二次創作小説(映像)※倉庫ログ

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【お知らせ】嗚呼、きっとそれは【まどか☆マギカ】 
日時: 2013/08/26 21:21
名前: おなかへった ◆scEpNWmRjQ (ID: La6RhnJe)

はじめまして、お腹減ったという者です。
まどマギは元から好きだったのですが映画を見てからはもう小説の創作意欲が湧きまくって湧きまくってしょうがない!
うんじゃあいいや書いちまおう!

・・・というノリなので、誤字脱字はどうかご容赦下さい。
(もし見つけたのなら、報告してもらえるとありがたいです)
それと、読めない漢字がある場合、一言申し出てください。よみがなをふるか平仮名に訂正致します。
全体的に長く、拙いものですが読んでくださるととても嬉しいです。

では次回から書いていきたいと思います
感想・コメントお気軽にどぞ!!

***来てくださったお客様***(執筆の励みになります&感謝です)
☆琥珀☆ 恋華 エミヤ様 icsbreakers様 マリ様 時雨様 破壊王子様

オリキャラ設定>>01
第一話>>02 >>03 >>04(視点.鹿目まどか)
第二話>>06 >>07 >>11 >>12 >>16(視点.鹿目まどか)
第三話>>21 >>22
第四話>>30 >>35 >>37
第五話>>40 >>44
第六話>>47

参照800突破、ありがとうございます!!


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Re: 【魔法少女】嗚呼、きっとそれは【まどか☆マギカ】  ( No.40 )
日時: 2013/01/05 11:05
名前: おなかへった ◆scEpNWmRjQ (ID: XiewDVUp)

第5話


授業の間に設けられた貴重な休み時間。過ごし方は友人と会話をしたり、机に伏せて疲労を回復させようとする者さまざまだ。しかし、今日に限ってあまりそういった様子は見受けられない。

「暁美さんて、前は何処の学校だったの?」
「前は部活とかやってた?」
「運動系? 文科系?」
「すごいきれいな髪だよね、シャンプーは何使ってるの?」
 
それもそのはず、転校初日の美しい少女・・・・・・暁美ほむらの前に集まり質問を次々と投げかけているからだ。
 転校生、というものは謎が多い。自己紹介という時間も設けられていたが、伝えられることが限られている。だからもっと
知りたい、話したいという欲求が湧き出る。足を運んで馴染みのない生徒の元に人が近寄るのは必然のことなのだ。
 特にほむらの場合は他愛もない言葉で挨拶を済ませてしまったのだから、更に知識欲が煽られ人が群がるのである。

「東京のミッション系の学校よ」
「部活はやってなかったわ」
「メ●ットよ」
 普通、これだけ一気に質問攻めを受けると混乱してしまう人が多い。慣れない場所への緊張や不安が主な理由だ。いくら社交的な性格の人間であろうが、これでは思考が乱れてしまう。
 しかしほむらは冷静に問われた事を順に返答していく。まるでその尋ねを予想していたかのように、取り乱した様子は一切見せない。

「不思議な雰囲気の人ですよね、暁美さん」
 そんな光景を眺めていた仁美がぽつりと呟く。
「ねえまどか、あの子知り合い? 何かさっき思いっきりガン飛ばされてなかった?」
「いやあ、えっと・・・・・・」
 どう説明すればいいのか迷っているのだろう、まどかは苦笑いを浮かべてさやかの質問を濁す。
さやかは腑に落ちない表情をしていたものの、まあいいかとそれ以上は考えるのをやめた。

「ごめんなさい、何だか緊張しすぎたみたいで・・・・・・。ちょっと気分が・・・・・・」
 頭を抑えて傾けるほむら。噛むことなく言葉を吐き出せても、内面はそうでもなかったようだ。
「保健室に行かせてもらえるかしら」
「え? じゃああたしが案内してあげる」
「あたしも行く行く!」
 大丈夫、まかせてと微笑むクラスメイト。その中の一人が具合の悪い彼女に手を差し伸べるが・・・・・・
「いえ、お構いなく」
 きっぱりと凛々しい声で引率を断った。クラスメイトはまだ心配そうにしていたが、彼女らに頼む気は
端から無いようだ。

「係りの人にお願いしますから」
席を立ち、おぼつかない足取りでふらりふらりと歩みを進める。足を踏み出すごとに、少し癖の付いた黒髪が左右に揺れる。

「鹿目まどかさん」

髪の動きの停止は、足を止めたことを意味する。ほむらはまどかの前に立ち、揺れている髪をまっすぐにとどめた。
「貴方がこのクラスの保健係よね」
言葉は疑問系で、けれどイントネーションは断定的で。

「えっと・・・・・・その」
「連れてってもらえる、保健室」
保健係の声を待たないまま、彼女は願いを強いた。







Re: 【魔法少女】嗚呼、きっとそれは【まどか☆マギカ】  ( No.42 )
日時: 2013/01/13 21:38
名前: ☆琥珀☆ (ID: xJuDA4mk)

こんばんは!久しぶりだね!続き読んだよ!ついにオリキャラ登場だね!これからどんな風にお話が進められていくのか凄く楽しみ!オリキャラはまだ謎が多いし、どんな風に動いていくのか凄く気になるよ!更新無理しない程度に頑張ってね!!!!

