社会問題小説・評論板

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

ナニイロセカイ(半実話)-完-
日時: 2017/10/16 10:34
名前: 雪姫 (ID: O62Gt2t7)

赤。青。黄。世界はさまざまな色に染まっている。
あなたのはナニイロセカイ___?





。○ 。○ 。○ 。○ 。○ 。○ 。○ 。○ 。○ 。○ 。○

スレ設立日2017/9/15〜10/15完結

*肌寒い秋の日の出来事_。[>>07]
*サクラ色の世界     [>>08]
*静寂の世界       [>>09]
*空気の世界       [>>12]
*寄生虫の世界      [>>16]
*裏切りの世界      [>>17]
*一人の世界       [>>18]
*空想の世界       [>>19]
*オレンジ色の世界    [>>20]
*嫉妬の世界       [>>21]
*敵となった世界     [>>22]
*ハートの世界      [>>23]
*砕け散った世界     [>>24]
*肌寒い秋の日の出来事_。[>>25-26]
*その後の世界      [>>27]
*あとがきの世界     [>>28]

。○ 。○ 。○ 。○ 。○ 。○ 。○ 。○ 。○ 。○ 。○

敵となった世界 ( No.22 )
日時: 2017/10/12 10:57
名前: 雪姫 ◆kmgumM9Zro (ID: JJb5fFUo)

その日世界が敵となりました——


朝学校へくると下駄箱からわたしのシューズが消えていました。
外の世界からくすくすと女の子の笑い声が聞こえてきます。他のみんなの話し声に混じって聞こえてきこえてきました。雑音交じりの、ノイズまみれの、中でもはっきりと聞こえました。数名の女の子達が下駄箱の端に隠れてわたしを見ながら笑っている姿が。


——その日からわたしはスリッパ生活を始めました。買ってもまた消えるから。何度でも。


休憩時間お手洗いから帰って来ると机の中に入れていた教科書が消えました。
外の世界からくすくすと女の子の笑い声が聞こえてきます。クラスメイトの笑い声や話声に混じって聞こえてきます。雑音交じりの、ノイズまみれの、中でもはっきりと聞こえました。


——見つけました。ゴミ箱の中にビリビリに切り刻まれた教科書を。名前の欄に<アリス>と書かれていました。


ある日の授業。わたしの得意科目である国語の授業時間。
クラスの人数を半分にして専門的に学べる授業。教室は移動したり座る席が違います。前の席に座っていたじゅっちゃんから、授業中だというのにお手紙が回ってきました。
無視しても何度も回って来て、わたしにも返事を書けと言うのです。仕方なく書くと内容がだんだん、坊主の話題になっていきました。

『坊主の事は好き?』


—どちらでもない。けど嫌いです。


『ダイヤのキングのことは?』


—不良は怖いから嫌いです。


わたしにとってはちょっとした息抜き。ちょっとした愚痴を零したつもりでした。なのにあんなことをするなんて……。


その日のお昼休み。いつも放送部の人たちが何かしらの放送をしています。今日は他の人から匿名で送られて来たお悩み相談室。
こんな公開処刑みたいなこと良くやるなぁ……わたしだったら絶対にごめんだなぁ……とコッペパンをかじりながら聞いていると

「今日のお悩み相談者は〜〜〜一年のアリスちゃん!」


——ブッ!!?


「うわっ汚い!?」

ごめんなさい。でも放送部の人が言った名前にびっくりして思わず口に入っていた物を噴き出しそうになってしまいました。かろうじて出ませんでしたけど。すぐに手で押さえたので。その手は汚くなってしまったけど。

わたしは放送部の人にこんな依頼をした覚えはありません。でも一年生のアリスちゃんと言えばわたししかいません。そして語られている内容も今日の国語の授業中にじゅっちゃんと交わした手紙の内容、つい零してしまった愚痴でした。


——文字通りの公開処刑でした。


クラスの人全員がわたしの方を見ます。よくわかっていないのは担任の先生だけ。


——また改めてじゅっちゃんの恐ろしさを感じた瞬間でした。


どうしてこの人の事をこうにも簡単に人事てしまったんだろう…って自分が許せなくなります。
あぁ…。ファンの人達の嫉妬の目が怖い。坊主のにやけた顔が気持ちが悪い。わたしは気づきませんでした、この時敵に回したのはファンの人たちだけではなかったことを——絶対に敵にだけは回してはいけない人の敵になってしまったことを——この時はまだ知りませんでした。


ハートの世界 ( No.23 )
日時: 2017/10/15 21:29
名前: 雪姫 ◆kmgumM9Zro (ID: sqo3oGwV)

