複雑・ファジー小説
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 私・・・兄貴以外受け付けません!!
- 日時: 2016/07/25 18:44
- 名前: i羅 (ID: 3nlxUYGs)
こんにちはー!i羅です(=^・・^=)今回は第3作目となります♡
今回は血の繋がらない兄弟恋愛の小説となります☆
誤字脱字あると思います・・・。
どんどん更新していきたいと思います!!よろしくお願いします☆
- Re: 私・・・兄貴以外受け付けません!! ( No.26 )
- 日時: 2016/07/31 19:43
- 名前: i羅 (ID: 3nlxUYGs)
5日で仕上げるなんて出来っ子ないよ・・・。
「兄貴ごめん。行くわ。」
そう言って兄貴から離れ千尋と急いで集会室へ向かった。
「「言葉遅いー!」」
皆口を揃えて出迎えた。
「ごめんね!私何やれば良い!?」
「喫茶店の看板作ってヨ!言葉センス良いじゃん!」
「はいはいww」
面倒を見るのが好きな私は他のこの仕事をちょくちょく点検しながらせっせと手を動かした。
「言葉ー!私たち買出し行ってくるからひとりで待っててちょーだい!」
喫茶店で使うコーヒーシュガーやミルク、ケーキに使う材料を買い出しに行くらしい。
「はいよー。任せなさい!ww」
「お母さん!行ってきまーす!」
それにしても静かだな・・・。ほとんど・・・。と言うか、居残り作業をしているのは私のクラスしか居ないようで・・・ww集会室には私一人なのだ・・・。
「兄貴来ないかな・・・。さびしいな・・・。もう帰ったかww夕飯なんだろなー・・・。」
すると兄貴からラインが入ってきた。
(今どこ?)19:32
(学校だよー)19:32
(分かった)19:33
(兄貴?)19:33
(おーい・・・。)19:34
兄貴との連絡途切れちゃった・・・。あーあ・・・。
「心配してくれたんだ・・・//」
そう思うと胸がまたキューッと締め付けられた。
「ダッダッダ・・・。」
「千尋達早ーww」
「言葉・・・。」
え・・・。兄貴・・・?微かに兄貴の低くて綺麗な声が聞こえた気がする。
「気のせいか・・・。」
すると電気がバチッと消え花瓶倒れた。
「わぁ!?て・・・停電?・・・。怖・・・。」
だんだん孤独・寂しさ・恐怖という気持ちから涙が零れた。
「言葉・・・・?いた・・・。」
背後から聞こえたのは待ち遠しかった兄貴の声だった。
- Re: 私・・・兄貴以外受け付けません!! ( No.27 )
- 日時: 2016/08/05 17:08
- 名前: i羅 (ID: 3nlxUYGs)
「あ・・・・兄貴・・・」
私は思いっきり抱きついた。
「言葉・・・//良かった・・・。」
「兄貴大好き。怖かった・・・。」
兄貴は何も言わず静かに私の頭を撫でた。何だか落ち着いてきた。今なら兄貴の妹して見てもらっても良いかも・・・。
なんて考えていると
「ただいm・・・怜さん!?何でイケメンが・・・」
「え・・・さっきていd・・。
「ん?内緒だよ・・・。」
兄貴は私を抱いたまま後ろを振り返り唇に一指し指を当て囁いた。
「「キャー♡」」
もちろん千尋達はときめいてるww兄貴はいつも守ってくれる・・・。それって妹として大事に思ってくれてるからなの?それとも・・
「言葉俺、玄関で待ってるネ・・・ニコ」
「・・・//うん・・・。」
と私をひょいと立ち上らせてくれた。
今・・・//髪が目に掛ってて・・・//何だろう・・・。物凄くカッコよく見えた・・・。
「怜さんってヤンデレな面もあるよね!」
千尋の後ろにいた友人が口々に言った。兄貴ってヤンデレなんだ・・・。結構ヤンデレ好きなんだよネ・・・。
「その顔は・・・言葉ヤンデレ好き?ww」
「はぁ!?違うしっっ!」
「またww素直になりなよっっツンデレっ娘ww」
「う・・・//うるさーーーいっっっっ!!!!!!」
何て、馬鹿話ををしていた。
二時間後、担任の笹川先生に怒られ20:00頃に下駄箱へと向かった。
「あ・・・。そういえば今日兄貴、20:00からテニスクラブの遠征の説明があるんじゃなかったかな・・・。」
「え?怜さんなら居るよ!キャー♪」
「え・・・//」
何だか嬉しいような・・・//でも、申し訳ない気持ちで・・・って怒ってるよね・・・。謝らないと・・・。
「兄貴っっっ!」
「?・・・//ニコ 」
「ごめんね・・・。今日、大事な説明会あるのに・・・。」
下駄箱から靴も履かずに兄貴の元へと駆けて行った。
- Re: 私・・・兄貴以外受け付けません!! ( No.28 )
- 日時: 2016/08/05 17:13
- 名前: i羅 (ID: 3nlxUYGs)
「あれ?今日説明会・・・?ww忘れてた ニコ」
天然な所もあるんだ・・・//って早く行かないと!
