複雑・ファジー小説

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世界一片裏記録日記
日時: 2016/05/23 20:39
名前: 四つ葉 (ID: kct9F1dw)

【目次】

四つ葉の挨拶 >>1
四つ葉の作品紹介 >>2
キャラ募集について >>3
人物紹介 >>4
年表 >>5
出席簿 >>6
第一話 >>7-25
第二話 >>26-

Re: 世界一片裏記録日記 ( No.17 )
日時: 2016/05/18 19:35
名前: 四つ葉 (ID: JIRis42C)

しかし彼女は怪訝そうに眉を寄せて、僕を睨む。
「今すぐ消え失せて」
と、一言添えて。
「じゃ、斎何処か行っててね(ハート)」
おい奏。
゛ハート゛とか付けてたら何処ぞの幼馴染みに夜部屋に侵入されるぞ。
でもって、そのままあの世にバイバイされるぞ。



まぁ、そんな卑劣な奴だけは僕だとは信じたくないのだが。
とはいえ其れも僕だった。

Re: 世界一片裏記録日記 ( No.18 )
日時: 2016/05/18 20:20
名前: 四つ葉 (ID: JIRis42C)

ていうか哀しすぎだろ僕!
しかも゛哀れ゛な方の哀しいだぞ!
どんだけなんだよ!
哀れな哀しい奴って!
幼馴染み殺しちゃうんとかさぁ!

───と、今は『コロス』なんて言葉を簡単に、日常的に、平凡的に、冗談混じりに使える僕だが、昔は違った。
あの『裏側』では違った。
違ってしまった。
違いが出てしまった。
゛ホミル・カイドオガー゛
彼奴の話は又今度。
別の場所でするとしよう。
と、あまり彼奴の話は好んでしたいとは思わない僕だが。
あんな奴の話は出来ればしたくない。
それは僕の原点にもなるから。
頂点にもなるから。
始まりにも、終わりにも。
何にでもなってしまうから。
僕に関わる『何にでも』なってしまうから。

Re: 世界一片裏記録日記 ( No.19 )
日時: 2016/05/18 20:57
名前: 四つ葉 (ID: JIRis42C)

そう、『何にでも』
奴は僕の一部であり、僕は奴の一部。
僕が居なけりゃ奴は居ないし、奴が居なけりゃ僕の人生に大きな影響が及んでいた。
今の僕は居なかった。
だから、僕と奴は一心同体。
僕が損すれば奴にも損だし、奴が損すれば僕も損。
そんな関係である。
今のところは、たったの、其だけの関係である。
たった、そんな惨めでちっぽけな関係である。
でも、だからこそ───
「ねぇ、あんた」
僕の回想を誰かの声が打ち切る。
銀髪でストーレトなふんわりとしたショートカット。
彼女が歩くに連れて髪も靡く。
スッとした体型は、出るところは出て、引っ込むところは引っ込んでいる。
そして瞳は───右瞳が碧く、左瞳が黄色い。
所謂、オッドアイ。
彼女は僕の前に立つ。
「あんた、私と付き合ってくれない?」
衝撃の一言。

Re: 世界一片裏記録日記 ( No.20 )
日時: 2016/05/18 22:07
名前: 四つ葉 (ID: JIRis42C)

奏は驚きで目を見開いているし、瀬名も瀬名なりに驚いた表情をしている。
暫くの沈黙が流れる。
「良いから、付き合ってよ」
「嫌です!」
丁重にお断りだよ!
そんなワケワカメな事言われても!

Re: 世界一片裏記録日記 ( No.21 )
日時: 2016/05/19 06:58
名前: 四つ葉 (ID: JIRis42C)

「まぁ、良いから来て」
彼女はそう言って僕の右手を掴む。
ファーストキスならぬ、ファーストタッチだぞ。
身内以外の異性と手を繋いだのは、此れが僕、斎藤齋の一生の人生で初めてだった。

*****

僕は今屋上にいる。
入学式当日に立ち入り禁止のテープが張られた場所に入るのもどうかと思うが。
「ここなら話せる。さっきはあんたなんて言って御免」
自分のキャラじゃなかったよ。と、言い彼女はフェンスに凭れ掛かる。
僕はごくりと唾を飲んだ。
何が起こるのだろう、と。
そして彼女は一言言い放った。
「私、君と一緒なんだよ」
そう言いオールソックスの靴下を足の踝程まで降ろす。
「何だよ、それ───」
其処には、氷があった。
冷凍庫で作れる、あの氷が。
彼女の足に゛同化゛していた。


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