複雑・ファジー小説

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

聖なる化け物の祝杯
日時: 2015/01/08 20:22
名前: 星ノ砂 (ID: H6fMjRQF)

「あなたが思っているほど、あなたは正しくない」

「知ってるよ。だからこそ、正しくあろうと足掻くんだ」


 ◇クリックしていただきありがとうございます。


 ◆お知らせ
 ・11/24
   参照100突破しました。
  なんかもう、ドッキリじゃないかって疑ってます。
 ・11/27
   参照200突破しました。
  ・12/13
  参照300突破です。発狂したら家のインコに怒られました。
  ・12/14
   第一話と第二話を修正・加筆しました。
 ・12/13
   翡翠胡蝶さんに宣伝していただきました。嬉しい・・・。
  ・12/27
   第九話と第十話を丸々変えました。申し訳ありません。
  ・1/6
   参照400ありがとうございます。


 ◇来てくださったお客様
 ・泥水から生まれた酸性雨さん
 ・翡翠胡蝶さん
  ・ユキさん


 ◆目次

 【第一章:スクルファーズという男】
  ・第一話 >>1
  ・第二話 >>2
  ・第三話 >>4

 【第二章:ケンカの大セール】
  ・第四話 >>6
  ・第五話 >>8
  ・第六話 >>10
  ・第七話 >>11

 【第三章:ありきたりなきれい事を】
  ・第八話 >>12
   *番外編 >>13

 【第四章:戦闘ゲーム】
  ・第九話 >>16
  ・第十話 >>17
  ・第十一話 >>23
  ・第十二話 >>24
  ・第十三話 >>25

Re: 聖なる化け物の祝杯 ( No.18 )
日時: 2014/12/13 14:34
名前: 星ノ砂 (ID: H6fMjRQF)

>>17 翡翠胡蝶さん

謎の高揚感・・・そんなにほめてもらえて・・・私はもうすぐ逝ってしまうのでしょうか。とりあえず、地獄がインターネットにつながっているかどうか調べてきます。

今確認したところ、参照300超えてました。いやあ、奇跡っておこるんですね。

宣伝と再びのコメントありがとうございました。

Re: 聖なる化け物の祝杯 ( No.19 )
日時: 2014/12/27 13:50
名前: 星ノ砂 (ID: H6fMjRQF)

◇第十話


ことん、と音をたてながら、学園長がカップを机に置いた。
それと同時に漂ってきた紅茶の香りには、わずかだが麻酔薬のにおいが混じっている。麻酔薬はにおいがないものが一般的なのだが、わざわざにおいがある物を選ぶということは、やはり俺をためしているのだろうか。
————おもしろい。
その挑戦、うけてみようじゃないか。

俺はカップの取っ手をつかみ、傾け、飲み干した。
学園長の顔におどろきがにじむ。

「小さい頃から毒を飲まされ、免疫をつけられてね。このくらいの薬ならきかないんだ」
「・・・薬? なんのことでしょう?」

やっぱり挑戦だったみたいで、薬の量は前回よりすくなかった。
しらをきるつもりか。
じっとにらんでいると、学園長はふっと目を閉じ、口をひらいた。

「それよりも、私はあなたの成長にどんな人が関わっているのか、気になって仕方ありません」
「・・・寝ているとゴム弾を打ってくる人。そいつに料理に毒を混ぜられて、三日間寝込んだこともなったこともあった。とりあえず、あの人の家にいると、死にそうだけど死なないっていう地獄みたいな状況に———」
「あ、いいです。もう。思ったよりヘビーでした」

学園長が黙った。
あたたかい日差しの降り注ぐ学園長室は、しんと静まる。この期を逃してはならないと、俺はすかさず持っていた紙の束を机に置いた。
ばさ、というかわいた音が部屋に広がる。

「・・・なんです、それ」
「学園に楽しみを増やそうと、俺とクロで協力して———否、クロに無理矢理書かせた」
「きみの素直なところ、わたしは嫌いじゃないですよ」

どうもありがとう、と返す。
この紙の束は昨日のよる、クロに考えさせそして書かせたものだ。最後の一文字を書かずに、あいつは寝オチしたのだが、それは俺のせいではないと思う。いつもの就寝時間が10時とかどこの子供だよ。
———そうこうして、この学園の楽しみは完成した。その名も、

「”戦闘ゲーム”だ」
「戦闘ゲーム?」

ルールは簡単・・・ってほどでもない。

まず、参加者は体のどこかに魔方陣を書いてもらう。その魔方陣というのが特殊なもので、随時書かれている人の体力を測定し、光属性魔法で全校の前で数字にして表示する。
攻撃はその魔方陣によって魔力に変換され、数字を減らす。数字は体力なので回復可能、0になったらゲームオーバー。相手の勝ちである。
これなら誰も傷つかず、魔方陣を消したら体の痛みも消える。普通の実習訓練よりも優しいほどだ。
プロの冒険家も、危険なダンジョンに潜るときに、これに似た方法を使っている。とは言ってもその方法をそのまま実行するとなると手間がかかりすぎるので、今回はそれの改良前(痛みがともなう)にした。
ちなみに魔方陣は手書きなので、全員に書くのは手間がかかる。そのため、参加は任意だ。

紙をめくっていた学園長が、ほう、とうなった。
———勝った。
俺は自分の口角があがるのを感じた。

Re: 聖なる化け物の祝杯 ( No.20 )
日時: 2014/12/15 17:10
名前: ユキ ◆cKKHa6WOvw (ID: JvL4RDTQ)

はじめまして、星ノ砂さん、ユキ、と申します!

翡翠胡蝶さんのすすめで拝見させていただきました!

・・・・・・そりゃ、参照数、300越えますよ・・・・・・。

とっても面白いですっ!!!!!
よみやすく、わかりやすく、そして面白い・・・・・・。

私のめざしている小説そのもの・・・・・・!!!!!!

私なんか、ダラダラと文章をつづけ、心理描写てんこもり、登場人物多すぎ、よみにくい、みにくい、面白くな((私なんかの話しよりも・・・・・・。

更新、まっています!
最後まで、よみつづけます!

がんばってください!

P.S. 翡翠胡蝶さん、紹介してくださり、ありがとうございました。
またのおこしをお待ちしております。

Re: 聖なる化け物の祝杯 ( No.21 )
日時: 2014/12/15 18:51
名前: 星ノ砂 (ID: H6fMjRQF)

>>20 ユキさん

はじめまして。
参照300超えた次の日(つまり今日)、宿題をごっそり忘れたのです。神は平等なり・・・。

おもしろくないだなんて、そんなことありませんよ! ユキさんの小説、恋愛物を全くといっていいほど知らない私が読んでもおもしろかったですし。

精一杯がんばります。コメントありがとうございました。

Re: 聖なる化け物の祝杯 ( No.22 )
日時: 2014/12/27 13:56
名前: 星ノ砂 (ID: H6fMjRQF)

お知らせ

第九話、第十話の話の方向を変えました。
黒雲の過去編はもうすこし先に延ばさせていただきます。
自分の文才のなさがふがいないです。申し訳ありません。


Page:1 2 3 4 5 6



小説をトップへ上げる
題名 *必須


名前 *必須


作家プロフィールURL (登録はこちら


パスワード *必須
(記事編集時に使用)

本文(最大 7000 文字まで)*必須

現在、0文字入力(半角/全角/スペースも1文字にカウントします)


名前とパスワードを記憶する
※記憶したものと異なるPCを使用した際には、名前とパスワードは呼び出しされません。