二次創作小説(映像)※倉庫ログ
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- 【まどマギ】それは優越感か、後悔か 【リクエスト募集中!】
- 日時: 2013/07/20 10:24
- 名前: おネかへった ◆scEpNWmRjQ (ID: n6vtxjnq)
はじめましての方は初めまして、それ以外の方も観覧ありがとうございます。
この小説は嗚呼、きっとそれはの番外編になります。そちらを読まなくとも分かるストーリーに致しますので、心配は無用です。
やはりこちらでもオリキャラが主人公となりますのでご了承ください。
注意:この物語はまどマギキャラはあまり出ないかもです。そしてシャルロッテ(魔法少女)が出てきます。シャルロッテとオリ主の物語ですので。でもあんこちゃんだしたい。
それでもよろしい方は観覧お願いします。
キャラ紹介
瑞原夜 >>02 >>26
梨兎崎巫子 >>20 >>34
応募くださったオリキャラ(ありがとうございます!)
雷帝様 >>03 >>09 >>18
破壊王子様>>04 >>29
Dr.クロ様>>07 >>12
姫桜様 >>47
オリキャラ募集用紙>>01
第一章
変わり者同士 (視点:瑞原夜)
一話 >>11 >>14
二話 >>15 >>16
第二章
邂逅、そして襲撃。 (視点:梨兎崎巫子)
三話 >>21 >>23
四話 >>24 >>27
五話 >>31 >>32 >>35
六話 >>36 >>37
七話 >>45 >>54
八話 >>59 >>64
九話 >>65 >>68
十話 >>70 >>73
参照1000突破、ありがとうございます!
- Re: 【まどマギ】それは優越感か、後悔か 【オリキャラあと一人!】 ( No.34 )
- 日時: 2013/03/01 16:40
- 名前: おなかへった ◆scEpNWmRjQ (ID: xMvaNGDO)
- 参照: http://mb1.net4u.org/bbs/kakiko01/image/1088jpg.html
巫女のキャラ絵、投稿しておきます。
あ、傘は気にしないでくださいな。
- Re: 【まどマギ】それは優越感か、後悔か 【オリキャラあと一人!】 ( No.35 )
- 日時: 2013/03/06 18:35
- 名前: おなかへった (ID: 80kMZFUh)
「し、紫藤さん」
「……何?」
今度は私が名前を呼ぶ。返事の言葉は少しやわらかく、伸びていた。
「病院に来る前、キレイな女性を見ませんでしたか?」
「女性?」
「はい。えと、かみの毛はカールがかかったブラウンで、肩までの長さです。背は高くて、多分165はこえていると思います」
「目つきはどんな感じ?」
「混じり気のない黒色で、つり目……です」
そこまで特徴を伝えると、紫藤さんは顎に手を当てる。目線も上を向いていることから、病院に来る前のことを思い出しているようだ。
「ごめんね、貴方の言っているような人は見てないの」
「そうですか」
ダメだったか……。
「何か用があるの?」
「はい、その人の落し物を拾ったので……」
「落し物?」
「はい……えっと」
私はポケットの中に手を入れ、動かし始めた。記憶が正しければ家を出る直前に、左ポケットにグリーフシードをしまったはずだ。
「これです」
黒い球体をつかみ、紫藤さんに差し出す。
「……!」
彼女は赤い目を見開き、絶句した。その反応が気になり私もグリーフシードを見たが、特に魔女が生まれる合図の嫌なオーラは放たれていない。ただ黒光りするだけだ。だとしたら、紫藤さんはなぜおどろいたのだろう?
「どうかしたんですか?」
「……いえ、何でもないわ。あ、ほら。もう売店だよ」
「……ホントだ」
目の前には“病院内売店”と書かれたかんばんが。もっと先には本や飲食物がいくつか置いてある。
「宮奈さんを待たせたら悪いし、早く買おう?」
「そうですね」
私の中ではまだ紫藤さんの表情が引っかかっている。だがまずはお母さんにたのまれたことをしなければ。
「いらっしゃいませ」
笑顔の店員さんにペコっとおじぎして、ドリンクコーナーに足を動かす。ペットボトルが並ぶ棚を開けて、取り出そうとしたしゅんかんだった。
「キャアアアアアアアアア!!」
それははっきりと、あざやかに、わたしの耳へと伝わった。かんだかい女性の悲鳴だった。
- Re: 【まどマギ】それは優越感か、後悔か 【オリキャラあと一人!】 ( No.36 )
- 日時: 2013/03/11 16:45
- 名前: おなかへった ◆scEpNWmRjQ (ID: EdkNSjYc)
ガシャン、ガシャーン。次々とものが倒れる音がひびく。急いでかけつけてみると、それはナースステーションからの聞こえてきたものだった。どうやら病室の方は何事もなかったらしい。
——ふぅ……。
お母さんの安全が保障され、一安心する。だがそれもつかの間だ。ナースステーションには数人、床に力なく倒れているのだから。それだけでない、中には血を流している人もおり、心はすぐ元にもどった。
「なっ……」
それだけでも十分にショックだったのに。更なるしょうげきが私をおそい、軽いこんらんへとおちいらせた。
「チッ、病人より悲鳴を上げてくれると思ったのによぉ」
——信じたくない、信じられない!私は必死にくり広げられている状態をこばんでいる。
だってやさしくて、明るい彼女はこんなことしないから。
だって笑顔の絶えない彼女が、あんなこと言うはずがないから。
だって……。
言動、行動、光景。全て否定し続けても、やはり彼女であるとみとめるしかなかった。
だって。
「すぐに気絶してつまらねぇな、はっ!」
丸いくりっとした目は金色であるが、彼女のそれにまちがいない。
おろしたかみもブラウンで、くせも完全にいっちしている。
服は先ほど会った時と同じ、パーカーにデニムスカート、ショートブーツをはだの上に直接はいている。
だから私は、この状況を事実だと、認めるしかなかった。
彼女——黒夜 桜綺が暴力をふるい、暴言をはきすてているということを。
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破壊王子様、お待たせしました!黒夜ちゃんの登場です!
