BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
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- 【ハイキュー!!】頂の景色を夢見て【BL短編集!】
- 日時: 2015/06/22 22:00
- 名前: レム* (ID: vWi0Ksv5)
「得意とか苦手とか身長とか、そんなの関係なくて。ただ俺は、好きだからやってんだ」
◇
ということでこんにちは!!
レム*です。
今回は、他のサイトで投稿したものや、これから投稿しようとしてるもの……
あとは、短すぎて投稿できなかったやつとか……
そういう小説を投稿したいと思います!!
最初に言わせてもらいます!!
健全文です!!←
書けるけど書きません!!
私未成年!! ダメ、絶対!!←
でも´q`ホモォです!!←
全力でホモォです(
リクエスト受け付けてます!!
ただ答えられないかもしれないかな!!(
【目次】
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- Re: 【ハイキュー!!】頂の景色を夢見て【BL短編集!】 ( No.33 )
- 日時: 2015/06/13 12:31
- 名前: レム* (ID: sSv6cHIH)
- プロフ: 短けぇ!!
『シンデレラ』episode7
城の使いの者を下がらせ、俺は城に仕える魔法使いの菅原さんを呼んだ。
「呼んだ?」
「月島の居場所を教えてください」
「そのことだと思った。好きだねぇ、本当。この紙に書かれている場所に月島はいるよ」
菅原さんに、月島が住んでいる場所が書かれている紙を貰った。
馬車を用意し、城の使いを月島の家へと向かわせた。
「こんなにいい天気なら、夕方には洗濯は乾きそうかな」
「すみません。この家に月島蛍様はいらっしゃいますか?」
「……僕ですけど」
「王子が貴方をお探しなのです。申し訳ありませんが、城まで来て頂けませんか?」
王子が僕を探している?
あの時のパーティーで、何かしでかしちゃったのかな……
「蛍様だけでなく、ご家族の方も来て頂きたく思っているのですが」
僕は黒尾さん達に伝え、お城の馬車に乗り込みお城へと向かう。
何も伝えられていないので不安でしかない。
- Re: 【ハイキュー!!】頂の景色を夢見て【BL短編集!】 ( No.34 )
- 日時: 2015/06/13 12:33
- 名前: レム* (ID: sSv6cHIH)
『シンデレラ』episode8
お城に着き、僕達は玉座へと案内された。
国王様と王妃様の間に座っている人物に見覚えがあった。
「久しぶり、月島。ずっと君を探してたんだ」
赤葦さんが、この国の王子様?
彼が僕を探す必要はないと思うんだけど……
「俺は、パーティーの時にある人に心を奪われた。そして、その人が落としていったガラスの靴の持ち主を探していたんだ」
赤葦さんが持っていたのは、あの日僕がパーティーから帰る際に落としたガラスの靴だった。
……っとその前に、この人はなんて言った?
聞き間違いでなければ、心を奪われたと聞こえた気がしたんだけど……
「パーティーの時のドレス姿も綺麗だったけれど、俺は初めて君に出会ったあの日から、動物にも優しい心を持っている君に、俺は惹かれていたんだと思う」
僕が色々と考えていた間に、赤葦さんは僕の目の前に膝まずいていた。
「いきなりこんなこと言ったら驚かせてしまうと思うけど、俺と結婚してくれないか」
「……へ?」
『結婚!?』
プロポーズを受けた僕よりも、黒尾さんや山口、影山の方が驚いていた。
逆に、国王様と王妃様はプロポーズのこと驚いていないような……
「僕、男なんですけど……」
「先日、同性婚が認められたけど」
「そうだったとしても、僕は子どもを産めません」
同性婚が認められたとしても、王族となったのなら後継者問題は回避出来ないはず。
「確かに子どもは必要だね。……でも、俺と月島で、出来ないことなんてないと思うけど?」
……なぜだろう。
赤葦さんが言うと、本当に出来ちゃうんじゃないかと思う。
「ダメかな?」
「あの
「俺は2人の結婚なんて認めない!!」
「……山口?」
「俺だって、ツッキーに初めて会った時から大好きだし!! いきなり出てきたような野郎に、ツッキーは渡さない」
ちょっと山口!!
