BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
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- 東京喰種で小説書くよ!
- 日時: 2015/04/21 23:22
- 名前: 春介 (ID: I.inwBVK)
- プロフ: http:/ハイキュー&ダイヤのBL
これで自スレ5個目くらいです!
春介です!
今回は、東京喰種で小説を書いていきたいと思います!
書けない人もいるし、よく本編は解りませんが、東京喰種は大好きですので、頑張らせていただきます。
よろしくです!
- Re: 東京喰種で小説書くよ! ( No.24 )
- 日時: 2015/04/23 00:04
- 名前: 愛琉飛 (ID: m9NLROFC)
- プロフ: http:/ハイキュー&ダイヤのBL
続き
それから、ヒデとトーカの仲は急激に縮まった。
トーカも「ヒデ。」と呼ぶうよになり、メールだってしている。
トーカはそれが素直に嬉しかった。ヒデとのやり取りが。距離感が。
ある日の午後。
ヒデはいつものようにあんていくへやって来た。
「ヒデ。」
「よぉ、トーカちゃん。カネキは?」
「奥に居る。待ってて。」
「うん。」
そう言い残すと、トーカは奥に居るカネキを呼びに行った。
「カネキ。」
「ヒデ?」
トーカがこくりと頷くと、カネキは急いでヒデの元へ向かった。
トーカも戻り、注文のカプチーノを淹れる。今日は、カネキが空いてないので、トーカが淹れた。
順調に猫の形がカップの中に出来ていく。
「……うん!上出来。」
トーカは出来上がったカプチーノをヒデの前に置く。
すると、聞きたくない会話が聞こえてきた。
「え!?ヒデ、好きな人出来たの!?」
「バッ…!声でけぇよ!」
「え、誰々?」
「……えー?」
何て、乙女らしい会話がトーカの耳に入ってきた。
いや、問題は乙女らしい所ではなく、
好きな人…?
トーカには、そこが一番気になった。
胸が、赫子で貫かれたかのように痛い。
そのまま聞き耳をたてるが、肝心の誰なのかは聞き逃してしまっていた。
……んなもん…関係ねぇじゃん…。
そう思っていながら、胸は痛みを増していく。
トーカはその場に居たくなくて、2階へ走り出した。
「…トーカちゃん!?」
追いかけようとするカネキを、店長が首を振って止める。
「…ハァッ…ハァッ…。」
一番奥の部屋に入り、ドアに凭れ掛かる。
頭の中では、カネキの言葉が繰り返される。
「……んで……今更…。」
何で今更…気付いたのだ。
自分がヒデを、好きだということに…。
続く。
- Re: 東京喰種で小説書くよ! ( No.25 )
- 日時: 2015/04/23 06:57
- 名前: 華乃 (ID: GEZjoiD8)
どうなるんでしょうか……; ゜Д゜)ハラハラ
- Re: 東京喰種で小説書くよ! ( No.26 )
- 日時: 2015/04/23 20:01
- 名前: 愛琉飛 (ID: mvR3Twya)
- プロフ: http:/ハイキュー&ダイヤのBL
よく解りませんwwwwww
- Re: 東京喰種で小説書くよ! ( No.27 )
- 日時: 2015/04/24 01:09
- 名前: 愛琉飛 (ID: vJF2azik)
- プロフ: http:/ハイキュー&ダイヤのBL
続き
それからトーカは、心此処に有らず、と言った感じだった。
カネキの言葉が頭を駆け巡って、胸を刺す。
「…ん…ちゃん…。」
あぁ、遠くで声がする。誰の声?まぁ、良いや。
「トーカちゃん!!!」
「……えっ!?」
カネキの声と、熱い珈琲が手に伝ってきて、現実に引き戻される。
「珈琲…溢れてるよ…?」
カネキに言われ、手元を見ると珈琲がカップから溢れていた。
トーカは慌てるでもなくその光景をただじっと見詰める。
勢い良く溢れ出す珈琲。
自分の思いも、こんな風に溢れてくれたら良いのに。
けど、それは不器用なトーカには出来なかった。
伝えたくても、どうにも空回りしてしまう。
カネキはトーカの表情を見て、
「…トーカちゃん。休んできたら?」
と少し控えめに言った。
その言葉にトーカは顔を上げる。
怒られるかな?とか、思っていたら、トーカは「……そうする。」と言い、奥へ入っていった。
あの、トーカの切れ長の眼をおもいだし、カネキは「…ありゃぁ、ヒデが惚れるのも解るな…。」と呟いた。
休むことにしたトーカはソファーに寝転がり、タオルケットを被る。毛布も持ってきて、その中にくるまる。
思えば、ヒデと仲良くなったのは此所。
好きだと気づいたのも。
全て、此所だった。
こんなところ、無くなれば良いのに。
そんなことを思いつつ、消えてほしくないと思う自分もいた。
消えてほしいのは、此所じゃない。
……自分の、ヒデへの想いだ…。
苦しくて、涙が流れた。
ヒデが好きな奴なんて、消えれば良い。
羨ましい。苦しい。
自分を見て。
言えない想いが駆け巡り、涙となって溢れ出す。
「…っく……ぅぅっくぅ…。」
その時、誰かが部屋に入ってきた。
続く
- Re: 東京喰種で小説書くよ! ( No.28 )
- 日時: 2015/04/25 09:54
- 名前: 愛琉飛 (ID: C6aJsCIT)
- プロフ: http:/ハイキュー&ダイヤのBL
続き
トーカは誰かが来たことを察し、涙を拭う。
「…トーカちゃん…?」
トーカの耳に入ってきたのは、聞き慣れた心が落ち着く声。
隠している方の右目で覗くと、そこにはヒデが居た。
「…な…ん、で…。」
掠れた声で呟く。
ヒデはそれに気付いたのか、すたすたとトーカの寝ているソファーに近づき、前で座る。
「言いたいことが…有るんだ。」
もそり、とトーカはタオルケットと毛布から顔を出す。
ヒデの真剣な眼に、思わずドキリとしてしまう。
ヒデはすうっと息を吸って、トーカの眼を真っ直ぐみる。
「…真面目な話…。」
「……うん…?」
「俺と…。」
ヒデはトーカの眼を見つめたまま、トーカが一番欲しくて、喜ぶ言葉を口にする。
「俺と…結婚を前提に付き合ってほしい。」
続く
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