複雑・ファジー小説

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世界の狭間に-the eternal world-
日時: 2016/07/10 17:49
名前: まあじゅ (ID: 8DXjmx02)

《プロローグ》



——ねぇ、


——君は世界の端まで行ってみたいかい?


——世界の最後を見てみたいかい?


——僕は、君と出会えたことが...


——...いや、何でもないよ


——また...きっと、必ず会えるさ


——だから.....





——泣かないで、ノア


*********************************

タップありがとうございます!

初めまして、まあじゅというものです

空いた時間にちょくちょく書いていきたいなぁと思います

これがカキコで初めての小説となります

まだまだわからないことはありますが、これから宜しくお願いします

*********************************

↓目次

僕的にはこっから見ることをお勧めします...

story1 明るい世界
>>1 1
>>9 2
>>11 3
>>13 4
>>17 5
>>18 6
>>20 7
>>24 8
>>26 9
>>30 10-last-

story2 命の世界
>>32 1
>>34 2
>>37 3

Re: 世界の狭間に-the eternal world- ( No.29 )
日時: 2016/06/29 06:48
名前: 本家&亞兎 (ID: ejqmpl56)

せってーが違うのなら、別に良いとおもいまーすよ?

Re: 世界の狭間に-the eternal world- ( No.30 )
日時: 2016/07/01 06:52
名前: まあじゅ ◆QLlWWt5w1A (ID: QeRJ9Rzx)

まあじゅです
更新遅れました。申し訳ございません
現実世界(?!)が忙しくなりまして...

ちなみに明日は僕のHPBですね。今日は前夜祭を...(ねぇよ)


>>29

あ、確かにそうですね

ただ、ノアの黒い右眼の瞳に金の六芒星があるのを想像したら、シンプルでいいかな、と思ったりもしたので、一応このままで行こうと思っています

六芒星にも色んな深い意味があるらしく、それが物語に使えそうだなと...

*ちなみに六芒星りくぼうせいは▽と△を組み合わせたような図形です

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story1 明るい世界

10 -last-

ノアからはさっきとは違う異様な雰囲気が漂っている。

「ガナーニャさん、貴方はさっき、僕を死神と言いましたよね」

「あ.....あぁ.....ああ...!!」

ガナーニャは恐怖と絶望に怯えている。

「僕は死神でないです.....

少なくとも、僕は」

ノアのこの言葉の意味さえ、考えられなくなっていた。

「ちょっとノア、恥ずかしいからあんまりそのことは言わないでよ!」

ライクがこう叫んだような気がしたが、ノアは無視してガナーニャとの一方的な会話を続ける。

「貴方は、いまどうしたいですか?どうされたいですか?...時間をさしあげます」
「ぅあ...あ...わた、し...」

ガナーニャはなんとか喋ることが出来たが、そう言うと足から崩れるように膝を地面につけた。

「わたし.....わ、私は...」
彼女は涙を目に溜めて、幽かな声で言った。

「...............元の場所に、戻りたい...」

ガナーニャは続ける。

「あなたは...あなた達は、もう気づいてるかもしれないけど...。

...私は、もう、死んだ身なの。
今あなた達が入国しているこの国の人も。幽霊的な何かかしら?...私達が暮らしていた国は、今は跡形もなく消え去ったわ...。

この国は全て私達の理想の国。私達で作ったの。もう一度、やり直そうって。

...でも、もういいの。...もういいのよ...。
気づいてしまったの。あなたと出会ってから...。」

ガナーニャは一息付き、本当の優しい、しかし、悲しそうにも見える笑顔を作った。


「...この物語に、幕を閉ざしてください」


ガナーニャのこの言葉に、ノアはこう答えた。


「"...それは、あなたが望んでいることですか?"」

「.....!」

彼女の眼から、我慢していた涙がとうとう溢れた。

「...私たちは皆、今の生活にとても満足しました...。もう、思い残すことはありません...」

「...そうですか」

ガナーニャは微笑んだ。

「...ありがとう、旅人さん。あなたはまるで神様のようだわ。私達は、『私たちの本当の世界』へ帰ります。

...あなた達の、これからの旅の健闘を祈ります。本当に、ありがとう」


この言葉が、ガナーニャの最後の言葉となった。
ガナーニャの体は少しずつ消す擦れ始めている。

「...はい。あなたも」
少しして、ノアはそういった。

誰もいない空間へ向けて。



「いやー、今回は面白かったね!まさか、本当に幽霊の国があったなんて!1日ぐらい滞在しても良かったんじゃない?
...あ、魂持ってかれたりなんてされたらたまったもんじゃないか!」

