俺は貴様の父上から頼まれているんだ。そうしても、貴様が父上に刻まれるだろう」
「……返す言葉もないわ」
瑠衣、お口は達者だな……。
今まで、瑠衣に口喧嘩で勝った奴は見た事無い。
マスターすらも負けてたぜ。フフッ。
- Re: 虐め無くし屋〜その虐め、やめさせます〜 ( No.29 )
- 日時: 2009/08/07 23:02
- 名前: 朝架 ◆uqC/dldH8Q (ID: XmoVN9aM)
第11話
また、扉が開いた。
瑠衣……ではないはずだよな。
思ったとおり、入ってきたのは舞。
ipodで曲を聴いているみたいだ。
こういうとこではやめようぜ、そういうこと……。
ん、何かいつもと違う感じだ。
なんか、顔が赤い。
紙袋を握り締めている。
CDショップに行ってたな、あいつ。
クールなツラして、実は隠れオタクとか言う……。
よく解らない奴だ。
「よお、何買ってきたんだ?」
なんとなく話しかけてみる。
すると、ipodを止めて、イヤホンを取って、紙袋を見せてくれた。
……これはまた、オタク的なCDを。
しかも、5枚も……。
どうりで嬉しそうな筈だ。
「……興味、ある?」
イヤイヤ、ないよ!
「ごめん、俺にはついていけないよ……」
残念そうな顔をした後に、人目も気にせず舌打ち。
ゴメン、なんか傷ついた……。
- Re: 虐め無くし屋〜その虐め、やめさせます〜 ( No.30 )
- 日時: 2009/08/07 23:03
- 名前: 朝架 ◆uqC/dldH8Q (ID: XmoVN9aM)
第12話
ん……また誰かはいってきた。
今日は何か騒がしい気がするな。
あれは……ソフィーだな。
でも……任務帰りみたいだが、蓮も一緒に行ったんじゃなかったっけ?任務……。
「お帰り、ソフィー。蓮はどうしたんだ?」
「あ……ただいまです。蓮さんは、任務だけじゃ物足りないとか言って、どこか行っちゃいましたよ」
アハハ……あいつ、いっつもそれだな……。
「結果報告しようと思ってたんですけど、頭領居ないんですね。では、失礼します」
あいつ……結構真面目だよな、この組織の中では。
「うう……」
おや、また外から声が聞こえた。呻き声……?
気になって、外に出てみた。
すると、そこには苦しそうに腹を抱え、廊下の隅に蹲っている美樹が居た。
「おい、どうした、美樹!?」
そう呼び掛けると、美樹は苦しそうにゆっくりと顔を上げ、こちらを見た。
「あ、クリフ……あの、お腹、痛い……」
……良かった、その程度か。
「……じゃあ、劉の所まで連れて行ってやるよ。ほら、おんぶしてやるから」
そう言うと、美樹は嬉しそうに弱弱しく立ち上がって、俺におぶさった。
「ごめん……有難う、クリフ」
「いや、気にすんなよ。お前なんて重くもないし」
そう言うと、美樹はフフッと小さく笑った。
「あいつ……今は部屋にいる、かな?」
「うん、多分。医務室には居なかったから……」
俺は、軽く頷いた。
そして、劉の部屋へと足を進めた。
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