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ダレンとクレプスリーがラブラブだったりそうじゃなかったり
日時: 2014/02/12 17:17
名前: キレウサギ (ID: IzBKD/r0)

探したけどダレンシャンの小説ってないんだね・・・。
というわけで私が第一号になります。(単なる自己満)
駄文です。

もし・・・もしもだけど・・・、「こんな話書いて」ってリクエストあれば・・・。

愛情と憎悪・1(スティーブ話) ( No.3 )
日時: 2014/04/11 16:31
名前: キレウサギ (ID: g7gck1Ss)

「お前だけは何があっても、俺の友達だろ?」


——愛情と憎悪1——————

 俺は昔親友だと思っていたやつに裏切られた。そいつの名前はダレン・シャン。ラーテン・クレプスリーに俺が悪魔だと吹き込み、俺の代わりにやつの手下になった。

 俺は母親が大嫌いだった。父親もいなかったから俺にはダレンしかいなかった。そのダレンに裏切られたとき、俺がどれだけ傷ついたことか。

 しかし今、その裏切り者のダレンは、何食わぬ顔をして俺の目の前にいる。俺の言葉を信じきり、昔のように無邪気な顔で接してくる。
気持ち悪い。吐き気がする。何でお前はそんなに俺を前にして平気なんだ。俺はこんなにかき乱されているというのに。

 

 友情や愛情などといった甘ったれた感情は、あの日の夜、ダレンとクレプスリーを殺すと誓ったあの夜に捨て去った。そんなもの、これからの人生に邪魔なだけだから。
捨て去った、はずだった。

「スティーブ、顔色よくないけど大丈夫?」

ダレンが俺の顔を覗き込んできた。あの日より少しだけ成長したダレンの顔は、まだどこか幼さが残っている。何年もたっているのを、忘れそうになるほど。

「いや・・・大丈夫だ」

まただ。また、ダレンを見ると胸の中がかき乱される。腹のそこからドロドロしたものが渦巻いてくる。幼くて、あどけなくて、無邪気で俺を信用している顔.


やめろ。その顔だ。その顔を見ると、俺は無性に———

愛情と憎悪・2 ( No.4 )
日時: 2014/04/11 16:32
名前: キレウサギ (ID: 27fKn1TU)

「お前だけなんだ・・・なのに・・・」


——愛情と憎悪2——————

俺が「それ」に気づいたのは、ダレンがバンパイアになったと分かった時だった。俺が生きるはずだった人生を掠めとってしまったダレンが、憎くて憎くて仕方なかった。
それと同時に、悲しくなった。
辛くて、苦しくて、胸がはちきれそうになった。家に帰って、ベットに入ると涙が止まらなくなった。みじめだった。
 そこで、気づいたんだ。ああ、俺は———



「おいスティーブ、いきなりどうしたんだよ!」
場所はダレンたちが泊まっているホテルの部屋。俺はダレンを無意識のうちに押し倒していた。ダレンの声で自分がなにをしているのか気づく。
「スティーブ、本当に大丈夫か?」
俺はダレンの言葉に反応せず、ただじっとダレンの目を見ていた。透き通るような、緑色の瞳。そこにかすかにうつる、俺の姿。
俺を信じきっているダレンに、無性に腹が立つ。真っ黒でどろどろした何かが、腹の底でうずまく。
ダレンの顔に近づくと、ダレンは驚いたように体をこわばらせた。お互いにお互いをひたと見据え、しばらく沈黙が続く。
 すぐ目の前にいるのは、かつての親友で、俺を裏切った男だ。俺が受け継ぐはずだったバンパイアの血を奪った男。
「ダレン・・・」
「スティーブ・・・?」
憎くて仕方がない。殺したい。ありとあらゆる苦痛を与えて、殺してしまいたい。殺してしまえば、ダレンは永遠に俺のものになる。
「おいスティ・・・っ・・・!?」
俺は、自分の唇でダレンの唇を塞いでいた。驚いて逃げようとするダレンを力任せに押さえつけ、強引に続ける。


 俺が気づいた「それ」は、認めたくなくて、長年押さえつけてきた。だが、ダレンと再会して、爆発してしまった。もう自分で自分が抑えられないだろう。
ようやく唇を離すと、ダレンは放心した様に俺を見上げていた。俺はダレンを睨むように見つめ返す。
 ダレンが憎い。殺してしまいたいほど。でも、それと同時に、




愛していた

複雑 ( No.5 )
日時: 2014/04/11 16:34
名前: キレウサギ (ID: cebg9jtM)