「——さん。ちょっといいかしら」

呼ばれた。呼ばれてしまった。
誰よりも早く、朝早くに登校して来て自分の机の上にうつ伏せになって静かにして存在を消して空気に徹していたのにご指名を受けてしまいました。

<ハート女王様>

自分こそがこの世で一番美しいとでも思っているトゲトゲのバラのような女の子。小学二年生の頃に一度だけ同じクラスになったことがある女の子。どうしてこうなってしまったんだろう。何が彼女をここまで変貌させてしまったんだろう……。
今の彼女は、自他認めるクラスのマドンナであり、支配者であり、ラスボスである、学級委員長さん。

「私達トモダチよね?」

後ろにスペードとジャックのトランプ兵を従えたハートの女王様はわたしの両手を握りしめ嘘で塗り固めた笑顔で平然と嘘を吐きます。あぁ……気持ちが悪い。見ているだけで朝食べたチョココロネが口から飛び出してしまいそうです。あぁ……気持ちが悪い笑顔でわたしは——そうだね、と答えました。

体育の授業。小学校の頃までは男女共同で行っていたのにどうしてか、なぜか中学校に入ってからは男女別々、内容も別々で行います。隣のクラスの女の子たちと一緒に。
体躯の先生はその道で有名な人らしくすっごく厳しくて嫌いです。ただでさえ運動音痴なのに目を付けられて一対一で教えられたりなんてしたら目立ってしまい困ってしまいます。

「じゃあ二人ずつグループに別れてやろうか?」

今日の授業はバレー。ボールを見るといつも思うのですが、どうしてボールというものはとんでいくのでしょうか。わたしが投げても地面に転がるだけ。ドッチボールなんて危険です。むかしからなぜか逃げるのだけは得意だったわたし。いつも最後まで残ってしまい、クラスの命運を背負わされて、ボールが当たればみんなから大ブーイング。至近距離から顔面に当てられたこともありました。すっごく痛かったけど、もうドッチボールをしなくてもよかったのはよかったです。当てた犯人はダイヤのキングでした。

「あら——さん。また一人?」

体育のことについて考え事をしていたら、またわたしは独りになっていたようです。バレーコートで一人ぽつんと立っていました。まあいつものことです。先生とやるのなんて慣れました。——なのに。

「もぅみんな——さんが一人で寂しそうじゃないっ。——さん、私と一緒にやりましょう?」

「さすが学級委員長っ。よかったわね——さんっ」

嬉しそうな笑顔の先生と作り笑顔のハートの女王様とわたし。あはは……と近づけばボール拾い決定です。勉強も出来て運動神経も抜群で口もうまい彼女は、自分の手も体操服も汚さずに授業を終えました。ひたすら走らされてボール拾いをしていたわたしは汗まみれの土まみれ——疲れました。





                                      もう疲れたよ。

砕け散った世界 ( No.24 )
日時: 2017/10/15 22:28
名前: 雪姫 ◆kmgumM9Zro (ID: sqo3oGwV)

「キャハハハハハ」——うるさい。

「キャハハハハハ!!」——うるさいです。

「ギャギャギャギャ」——やめてくださいっ。

外の世界は敵となってしまいました。仲の良かった……友達だと思っていたのにそれはわたしの一方的な想い? 勘違いだったの? 彼女たちまで笑います。
知らない上級生の先輩達も笑います。廊下を歩いているだけなのにっ、すれ違う人、みんながみんなが、わたしを指さし笑います。もうなんなのっわたしが何をしたっていうんですかっ。
涙が止まらないわたしの前に立つのはハートの女王様は「ねぇなんで生きているの?」——もうヤエテェェェェェェェッェェェェッ!!! 

逃げるようにその場を後にしました。後ろから先生の心配するような声が聞こえたような気もしたけどそんなのは気のせいです。だって先生はハートの女王様の手下なんだから。子供を持つお母さんなのだから。四十人もいる生徒たちの一人でしかないわたしのことなんて、誰も見つけてくれないのですっ。

闇雲に歩き続けました。どこでもいい。敵ばかりの教室。敵ばかりの廊下。敵ばかりの校舎。そこ以外だったらどこでもよかった。とにかくここから逃げ出したかった。独りになりたかった——誰かに会いたかった。

ここは……旧校舎? 無意識で、無我夢中で歩き続けて辿り着いたのは旧校舎でした。足元は夏の間鳴き続けて力尽きた蝉達の死骸で埋め尽くしていました。虫は苦手。カブトムシはG殿の親戚だから嫌いです。蝉取りなんてありえない——そう思っていたはずなのに今日足元に転がる蝉の死骸を見ても不思議と不快な気分にはなりませんでした。ただ一言、お疲れ様でした蝉さんたち。

