BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)

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とりあえず、ダイヤBL
日時: 2015/08/01 05:32
名前: 蓮恋 (ID: z5Z4HjE0)
プロフ: http://ダイヤのBL

こんにちは!!!!!
あー、カキコ超久しぶりです!
以前とは違う名前でやってるから、知り合いも気づかんかも…。
まぁ、いーや。

えーと、改めまして。蓮恋です!
ここでは、亮春中心にダイヤのBL色々書いていこうと思ってます!
亮春、降倉、哲純…等が基本。春っちは絶対的受けで亮さんは絶対的攻めです!動かしません!趣味が合わない方は、ご遠慮下さい。
他のアニメも書けるものは有りますが、書けなかったらno!と言うし、文才は欠片もありません。ご了承願います。

では、start!

…しかし、カキコ、変わったなぁ。

Re: とりあえず、ダイヤBL ( No.24 )
日時: 2015/08/04 14:08
名前: 蓮恋 (ID: mJV9X4jr)
プロフ: http://ダイヤのBL

亮春 それでも

「……………………」
春市が部屋に来て、お互い無言のまま数分が経った。
重い沈黙が部屋に立ち込める。
最初に口を開いたのは、春市だった。
「…………栄純君」
「……ん?」
「………見ちゃった…よね?アレ」
アレ、がなにか、沢村にはすぐに分かった。
沢村は静かに頷く。
其を見て、春市は哀しそうに笑んだ。
「………………そっ…かぁ。そうだよね…」
春市の態度に、沢村の胸が締め付けられた。
二人が付き合っているのは知っていた。が、まさか亮介が春市に暴力を振るっていたとは。考えもしなかった。
「でも、兄貴のこと、悪く思わないでね?」
「…………え?」
「兄貴は別に…悪くないから」
沢村は春市を見据え、声を荒げた。
「なにいってんだよ、春っち!?お兄さん暴力してんだぞ!?悪くないはず無いじゃんか!」
沢村の言葉に、春市は首を傾げた。本当に分からない、と言う風に。
「……兄貴、悪いことした?」
「暴力とか………犯罪……とか!」
誰かに聞こえないように、犯罪、の所は声を潜めた。
しかし、やはり春市は疑問符を浮かべたままだ。
「え…………犯罪?」
「DVも、殺人も、立派な犯罪だ!」
「……だって…………」
春市は柔らかく涼しい笑顔のまま、沢村を混乱させるに充分な言葉を吐いた。

「あれは、愛あってこそでしょ?嬉しいよ」

「……………………は?」
沢村は顔をしかめた。
ニコニコと笑う春市が、沢村には分からなかった。
自分を傷付けて、殺人までしてる人なのに?愛あってこそ?意味わかんねぇ。
沢村の表情を見て、フフッと春市は声を漏らした。
「どうしたの?栄純君。そんな顔して」
「だって春っち…………」
春市はやはり笑顔のまま、声のトーンを落として言った。
「兄貴がしてることは犯罪。それは分かる。だけどね、兄貴は僕を想ってくれてるの。好きな人にずぅっと考えられて、監視されて縛られて。こんなに嬉しいことある?」
最後は本当に嬉しそうに、顔を綻ばせて声を弾ませていた。
好きな人に考えて貰いたい、と言うのには一理ある。だが、其以外は納得がいかない。監視される?縛られる?そんなのまっぴら御免だ。
「……………………春っちは…良いの?」
「何が?」
「………そんな、愛の形で…」
沢村の質問に、春市は驚いた顔をした。
「だって、愛の形は自由だよ?其に、そうじゃないと愛を感じられなくない?」
沢村は春市を見た。今までと同じ笑顔なのに、なにかゾクゾクするものを感じる。
視線を下に移す。
春市の腕には白い包帯が巻かれていた。少し血が滲んでいる。無数の傷跡。恐らく、服で隠れている場所にも傷はあるのだろう。
「それに、兄貴の中に僕が強く残ってくれればそれでいいよ」
ぼそりと吐き出した言葉。
聞き取れず沢村が聞き返そうとしたとき、部屋のドアが開いた。
「お?何だ、小湊じゃねぇか。来てたのかよ」
「もっちせん「はい。少しお話ししてて。でも、もう就寝時間ですね。戻ります」
「……………………………あ」
春市が立ち上がる。倉持は疑問を持たずに受け答えをしている。
「じゃあね、栄純君。また明日。おやすみ。倉持先輩、お休みなさい」
「おー」
“言っちゃ駄目だよ”
おやすみ、の裏に隠された意味を悟り、沢村は頷くしか出来なかった。



