社会問題小説・評論板

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いじめっ子といじめられっ子と傍観者と偽善者
日時: 2012/10/28 17:42
名前: はこりんご (ID: mJV9X4jr)

はじめまして、はこりんごです!

コメントとかアドバイスしてもらえたらうれしいです。
絶対返事します。

荒らしなどはやめてください。




 登場人物

杉沢 夢   (すぎさわ ゆめ)

赤石 栗香  (あかいし りか)

畑井 加奈  (はたい かな)

光達 沙奈  (ひかりだ さな)

渚羽 琴音  (なぎさわ ことね)

高杜河 七海 (こうずか ななみ)

南野 香菜李 (みなみの かなり)

陸野衣 千夏 (りくのえ ちなつ)




プロローグ
>>1

第一章
>>2 >>3 >>4 >>5 >>6
>>7 >>8 >>9 >>10 >>11
>>12 >>15 >>16 >>19

第二章
>>24 >>25 >>28 >>30 >>33




 お客様
うさ(。+`・∀・)b様
フレア様
麻衣様
エリア様
灰歌音 麗歌様
エルセ(かの)様

Re: いじめっ子といじめられっ子と傍観者と偽善者 ( No.1 )
日時: 2012/10/22 13:53
名前: はこりんご (ID: mJV9X4jr)

プロローグ

私はいじめられっ子だ。
そしてあいつはいじめっ子。

でも、人間は、
いじめっ子いじめられっ子の二種類だけじゃないってことを、
みんなわかっているだろうか?

確かにその二種類だけかもしれない。
でも私は二種類だけにわけることはしたくない。

みんないろんな感情を持って。
悩み考えそして今を生きている。

傍観者もいるし、偽善者もいる。
そのことは忘れないでほしい。

これは私が出した答えだから。

うるさい声。わからない行動。
そんなのほっとけばいい。

そう言うけれど、実際は気にしてしまう、
傷ついてしまう。

それが私。
すぐ感情的になり、マイナス思考。

自己中心的&自意識過剰。

自分が大嫌い。

だけど、あいつも私を嫌っているなら、
私が死んだとき。誰が泣いてくれるだろう?

でも死んだらわからないか。

死ぬまで止まらない思考回路。
止まらない思考回路を止める唯一の方法は、
昔。失敗した。

Re: いじめっ子といじめられっ子と傍観者と偽善者 ( No.2 )
日時: 2012/10/22 15:33
名前: はこりんご (ID: mJV9X4jr)

第一章 『いじめはやまずにただ続く』


ゆっくり深呼吸。

そして、1年5組の教室へ入って行く。

いつもなら遅刻だが、今日は早く来た。
理由は特にない。

「あっ!夢ちゃ〜ん☆待ってたよ!」

気持ち悪い声が背後から聞こえた。
振り返るとそこにはやはり赤石栗香とそのとりまき。

吐き気がする。

また今日も地獄がはじまった。

「今日は早いね〜♪
 久しぶりに朝から一緒に遊ぶ?」

私の遅刻の理由は100%こいつらだ。
なぜいじめにあうために早起きしないといけない?

勉強なんてできる環境じゃない。先生も見て見ぬ振り。
そう、傍観者。

親友だった加奈も_________

「これあげるよ夢ちゃん☆」

バケツに入った茶色の水が頭上から降ってくる。
制服はびちょびちょ、いつものことだ。

「ごめ〜ん!大丈夫?
 これでふいて♪」

わたされたのはぼろぼろのぞうきん。

ここで受け取らないのもまた何かをされるだけだ。
そう言い聞かせ、そのぞうきんを受け取る。

「きちんと顔もふいた方がいいよ♪
 すっごい汚いし!ふいてあげよっか?」

栗香は私の顔にモップを押し付ける。
とりまきは笑い。傍観者は見て見ぬ振り。

もういやになる。
すべて、学校も世界もすべてが。

「あれ?まだ汚いよ〜?
 あっ!
 もともときったない顔だったもんね☆
 ごめん。
 どんな顔か覚えてなかった♪
 なんでって。
 あんたキモイから顔まともに見れないもん!」

栗香の言葉にとりまきはうなずきながらも大爆笑。

そんなに面白いのだろうか?人を傷つけることが。

そんな時、偽善者の光達沙奈が来た。

自分が正しいと思い込み。
間違った価値観も人にうえつける、
見ていてうざい人。

「やめなよ栗香!」

沙奈が来たところでいじめはおさまらない。
もっとひどくなるだけだった。

「沙奈も一緒に遊ぶ?」

沙奈は何も言えずただ一歩ずつ後ろへ下がって行く。

助けにくるならきちんと助けろよ!
いつもそう思う。

中途半端。
その言葉がぴったりだろう。

「夢ちゃ〜ん。汚れちゃったね!きれいにしよっか♪」

そう言うと私は無理やり水道までつれていかれた。

私は少し抵抗しながらも、
半分はあきらめていた。

こいつらはもうくるってる。
もう無理だ、と。

水道はなぜかつまっていて、
水がたまっていた。

「はい。
 ここで顔洗いなよっ!」

栗香が私の顔を水の中へ入れる。

苦しい。
ただその言葉が頭に浮かんだ。

私が暴れ、
水が飛びちり栗香たちの制服にかかる。

するととりまきの1人が私のおなかを殴った。

私は咳き込む。
しかし水の中なので咳をした瞬間息が苦しくなった。

_____死ぬ。
本気でそう思った。

栗香はおなかを殴った5秒後ぐらいに私の髪をひっぱった。
私は水中から顔を出すことがやっとでき、
咳き込みながらも必死に息をした。

私は思った。
死にたいなんて言うけど、
私は死ぬのが怖いんだ。
だからこんなに必死に息をしているんだ、と。

「キモ!こっちむいて咳しないでくれる?」

栗香の声が聞こえたと同時にチャイムが鳴る。
栗香は急いで教室へ戻って行った。

私はその場で呼吸を整えてから教室に戻った。

しかし、教室にはカギがかかっていて入れなかった。
栗香が中からカギを閉めたのだろう。

あけて!と叫ぼうとしたが、
さっきので声がうまくでなかった。

私はドアをたたいて誰かがあけてくれるのを願った。
しかし、だれも開けてはくれず、ただ

「なにあいつ。キモ!」

という栗香の声が聞こえた。

私はまたチャイムが鳴るのを待った。
1人でびしょびしょのまま。

寒くて、死んでしまいそうだった。


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