二次創作小説(映像)※倉庫ログ
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- 【まどマギ】それは優越感か、後悔か 【リクエスト募集中!】
- 日時: 2013/07/20 10:24
- 名前: おネかへった ◆scEpNWmRjQ (ID: n6vtxjnq)
はじめましての方は初めまして、それ以外の方も観覧ありがとうございます。
この小説は嗚呼、きっとそれはの番外編になります。そちらを読まなくとも分かるストーリーに致しますので、心配は無用です。
やはりこちらでもオリキャラが主人公となりますのでご了承ください。
注意:この物語はまどマギキャラはあまり出ないかもです。そしてシャルロッテ(魔法少女)が出てきます。シャルロッテとオリ主の物語ですので。でもあんこちゃんだしたい。
それでもよろしい方は観覧お願いします。
キャラ紹介
瑞原夜 >>02 >>26
梨兎崎巫子 >>20 >>34
応募くださったオリキャラ(ありがとうございます!)
雷帝様 >>03 >>09 >>18
破壊王子様>>04 >>29
Dr.クロ様>>07 >>12
姫桜様 >>47
オリキャラ募集用紙>>01
第一章
変わり者同士 (視点:瑞原夜)
一話 >>11 >>14
二話 >>15 >>16
第二章
邂逅、そして襲撃。 (視点:梨兎崎巫子)
三話 >>21 >>23
四話 >>24 >>27
五話 >>31 >>32 >>35
六話 >>36 >>37
七話 >>45 >>54
八話 >>59 >>64
九話 >>65 >>68
十話 >>70 >>73
参照1000突破、ありがとうございます!
- Re: 【まどマギ】それは優越感か、後悔か【 オリキャラあと一人!】 ( No.27 )
- 日時: 2013/02/23 09:04
- 名前: おなかへった ◆scEpNWmRjQ (ID: b9.2unG6)
「ごめんなさい! つい、急いでて・・・・・・あっ」
「こちらこそ、すみません・・・・・・ふぇ?」
派手に転んでしまった後、お互いに謝り合う。下げた頭を元に戻し、相手を見つめると同じタイミングで声を出すのだった。
「巫子ちゃん!」
「桜綺ちゃん!」
私が下を向いて歩いていたため、ぶつかってしまった女の子の名前は黒夜桜綺という。茶色のツインテールと丸い、くりっとした瞳は本来の年齢より幼く見える。14歳の中学二年生なのに、失礼ながら私は12歳と間違えてしまった。
そんな“どうがん”な彼女ははきはきと軽やかに喋る。私がガンの手術をしている最中のお母さんを待っていた時、桜綺ちゃんと出会った。私は手術が無事に成功するか不安で不安で仕方なかったが、桜綺ちゃんの次々とでてくる他愛もない話や、太陽のような笑顔で今にも折れそうな心を支えてくれたのだ。
「巫子ちゃん、今日もお母さんのとこ?」
「うん! いっぱい話をするの」
質問に頭をぶんと勢いよく振る。こうやって内気な私でも心を開くことができたのだから、桜綺ちゃんはきっと人気者なのだろう。学校で沢山の人に囲まれて楽しそうに過ごしているのが簡単に想像できる。ちょっぴり羨ましい。
「そっかー。早くお母さん退院できるといいね」
「うん!・・・・・・そういえば、桜綺ちゃんはどうしてここに?」
瞬間、空気が何故かぎこちなくなるが、かき消すように桜綺ちゃんは言った。
「手当をしてもらったんだ」
——桜綺ちゃんには、週に一、二回必ず起こることがあるらしい。頭から血を流していたり、足がずたずたに切れていたり・・・・・・“とどのつまり”、ケガをしているのだ。しかもかなりの量である。
それだけではなく、どうしてこんな傷を負ってしまったのか、本人は全く覚えていないらしい。記憶に障害があるとも言われているが、脳の検査をしたところ、異常は見つからないという。
とにかく今は傷を治すしかないので、よく桜綺ちゃんは病院に足を運んでいるのだ。
「・・・・・・ケガ、大丈夫?」
「へーきだよ、すぐに治っちゃうからね!」
腕を曲げ、筋肉が盛り上がるような動作をする。体中のあちらこちらに包帯が厚く巻いてあるので、誰しもが強がりだと思うだろう。けれど、桜綺ちゃんの言葉は大げさではなく、本当のことなのだ。
——もう一つ、黒夜桜綺という女の子には不思議に思うことがある。どんなに治りづらい傷でも、ほんの数日で、すごい時には半日で消えてしまうのだ。これにはお医者さんもおどろきを隠せないようで、中には一度解体してみたいと冗談めいて——とはいってもちょっとブラック過ぎる——ぼやく人もいるし、「化物」とひどい言葉で彼女をののしる者もいる。
「桜綺ちゃんはすごいなぁ。痛いのすぐ飛んでっちゃうんだもん」
私の場合はそのどちらでもない。人並み外れた回復能力を純粋にすばらしいと尊敬している。また私の仕事柄——魔法少女が仕事なのかは置いておいて——羨ましさも含まれていた。それらの感情を含めて、いいなぁと付け足す。