***複雑***



「ダレンすごいな!鏡見るか?」
「うるさい!褒められても嬉しくない!!」
今日のショーに着る衣装を借りるためトラスカのテントに行った僕とエブラは、そのテントの中で言い争いをしていた。(正確には僕が一方的に怒っているだけだ)
「なあ似合ってるよなトラスカ?」
『コクコクッ』
事の始まりはトラスカがある衣装を見つけたことだった。なんでも以前シルク・ド・フリークにいた人が使っていた衣装で、トラスカがきれいにしたあとずっとしまっていたものだという。
「偶然って怖いなー。まるでダレンのために作ったみたいにぴったりじゃん。」
確かに、サイズは僕に驚くほど合っていた。でも、“こんな服”着れたって僕には仕方がない!
「もういいだろ!着替える!!」
「あっ、待てよダレン。クレプスリーにも見せようぜ。」
「何言ってんだよ!嫌に決まってるだろ!」
激しく怒る僕とそれをやんわりなだめるエブラを、トラスカは面白そうに見ていた。
 と、その時。間の悪いことにクレプスリーが僕を呼びにトラスカのテントに来てしまった!
「おいダレンここか?もうすぐショーが・・・」
クレプスリーの言葉はここで止まった。僕を見て驚きに目を見開いている。
「クッ・・・クレプスリー・・・。」
最悪のタイミングだ。よりによって、今来るとは。僕の気持ちとは裏腹にエブラは面白そうに声をかける。
「クレプスリーいいとこに来た!ダレン似合ってると思わない?」
「・・・いや・・・その・・・。」
言葉に詰まるクレプスリー。
「まあ・・・好みは人それぞれだしな。しかし、知らなかったぞ。ダレンが“そのような趣味”だとは・・・」
「ばっ、ばか言うなよ!僕にこんな趣味あるわけないだろ!無理矢理着せられたんだよ!!」
テントの奥から飛び出して入り口にいるクレプスリーに突っかかる。外のライトに照らされて、僕の姿がはっきりと見えるようになった。
白色のフリルがついたブラウスに黒色のスカート。丈はひざ上10センチほど。さらに黒色のニーハイソックスに足元は真っ赤なローファー。胸元には紫のバラがついた黒のリボンがついていた。
いわゆる“ゴスロリ服”。上から下、どこからどう見ても女の子の服だ。
「驚いたな。似合っとるぞダレン。」
「だから嬉しくないって!」
からかうようにそう言ったクレプスリーの胸を思いっきり殴ってやった。
「な?似合ってるって言ったろ。」
誇らしげに言うエブラの腹も殴る。
「丁度いい。今日はその格好のままショーに出ろ。」
クレプスリーがとんでもないこと言い出した。
「出るわけないだろ!」
「いいではないか。ショーには華があるほうがいい。」
「それならトラスカや他の人だっているだろ!」
「だが子どもはいない。」
どこからともなくミスタートールが出てきてそう言った。
「確かに女性なら他にもいるが、ラーテンの舞台の助手は子どものほうがいい。だがあいにく子どもは君とエブラ以外いなくてな。」
「でもそれならこんな格好しなくてもいいじゃないですか。」
「ラーテンも言ったようにショーには華があるほうがいい。しかしうちには“女の子”はいない。」
ミスタートールはにやりと笑う。
「耐えてくれ、ダレン。」



####

「・・・散々だった・・・。」
今夜のショーもなにもなく無事に終わった。僕は結局あの格好でショーに出ることになり、みんなから散々笑われた。おそらく最前列に座っていたお客さんにも、僕が男だとばれていただろう。
しかも、今日はパーティーの日だった。僕はいろんな人に捕まり、散々飲まされ、着替えるために抜け出すこともできなかった。
結局僕が解放されたのは、パーティーの後片付けが終わってからだった。
「ダレン。」
酔ってフラフラになりながらテントに戻る途中、呼び止められた。
「クレプスリー・・・。」
振り返ると、そこにはクレプスリーがいた。まだ着替えていないので、舞台衣装のままだ。クレプスリーもほんの少しだけ酔っているように見える。
「今日は頑張ったな。・・・その格好で。」
「っ・・・!うるさい!」
僕の格好を見て吹き出したクレプスリーを一喝して先に進む。だがクレプスリーに引き止められた。
「なんだよ。」
「これから着替えるのだろう?」
「当たり前だろ。」
僕は早く着替えたくてイライラして答える。
「着替えるまえに、もう一度よく見せろ。」
「!!!」
僕がいいと言うまえに、クレプスリーは僕が逃げ出さないように腕をしっかりと掴み、身をかがめた。
「・・・そんな見るなよ。」
改めてじっくり見られると恥ずかしいのか何なのか分からない気分になった。
「ダレン、お前女に生まれればよかったのにな。」
「どういう意味だよ!!」
「そのままの意味だ。」
クレプスリーはようやく僕の腕をはなすと、笑いながら「もう行っていいぞ」と言った。
「・・・・・・。」
だけど僕は動かなかった。きびすを返して帰ろうとするクレプスリーのマントを引っ張る。
「ダレン?」
「僕・・・、そんなに女の子に見える・・・?」
さらにマントを強く引っ張り、先に行こうとしたクレプスリーを引き寄せる。クレプスリーは僕の目の前に立つと、マントを握る僕の手をゆっくりと外した。
「一体どうした?」
「クレプスリー・・・、僕が女の子のほうが良かった?」
「・・・何を。」
自分が言っていることに恥ずかしくなってきた僕は、クレプスリーがなにか言う前にその場を離れようとした。(自分が引き止めておいてなんてやつだ!というのは僕が一番思っているので言わないでほしい)
だが、立ち去ろうとして後ろを振り返った僕は、足を踏み出すことができなかった。
「・・・!」
クレプスリーが、僕を後ろから優しく抱きしめてきたからだ。
「クレプスリー、離してよ・・・。」
「断る。」
クレプスリーはそう言うと、僕を抱き上げて宿営地から離れた。

