複雑・ファジー小説

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世界一片裏記録日記
日時: 2016/05/23 20:39
名前: 四つ葉 (ID: kct9F1dw)

【目次】

四つ葉の挨拶 >>1
四つ葉の作品紹介 >>2
キャラ募集について >>3
人物紹介 >>4
年表 >>5
出席簿 >>6
第一話 >>7-25
第二話 >>26-

Re: 世界一片裏記録日記 ( No.12 )
日時: 2016/05/16 07:03
名前: 四つ葉 (ID: n3KkzCZy)

と、其れにしても。
「お前と望月って、同じクラスになったことないっけ?」
「あるよ」
「じゃあ、『あの子』だなんて他人事みたいな言い方、変だぞ」
「良いじゃん、別に」
何だよ。
素直じゃないな、奏。
でもなんで゛あの子゛だなんて他人行儀なことをいったのだろうか。
俺はてっきり友達の多いお前の事だから、望月とも既に゛友人゛と呼べる仲になっているものだと思っていたぞ。

Re: 世界一片裏記録日記 ( No.13 )
日時: 2016/05/16 20:33
名前: 四つ葉 (ID: 4V2YWQBF)

まぁ、女子同士にも男子にはわからない色々とした居座古座があるんだろう。
其処に口を出すほど、僕はデリカシーの無い奴じゃない。
デリカシーの欠片も無い何処ぞの年子の妹よりは、ましである。
「斎、早く行かないと遅刻するよ?」
「あぁ、そうだな。入学式当日に遅刻は、流石に恥ずかしいしな」
「は?何言ってんの?抑斎が此処に居る事自体が結構な恥なんだよ」
酷い!
僕はどんな恥人間なんだよ!
お前、俺に恨みでもあんのか?
じゃないとあんな毒舌吐けないぞっ!
もしかしてあれが素なのか…?
だとしたら怖いぞ、奏。
お前将来、年齢=彼氏居ない歴、の人間になるぞ。
まぁ今でもそうなのだが。

Re: 世界一片裏記録日記 ( No.14 )
日時: 2016/05/16 22:50
名前: 四つ葉 (ID: 4V2YWQBF)

そんなどうでもいいことは本当にどうでも良いので放って置いて。
僕と奏は校舎に足を踏み入れる。
と言って、別に初めて校舎内に足を踏み入れたからと言って、何を感じるわけでもなく、唯々普通にこれからのぼっちに生らない為の対策を考え出しただけであった。
………また、ぼっちになるなんてぼくはごめんだ。
また……また!
「どうしたの?斎」
「否、何も無い」
「?意味不明。中学生に生っても相変わらず毎日妹の下着を盗むなんて犯罪的行為を趣味としているから理性が壊れちゃったの?」
「僕は妹の下着を盗んだこともないし、趣味にもしていない!」
僕は何処ぞの変態だ!
妹の下着なんて盗まねーよ。
盗んだら此方が死ぬわ。
───社会的にも肉体的にも精神的にも。
「まぁ、こんなくだらない話は辞めて」
「僕が罪人と間違われたことはくだらない話なのか!?」

Re: 世界一片裏記録日記 ( No.15 )
日時: 2016/05/17 07:00
名前: 四つ葉 (ID: 4V2YWQBF)

「くだらない、話す価値もないくらい」
「泣くぞっ!?」
まぁ、泣く気なんて更々無いのだが。
というか泣いたら泣いたで、恥ずかしい。
中学校生活三年間、ぼっち確定になってしまうからな。
………ぼっちはもう嫌だ!
懲り懲りだ!
がらがら。
教室の戸を横に開けて中へと入る。
まだ数人──否はっきり言って一人しか来ておらず、制服の左胸の所には゛瀬名゛と書いてある。
制服は、男子はブレザー制服にワイシャツ、女子も同様にブレザー制服にワイシャツである。
鞄の指定は無し、各自自由だ。

Re: 世界一片裏記録日記 ( No.16 )
日時: 2016/05/17 23:02
名前: 四つ葉 (ID: JIRis42C)

「瀬名さん?であってるかな?」
いきなり話し掛けるなんて相変わらずの度胸と根性だな、奏。
その代わり知能と優しさ(主に僕に対するものだけれど)が徹底的に欠けているがな!
「うん……瀬名であってる」
瀬名さん──僕から見て、゛可愛い女子゛という分類に入る瀬名さんは頷く。
奏はにこりと相手に微笑み掛けるが相手は無反応。
二人の間には長い長い、そして思い沈黙が流れる。
………此処は男子として、手を差し伸べてやらねばな。
普段の奏への恩返しだ。
普段奏には、一緒に登校して貰ってるし………。
他にも───荷物持たせて゛頂いて゛いたり、送り迎えもさせて゛頂いて゛いるからな………。
否待て、此じゃまるで僕あれだ。
アッシー君とかとか貢君とかそこら辺と大差ないぞ。
というか諸々あれだ。
奴隷だ奴隷。
綺麗な言い方で召し使い───決して綺麗な言い方ではないけれど。
とまぁ、本題へ。
「瀬名さん、可愛いよな」
容姿を見て、思った通りに言う。
女子は大抵、可愛いと言われれば喜ぶものだ。
瀬名さんも例外、と言うわけではないだろう。


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