彼女はちょっぴり困った顔をして、
「そうでもないよ」
とはにかんだ。
「あ、そういえばお母さん待たせてるんだった!」
思い出し、桜綺ちゃんはあわて始める。
「お母さんまちくたびれてるんだろうな、きっと文句言われるなぁ・・・・・・」
ぶつぶつと漏らしていた。若干だが、彼女の表情に陰りが見える。
「それじゃ、これで!」
「うん、お大事にね!」
手を振りながら、桜綺ちゃんはどんどん遠くなっていく。私はもうケガしないようにね、と最後に告げたが、きっと聞こえていないだろう。
「行っちゃった」
彼女の足音が完全に消えたのは数分もしないうちだった。足速いなぁ。
「・・・・・・私もお母さんところいこ」
止めていた下半身を動かす。病院内なので、静かに、ゆっくりと迷惑にならないように。何歩か踏み出したところで、ふと思いついた。
——あれ? 私以外誰も来ていないんじゃなかったっけ・・・・・・。
************************************
先程まで揺れていた茶色のツインテールは、下を向いて肩に付いていた。走ることを止めたからである。
「お大事にね、か・・・・・・」
茶色の瞳を細めながら、小さな女の子の言葉を反復する。一文字ずつ、噛み締めるように。声質は巫子と話していた時とは、雰囲気がまるで違う。
——14歳にしては低い、テノール寄りのアルト。イントネーションにも朗らかさは現れていない。酷く、落ち着いていて。
人によっては残酷に。人によっては殺人者のように。黒夜桜綺は第ニ声を吐き捨てた。
「こんな虫ケラの身体なんざ、いくらズタボロにしたって構わねぇんだよ」
閉じた瞼を開け、金色の双眸を見せる。口許を大きく歪めると、狂気とも言える光が目に宿った。
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長らくお待たせしてしまってすみません。破壊王子様、黒夜桜綺ちゃんの登場でございまする!(`・ω・´)
夜「おや、雷帝様のオリキャラが最初じゃないのかい?」
QB「初めて応募してくれた人のオリキャラをすぐ登場させないなんて、失礼にも程があるよ」
おなかへった「」
本当に申し訳ございません、雷帝様。話の都合上、貴方様のオリキャラは次に登場させるしかなかったのです・・・・・・。本当に失礼しました。
ですが次の話で必ず登場させますので、ご無礼をお許しくださいまし。
- Re: 【まどマギ】それは優越感か後悔か【 オリキャラ枠増やします】 ( No.29 )
- 日時: 2013/03/12 21:48
- 名前: 破壊王子 (ID: HbGGbHNh)
同じ人がもう一回オリキャラ募集するのはOKでしたっけ?
1.オリキャラの名前を教えてください【村月イスカ・ジョバルノ】
2.性別は男ですか、女ですか?年齢もお願いします【男、16歳】
3.オリキャラの一人称、二人称、三人称を教えてください【僕、(キレると)俺、二人称は基本は君、キレると、お前、てめえ 三人称君達 お前ら(達)てめえ達(ら)】
4.どのような性格でしょうか。具体的にお願いします【基本的に紳士で誰にでも優しい、外国人の母と日本人の父で産まれたハーフ。キレるとかなり怖い、太陽アレルギーである、でも彼の本業は殺し屋、料理も出来る。】
5.容姿(髪の毛の形、瞳の色など)を具体的に書いて下さい【綺麗な金髪、三つ編みポニーテールになっている髪型。瞳の色は金】
6.魔法少女ですか?(魔法少年という設定はご遠慮下さい)【違う、でもQBは見えるでも見えないフリをしてる】
過去【実は父親に虐待されていた。父から母を守るために父を殺害する。その後は母と共に家を抜け出し山奥で暮らしている、母を楽させる為に殺し屋入りする】
その他【仕事で使用する武器はゴルフクラブなど】
サンプルボイス
「始めまして…村月・イスカ・ジョバルノです……」
「待ってくれ、お嬢さん怪しい物じゃないんだ……。僕は太陽アレルギーで、少しでも光を浴びると体が痒くなるんだ。今日が日が沈む時刻は6時46分……それまでここに置いてくれないか?」
「けっ、こんな事じゃあのクズのような父親から母さんは守れない!」
「このゴルフクラブのギロチンで首を切断してやる、さよならお嬢さん永遠に」
「(インキュベーター……面白い生き物だ。くくっ)」
「このクソカス共がァァーーーッ!!!」
没でも構いません!
- Re: 【まどマギ】それは優越感か後悔か【 オリキャラ枠増やします】 ( No.30 )
- 日時: 2013/02/11 21:55
- 名前: おなかへった ◆scEpNWmRjQ (ID: b9.2unG6)
>>29
勿論、大丈夫です。ありがたく採用させて頂きますね。
貴重な男キャラ……女の子以外私出さないと決めてましたから、ハーレムになりますねw ある意味美味しい展開でしょうか?