ここからは黒夜ちゃんと紫藤さんのターンなので、ゆっくりと待っていて下さい。
- Re: 【まどマギ】それは優越感か、後悔か 【オリキャラあと一人!】 ( No.37 )
- 日時: 2013/03/16 13:04
- 名前: おなかへった ◆scEpNWmRjQ (ID: L7bcLqD7)
「っ、あ」
のどもとから声をしぼり出そうとしても、発せられるのは一文字だけで。おどろきのあまり、私はまともにしゃべれやしない。
「貴方は誰、ここで何をしているの」
私の代わりに、紫藤さんがたずねた。声は重くなり、切れ長な目を更に細める。“けいかい“していると知るのは簡単なことだった。
「・・・・・・あ? 見れば分かるだろう。虫ケラ共をぶっ潰してるんだよ」
桜綺・・・・・・ちゃんはくちびるで“こ”をえがき、丸いひとみをゆがませる。声はほがらかなソプラノではなく、紫藤さんに負けない位低くて、まるで王様のような“いげん”を感じる。それがきょうふを生み出し、私は紫藤さんの後ろにかくれた。
「貴方が誰だとも聞いている」
「知りたいか?」
桜綺ちゃんはのどを鳴らす。
「黒夜桜綺・・・・・・だ。貴様の名は何だ」
「・・・・・・桐谷紫藤」
紫藤さんはただそれだけ答えた。二人の間に、はりつめた空気が流れる。
「もう一つ聞く。貴方は何故こんなことをするの」
「何故こんなことをするのか、だって?」
紫藤さんの言葉をくりかえすと、桜綺ちゃんはピンク色のひふに指を軽くそえ、笑う。感情を押し殺したように、静かに笑う。
「人は傷付くと必ずと言っていいほど顔を酷く歪める。どんなに整った容姿をしていようが、それは醜く変わる。そして時には甲高い悲鳴も上げやがる。耳をつんざくように、な」
手を広げ、腕を高く上げる。もう彼女の思いはおさえきれないようだった。
「だがそんな人がもがき苦しんでいる姿はたまらねぇ! 身体中がぞくぞくする!」
たかぶった気持ちを言葉にぶつけた。
「私はな、苦しむ人間を見るのが大好きなんだ!!」
きょうふがいっそう増してとりはだが立ち、私の体がこきざみにふるえる。紫藤さんの服をつかむのも、きづかないうちに行っていた。
「だがさっきも言った通り、私にはまだまだ悲鳴が聞き足りねぇ、もっと聞きてぇ! だからよ・・・・・・」
いったん彼女は口をつむぎ、左手の中指のつけ根に反対の手の指をそえる。
見覚えのある動作だった。まるで私が魔法少女になるためにソウルジェムを取り出すような・・・・・・。
——まさか桜綺ちゃんも!
彼女の動きに目をこらす。手にはサイズぴったりの銀のゆびわがはめられていて、ゆっくりと中指をすべりながら外れていく。第二関節を通り、第一関節をぬけ・・・・・・。つめの先からはなれると、くうどうのある銀の円は茶色の光を放ち、卵の形の宝石——ソウルジェムへと形を変えた。
——うそ・・・・・。
ああ、信じられない。黒夜桜綺は魔法少女だったのだ。
「さあ、楽しませてくれよな!」
頭の中に、声がひびく。
- Re: 【まどマギ】それは優越感か、後悔か 【オリキャラあと一人!】 ( No.38 )
- 日時: 2013/03/12 15:54
- 名前: 雷帝 (ID: 3EnE6O2j)
おお…!うちの子が活躍していらっしゃる…!((感激
感謝です!^^/
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