複雑・ファジー小説

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私・・・兄貴以外受け付けません!!
日時: 2016/07/25 18:44
名前: i羅 (ID: 3nlxUYGs)

 こんにちはー!i羅です(=^・・^=)今回は第3作目となります♡

今回は血の繋がらない兄弟恋愛の小説となります☆

誤字脱字あると思います・・・。

どんどん更新していきたいと思います!!よろしくお願いします☆ 

Re: 私・・・兄貴以外受け付けません!! ( No.6 )
日時: 2016/07/25 20:44
名前: i羅 (ID: 3nlxUYGs)

小学校からの親友、瀬上 千尋。同じバトミントン部で私の好きな人も知っている。

「千尋・・・。」
「こと!?元気ないね・・・!?どーした?」

千尋なら何でも話せる・・・。声聞くと安心するな・・・。本題は兄貴の件について・・・。まさか好きな人が兄貴になったなんて言ったらビックリするよね・・・ww

「あのさ・・・。私・・・。怜さんの・・・。その・・・。妹になったんだけど・・・。」
「へー・・・。はぁ!?!?」

予想通りの返答だ。

「兄貴・・・ってこと・・・。んで・・・。一応ね!?一応好きな人じゃん・・・。兄貴に恋するとか無理だから嫌いになろうって思って頑張ってんだけど・・・。」
「・・・・・・。」

ん・・・。千尋が黙ってる・・・。怒ってるのかな・・・!?私なんか変なこと言ったかな・・・!?

「あの・・・ちひ・・
「あのさ!まだ好きなんでしょ・・・?まだ勝てないんでしょ?嫌いになれないんでしょ?まだ・・・思い寄せてるんだよね・・・?」
「え・・・。」

いきなり千尋が本気モードに変わった。口調が強くて母親と話してる時みたい。

「もし・・・。まだ思い残ってるんだったら・・・。」
「でも、私・・・。好きだけど・・・。もう少し様子見よーかなって・・・。」

そう。好きだって気持ちは一つも変わらない・・・。だから、今実践してること続けてどんな感じになるのか様子を見ながら生活すれば少しかわるんじゃないかって・・・。自分に嘘をつくのはイヤだから。

「ことがそう望むなら私いつでも応援するよ!!!」

電話でも鼓膜が破れるんじゃないかってくらい大きい声で応援してくれた。

「うん。ありがとー・・・ニコ」

自然と笑顔になれる仲間がいる。私を好きにさせる人がいる。もっと頑張らなきゃ。絶対勝ち目が無いって分かっててもこの気持ち変わらなくてもきっと嫌いにはなれなくても・・・。どうにかすればどうにかなる。

Re: 私・・・兄貴以外受け付けません!! ( No.7 )
日時: 2016/07/25 21:02
名前: i羅 (ID: 3nlxUYGs)

「言葉!言葉!起きなさい!」
「ん・・・。朝!?」

母親に起こされて初めて朝だと気づいた。どうやら昨日このまま寝てしまったらしい。少しダルい体を起こして制服に着替える。そして階段を降りてリビングへ向かう。これがいつもの日常。

「ん?おはよ。言葉 ニコ」
「兄貴か・・・。はよー」

今の発言に動揺が見られない?めっちゃ緊張してるんですけど・・・//

「言葉。ニコ あったかい・・・ニコ」

え・・・。えええ・・・!?だ・・・抱き付いてる・・・//何で・・・。いつもはこんなんじゃないのに・・・。兄貴だから!?そ・・・そんなはず・・・//もう・・・。

「兄貴・・・。離して・・・//」
「ニコ 恥ずかしい・・・?お母さんとお父さんも居ないし・・・。」

なんで母さん居ないの!?制服に着替えてるうちに仕事行ったのか・・・。・・・・・・・・。ってことは・・・・。この家・・・。私と兄貴だけってこと!?

「いないからって問題じゃないからっ。」

本当は別にこのままでも良いけど・・・。ダメだ!離さなきゃ・・・。

「離してって・・・//」
「温かいんだもん・・・ニコ」

顎を頭に乗せてくっ付いてきた・・・//もうヤバい・・・//どうしよう・・・。心臓バックバク・・・。

「あっ・・・。もうこんな時間だよ言葉。早く学校行こう?」
「やっと離したか・・・。あ・・・。うん。」

学校・・・。イヤだな・・・。また男子が集ってくるじゃん・・・。

「言葉ってモテるの・・・?」

何で・・・?何でそんな心配そうな顔してんの・・・。

Re: 私・・・兄貴以外受け付けません!! ( No.8 )
日時: 2016/07/25 21:17
名前: i羅 (ID: 3nlxUYGs)

「何かねー。千尋曰く自分で言うのも変だけど綺麗っては言われるよ・・・。」
「ふーん・・・。」

兄貴の顔が曇った。怒ってるのかな・・・?コーヒーを入れている拳を少し強く握った様な気がした。何か不安なこと言った・・・?・・・。もしかして・・・。自意識過剰かもしれないけど・・・。好き・・・//とか・・・//ま・・・まさかね・・・//

