BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)

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カゲ腐ロ[クロシン]初心者
日時: 2020/02/23 12:11
名前: りをん (ID: ywuu9mPA)

はじめて書きます!
暖かい目で見てくだせぇ(^_^;;

このお話は創作完結そしてその後を書く予定。
完結までは腐要素はほぼ皆無になると思われます。その後はどっちゃんがっちゃんのぐっちょぐちょ予定(苦笑)
それでもよい方ごゆっくり!

Re: カゲ腐ロ[クロシン]初心者 ( No.26 )
日時: 2020/11/08 16:33
名前: りをん (ID: ywuu9mPA)

上のかくの忘れてました。20です。

〈21〉
「えっと、うまく説明できそうにないのでセト、さん?に見てもらう感じじゃ駄目ですかね?」
俺は思ったままに伝えてみる。
「見る…ってことは分かってるんスね、。」

「まあ、と言っても"掛ける"じゃないのでうまく伝わるかは判らないのですがね。」

「掛ける?、え?そんなことまで知ってるのか!?」
キドが動揺した。
(なるほど、じゃああの日記は全部見たのか。というか、あの日記は回収済みなんだな。) 

セトが急に目を閉じて頭を抱えた。
「片言でいいので自分で喋ってほしいッス…」

何処までセトが見たのかは分からないが、俺の状況が分かったわけではなさそうだ。

「取り敢えず、この人には悪意や害意はなくて、色々情報は知ってる様ッスよ。少なくともその情報源が日記だと知ってるくらい。」

みんなの顔が怪訝な顔から驚きに満ちるまで時間はかからなかった。

Re: カゲ腐ロ[クロシン]初心者 ( No.27 )
日時: 2021/03/25 18:32
名前: りをん (ID: ywuu9mPA)

定期的な適度な失踪です。はいごめんなさい。続いてるから。
別れとは出会いがあるから成立する。それと同じで、はじまりがあれば必ずおわりがあるんです。
個人的に対義語の繋がりが好き。

〈21〉
「あ、う、えーと、カタコトになるんですが…。」
(めっちゃ喋りにくい…全員が俺に注目してるってだけで怖い…)
「さっさと喋れ。俺達にはお前が味方なのすら分かっていないんだ。」
「!!」
(考えてみればそうだ。俺は今、こいつらにとって怪しいやつなんだ。ならば今話すしかない。今の俺の状態を…!)
「まず、結論から言うと俺の目的はキドさんたちと一緒で"カゲロウデイズ"を終わらせることです。」
『なっ?!』
「俺はこの"カゲロウデイズ"での記憶、本来忘れる筈の記憶を持っています。それを可能にしているのが【焼き付ける】の力、です。」
「…お前の能力か。」
「なんていうか‥、事が壮大すぎるッス。」
カノとマリーは黙ったまま。静かに俺の話の次を待っている。
「今の現状は冴える蛇によって作られています。アザミ、マリーの祖母が持っていた能力の一つが冴える、そいつが暴走してる状態です。俺はこの力、この能力であいつを、冴えるを止めたい!」
全員の額に汗が滲む。
これは長い夏の終わりの為の始まりだ。

Re: カゲ腐ロ[クロシン]初心者 ( No.28 )
日時: 2021/07/04 16:28
名前: りをん (ID: ywuu9mPA)

てっすとまぇーてっすと前〜よし、小説書こう!
ということで、
どうも、りをんです。すみませんスライディングドゲザ
はい、適度な失踪(定期)です(((殴
もう、夏かぁ‥早いなぁ…暑いなぁ…