これ以上話をややこしくしないでよ!
黒尾さんと影山も驚いてるでしょ!!
とりあえず話がややこしくならないように、山口は鳩尾に一発。
「山口が迷惑掛けてすみません」
「キャアァァァ!! 月島君カッコよすぎる!!」
「しっかりしてるし、赤葦とも上手くやっていけるんじゃないか?」
「さっそく、結婚式の準備に取り掛からせないと!!」
今ので、国王様と王妃様に気に入られてしまったらしい。
それもこれも全て山口のせいだね。
こうして、赤葦さんと僕の結婚式が、1週間後に行われることになった。
……なんだか、全て赤葦さんの考えていた通りに話が進んでいるような気がする。
- Re: 【ハイキュー!!】頂の景色を夢見て【BL短編集!】 ( No.35 )
- 日時: 2015/06/13 12:36
- 名前: レム* (ID: sSv6cHIH)
『シンデレラ』episodefinal
ついに、結婚式の日がやってきた。
……何故か、僕はウェディングドレスを着ている。
「すごく綺麗だ」
「……ありがとうございます……?」
女性ならきっと綺麗と言われたら喜ぶのだろうが、僕にはものすごく複雑な気持ちだった。
赤葦さんも白のタキシードがとても似合っていたけれど、今の僕は赤葦さんに伝えたいと思わなかった。
誓いの言葉を言い、指輪の交換を行い、誓いのキスの時には山口がうるさかった。
式の後は、お城のバルコニーに出て国民の方々に笑顔で手を振ったりと、すごく疲れた1日だった。
僕は、2人の寝室にあるベッドに腰かけた。
「月島……いや、蛍って言うべきかな? 休む前に少しいいか? 君に伝えないといけないことがある」
「……大丈夫ですよ」
今までこんなに真剣な顔をした赤司君を見たことがなかった。
僕は、赤葦さんの話を聞こうと体の向きを変えた。
◇
赤葦さんが珍しく緊張しているようだったので、僕は紅茶を淹れた。
「熱いので気をつけて下さい」
「ありがとう」
王室にある茶葉だから、香りも味も一級品。
赤葦さんは紅茶に口をつけずに、ただカップを見つめているだけだった。
「それで、話って何ですか?」
「……君には本当に悪いと思っている。無理矢理、結婚を押しつけてしまって」
「……」
いつもの自信に満ちた彼ではなく、弱々しく感じた。
「俺には、色々な国の姫から縁談はきていた。姫が欲しいのは、権力やこの国で採れる宝石だけで、誰も俺を見ようとはしていなかったんだ」
「……」
「そんな時、君に出会った。馬車で轢かれそうになったのに鳴き声だけで馬が怪我していることに気づき、ケアまで薦めていた。本当に優しい心の持ち主だと思ったし、妃にするなら君みたいな人がいいと思った。だから、パーティーの招待状を君の家に送った。でも、パーティーに君の姿がなかったから城に仕えている魔法使いに君を連れて来るように頼んだ」
あの時の魔法使いは、赤葦さんに仕えていたのか。
通りで、ドレス以外の服を頼んだ時にあんなに慌てていたわけだ。
でも、1つだけ分からないことがあった。
「何故、ドレスだったんですか?」
「ドレス姿の君に心奪われたとなれば、君を探すのに反対されないだろ? 使いの者が君を探している間に、同性婚を認められていれば君が男でも結婚することができるしね。でも、父上と母上があんなにも君のことを気に入るとは思っていなかったけど」
「……」
「……君を妃にする為とはいえ、ごめんね」
ここまで計算していたとは思ってなかった。
……ていうか、赤葦さんって意外と不器用なんだなぁ……
「確かに、ほぼ拒否権のない結婚でしたね」
「……」
「赤葦さんがどういう人なのかも全然わかりませんし」
「……」
「だから、これから赤葦さんのこと、色々教えて下さい」
「……え?」
最初は、この結婚を認めることはできなかった。
でも、僕の為に色々と考えてくれていたのは伝ったし、真実を黙っていることもできたのに、隠さずに話してくれたことが嬉しいと感じた。
「これからの人生2人でいる時間は長いです。だから、少しずつ幸せになっていきましょう? 京治さん」
「……蛍、ありがとう」
涙ぐむ京治さんを僕は優しく抱きしめた。
次の日から京治さんのスキンシップも増えたけど、プロポーズで言ったように王家の権力を駆使し2人の子宝にも恵まれ、いつまでも幸せの日々を送ることができた。
- Re: 【ハイキュー!!】頂の景色を夢見て【BL短編集!】 ( No.36 )
- 日時: 2015/06/13 20:49
- 名前: レム* (ID: sSv6cHIH)
- プロフ: 意味不明((
『好きと大好きのその先に。』
好きだから、構ってほしい。
好きだから、悪戯したい。
好きだから……
抱き締めたい。
この気持ちは……一体……?
