BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
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- 【BL好き集まれ】ハイキュー!!BL小説【リク大募集中】
- 日時: 2014/10/17 22:26
- 名前: 穂樽 (ID: DNzgYQrN)
穂樽と申します。
ハイキュー!!BL小説(短編)を書いていきたいと思います。
【とりあえず自己紹介】
好きなCP…クロ月、影月、管月、葦月、山月…とりあえず、ツッキーは右固定w…他は、管影…とかですね。
書きやすいもの…月島右CPは大体大丈夫ですw
書きにくいもの…特に無いですけど…性格掴めてないキャラは無理です
BLについて一言…ツンデレ=受け。普段ドs=受け。
リクエスト、受け付けますが…ハイキューは、キャラが多いので…性格が掴み切れてないキャラがいます…
【↓性格掴めてるキャラ↓】
・烏野…縁下、木下、成田以外はOk。
・音駒…研磨、黒尾、夜久、リエーフ(ちょい怪しいかも)はOk。
・梟谷…木兎、赤葦Ok。
・青葉城西…及川、岩泉、国見(これもちょい怪しい)はOk。
こんだけですね…。増えるように頑張ります。
えー、最後に。リクの仕方ですが…「シリアス系」か「ギャグ系」か、希望ありましたらお伝えください。(なにも言われなかったらシリアスに走る人ですw)
あと、おおまかに、こんな話がいいなー、とかありましたら言ってください。
あ、あと一つ。R-18は無理です。なにしろ17歳以下なもので…
- Re: 【BL好き集まれ】ハイキュー!!BL小説【リク大募集中】 ( No.42 )
- 日時: 2015/01/17 18:43
- 名前: 穂樽@ツッキーと国見ちゃんは天使。 (ID: QUWTL7M6)
お月様s
初めまして!!
国見ちゃん受けは正義だと思います。←
亀更新人間ですがよろしくお願いしますw
- Re: 【BL好き集まれ】ハイキュー!!BL小説【リク大募集中】 ( No.43 )
- 日時: 2015/01/18 17:00
- 名前: 結穂@名前変えました (ID: QUWTL7M6)
元穂樽です。
「ゆいほ」と「ゆうほ」どっちの読み方にするか迷ってます←
えっと、次はネット友達からリク受けた、及岩の死ネタ書きますねー
- Re: 【BL好き集まれ】ハイキュー!!BL小説【リク大募集中】 ( No.44 )
- 日時: 2015/01/18 17:46
- 名前: 結穂 (ID: QUWTL7M6)
及岩(死ネタ)
「なぁ、及川。」
話しかけてきたのは、幼馴染みの岩ちゃん。
今日は日曜。部活も休みだったから、岩ちゃんと一緒に出掛けているのだ。
「その服装、どうにかなんねーの?」
「うるさいなぁ!!ほっといてよ岩ちゃん!これでも頑張ってるんだからね!」
岩ちゃん曰く、「お前のセンスはおかしい」らしい。
ちなみに岩ちゃんは結構オシャレだ。
「わりぃ、わりぃ」
岩ちゃんは苦笑しながら返してくる。
「も〜、岩ちゃんったらぁ。本当は及川さんがカッコよすぎて羨んでるんでしょ?」
軽口を叩くといつも通り殴られる。
そう。いつも通り。
……その、『いつも通り』が消えてしまう…もう『いつも通り』ではなくなってしまう、と、あの時の俺はまだ知らずに。
『いつも通り』軽口を叩き、小突き合いながら、歩いていたのだ。
キイイイイイイイイッ!!
