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ダレンとクレプスリーがラブラブだったりそうじゃなかったり
日時: 2014/02/12 17:17
名前: キレウサギ (ID: IzBKD/r0)

探したけどダレンシャンの小説ってないんだね・・・。
というわけで私が第一号になります。(単なる自己満)
駄文です。

もし・・・もしもだけど・・・、「こんな話書いて」ってリクエストあれば・・・。

Re: ダレンとクレプスリーがラブラブだったりそうじゃなかったり ( No.18 )
日時: 2014/05/02 15:57
名前: あやた (ID: g7gck1Ss)

あ・・・まちがえたぱやたやった・・・
じゃートイレットペーパでもいい!!

ざわつき ( No.19 )
日時: 2014/05/16 14:23
名前: キレウサギ (ID: g7gck1Ss)

僕が女装させられた事件から一週間。クレプスリーとは妙な距離ができていた。
クレプスリーとの会話は二言三言で終わる。ショーに出る時以外は、一緒に行動しない。食事の時も、僕はクレプスリーに背を向けて顔を合わせないようにしている。
自分から、積極的にクレプスリーを避けていた。
「お前クレプスリーとケンカしてんの?」
一度エブラにそう言われたことがある。
「・・・・・・別にしてないよ。」
「嘘つくなよ。何だ今の間は。」
「嘘じゃないよ。ケンカはしていない。顔合わせたくないけど。」
「何で。」
「分からない。」
「分からないって・・・。」
エブラは理解できないと言うように呟いたが、それ以上何も言ってこなかった。


**ざわつき**

「ダレンー、ちょっとこっち手伝ってくれー。」
「分かった!ちょっと待ってて!」
シルク・ド・フリークの最後の公演が終わったあと、僕らは後片付けに追われていた。夜が明けると出発するため、それまでにテントを片付けたり備品の整理をしなくちゃいけない。半バンパイアの僕は力があるから、引っ張りだこになっていた。多分、僕が一番よく働いているだろう。
「お待たせエブラ。」
「助かるぜ。じゃ早速だけど、これ向こうのトレーラーまで持っていってくれ。」
「オッケー。」
エブラが指差した、大道具製作に使う工具が入った箱を持ち上げる。これが結構重くて、こういうのを運ぶのは大体力がある僕とクレプスリーの仕事になっている。
「じゃあ持ってってくるね。」
「よろしく。」
工具箱を持ち上げ、トレーラーへ向かった。
「おっとと・・・。」
力仕事をするのはお安い御用だが、なにぶん片付けで混雑しているせいで宿営地は迷路みたいになっている。ちゃんと前を見ていないと、すぐ何かにぶつかってしまう。

「よいしょっ・・・と。」
ようやく備品を片付けるトレーラーまでたどり着き、空いていたスペースに工具箱を置いた。大きく伸びをし、エブラの元へ戻ろうとしたとき、誰かがトレーラーの中に入ってきた。
「むっ?」
「・・・!」
入ってきたのは、クレプスリーだった。おそらくたたんだテントが入っているであろう重そうな袋を抱えている。
「・・・・・・。」
僕はクレプスリーと目を合わせないようにし、黙ってトレーラーを出ようとした。
「わっ・・・。」
クレプスリーに突然腕をつかまれた。
「なっ、なんだよ。」
「話がある。ついて来い。」
「!」
クレプスリーは袋を下ろし、僕を引っ張ってトレーラーを出た。


「嫌だってば!離せよ!」
僕が暴れても叫んでもクレプスリーは気にするそぶりすら見せず、僕を引っ張っていく。たどり着いた先は、まだ片付けられていなかったクレプスリーのテントだった。クレプスリーは強引に僕を中に入れ、ようやく腕を離した。
「なんだよこんなとこまで連れてきて!」
「まぁ落ち着け。話があると言っただろう。」
僕はテントの外に出たかったが、肝心の出入り口にクレプスリーが立っていて出ることができなかった。仕方ないから僕はなるべくテントの奥に行き、クレプスリーと少し距離を置いた。なんでこんなにクレプスリーの近くにいたくないのか、自分でも分からない。
「・・・話って?」
「何故この一週間、我が輩を避ける?」
「別に避けてなんかいないよ。」
やっぱりその話か、と思いながらそう答えた。
「つまらん嘘をつくな。誰が見ても避けていた。」
クレプスリーは溜め息をつきながら棺の上に腰掛けた。
「・・・・・・クレプスリーのせいだよ。」
「はっ?」
僕は床に座り込み、顔を伏せて少しずつ話した。というより、口が勝手に動いていた。
「クレプスリーがいけないんだよ。クレプスリーがいるから、僕はこんなに乱されるんだ。」
「一体何を言っておる?」
クレプスリーが怪訝そうな声を出したが、僕は無視してさらに喋った。
「僕にだって自分が分からないよ。なんであの時あんなに胸がざわついたのか・・・。クレプスリーに『女に生まれればよかったのにな』って言われた時、あんなに悲しくなったのか、・・・分かんないよ。」
僕は、それ以上喋れなくなった。しばらく黙っていると、クレプスリーが立ち上がり、僕の前まで来て目の前にしゃがんだ。
「ダレン。」
クレプスリーの手が、僕の頭に触れた。クレプスリーはよく、なにかあると僕の頭を撫でてくれる。
「・・・やめて。」
けど、今回はそれがたまらなく嫌だった。いつもは、恥ずかしいけど嬉しいと思っていたのに。
「やめて。触らないで。」
僕はクレプスリーの手を払ったが、クレプスリーは今度は僕の肩をつかんだ。
「やっ・・・やだってば。触らないでっ・・・!」
「ダレン、落ち着け。」
「離せって!嫌だ!」
「ダレン!!」
突然、クレプスリーが僕を抱きしめた。
「!」
予想外のことに驚いた僕は、一瞬何が起こったのか分からなくて固まった。

