社会問題小説・評論板
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- カケラ
- 日時: 2011/09/02 17:03
- 名前: 海月 (ID: 5obRN13V)
どうもこんにちは、海月と言います。
この話が、名前を変えてから初投稿です。
海月は学生のため更新が非常に遅いです。
登場人物&プロローグ>>1
第1章・>>2・>>5・>>8・>>13・>>14
第2章・>>15・>>16・>>17・>>18・>>23・>>24
- Re: 始まりの争い ( No.4 )
- 日時: 2011/07/27 17:41
- 名前: 海月 (ID: 5obRN13V)
- プロフ: http://www.kaki-kaki.com/bbs_m/view.html?680197
コメントありがとうございます。
これからもがんばります!
- Re: カケラ ( No.5 )
- 日時: 2011/08/29 17:23
- 名前: 海月 (ID: 5obRN13V)
「皓我おっそい!」
男——もとい皓我を呼び出したのは亜子だった。
「ごめんって。女の子のお話の相手してたんだよ」
「え、なにお前。お前そんなにタラシだったっけ…?」
「ちげーよ」
やはり小学校からの腐れ縁の皓我と亜子。息ピッタリだ。
環、亜子、穣、皓我と、あともう2人は小学校からの仲なのだ。
その中で亜子と皓我は唯一の幼稚園からの仲だった。
「あれ、でも亜子の言うこともわかるよ?皓我ってタラシじゃなかったよね。っていうかタラシは穣だけで十分」
穣は誰がどう見ても生粋のタラシだった。街に出れば可愛い子に声をかけ、フラれる。
こうしたやり取りを環たちは何百回と見てきた。
「俺と穣を一緒にすんな!」
皓我も穣と一緒にされるのは嫌らしい。かなりの拒絶反応を起こしている。
「ひっどくなーい?こ・う・が・くん?」
後ろから声が聞こえた。この声は、そう。今さっき話題になった穣だった。
「わぁー穣くんオハヨー。今一番アイタクナカッタナー」
見事な皓我の棒読み。
亜子は笑いを耐えられないらしく、太ももをバンバン叩きながら声を殺して笑っている。
環も、口元を右手で押さえながら笑っている。
「あははー。俺も皓我と一緒にされるのは嫌だなー」
「俺も一緒にされるのは嫌、っつか女子2名!お前ら笑いすぎだろ!」
びしっと、右手の人差し指を亜子と環に向ける。
「っはは、指差しちゃ、あはは、いけ、ないんだぁははは」
「笑うか注意するかどっちかにしろっ」
結局その後も笑い続ける2人だった。
To Be Continued…
- Re: 始まりの争い ( No.6 )
- 日時: 2011/07/29 12:26
- 名前: もか (ID: tfKYI02A)
コメントありがとうございます♪
もかです☆
海月さんの小説面白いですね!!
仲良しの人たちのやりとりが特に(笑)
では、これからもがんばってください○(*`ω´)○フレーフレー
私もがんばります☆
- Re: 始まりの争い ( No.7 )
- 日時: 2011/07/29 15:46
- 名前: 海月 (ID: 5obRN13V)
コメント返しありがとうございます!ヾ(●´□`●)ノ【゜+。・oアリガトウo・。+゜】
っていうかタメで全然おkです(*^^)
よし、更新がんばりますか!
また見に行くねー
- Re: カケラ ( No.8 )
- 日時: 2011/08/29 17:24
- 名前: 海月 (ID: 5obRN13V)
- プロフ: http://www.kaki-kaki.com/bbs_m/view.html?681254
教室に入ると、知らない顔だらけだった。
ここ近辺の中学校、7校の卒業生でクラスが分かれるのだから当たり前だ。環は出席番号1番なので廊下側の一番前の席になる。
環は素早く席に鞄を置く。隣はどうやら穣が隣のようだった。
「ちっ…穣かよ…」
「えっ!?環酷くない!?」
「酷くない酷くない」
どうやら口論しているようだ。
「…何あそこ。初っ端からうるさ」
亜子は溜息をつきながら席に座った。
亜子の隣は違う中学出身の女子だった。綺麗な黒髪が特徴的だった。…が、顔は確認できない。
初日から眠いのか顔を伏せている。
「…個性的?」
顔を捻る亜子だった。
「お。亜子後ろじゃん」
と、皓我が振り返った。
亜子は気が付かなかったが、亜子は皓我の後ろの席だった。
「あ。皓我か。よろしくー」
「おう。……環と穣は隣にしちゃいけなかったかなぁ…」
しみじみと皓我がつぶやく。それに亜子が静かに頷いていた。
「なーに言ってんの?」
皓我に穣が、亜子に環が乗っかる。亜子は「ぐえっ」と奇声を発している。
「おーい。お前ら、下の奴が死ぬぞ」
冷静につっこむのは俊介。片手には難しそうな経済系の小説。
「あ。俊介じゃん!」
と瞳をキラキラさせて言うのは環。俊介と環は勉学で互いに競い合っている。
同じクラスになれてうれしいのはお互いだった。
「…環。よろしくな」
「うん。よろし「うん、環。ほのぼのはいいから、いい加減亜子が死ぬ」
皓我の言葉で冷静になって下を見てみると、環の下には屍に成り果てた亜子の姿が。
「ああああ!亜子、ごめんっ!」
急いで退くも、亜子は起き上がらない。
「えええ、ちょ、亜子、ごめんって!」
環が急いで謝ると、亜子はゆっくり体を起こし、
「…顔打った…痛い」
と小声で言った。
「…亜子、相変わらず馬鹿だな」
俊介のキツイ一言。実際に亜子は勉強で俊介及び環に勝ったことはない。
だからと言って成績が悪い訳ではなく、むしろ良いほうに入る。だが俊介には勝てないのだ。
「…馬鹿って言うほうが、馬鹿なんだよ」
「何それ、小学生?」
亜子の言葉に環があはは、と笑う。すると、
「あっれー?環じゃん!」
(この声、は)
To Be Continued…