「言葉。コーヒー飲む?」

兄貴の1語1語が胸に刺さる。凄く締め付けられる。きっとこれが好きだって証なのはもう知ってるけど・・・。

「うん。兄貴は・・・?モテんの・・・?」

実は私は知っている。兄貴は学年一位を争うくらいの成績で顔もイケメン。肌白いしモテるのは当たり前。千尋曰く毎日告白を受けているとのこと・・・。兄貴もそれはそれで大変だろうに・・・。

「どうだろうねー・・・ニコ俺、そういうのわからないんだよネ ニコ」

なんだか兄貴の仕草が分かってきたような気がする。天然だし怒ってるかもしれないときは唇を噛みしめて拳を握る力が強くなる。

「兄貴って確かテニス部だよね!」
「うん。最近手捻って練習してないんだ・・・。」

そうなんだ・・・。初めて知った・・・。手傷めてるんだ・・・。テニスが上手くて全日本大会まで行ったって言う噂も聞いたことがある。見た目は静かで、可愛いかんじで無気力なのにテニスになると本気になる・・・。そんなギャップにも惹かれたのかも・・・//あぁ・・・//兄貴を知れば知るほど好きになってる様なきがするヨ・・・//

Re: 私・・・兄貴以外受け付けません!! ( No.9 )
日時: 2016/07/25 21:58
名前: i羅 (ID: 3nlxUYGs)

「兄貴ー。そろそろ行くよー」
「うん ニコ」

その笑顔を止めて頂きたい・・・。

「え・・・あれ・・・wwパンクだぁ・・・・。」

今日に限ってなんでパンクしてんだろ・・・。急いでんのに・・・。どうしよう・・・。

「あれ?パンク・・・?俺の自転車で良ければ後ろ乗る?」

紳士対応も好き・・・//優しすぎてどう返答すれば良いか困る時もあるけど・・・。やっぱ好きになっちゃうヨ・・・//

「乗ってて言うんだったら乗ってあげるよーだ」

素直になれないヨ・・・。デレが出ると怖くて・・・。距離離したくても離せない・・・。だって好きだから・・・//

「ニコ ツンデレ?可愛いじゃん」
「え・・・//」
「デレた ニコ」

今・・・//可愛いって・・・//

Re: 私・・・兄貴以外受け付けません!! ( No.10 )
日時: 2016/07/26 09:46
名前: i羅 (ID: 3nlxUYGs)

「は・・・//デレてなんかないからっ・・・。」

恥ずかしさが込み上げて来て腕で口を塞いだ。今の顔見られたら気付かれんじゃないかな・・・。ヤバい・・・。

「言葉乗らないの・・・?」

首をコテンと傾げ優しい瞳で見つめてくる・・・。もう、これは負けた。白旗ふりふりせねば・・・。はぁ・・・・。

「しょうがないなっ・・・//よっせ」

兄貴の背中が大きく感じた・・・。なんだろうドキドキするけど安心する・・・。今なら何も怖くないヨ・・・。

「言葉ー。危ないからくっついて。」

兄貴ってこんな低い声なんだ・・・。いっつも背けてきた声を間近で聞くと意外に低くて響く声なんだな・・・。

「くっ付くとか・・・。まぁ・・・。しょうがないなっ・・・//」

私は大きな兄貴の背中にくっ付いてドキドキする胸の音が聞こえないように堪えた。

「なんか・・・。こうしてるとカップルみたいだよね ニコ」

は!?カップル・・・!?確かに・・・。言われてみれば・・・。なんか嬉しいような恥ずかしいような・・・//

「あ・・・兄貴が乗れっていうからでしょっ!!」
「俺のせいなの〜?!ははww言葉素直じゃないなー ニコ」

全部全部跳ね返される・・・//益々好きになってるヨ・・・。ねぇ・・・。兄貴って私のことどう思ってるのかな・・・//

「言葉ー!!あれ・・・・。怜さん・・・彼氏・・・!?」
「春ー!!おはーってちげーよwwあほ!!」

折角2人で居たのになんなのコイツ。居駒 春。兄貴と同じテニス部で結構上手いらしい。チャラくて明る過ぎるやつ・・・ww

「・・・・。」
「兄貴?」
「あ・・・兄貴!?!?!?」

事情説明すんのめんどくさいから言わなくて良いかww
んでも・・・。兄貴自転車止めて下向いてる・・・。

「言葉。」
「ん?」

低くて綺麗な美声だけどなんだか寂しい感じにも聞こえた・・・。

「俺は言葉の兄貴だけで良いのかな・・・。」

・・・・!?は・・・。え・・・。何言ってんの・・・。いや・・・。全くと言って良いほど理解出来ない・・・。

「・・・。」
「・・・。」
「あの・・・・何かした?私・・・。」

春も兄貴も無言で私を見つめる。何か怖いヨ・・・。何何・・・。まさかだけど・・・。兄貴私のこと・・・//あぁ!!自意識過剰ダヨ・・・。

「ごめんね・・・ニコ 困らしたよね。後で聞くから・・・。行こう?言葉。」
「あ・・・。うん。春・・・。教室でな・・・。私行くから・・・。」
「うん。んじゃ、俺も行くわww」

今一瞬だけど・・・。春が兄貴のこと睨んだような気がした・・・。


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