旧校舎に入って行きました。最近は休憩時間のたびに会いに行っているかもしれない彼の元へ。
最初はただ変な人だと思っていました。せっかく面白い話をしてあげても茶化してふざけて真面目には聞いてくれない変な人。でも彼だけでした、わたしの話を少しでも聞いてくれたのは——実の両親ですらわたしの話なんて聞いてくれなかったのに。
少しずつ近づいてくるいつもの教室。自然と胸が躍ります。足がスキップを踏んでしまいます。……こんなところを見られたらどうしよう、恥ずかしいな、なんて思いながら引き戸へ手をかけると

「そうなんですか〜あははっ」

楽しそうに笑う彼の声と

「そうなのよ。突然発狂してね」

もう嫌というくらいに聞いた声。わたしを蔑んだ瞳で見つめ、嘘で塗り固めた笑顔で平然と嘘を吐いて回る、ハートの女王様と僕のトランプ兵たちだ……どうして彼女たちがこんな薄汚れた旧校舎なんかに? ……それよりもチェシャ猫となにを楽しそうに話しているの? ねぇ——なにを?

「本当っ俺の狙った通りに事が動いてくれてよかったよ」ニカッと見たことのない悪い笑みを浮かべるチェシャ猫。俺? 彼はいつも自分のことを僕と呼んでいたはず……。

「なぁ? そうおもうでしょう、ハートの女王様さんっ」

「貴方も相当な嫌な奴ね。私を実行犯にしたてあげて自分は高みの見物、だなんて」

……実行犯? 高みの見物?? よく分からない言葉が出てきて頭の中はパニックです。どうゆうことなの、誰か、誰でもいい、誰かわたしに説明してくださいっ。

「俺は〜〜〜」ニヤリと弱った獲物見つめる蛇のように邪悪な笑みを浮かべたチェシャ猫は「自分の手を汚さずに見てみたかったんだよ。人が堕ちて行くのをさっ」その言葉を聞いてやっと理解しました。理解してしまいました。

わたしはその場から逃げ出しました。教室からチェシャ猫とハートの女王様の楽しみそうな笑い声が聞こえてきます。狂っている。彼女たちは狂っていて、そして残酷で残忍で人間の……代表? 狂っているのは彼女達ではなくこの世界の方?

戦争ばかりしている世界。人が人を貶めている世界。一秒間に何億人と消えてゆく世界。嘘で塗り固められ創られた世界。生きる価値もないわたしの世界は——



                                 音もなく砕け散りました。



肌寒い秋の日の出来事_。 ( No.25 )
日時: 2017/10/15 22:51
名前: 雪姫 ◆kmgumM9Zro (ID: sqo3oGwV)

夏が終わりました




夏の間中頑張った蝉さんたちはこときれました




少し肌寒い秋の日




トントン。



階段を上がっていきます




トントン。



静かに一歩一歩ゆっくりと階段を上がっています



トント



目的地に到着しました。目の前は立入禁止と書かれた黄色いテープでとおせんぼ




ここは危ないからと封鎖された場所




でもそんなのわたしには関係のない話です




ビリビリとテープを引きちぎって




キィ





ドアを開けて中へ入いります




ビュゥゥゥウウ




冷たい風までがわたしを突き刺すようです




寒い 凍えそうなくらい 寒い



くちゃり ぐちゃり くちゃり




足元に 無数に 落ちている 蝉の死骸を踏みつけながら 前へ進みます




目指すは壊れて 歪んで 大きく開いた




ここと 向こう側を隔てる フェンス




一歩前へ足を踏み出すだけで もうその先はありません




上を見上げれば 雲一つない青い世界




下を見下げれば 部活動中かな?




運動部員たちがグラウンドで走り回っている 茶色い世界




ポタ…。ポタ…。





晴天の空




わたしの心はどんより曇り空




ポタ…。ポタ…。




雨がわたしの頬を濡らしています





フェンスの内側の世界からはチェシャ猫とハートの女王様の笑い声が聞こえて来るようです





もう一歩前へ足を踏み出せば





誰かが わたしの体をぽんっと押せば





ふわりと浮き上がった体は そのまま——




真下にあるアスファルトに向かって真っ直ぐに落っこちて行きます





このまま落ちれば即死は確定。あぁ……やっとこの不自由な世界から解放される




大粒の雨を降らしながらわたしは嘘しかうつさなかった瞳を閉じようと——





「ねぇーそんなところでなにをやっているのー??」したのに。全てを終わらせようとしたのに。下の教室から星マークが入ったキラキラとした瞳を輝かせるオレンジ色のツインテールの女の子が窓から上半身を覗かせて上を見上げ、大きな瞳でしっかりわたしを捉えて話しかけています——危ないぶつかるっと思った時はもう手遅れでした。