5分くらい歩くと、立ち止まって僕を下ろした。
「なんだよこんな所まで連れてきて・・・。」
「何、たまには腹を割って話そうかと思ってな。」
クレプスリーは草の上に座り、僕にも座るように手招きする。僕はクレプスリーからきもち体を離して座った。
しばらくは2人して夜空を眺めていた。今日は気温が低いらしく、露出した足が寒く感じる。思わず身震いした僕を見たクレプスリーが僕を抱き寄せた。
「いいよ、そんな事してくれなくても。」
「だがその格好では寒いだろう。」
「着替えれなかったのは誰のせいだよ・・・。」
ボソッと反論すると、軽く流された。
「話ってなんだよ。」
「お前と我が輩の今後のあり方についてだ。」
クレプスリーはそう答えた。僕が意味が分からず首をかしげると、クレプスリーはさらに言った。
「お前は我が輩の弟子になって何年だ?」
「・・・5年とちょっとかな。」
「うむ、それくらいだな。」
「それがどうかした?」
クレプスリーは僕の問いにしばらく答えなかった。僕を抱き寄せたほうの手のひらで僕の頭を静かに撫でる。その撫でてくれる手の感覚が気持ちよくて、思わずウトウトしそうになった。
「眠いか?」
「いや・・・大丈夫。」
僕はそう言ってクレプスリーの腕から出ようとする。だがクレプスリーがそれを許さなかった。
「ちょっ・・・何?」
「まあ待て。」
クレプスリーは僕の顔を覗き込むように見て、目線を合わせた。
「ダレン、単刀直入に聞くが、我が輩のことをどう思っておる。師匠だと思っとるか?」
「そんなの・・・当たり前だろ。現に僕の師匠はクレプスリーなんだから。」
合わせられた目線をわざとそらし、ぶっきらぼうに答えた。「そうか」と、クレプスリーが嬉しそうにつぶやく。
「それがどうかした?」
「いや別に。」
クレプスリーは意味ありげな声でそう言って、僕の頭を撫でていた手を止めた。
「・・・・・・。」
「・・・・・・。」
またしばらく沈黙が続いた。僕は目を閉じて静かに風の音を聞いていた。頭は酔いが残っているせいで少しボゥっとする。
「・・・本当はさ。」
僕は自然と口を開いていた。
「ん?」
「本当はさ、クレプスリーのこと師匠だと思っているけど、それだけじゃないんだ。」
クレプスリーの腕からゆっくり離れて、僕は立ち上がる。
「ダレン?」
「クレプスリー・・・、僕が女の子のほうが良かった?」
そして、さっきと同じ問いかけをする。
「何を言っている。お前が男だろうが女だろうが・・・」
「僕は、女の子のほうが良かった。」
僕はそれだけ言うと、クレプスリーの元から走り去った。
「ダレン!」
クレプスリーの僕を呼ぶ声が聞こえたけど、無視して走り続けた。

生まれて初めて女の子の服を着て、恥ずかしかった。
そして同時に、悲しくなった。
なんで僕は、“男”なんだろうって・・・。
どうしてそう思ったのか、分からないけど、とにかくそう思った。
“女”だったら良かったのにって。





############### 
一体何が書きたいんだっていう話ができました。見事な駄作!!ダレンの女装が書きたかっただけなのか!?
なんかクレプスリーのキャラ壊れているような気がするし・・・。読んでくださった皆様、ありがとうございます。これからはもっと精進します((汗

Re: ダレンとクレプスリーがラブラブだったりそうじゃなかったり ( No.6 )
日時: 2014/04/14 13:15
名前: パヤ文明 (ID: IzBKD/r0)

いいと思うよ!!
まあ読んでないけど・・・。

Re: ダレンとクレプスリーがラブラブだったりそうじゃなかったり ( No.7 )
日時: 2014/04/16 20:48
名前: マッキー (ID: Hyf7mfn5)

あ、ええと、はじめまして。
いいですねっ!私的には、エブラ×ダレンですね!


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