 








続いてしまいます。

Re: とりあえず、ダイヤBL ( No.25 )
日時: 2015/08/04 20:07
名前: 蓮恋 (ID: mJV9X4jr)
プロフ: http://ダイヤのBL

…………やっぱりヤンデレネタやめよ。
なんか頭真っ白で。

Re: とりあえず、ダイヤBL ( No.26 )
日時: 2015/08/04 21:13
名前: 蓮恋 (ID: mJV9X4jr)
プロフ: http://ダイヤのBL

亮春  苦く、甘く

氷がグラスにぶつかり、カラン、と涼しい音を立てる。
亮介はウィスキーを飲み干し、一息つく。
「お前、よく呑むな」
隣の純が呆れたように、感心したように言った。
亮介はそうかな、と苦笑する。
亮介自身、前はこんなに酒呑みになると思っていなかった。身体にも悪いし、太るし。
だが、呑んでみると思っていたより悪いものでなく、嵌まっていった。
呑みすぎはいけない、と言われているので、適量を呑んでいる。
「なんか、カクテルでも呑もうかなー…」
「お前甘いの苦手じゃん」
「甘いのばっかじゃないでしょ?ね、なんかない?」
亮介はバーテンダーの方を向き、尋ねる。
優しそうなバーテンダーはにこりと笑い、ありますよ、と柔らかい口調で言った。
「甘いのが苦手な方には、カンパリ・ソーダはどうでしょう」
「カンパリ・ソーダ?」
「ええ。カンパリとは香草系の少し苦いリキュールでして、柑橘系とよく合います。いかがですか?」
「ふーん…………じゃあ、それにするよ」
「畏まりました。そちらの方は?」
バーテンダーは純にも注文を聞いた。純は暫し迷ってから、モスコミュールを頼んだ。
バーテンダーは頭を下げ、カクテル作りに取りかかる。
「純がモスコミュール?以外」
「そうでもなくね?」
二人が呑んでいるのは、東京にひっそりと存在する行き付けのバー、<rain>である。
東京都新宿区、三丁目の路地のような所にある小さなバーだ。
そこはまさに穴場であり、いつも店内には亮介と純とバーテンダーしかいない。
テーブル席は奥に二つ、カウンターはドアを開けて左手の方にある。
純と亮介はいつもカウンターの右側に座る。特に理由はないが、何となく、そこなのだ。
<rain>は紫がかかった証明を必要最低限付けた暗くも夜を感じる気に入りの店だった。
亮介の前に、淡い赤色のカクテルが置かれた。バーテンダーがカンパリ・ソーダです、と静かに言う。
「へぇ…これが」
亮介は赤いカクテルを見つめた。
きらきらと美しい赤が光っている。
そっと手を伸ばし、グラスを手に取る。
一口、口内に流し込んでみた。
爽やかなほろ苦さの後に、かすかに甘くハーブが香る。
………良い味
初めて口にするカンパリ・ソーダ。
亮介はほうっと感嘆の溜め息を溢す。
何よりも甘くなく、苦味も爽やかなので、口にしやすい。
「良いね……これ」
亮介はそう呟き、グラスを揺らす。
また涼しい音が耳に届く。
「そんなに旨いのかよ?それ」
「うん。頼んでみたら?」
「俺、あんまり苦いの得意じゃねぇ」
「だろうね」
亮介はクスッと笑い、カンパリ・ソーダを口に含む。刺々しい嫌な苦味はなく、後味もさっぱりしたちょうど良いほろ苦さ。
亮介はすぐに飲み干し、バーテンダーにもう一杯追加してもらうように言った。
「お前、時間平気か?」
「え?あぁ、別に。そんなアイツ厳しくないし」
アイツ、とは亮介が同棲している恋人のことだ。
優しく、気は弱いが頑固なところもある。ふわふわした兎のような印象もあり、可愛らしい恋人だ。
「純は?」
「あ?俺は独り暮らしだしな」
そっか、と亮介は呟く。
もう、24だ。結婚したり自立したりしている者は多い。
ふと、高校時代が懐かしくなる。
必死にボールを追い、頂点を夢見たあの頃。夢に希望に不安に、輝いていた未来。
今、時が過ぎると仕事に眼が回りそうになり、稼いでいくのに必死だ。
社会人になって4年、多少慣れたものの、まだまだひよっこだ。
亮介も純も、溜め息を溢した。