肌寒い秋の日の出来事_ ( No.26 )
日時: 2017/10/16 09:36
名前: 雪姫 ◆kmgumM9Zro (ID: O62Gt2t7)

——ごつん。頭の中で響く鈍い音。わたしと彼女のおでこがぶつかった音。わたしと彼女の鼻がぶつかった音。屋上から真っ直ぐに、一直線に落下していたわたしの体は彼女とぶつかった衝撃で大きく速度と進行が変わりふわりと打ち上げられて「あぶねぇ!!」大きな男の子の声、そして長い腕に捕まれ教室の中へと引きづり込まれました。ぶつかった彼女も一緒に。
引きづり込まれた教室には、わたしを引っ張ったぶっきらぼうな顔をした男の子と、ぶつかった女の子の二人だけで他のみんなはいないみたいでした。もう放課後だからみんな帰って行ったか、部活動中なのかな。

「何してんだっ危ないだろが!!」

頭の上から聞こえる怒号。上を見上げれば男の子が血走った目で怒っています。なんであなたが怒っているんですか……怒りたいのは……。

「アホ子が身を乗り出してぶつかってなかったら、お前そのまま……聞いているのかっ」

偉そうに説教なんてしないでよ……なにも知らないくせに。どうしてわたしが飛び降りたのかなにも知らないくせに……偉そうに説教なんてしないでよ……わたしは…わたしは……。

「死なせてよっ!!」

「「ッ!!」」

初めてだった。誰かに自分の意思を伝えたのは。

「うわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああん!!!」

こんなに大きな声で泣いたのは初めでのことでした。
男の子は困った表情でわたしを見つめ、女の子に助けを求めるような視線を送っています。女の子はうんうんと頷いて「つらかったんだね…」となぜか一緒に泣いて強く強めに抱きしめてくれました。……誰もわたしのことなんて見えていなかったのに。無視して笑い蔑んだ瞳で見たのに、彼女はわたしを……見てくれました。普通の女の子として……見てくれました。

「うわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああん!!!」

しばらく泣き続けました。涙が枯れるまで泣き続けました。胸の奥底にしまっていた感情、押さえていた感情を全て吐き出しました。まるで小さな子供のように。泣き叫びました。

「落ち着いた?」

こくんと頷きます。「何があったの」と聞かれわたしは全てを答えました。今まであったこと、今までされた仕打ちを全て話しました。彼女達は真剣に、目をそらさずにわたしの話を聞いてくれました。愉快な表情付きで。

「マジか!? 分かった、ワタチがこらしめてあげるねっ」

「なにをする気だ……アホ」

呆れ顔で見つめる男の子と一緒に、燃える女の子を見つめます。こらしめるってなにをする気なの? あまり下手なことはしてほしくないです。状況が悪化するだけだから。でも彼女は止まらない、走り出してしまった彼女を止める手段はどこにもありません。「うおおおおおお」と叫びながら走り出す彼女を視線で追いかけていると窓の向こう、校舎を出てグランドを走っていたハートの女王様にせまり

「な、なによ貴方っきゃあああっ!!」

近くにいたスペードとジャックのトランプ兵もろとも口の中に無理やり皮を半分むいたバナナをうぬを言うすきも与えずに突っ込み入れました。「おごごご……」いきなりバナナを突っ込まれたショックと、呼吸器を塞がれて息が出来なくなってハートの女王様とスペードとジャックのトランプ兵はその場に座り込みました。

「何しているんだあのアホは……」

隣で失笑している男の子。呆れたような声で言っている彼のなんだかスカッとした爽快な笑顔に見とれていたら「おまえ、鼻血垂れてるぞ」とティッシュを一枚差し出してくれました。さっきぶつかったせいかな、恥ずかしいな……彼から受け取ったティッシュで鼻を拭きながら、もう一度窓の外を見てみました。

グランドでは見事におしおきされたハートの女王様たち、下を見れば地面のアスファルトに飛び散った、わたしと彼女の鼻から流れ落ちた赤い血が数滴飛び散っていました。

どこかでなにかあったのかな。すぐ近くから聞こえる救急車のサイレンの音を聞いていると


辛い現実から逃げ出すためにわたしが生み出したもう一人の"わたし"


<アリス>が死んだのかな、とただ純粋にそう思った





                               肌寒い秋の日の出来事_。fin


Page:1 2 3 4 5 6 7



小説をトップへ上げる
題名 *必須


名前 *必須


作家プロフィールURL (登録はこちら


パスワード *必須
(記事編集時に使用)

本文(最大 7000 文字まで)*必須

現在、0文字入力(半角/全角/スペースも1文字にカウントします)


名前とパスワードを記憶する
※記憶したものと異なるPCを使用した際には、名前とパスワードは呼び出しされません。