二次創作小説(映像)※倉庫ログ

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東方姉妹記【現在25話、作者は生存しています】
日時: 2013/06/10 23:09
名前: 河城こいし ◆y4sWQj6Fr6 (ID: CqswN94u)

初めまして。河城こいし(水奈)です。

東方projectの二次創作を書いていきます。
主人公はオリキャラ姉妹二人です。

オリキャラ主人公・お姉様・妹様・ほのぼの?・幻想入り・独自解釈・ほとんど少女
にご注意ください。

よろしくお願いします。


ちなみに、この作品は「小説家になろう」にも更新されています。
基本はあちらでの更新後、こちらの更新を行います。
こちらだけの内容も入れていく予定です。

感想はOKです。
どんどんお願いします。


プロローグ  >>01

紅魔編
第1話  >>02
第2話  >>03
第3話  >>04
第4話  >>05
第5話  >>06
第6話  >>07
第7話  >>08 >>09
第8話  >>10 >>11
最終話  >>12
説明  >>13

 永夜編
第1話  >>14
第2話  >>15
第3話  >>16
第4話  >>17
第5話  >>18
第6話  >>19
最終話  >>20

 魔法編
第1話  >>21
第2話  >>22
第3話  >>23
第4話  >>25
第5話  >>28
第6話  >>29
第7話  >>32
第8話  >>44

番外編置き場
>>42

作者にお話してみたい方はこちら☆
>>26

イラストを頂きました!
>>30

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Re: 東方姉妹記 ( No.10 )
日時: 2013/02/16 17:23
名前: 河城こいし ◆y4sWQj6Fr6 (ID: iTW0Fx5P)

紅魔編 第八話「決断の日」
(※直海視点に戻ります。)


 あれから一週間。
 私の方は咲夜さんのお手伝いをするため、紅魔館の中でお仕事をたくさんした。
 那穂海は紫さん、霊夢さんのお陰である程度能力が扱えるようになったらしい。
 私も、那穂海も、とても楽しい日々だった。

 しかし、この日、衝撃の事を伝えられた。
 
 レミリアに呼ばれ、彼女の部屋に行った私達。
 そこには咲夜さんもいた。
 私達二人が入ってくることを確認し、レミリアがこういった。

「ふたりとも、幻想郷を離れ、現実に帰れる日が来るわ」

 突然の報告だった。
「現実に……帰れるんですか……」
 私が半信半疑に聞くと、
「そう。現実よ」
 レミリアはきっぱりと言った。
(現実かぁ。久しぶりに聞いた気がするな……)
 とうとう現実に帰るための道が開いたのだ。
 でもなぁ……
「二日後、賢者がお迎えに来るそうです」
 咲夜さんが言った。
「でも、現実に帰るのは今回限りよ」
 レミリアの言葉に、
「……え?」
といってしまった。
「ど、どういう事ですか?」
「幻想郷が結界で隔絶された場所、と言うことはわかるはずよ」
「はい」
「結界を何度も無理やりこじ開けると、幻想郷が崩れる。だから、賢者は今回限りしかできない、っと言っていたわ」
「今回……限り……」
 まさかだった。
 もし今回帰らなくとも、もう一度ぐらいはあると思っていたからだ。
「お悩みのようですね。二日後、お答えを伝えにこちらにきなさい」
「……はい」
私たちは黙ってレミリアの部屋を出ていった。



 自分たちの部屋に戻るが、話がなく、静寂だけが空間を包んだ。
(どうする……)
「……ねぇ、お姉ちゃん」
 那穂海がゆっくりと口を開く。
「お姉ちゃんは、お家に帰りたい?」
「私は……家には帰りたい。お母さん達が心配してるから。ただ……」
 それ以外には面白みを感じていなず、行きたくなかった……
「わたしは……ここにいたい……」
 那穂海はそう言った。
「もちろん、お母さんとお父さんには会いたいよ。でも……」
 一拍おいて、
「学校には……絶対に行きたくない……」
 私と大きな意見は一緒だった。
 でも、那穂海はもういじめには耐えられないといっている。
 私の理由よりも、もっと深刻な事が理由だ。
「ねぇ、もし私が家に帰ると言ったら、どうするの」
 最後にこれだけは聞きたかった。
「その時は……お姉ちゃんと行く……」
 そう言うと、那穂海は黙ってしまった。
 私もかける言葉がなく、自分の判断を決めるべく、思考を自分のことだけにした。