〈22〉
「まて。」
キドが静止を求める。
「え、あはい。」
ここは大人しく引き下がる。だいぶヒートアップして(頑張って)話してたんだけどなぁ‥トホホ
「【焼き付ける】とはなんだ?日記、つまりは蛇の能力ではないことになるが。」
(確かに!!!やっぱ齟齬ばっかじゃねぇか!)
「あ~、話せば長くなるのですが…結論からいうとですね、これはアヤノが造った能力なんです。」
「な、姉ちゃん?!」
1番反応したのはカノだった。
(そうだよな…カノは1番あの事件を悔やんでるんだから。)
「蛇の能力…皆さんの持つ能力は命の代わりとして入っています。けど俺は死なずしてこの能力を手の入れています。」
「ど、どういうこと」
ずっと黙っていたマリーが喋った。思わず、といった所だろう。
「カゲロウデイズが完成して、多分最初の事件の時です。アヤノは…、っ自分の命を使って蛇にしました。だから、俺は"掛ける"が使えるかもしれない。」

Re: カゲ腐ロ[クロシン]初心者 ( No.29 )
日時: 2021/08/12 13:35
名前: りをん (ID: ywuu9mPA)

〈22〉

「っ、なん、だよそれ!!」

カノが立ち上がった。そのまま俺の胸ぐらを掴む。

「姉ちゃんを、っ返せよ!!やっぱりお前だったんじゃねえか!」

段々とつかむ力が強くなる。
流石に苦しい。
しかし、俺はこれを拒んではないけない。当然の報いだから。

「やめろ、カノ。」

そう言って静止の声をかけたのはキドだった。

「シンタローさんを攻めるのは違う…本当はカノだってそう分かってるッスよね?」

と、セト。

擁護をしてくれている所悪いが、俺はそこに水を差した。

「俺のせいだよ。…俺のどうでもいい都合で、アヤノの気持ちだって踏み躙った。アヤノの、願いだって…未だ、叶えられてやれてない。」

アヤノは生きるべきだった。俺なんかより。
そう、未だに悔やんでいる。

「嫌われ役は、哀しいよ。」

寡黙だったマリーが自分から話し始めたことに驚いて、俺はマリーの方を向いた。これには全員が驚いたようで、同じくマリーの方を向いていた。

彼女はそれに怯むことなく真っ直ぐと言った。

「何も悪くないのに、嫌われるのは哀しいことだよ。貴方が自分を責めるというのなら、私は私を貴方よりもっと責める。」

「っそれは、違うだろ!」

俺は思わず声を荒げた。

「…だって、このカゲロウデイズは私達が起こしたこと、だよ?」

そう言って彼女は嗤った。

「みんなが怒るから、私は私を責めない。貴方も私が怒るから自分を責めない、これでお愛顧。…だから、ね。もう泣かないで?」

その時初めて、自分が泣いてることに気付いた。

Re: カゲ腐ロ[クロシン]初心者 ( No.30 )
日時: 2021/10/23 08:32
名前: りをん (ID: ywuu9mPA)

〈23〉

『また今日も、君が好きだった。』

ただただ自責の念が募っていた。
どうして自分が死ななかったのか、どうしてアヤノが死んだのか。
でも、そうして悩んでいたのは何も自分だけじゃなかったのだ。


「私は今知ってることを全部貴方に教える。教えたいって思う。だから、貴方も全部教えて。貴方が知ってること、全部…みんな、いいかな?」

誰も、反論の声は挙げなかった。


ああ、マリーはなんて強いんだろう。
そういえば、彼女はいつだって逃げるなんて選択をしたことはなかった。

あの日、『好きだった』といって”焼き付ける”になったアヤノは、『生きたい』と希った遥先輩は、『もう一度』を何度も繰り返してきたマリーは。

救われる、だろうか。

逃げて、逃げてここまで来た自分は
赦されるだろうか。

否、赦さなければならない。だって、マリーが“赦せ”と、そう言ってるから。


でも、ごめん。

「きっと、この夏が終わるまで…俺は、俺を赦せない。」

それでもいいよ、と笑った君を、俺は秋風に連れていけるだろうか。



夏が、始まる。






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お久しぶりです。じんさんが新曲を出したというのに、この夏、こちらのほうでは一切の投稿をしていませんでした。
ただの大罪人ですね。これはクロハさまの供物になるしかない…!

「おい、俺はシンタローしか喰わねぇぞ」

私がそんなことを言ったら、なんてことを言うようなクロハさまを崇め奉りたいですね。


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