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- 弱ペダBL小説 【主に荒北受け、R-18入ると思います】
- 日時: 2015/01/08 00:06
- 名前: シロパンダ (ID: gcJFX6jr)
始めまして、シロパンダです!
タイトル通りBLですw
荒北さん多めになると思います
そして、駄文です(コレ大事)
それでもいい方はご覧ください!
- Re: 弱ペダBL小説 【主に荒北受け、R-18入ると思います】 ( No.1 )
- 日時: 2015/01/08 00:41
- 名前: シロパンダ (ID: gcJFX6jr)
新荒 寒がりの新開さんにくっつく荒北さんの話
ある日荒北は窓の外をぼんやりと眺めていた。
白、白、白。
どこを見ても雪しか見当たらない。
こんなに雪が降るなんてそうそうないから、荒北も最初は少し楽しかった。
しかしそんな景色も、続けば楽しくも何ともない。
荒北は思わず「うっぜ」と呟いてしまった。
「...何がだ?」
自分の世界に入っていた荒北は、その声によって引き戻された。
声の主は新開隼人。ルックスが良く、女子に人気の新開だが今はとても滑稽な格好をしている。
何枚も服を重ね着した上に毛布を頭から被っている。
「ハァ...雪が、だヨ。まァおめぇも入るけどォ。ンだよその格好」
刺々しい言葉でさえ新開はかわして、返事をする。
「いゃあ...。寒いから、暖かい格好でいたくて...」
「ハッ!それでも男かァ?毛布寄越せ、新開。」
そう告げると、新開は毛布を強く掴んだ。
「嫌だ!絶対に離さないぞ...!!」
新開は筋肉がついているせいか、力が強い。
それを細身の荒北が引き離すのは容易では無いと思われたが、荒北は新開の腹を蹴り毛布を奪い取ったのだった。
「寒い...。靖友、返してくれよ...」
涙目になりながら、新開は必死で訴えた。
「...毛布なんかなくても、俺が...暖めてやンヨ。」
荒北は新開の傍へ行き、ギュッと抱きついた。
新開は荒北の体温と心臓の鼓動を感じ、幸せな気持ちになった。
それこそ、キスをしたくなるぐらい。
「おめさん...ツンデレだな。でも、ありがとよ。暖かいぜ」
「っせ!礼とかキメェんだよ」
「愛してるぜ、靖友。」
「...俺もォ」
ボソッと呟かれた愛の言葉。
それは、雪のように儚くて純粋なものだった。