やはり、続いてしまいます。

Re: とりあえず、ダイヤBL ( No.27 )
日時: 2015/08/05 23:53
名前: 春介 (ID: rS2QK8cL)
プロフ: http://ダイヤのBL

亮春 苦く、甘く


「ただいま」
亮介が家のドアを開ける。
このマンションには四年前に引っ越してきた。亮介の会社の給料はそこそこ良く、恋人と同棲するには充分だったのだ。
「あ、お帰り兄貴」
リビングから恋人が笑顔を浮かべて亮介の元へ駆け寄ってくる。
亮介は疲れたように微笑み、鞄を恋人に手渡しながら家の中に上がる。
恋人は亮介の後からリビングに入り、鞄をソファに置く。
「兄貴、呑んできたの?」
「んー、まぁ、少し」
「兄貴の少しは少しじゃないでしょ」
「え〜?そう?」
「そーだよ。はい、お水」
「ありがと」
亮介は一口水を呑む。別に酔っているわけではないが、心配性な恋人を安心させるためにも飲んでいる。
「なんかいる?」
「あるの?」
「ん〜…まぁ、ある」
「じゃあ、ちょっと」
「分かった」
恋人はキッチンの方へ向かう。
亮介は何となくリモコンを手に取り、テレビの電源を付けた。
ニュースが流れており、殺人が起きたことが報道されていた。
それは、兄弟のものであり、弟が兄の首を斧ではねた、というものだった。
亮介は顔をしかめ、テレビの電源を落とした。
「兄貴?どうかした?」
「お前が俺の首を斧ではねたってニュースがやってたよ」
「…………なにそれ?」
恋人は亮介同様顔をしかめ、亮介の前に肉じゃがを置いた。
「これ作ったの?今?」
「え?あぁ、んー、えっと……余り物」
「お前が飯で食ったやつ?」
「うん。そんなに多くはないんだけど、僕少食だから」
「そんなにだっけ?」
「高校卒業してから急に。後で降谷君にも上げようかな」
「まだ付き合いあったの」
「当たり前でしょ。兄貴と伊佐敷先輩みたいなもんだよ」
「そういうもんかね」
「そうだよ」
肉じゃがを食べ終わり、亮介は風呂場に向かう。
こうやって恋人と同棲していると、懐かしい気分になる。
昔も一緒に暮らしていた頃を思い出す。
……………まぁ、6年前も一緒に居たけど。
ふうっと息を吐いてから、亮介は服を脱ぎ捨てた。


すやすやとベッドで寝息を立てる恋人の頬を撫でる。
柔らかいもちもちした頬は昔から変わっていない。
亮介はふわりと笑みを浮かべ、窓の外に視線を投げた。
丸い月が煌々と輝いていた。

Re: とりあえず、ダイヤBL ( No.28 )
日時: 2015/08/06 22:30
名前: 春介 (ID: UcGDDbHP)
プロフ: http://ダイヤのBL

……………(´・ω・`)ショウセツカクキニナラン.
コマッタナ〜….


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