人1人もいない、太陽に照らされて美しく光る草原のど真ん中を、2人の人間が歩いている。

「全くだよ。本当にこんなことがあっていいなんて...」
そうため息をついたノアの右眼は、光のない真っ暗闇の色に戻っていた。

「...ん?ノア、もしかして...」
「......うるさい、ライク」

ニヤニヤとしながら顔をのごき込んできたライクに、ノアは目も合わせずに冷たく、そう言い放った。


「...少なくとも、僕は神様でもない」


「...彼女は、幸せになれたのかな」
突然ライクが珍しく真面目なことを言ったので、ノアも思わず珍しい驚いた表情をした。


「...さぁね」



—story1 明るい世界 end—

******************************

ここまで読んでくださった方、ありがとうございました。

記念すべき(?)第一回目のstoryが終わりました。まだまだ文才も無い不束者ですが、これからもよろしくお願いします。

Re: 世界の狭間に-the eternal world- ( No.31 )
日時: 2016/07/01 06:47
名前: 本家&亞兎 (ID: d4UJd1Wm)

2章ですね!次は!
文才、あると思うでーす!

ワタシ、なくて、キャラおーぼしてくださいました、あれも…指摘され…orzな、くらい文才にゃーい!

Re: 世界の狭間に-the eternal world- ( No.32 )
日時: 2016/07/02 10:59
名前: まあじゅ (ID: aR6TWlBF)

おはようございます、まあじゅです
誕生16周年おめでとう僕

次の小説は、短めのstoryになると思います。

>>31

いつもありがとうございます

亞兎さんの小説、たまに読ませてもらってますよ( ´ ▽ ` )ノ
亞兎さんも頑張ってください!

*************************************

story2 命の世界

1

「本当に素晴らしい眺めだね」
「うん。本当」

2人の人間が歩いていた。

1人は背が高く、20前後の人間。

痩せてるように見える体にだぼっとした服を羽織り、今にも弾け飛びそうなリュックサックを背負っている。派手なハットの下の天パは中途半端に伸び、黒いピンが数箇所光っている。一言で言うと『チャラい』。

片手にはりんご3個分ほどの大きさの、『レイラ』と名付けられているうさぎのぬいぐるみを持っているが、おかしいのはそれだけではない。そのぬいぐるみが今にもどこか取れそうなほどの、ボロボロの縫い目だらけなのだ。


もう1人は、背が低く小柄な、パッと見10代前半の人間。

サラッとした白い髪から覗く、じとっとした2つの眼は色が違い、左眼は青く、右眼は今の闇の夜のように真っ黒だ。青い目の下には黒子が2つついている。

首元の、ボタンの2つ空いた真っ白なカッターシャツからはいかにも『面倒臭い』雰囲気が漂っている。その上にもう1枚少し色褪せた服を来ているが、やっぱりボタンは止まっていない。

肩には小さめの袋をかけ、右脚には黒く光る銃がベルトで固定されている。


辺りは1面の花でぎっしりと埋まっていた。

右を見ても、左を見ても、前も後ろも、もちろん下も、花、花、花。上を向かない限りどこを見ても色とりどりな美しい花畑が広がっている。

「凄いねノア、まる3日歩き続けてもずっとこれだよ。どこまで続いてるんだろうね...」
「うん。本当」

ノアと呼ばれた少年は、真っ直ぐ前を向いて、歩きながらそう言った。

「あ、この花綺麗だね、レイラ。レイラにぴったりだよ...」
「うん。本当」
「...ノア、疲れてる?」
「...あぁ、本当...。ライクもいつもの元気はどこへ行ったんだい...?」

3日間全く同じ景色を見続けている2人の精神は、悲鳴を上げていた。


—continue—

Re: 世界の狭間に-the eternal world- ( No.33 )
日時: 2016/07/02 11:22
名前: 本家&亞兎 (ID: xbduus1y)

迷いの世界?みたいな?でーすか?(ストーリー)
誕生おめでとうなのでーす。
16周年…16?!ワタシよりも年下!?

うーわー、文才負けて〜るー
けど、妬みませんよ!?

見てくださり、ありがとうなのでーす!参照多いのに、コメントなしorz=作者は文才なし?


では!
ちょっと?壊れてる?本家&亞兎でーした!


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