タイヤの滑る音。
「及川あああああっ!!」
幼馴染みの叫ぶ声。
「うぐぇ!?」
地面に打ち付けられ、体に走る衝撃。
「嘘…だよね?」
血の臭いと、赤。
なにが、起こったか。一瞬理解できなかった。
少し離れたところに転がっている赤い塊が…君だということを理解したとき、腹の底から競り上がってくるものを感じた。
「う…う…うええええ…」
堪えきれずに、ボタボタとそれを溢す。
「嫌だ、岩ちゃん、岩ちゃあああん!!!!!」
飛び散った君の血と、涙と、鼻水と…色々な体液で顔がぐしゃぐしゃになる。
でも。俺はただ、泣くことしかできなかったのだ。
−・−・−・−
あの悲劇からもう一週間がたった。
あのあと、関係者として警察にいって話を聞かれた。
車が歩道に突っ込んできて、ひかれそうになった俺を岩ちゃんが庇ったみたいだ。その車の運転手は、飲酒していたそうだ。
「なんで、俺なんか…」
独り、学校の屋上で呟く。
いつもいつも暴力ばっか振るってくるけど、本当は優しい岩ちゃんは、
『バレーはコートに6人だべや!!』
そうやって俺を正気に戻してくれた岩ちゃんは、
俺のせいで死んだ。
ねぇ、岩ちゃん。
怒ってるよね。
だって俺が車に気づかないせいで岩ちゃんがあんな目に遭っちゃったんだもんね。
呆れてるよね。
岩ちゃんが居ないとなんにも出来ない俺を見て。
じゃあ早く、俺にいつも通り『クソ川!!』『グズ川!!』って言って殴ってよ。
あの暴言や暴力も懐かしいと感じる俺はもう狂ってるのかな?
「やっぱり、俺、岩ちゃんが居ないと寂しいや。なんにも出来ないや。」
あんなに打ち込んでたバレーさえも、やるのが嫌になった。
もう岩ちゃんが俺のトスを打ってくれることはない。
そんな現実をつきつけられるから。
「じゃあ俺なんか死んでしまえばいい。」
そうだ、岩ちゃんのところに早く行こう。
フェンスを乗り越える。
フェンスの外側は数センチしかない。後ろ手に掴んでいるフェンスを離せばすぐに死ねる。
その時。
ガチャッ
誰かが屋上に来るが構わない。
「お…及川さん!?あんたなにやってんですか!?」
一瞬、岩ちゃんが止めてくれているような錯覚を起こしたが、それはバレー部の後輩・国見の声だった。
「何やってるって、見ればわかるじゃない」
振り返り、いつもの笑みを浮かべて答える。
「ダメです。岩泉さんが亡くなって辛いのは分かりますけど、そんなの岩泉さんは望んでないと思います。」
何が…………
お前に、何が…………
「国見ちゃんに、何が分かるんだよ!?同情なんか聞き飽きたよ!!」
思わず叫んだ。
「岩ちゃんのところに行くんだよ!!」
狂った笑い声が響く。
自分がどんどん壊れて行ってるって分かる。
国見ちゃんが顔を歪め、こちらに駆け寄ってくる。
でも、俺は…
「皆に宜しくね」
笑顔を見せて、手を離す。
やっと、岩ちゃんのところに行けるよ。
今、行くから待っててね。
及川の姿が消えた後、走っていた国見が足を止め、
「また、駄目だったね…」
と、自嘲気味に笑ったのは本人以外知らない。
- Re: 【BL好き集まれ】ハイキュー!!BL小説【リク大募集中】 ( No.45 )
- 日時: 2015/01/24 12:09
- 名前: 結穂 (ID: laYt1Tl.)
国見がキーパーソンになっちゃったねwww
最後の台詞言わせたかっただけなのにw
国見視点の方も書こうかなー。需要は無いでしょうケドねー(
- Re: 【BL好き集まれ】ハイキュー!!BL小説【リク大募集中】 ( No.46 )
- 日時: 2015/01/24 16:13
- 名前: 結穂 (ID: laYt1Tl.)
及岩 死ネタ—国見視点—
キイイイイイイイイッ!!
タイヤの滑る音。
「及川あああああっ!!」
叫び声。
…そして、赤。
「嫌だ、岩ちゃん、岩ちゃあああん!!!!!」
———
——
—
「…ん…ぐっ…うぅ…」
また、あの夢だ。
部活の先輩…及川さんを庇い、同じく先輩の、岩泉さんが事故に遭う夢。
もう1週間くらいこの夢を見続けている。
可笑しいくらいリアルな夢。
そして、覚醒とともに襲ってくる、眩暈や頭痛、それに吐き気。初めのうちは何度か吐いたこともある。
なんで、こんな夢なんか見るんだよ…。
最近、まともに寝られない。授業中も起きているのがとてもツライ。でも、寝たらあの夢を見る。
悪循環じゃないか。
…そうだ、今日はちょうど部活無い日だし、ちょっと駅前の方まで出かけようかな。
ー・ー・ー
かさかさと袋の中でCDが揺れる。
お気に入りのバンドのアルバムが出ていたので買ったのだ。
さて、次はどこに行こうか。
そんなことを考えながら歩く。
外は少し寒い。マフラーを巻き直す。
「ん、ここって…」
その時、俺は気付いてしまった。
『ここの通りは、夢に出てきた道にそっくりだ』ということに。
まぁ、夢だし関係無いだろう。
そう思いたいのに。虫の知らせというのだろうか、嫌な予感がする。
「も〜、岩ちゃんったらぁ。本当は及川さんがカッコよすぎて羨んでるんでしょ?」
聞き覚えのある声。
及川さんだ。こっちには気付いていないようだが。
また、気付いてしまった。
『夢の中で、及川さんと岩泉さんが、全く同じ会話をしていた』
まさか、そんなことが…あるはずは…ない、よな?
