社会問題小説・評論板

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いじめと反省
日時: 2015/09/23 17:18
名前: 波坂 (ID: DJvXcT4Z)

 はじめまして。
 小説カキコで初投稿させて頂きます波坂です。
 いじめ等の描写が多くなると思います。
 誤字脱字の事やアドバイスをよろしくお願いします。



 僕は朝霧介斗[あさきりかいと]。中学生だ。
 

Re: いじめと反省 ( No.1 )
日時: 2015/09/23 17:54
名前: 波坂 (ID: DJvXcT4Z)

 野球部に所属している二年生で、何処にでも居そうな高身長以外は普通と言う言葉がしっくりくるような容姿だと思う。
 僕は今日思った事があるんだ。反省って何だろうってね。
 反省って言うのは僕の解釈で言うと、『自分のやった事を悔い改め同じような事を繰り返さない様にする』これが反省と思う。
 だから僕は目の前のコイツに反省して欲しかったんだ。
 別に仲直りしたい訳でもなく、ただ、その行いと態度を止めて欲しかっただけなんだ。
 だから目の前の血が付いたコイツにずっと我慢してきた。反省してもらうために。
 だけどコイツは反省などしなかった。自分の行いを悔いもせず、改めもせず。ただ、ずっと同じような事を繰り返した。
 風船を知っているだろうか? もっとも知らな%8

Re: いじめと反省 ( No.2 )
日時: 2015/09/23 22:28
名前: 波坂 (ID: DJvXcT4Z)

↑の%8は除外

いほうが少数と思うが。
 風船は空気を入れると膨らむ。そして一定以上で破裂する。
 僕は自分の怒り等のストレスをずっと溜め込み、そして破裂した。
 そして僕はコイツを殺した。誤字は無い。
 思えば一体いつから僕はコイツと関わったんだろう。と目の前の赤い液体のかかったやつに関する記憶を掘り返した。


 あれは二年生になったばかりの頃だっただろうか。
 僕がコイツ呼ばわりしているのは理響ことわりひびきと言う名前。
 同じ野球部だが、俺は理が好きではない。むしろ嫌いだ。
 別に学力とか野球の技術とかそういうので嫌ったりしない。僕が人を判断するときに見るのは人間性だ。
 学力が無くてもいいやつなら好きだし、運動できなくても一生懸命やるのは素晴らしいと思う。
 ではなぜ理が嫌いなのか。それはあいつの人間性が気にくわないからだ。
 人の努力を踏みにじり、自分より低いものを嘲笑い、貶し、陥れ、自分より高いやつは引きずり下ろす。そんなやつだ。何度も見てきたよ。理を主犯格としたいじめにあっている生徒を。
 そんなやつと俺は不運にも同じクラスになってしまった。
「どうしたんだ?なんか暗い表情だぞ?」
「ああ、なんでもない」
 席に座って溜め息をついた俺を気遣うように声を掛けて来たのは冬山連ふゆやまれん、皆からはレンと呼ばれるチームメイトでありクラスメイト。容姿は俺より身長が少し低く、俺が言うのも何だがイケメン…だな。
 基本的に俺とこいつは仲がいい。まあ趣味や価値観が似ているし、こいつは俺と同じ小学校から野球をしていたんだ。
「いやー。レンはモテるなーと思っていただけだ」
「それは無いだろ」
 いや、レンはそこそこモテている。何故俺が言うのかと言うと、俺は女子と結構話せるタイプだから時々相談されるんだ。主にレン関係で。
「つーかお前にはいないのかよ」
「……幼馴染みならいるが後はだいたい話すぐらいだぞ?」
 俺とレンの会話には女子と言う単語が省略されていたが通じたようだった。
「ふふっ。その幼馴染みのご登場よ」
 俺にとっては聞き慣れた声が右側から聞こえた。
「……おはよう。つーかご登場とか自分で言うか? 奈手葉?」
「おはよう。レン君もおはよう。いいじゃないの。別にどういっても」
「はいはいそーですか」
 俺の言葉は棒読みで放たれた。が、気にした様子もなく僕の幼馴染みの月夜奈手葉つきよなてはは「ええ、そうよ」と切り返してきた。。
「で、何で溜め息ついたり暗い顔だったんだ?」
「それはだな「よう! レン! そして月夜!」…ハァ」
 こういう空気の読めない態度と俺だけを敢えてフォーカスから外した挨拶。そしてこの粘質感でもあるような声。まちがいなく理だ。
「ここには俺とナテ以外にもいるんだが?」
「ずいぶん馴れ馴れしい感じじゃない理」
 うわぁ。この二人ちょいちょいイラっと来てるな。まあこの二人は理か好きじゃないしな。
「ああ!朝霧もいたのかぁ!ごめんね〜!影薄っ!」
 そして勝手に笑い始めた。正直このKYとバカっぷりと羞恥心の無さは関心以外の何物も出てこないが流石にここまでとは思っていなかった。
「で、レン。さっきの続きだけどさ。僕、レンや奈手葉と同じクラスでよかったな。と思っただけだよ」
 ここで僕が行ったのが敢えてここにいる人物をフォーカスから外すと言う理にやられたことをそのまま返しただけだ。罠つきで。
「なんだ〜? もしかしてさっきのでキレたの? ははっ。幼稚だな!」
 そしてコイツは罠にかかった。
「ん? 何言ってんだお前? 俺は別にお前に何か言った覚えは無いんだがどうした? なんか傷付けるような事を言ったなら謝罪するが、そもそもお前に喋りかけてすらいないのに一体何処にお前を中傷する単語があった? ちょっと言って見てくれ。それとも? 構って欲しかったか? どっちが幼稚かわからないな。ま、元々KYな事をするんだし少しは自重しろよ。KY君」
 そう、俺は別に理に対して言ったわけではない。ただレン達に言っただけだ。果たして俺は悪口を言っただろうか?
「はぁ? KY? 俺の何処が?」
「真実だろ。人の言葉を遮る。気遣いができない。話に横入りした上で自分だけしゃべる。聞き下手。構って欲しくてキレる」
 俺は理にクエスチョンマークが浮かびそうな顔をして。
「これのどこがKYじゃないんだ? 少し説明してくれないか?」
 と聞いた。
「チッ」
 すると理は舌打ちをしてドンドンと木造の教室を踏みならしながら自分の席に向かった。俺に口喧嘩で勝てると思うなよ。
「だっさ……」
 レンと奈手葉はそう呟いていた。

Re: いじめと反省 ( No.3 )
日時: 2015/09/24 17:37
名前: 雪 (ID: YGE8ENnO)

この小説かなり好きです
がんばってください!


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