ざわつき ( No.20 )
日時: 2014/05/16 16:46
名前: キレウサギ (ID: cebg9jtM)

「クレプスリー・・・離してよ・・・。」
僕はそう言ったが、クレプスリーは離してくれなかった。黙ったまま僕を優しく抱きしめる。
「……僕、おかしいのかな。クレプスリーのことで一喜一憂したり、女の子になりたいとか一瞬でも思ったり・・・。」
僕はクレプスリーの腕の中でそう呟いた。
「お前はおかしくなどない。」
クレプスリーはそう言って僕から体を離す。
「同情の嘘なんて言わなくていいよ。僕はきっと何かがおかしいんだ。クレプスリーと一緒にいると苦しくなったり、胸がざわついたり・・・」
突然クレプスリーの手が僕の頬に触れた。伏せていた僕の顔を上にあげ、目を合わせる。少しの間見つめていたかと思うと、次の瞬間、ありえないことが起きた。
「っ・・・。んっ・・・!」
僕は、クレプスリーにキスされていた。決して乱暴ではない、優しいキス。
「・・・なんで・・・。」
「・・・何故だと思う?」
クレプスリーはそう言うと、もう一度キスをする。
「んっ・・・。」
不思議と嫌じゃない。僕の腕は、自然とクレプスリーの首に抱きついていた。
「はっ・・・。クレプスリー・・・。」
唇を離したクレプスリーの顔を見つめる。
「・・・お前がおかしいのなら、我が輩もそうなのだろうな。」
クレプスリーが愛しげに僕の頬を撫でた。
「嫌だったか?」
「・・・ううん。」
「だろうな。お前が嫌がると分かっていたら、こんなことはしない。」
クレプスリーが再び僕を抱きしめ、頭を撫でる。今度は、嫌じゃなかった。胸がドキドキしているけど、すごく安心している。
「……好きってことなのかな。」
ふいに言葉が口をついて出てきた。
「そう思うか?」
「・・・認めたくないけどね。」
「我が輩は、認めても良いと思っておるが。」
「!」
クレプスリーは笑いながらそう言った。
「・・・好き、だよ。」
「知っておる。」
僕たちは、そのまましばらく笑いあっていた。





#######
「複雑」の続きです。後半グダグダですね・・・。ダレンの女装の件はどこへいったんだという。甘々なクレプーが書きたかっただけです。

Re: ダレンとクレプスリーがラブラブだったりそうじゃなかったり ( No.21 )
日時: 2014/05/21 17:34
名前: キレウサギ (ID: IzBKD/r0)

ネタがないよー!ぱやた助けてーー!!

もう会えない ( No.22 )
日時: 2014/05/23 15:16
名前: キレウサギ (ID: g7gck1Ss)

目を閉じると聞こえてくる叫び声。
焼きついて離れない最期の瞬間。
僕を苦しめる為だけに存在していたかのような時間。
聞きたいことがたくさんあった。言いたいこともたくさんあった。だけどもう、何もかも手遅れだ。


——もう会えない———————

物置として使われているトレーラーのドアを開け、中に入る。日に当たることがなくて湿ってひんやりとした空気が体に纏わりついてきた。
僕が目的とするものは、トレーラーの奥のほうに丁寧に置かれていた。もう誰も使うことがないのにもかかわらずきれいに手入れされ、まるで宝箱のように鎮座していた。
ふたを開けると、かすかに軋む音がした。僕はその中に寝転ぶ。主が帰ることのないそいつはひんやりとしていて、僕が大好きな匂いで満たされていた。もう二度と感じれない温もりが、そこには残っていた。
「クレプスリー・・・。」
答えてはくれない人を呼んでみる。返事がないことなど分かっているが、まるでそこにいるかのように話しかける。
「僕はやっぱりこれを好きになれそうにもないよ。なんであんたはこんなものが大好きなの・・・?」
手に持っていた赤いコートを胸に抱きしめる。嗅ぎなれたクレプスリーの匂いが、まだ残っている。

目を閉じると聞こえてくる叫び声。
焼きついて離れない最期の瞬間。

『本当に・・・すまなかった・・・。』

あの瞬間になら伝えられたかもしれないのに。僕の気持ちを、感謝を。
そんな事ない。僕は、クレプスリーと出会えて幸せだったって。クレプスリーがいてくれたから、僕は色んなことを学ぶことができたって。愛しているよって、言いたかった。
「僕は・・・これが大嫌いだ・・・。」

僕が「死んだ」時入ったこれは、何年経っても好きになれなかった。あんたは喜んで使っていたけど、僕は一生使わないだろうと思っていた。
でも今は、使おうと思う。あんたが使っていたものなら、あんたの側に居たいから。

内側に張られた布地をゆっくりと撫でる。ここで眠れば、夢の中であんたに会えるだろうか?
僕の師匠に、二度と会えない愛しい人に、今度こそ気持ちを伝えれるだろうか?







**********
クレプスリーが死んだ後シルク・ド・フリークに戻り、トラスカのおかげで立ち直る前のダレンです。棺だってことお分かりいただけたでしょうか・・・?
きっとダレンはクレプスリーの棺で一度は泣いているんでしょうね。(立ち直った後)中に入って色んなことを思い出してみたり。
それにしても9巻はすっごく悲しかった・・・・。(涙)小説ではダレンはあきらめたような態度を取っていますが、漫画では「イヤイヤ」状態ですからね。


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