そんな俺の考えを打ち消すように襲ってきたあの感覚。
眩暈、頭痛、吐き気。
目が覚めたときのあの感覚と似ている。
…いや、それより酷いか。
キイイイイイイイイッ!!
タイヤの滑る音。
まさか…
「及川あああああっ!!」
叫ぶ声。
「うぐぇ!?」
及川さんが岩泉さんに突き飛ばされる。
「嘘…だよね?」
血の臭いと、赤。
夢と、同じだ。
夢と、全く同じ光景がそこには広がっていた。でもこれは夢じゃない。
眩暈や頭痛、吐き気が酷くなる。
もう…帰ろう。
地面に突っ伏して泣いている及川さんを横目に、俺はその場を立ち去った。
—
——
———
夕暮れ。
俺は教室に居た。
目の前には、散乱した書類。
どうやら、委員の仕事をやっているうちに寝てしまっていたようだ。
外をぼーっと眺める。
その時。
なにかが落ちていった。
それは、及川さんだった。こちらを向いて、いつものあの笑顔を浮かべていた。
落ちていくものがそんなにはっきり見えるはずがないのに。
まさかね。窓に駆けより、下を見る。
真っ赤に染まっていたが、やはりそれは及川さんだった。
———
——
—
「…っはあっ…はあっ」
あの日、事故を目撃してからは、今度は及川さんが自殺する夢をみるようになった。
眩暈に頭痛、吐き気が襲ってくる。
もういい加減、精神がどうにかなってしまいそうだ。
もう…もう、やめて。
…そんなことを言っても学校には行かなければならない。
部活の朝練、及川さんは居なかった。
あの日からは、ずっと部活に来ていない。
ずっと一緒だった幼馴染みが居なくなったのだ。辛いのだろう。
放課後。夕暮れ。
俺は教室に居た。
目の前には、散乱した書類。
どうやら、委員の仕事をやっているうちに寝てしまっていたようだ。
珍しく、あの夢は見なかった。
外をぼーっと眺める。
なんだろう、この感覚。
なにか、なにかを忘れているような…。
「…あ」
今の状況は、夢と一致していたのだ。
そうだとしたら…まさか、また…
「止めないと。」
立ち上がり、走りだす。
また、いつものあの症状が現れる。
苦しい。足も重い。
でも、廊下を走り続ける。
意識が朦朧としてきた。今にも倒れそうだ。
やっとの思いで屋上に着いたときには、もう立っている余裕すら無かった。
でも、彼を止めなければ。
「お…及川さん!?あんたなにやってんですか!?」
叫ぶ。
フェンスの外に立っていた、彼…及川さんはそれに気付いて振り返る。
「何やってるって、見ればわかるじゃない」
いつもの笑みを浮かべて答えられた。
「ダメです。岩泉さんが亡くなって辛いのは分かりますけど、そんなの岩泉さんは望んでないと思います。」
どうにか説得できないものか、と話しかける。
その間にも、気分は悪くなる一方だ。
「国見ちゃんに、何が分かるんだよ!?同情なんか聞き飽きたよ!!」
同情、ねえ…
口を開くが、どうすればいいか分からない。
「岩ちゃんのところに行くんだよ!!」
狂った笑い声が響く。
もう、力ずくで止めるしかないだろう。
走り出す。もうこのまま倒れてしまいそうだ。
「皆に宜しくね」
及川さんが、笑顔で手を離す。
…手は、届かない。
「また、駄目だったね…」
俺は、俺は…
誰も守れないのか?