Re: 【魔法少女】嗚呼、きっとそれは【まどか☆マギカ】  ( No.43 )
日時: 2013/01/25 22:41
名前: おなかへった ◆scEpNWmRjQ (ID: hc4T1ZG6)

琥珀、いつもコメントありがとう!やっとオリキャラだせました〜。
実のところ、オリキャラの設定はまだ自分でもあんまりわからないのですよ。
でも早めに設定を付け足して、頑張ってこの作品を拝見していただいている皆さんに面白いと思って頂ければな、と思います。
これからも更新頑張りまする! それでは!

Re: 【魔法少女】嗚呼、きっとそれは【まどか☆マギカ】  ( No.44 )
日時: 2013/03/14 17:16
名前: おなかへった ◆scEpNWmRjQ (ID: EdkNSjYc)

 見滝原中学校は全面、ガラス張りとなっている珍しい校舎だ。その意匠は教室や廊下の様子を誰もが見えるようにし、死角を無くすために設けられたそうだ。プライバシーを尊重しないのかと苦情が来ている一面、これによって陰湿ないじめは防がれているという声も出ている。
 
 そんな賛否両論あるデザインだが、今の鹿目まどかにとってはかなり不必要な——というよりかなり恥ずかしい——ものだった。彼女は転校生と廊下を歩いている最中である。その転校生がかなりの美少女なので、周りの人の視線は彼女に自然と向けられる。それは廊下にいる人々だけでなく、窓が透き通っていることから教室にいる生徒の目線までも集めてしまう。
 自分に向けられているのではない。暁美ほむらという黒髪の少女に注目しているのだ。分かっているはずなのに、どうしても自分まで注目されているような気がして。まどかは下を向いてじっと羞恥心に耐えていた。

「あ、あの・・・・・・その」
 沈黙のまま保健室まで二人、歩くというのも気まずい。まどかは何とか喉元から声を絞る。そしてか細い、頼りない声で問う。
「私が保健係って、どうして・・・・・・」
 返事がこない。まどかは眉を下げて、目を伏せる。
「早乙女先生から聞いたの」
少しの沈黙の後、ぽつりとほむらは口から漏らした。
「あっ、そうなんだ。えっとさ、保健室は・・・・・・」
「こっちよね」
 迷いもない口調で、彼女は左に曲がる。
「うん、そうなんだけど。いやぁ・・・・・・だからその、もしかして場所知ってるのかなって」
「・・・・・・」
今度は何も答えず、ほむらは歩みを進める。

「暁美、さん?」
 様子を伺うまどか。
ぐっ、とほむらは口を食いしばる。
「・・・・・・ほむらでいいわ」
「ほむら、ちゃん」
「何かしら」 
 少しだけ、淡々と放つ声が強張っていた。
「変わった名前だよね! いや、だからあのね、変な意味じゃなくてね。その、かっこいいなぁって」
 しどろもどろに、まどかは自分の言葉の意味を補う。

 ほむらの口が、ますます固く閉ざされる。ついには歯を食いしばるようになった。
くるり。ほむらはつま先を軸に回転し、後ろを向く。さらり、長い黒髪がたなびく。

「鹿目まどか。貴方は自分の人生が尊いと思う? 家族や友達を、大切にしてる?」
 
 唐突に尋ねたほむらだが、表情は真剣だった。伏せがちな紫の瞳も、しっかりとまどかを見据えており、決してふざけ半分では無いことが理解できる。
「えっと・・・・・・」
 けれどもまどかは彼女の 摯実 な態度に戸惑ってしまう。
「私は・・・・・・大切、だよ。家族も、友達の皆も。大好きで、とっても大事な人達だよ」
「・・・・・・本当に」
「本当だよ、嘘なわけないよ!」
 いつもは自信のないまどかだが、これだけは胸を張って断言できる。
 彼女にとって友達はいつも一緒にいてくれる大切な人。
 彼女にとって家族は失くしたくないかけがえのない人。
 そう、臆することなく言える。

「・・・・・・そう。もしそれが本当なら、今とは違う自分になろうだなんて、絶対に思わないことね。さもなければ、全てを失うことになる」
 落ち着いたトーンも相まって、ほむらの警告がより重く聞こえた。
「貴方は、鹿目まどかのままでいればいい。今まで通り、これからも」

 謎めいた一言を放ち、ほむらは足を踏み出した。
 足音が、二人だけの渡り廊下に反響する。
 まどかは呆然と、黒髪の転校生の後ろ姿を見つめることしか出来なかった。

Re: 【魔法少女】嗚呼、きっとそれは【まどか☆マギカ】  ( No.45 )
日時: 2013/04/20 12:19
名前: ☆琥珀☆ (ID: xJuDA4mk)
参照: http://id35.fm-p.jp/319/kazemaru1925/

久しぶり!
続き面白かったよ!
ほむらはこの時点では無愛想な子だけどこれから本当のほむらをおなかへったがどう書いていったりするのか凄い楽しみ!
更新無理しない程度に頑張ってね!


※占いツクで書くのやめてサイト作ったんだけど良かったら来てね!


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