それはともかく、ご応募感謝します!
- Re: 【まどマギ】それは優越感か、後悔か 【オリキャラあと一人!】 ( No.31 )
- 日時: 2013/02/15 22:32
- 名前: おなかへった (ID: b9.2unG6)
金属の棒をにぎり、力を少しこめて左に動かす。わずかな音と共に、私の目の前からは白い扉が消えていく。その代わり、六角形の個室が露になった。日当たりの良いその部屋には、天井についてしまう程長いヘットボードを持つセミダブルベッドが配置されている。
「おはよう、お母さん」
ゆとりのある寝具に1人、横たわる人にあいさつする。こちらの声に気付いたようで、整った細い顔をこちらに向けた。
「おはよう、巫子」
ピンク色のたれ目に泣きボクロ、クリーム色のセミロングの髪を持つ女性が私のお母さんーー梨兎崎宮奈だ。お母さんは顔をほころばせるが、今にもくずれてしまいそうな“儚さ”が見えた。
「今日もお話、しにきた……あ」
ふとベッドサイドに視線を投げかけると、人が立っていた。すかさず私は体を向けて、“えしゃく”をした。
「こ、こんにちは」
「……こんにちは」
彼女も軽く頭をたれた。藍色のお団子に結んで、切りそろえられた髪がさらりとゆれる。
「そういえば、巫子は会うの初めてよね。このお姉さんは、お母さんが働いていた会社の友達の娘さんでね、わざわざ遠い所から来てくれたのよ」
娘……さん? ということはまだ大人じゃないのかな。
「桐谷紫藤です、初めまして」
そう述べて、私をまっすぐ見すえた。やや細まった赤い瞳で、口をムの字に結んでいるので、ちょっとだけこわい。
「は、はじめまして、り、梨兎崎巫子です」
最初からつまづいてしまった。心が声に出てしまったようだ。それが知られていないかと、心配でさらにビクビクする。お母さんが私の娘なの、と紹介し、注意をそらしてくれているのはありがたい。
だがお母さんに対する感謝は、次の一言で無くなってしまった。
「二人共、ジュースを買ってきてくれないかしら。お釣りで好きな物買っていいわよ」
と薄っぺらい1000札を私に渡す。
- Re: 【まどマギ】それは優越感か、後悔か 【オリキャラあと一人!】 ( No.32 )
- 日時: 2013/02/28 16:07
- 名前: おなかへった ◆scEpNWmRjQ (ID: xMvaNGDO)
売店までの、道の途中で考える。
別にたのみ事をまかされるのはいい。今は落ち着いているものの、いつお母さんの病気がひどくなるか分からない。もしかしたら無理をして歩いたがために悪化するかもしれないし、こうやって私が予防することができるのだから構わない。ただちょっと引っかかっているのは、紫藤さんと一緒にいることだ。
キレイで大人びていて、それと礼儀正しいなど、長点はいくらでもある。だが、彼女は私にとってちょっと話しかけづらい、遠い人だった。
——嫌いじゃないんだけど、仲良くもなれなさそうだなぁ・・・・・・。
「・・・・・ちゃん。巫子ちゃん」
「はっ、はい。何ですか?」
あ、つい考えにふけりすぎたようだ。いしきを紫藤さんに向けて、問いかけに応じる。
「巫子ちゃんはいくつ?」
「えと、9歳で、四月から小学4年生です。・・・・・・しどう、さんは?」
「私は14歳。中学二年生になるわ」
——えっ、14歳!
せいぜい16、17位かと思っていた。顔が大人びている上、胸も大きいのだから中学生とは想像もしなかった。
「すごい、大人っぽくてキレイですね。てっきし高校生かと・・・・・・」
「ありがとう」
「えと、その、どういたしまして」
そこで会話はとぎれる。だんまりがなんだか気まずい。私は何か話すことがないかと考えをめぐらせるが、上手く話題が思いうかばない。
——ええと、あー・・・・・・。面白かったこととかないかな。・・・・・・あっ、あれだ!
とつぜん、頭の中にひらめいた事。
——グリーフシードを落とした人のこと聞いてみればいいんだ!
そうすればいいのだ。彼女は私より遅く病院に来たのだ、手がかりが見つかるかもしれない。面白いことでもなんでもないが、静かな状況も変えられ、情報も手に入れることができる。口に出さない訳がない。
ちょっと、自分から話すのは勇気がいる。
でも、なんとか頑張って、内気な私は名前を呼んだ。
「し、紫藤さん」
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まだまだ続きます。今はこんな関係ですが、みこと紫藤さんは一番・・・・・・おっと、これ以上は控えておきまするる。
巫子は小4ですが、固有名詞はまだ習っていなくても漢字で表します。
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