「兄貴ほら!行こう!」
「言葉・・・ww靴履かないで行くつもり・・・ニコ」
「煩いわー!心配してやったのに!」
「あははww」
もう・・・//心配させといて・・・。でも、こんな会話ばっかりだけど楽しいから良いや!
そして、あんな事件が起こるとは・・・。今は思いもしなかった。
- Re: 私・・・兄貴以外受け付けません!! ( No.29 )
- 日時: 2016/08/05 17:29
- 名前: i羅 (ID: 3nlxUYGs)
「兄貴ー。今日何時頃家帰ってくる?」
「・・・」
「兄貴・・・?」
起きたばっかりのパジャマ姿の兄貴が手で目を隠し泣いている。するといきなり抱きつかれた。
「ど・・・どうしたの・・・。」
「怖いんだ・・・。俺・・・。夢で・・・。言葉が死んで・・・。俺、孤独なんだ・・・。言葉・・・。寂しい。」
「え・・・//兄貴・・・//」
寂しがり屋で・・・//以外に、甘えん坊で・・・//心配性で・・・//いつも、思ってくれている・・・。
「言葉・・俺・・
「兄k・・・怜・・・//大丈夫・・・。私はここにいるよっ ニコ」
「言葉・・・//だ・・・大好き・・・//」
照れ隠しが出来ないくらい麻痺させられていく・・・//病名は「惚れ直し」
「最後が聞こえないですよーww」
「・・・//だから・・・す・・・好きだって・・・//」
やっぱり妹として見られてるんだよね・・・。いつか聞ける日が来ますように・・・。
- Re: 私・・・兄貴以外受け付けません!! ( No.30 )
- 日時: 2016/08/07 17:17
- 名前: i羅 (ID: 3nlxUYGs)
朝から文化祭&体育祭の実行委員の説明会が入っているので今日は兄貴と行けない。
「兄貴先行くネ」
「待って・・・。言葉・・・。」
「ん?」
兄貴は制服の裾を掴み笑顔を浮かべて
「気を付けてネ・・・ニコ 行ってらっしゃい。」
と頭を撫でてくれた。これが落ち着くんだよな・・・//
「うんっ!ニコ」
兄貴に負けないくらいの笑顔を浮かべ家を出た。
「こーとーはーぁぁ!」
「ん!?ちっ・・・千尋ぉ!?」
のんびり自転車で向かっていると向かいから千尋が爆走してきた。
「はぁ、はぁ・・・。」
「な・・・何したの!?」
「言葉がのんびりこいでるの見えたから走ってきたっ!ニコ」
千尋はバト部の中でもスピードと持久力が豊富で長時間の試合に向いた体質を持っている。そのため速い。爆走だ。
「千尋ww」
「それにしても、怜さんさぞかしアピールしてるんじゃないの?ww」
「そ・・・//そんなことないしっ。」
アピールなんて兄貴がするわけない・・・。アピールなんて・・・//
「お姉ちゃんが怜さんと隣の席なんだけど妹の自慢話しかしないらしいよ?ww」
「え・・・//あ・・・兄貴・・・が?」
「うん。」
信じられない・・・//普段人見知りで恥ずかしがり屋のはずの兄貴が何でそこまですんの・・・?私にも最近積極的だし・・・。
「何でだろう・・・//」
「え?答えは一つしかないでしょ。」
「ん?」
「大好きだから。だよ」