◇
烏野が遠征に来るようになって、数回……
俺は、恋をした。
「黒尾さん、どうしました?」
この、高身長で眼鏡を掛けた青年——月島蛍に。
こいつの蜂蜜色の瞳に、吸い込まれそうになる。
「いや、どうもしてねぇよ?」
はてさて、どうして男なのか……
俺は前まで、普通に女の子が好きだったはずだ。
もちろん、女の子と付き合ったこともある。
なのに、だ。
どうしてしまったんだ……
「黒尾さん、気分悪いんですか? さっきから、ボーっとしてますよ」
「気のせいだーって。なぁに? そんなに俺に構ってほしいの? ツッキー」
自分でも分かるぐらいニヤニヤしてると思う。
ツッキーは、ふぅんと笑い、眼鏡を押し上げる。
「それ、逆なんじゃないですか?」
「…………は?」
面白いぐらいに、心臓が飛び跳ねた。
まさかそんな風に返って来るとは思ってなかったのだ。
ふにゃりと、見たことのない柔らかい笑みを浮かべるツッキーを見る。
いつもなら、否定されて無理矢理構うっていうのがオチというかなんというか。
でもなぜか、今日は違ったみたいだ。
「貴方が、僕に構ってほしいんデショ?」
……まぁ、正直に言えばそうなる。
構ってほしいから悪戯するし、構ってほしいから、休憩の度にツッキーの近くに来る。
好きだから、構ってほしい。
「……構われたくないか?」
こんな事聞いて、否定されたらどうするんだと自分に突っ込む。
落ち込んでしまうのが目に見える。
「僕は、黒尾さんのそういう所好きですよ?」
また、面白いぐらい心臓が飛び跳ねた。
ツッキーが告白をして来たのだ。
「構ってほしいって態度は、僕だけじゃないですか。特別って事ですよね? 嬉しいですよ」
俺はいつの間にかツッキーを、抱きしめていた。
身長は変わらないのに、体格は全然違う。とても細い。
そんな所も、可愛く思える。
「蛍。俺も好きだ、大好きだ」
「っ!? ……名前、やめて下さい……」
蛍は照れながらも、抱き締め返してくれた。
好きだから甘える。
好きだから笑う。
好きでいられるから全てが楽しいんじゃないと思う。
悲しいこととか、苦しいこととか全部混ぜて、それを乗り越えた先の幸せなんだろう。
きっと、好きだから苦しいことだって、悲しいことだってある。
でも、それも全部引っくるめて、俺は蛍が大好きなんだ。
- Re: 【ハイキュー!!】頂の景色を夢見て【BL短編集!】 ( No.37 )
- 日時: 2015/06/14 06:41
- 名前: 理沙 ◆io5KnRZ/.g (ID: mJV9X4jr)
安定の速筆で羨ましいです……。
ツッキーの口調をよく分かっていて凄いです。
そしてやっとスレたてしてきました(*´ω`*)←宣伝するな