 その日から、私たちはほとんど話さなくなった。







 次の日、咲夜さんに布と糸、綿などを頼んだ。
 咲夜さんは、全て持ってきてくれた。



Re: 東方姉妹記 ( No.11 )
日時: 2013/02/16 17:25
名前: 河城こいし ◆y4sWQj6Fr6 (ID: iTW0Fx5P)

 そして、決断の日……
 私たちは黙ったままレミリアの部屋に入った。
 今回は、紫さんと霊夢さんもいた。
「どうかしら。覚悟を決められたかしら」
 レミリアが問う
「わたしは、ここに残る!」
 那穂海はそう決めたようだ。
「直海、あなたは」
「私は……



 ここに残ります」


「そう。分かったわ」
 紫さんが言った。
「ホント!お姉ちゃん!」
「そう決めた」
「やった!」
 那穂海があまりの喜びに飛び跳ねていた。
「そう。いい心構えよ」
 レミリアがほんのすこしだけ笑みを浮かべた。
「これで、あなた達も幻想郷の住人よ」
と、紫さんが言った。
「あの、紫さん」
「なにかしら?」
 紫さんに封筒を見せる。
「もし出来れば、これをお母さん達のところへ持って行ってくれませんか」
 紫さんは少し考え、
「いいわ」
封筒を受け取って、スキマに入ってしまった。
「さてと、重大な決断のあとなんだけど」
「どうしたんですか?」
「いきなりだけど、あなた達に旅をさせようと霊夢たちで決めたのよ」
「旅、ですか」
 なんだかいきなりすぎる気が……
「那穂海の能力のこともあるし、何より幻想郷をしっかり知ってもらうためよ」
 霊夢さんが言った。
「どこに行けばいいんですか?」
「これが、幻想郷の地図よ」
 すると、霊夢さんが一枚の紙を取り出した。
「今あなたたちがいる紅魔館が大体中央くらいの所。ここから北に人里と竹林。西は魔法の森で、東が私の住んでる博麗神社。南は妖怪の山と守矢神社よ」
(うわ、結構いろんなとこある……)
「一番いいのは博麗神社ですが、人喰い妖怪や妖精がいて今は危険。魔法の森はほとんど人がいないのでだめですね。西はパパラッチ並の天狗とあなた方がまだ面識がないので一番危険」
 的確に決めていく咲夜さん。
「となると、まずは人里ね」
「そうですね」
 どうやら行き場所が決まった様子だ。
「いつ、出発するんですか?」
「そうね……明日にでも出発にしよう」
 レミリアが決めた。
「では、私が送ります」
「頼んだわ、咲夜」
「かしこまりました」
 いきなり幻想郷に残るか現実に帰るかを決め、最終的にここに残ることになった私達。
 そして、旅に出ることになり、すごく大変な日々だった、と私は思ってしまった……

Re: 東方姉妹記 ( No.12 )
日時: 2013/02/16 17:27
名前: 河城こいし ◆y4sWQj6Fr6 (ID: iTW0Fx5P)

紅魔編 最終話「紅魔との別れ、そして祈りを」

 
 紅魔館から離れる時がやってきた。
 レミリアは美鈴さんに日傘を持たせて外にやってきていた。
 私と那穂海は次の場所に行くための道具を持って、咲夜さんは買い出しのためのかごを持っていた。
「咲夜、二人のことは頼んだわ」
「はい。お任せください」
 咲夜さんはやっぱり働き者な人だ。
「またここにいらしてくださいね」
 美鈴さんが別れを惜しむかのように言った。
「はい。またお邪魔させて頂きます」
 私がこう言うと、
「次来た時は妹の方にハードな仕事をしてもらうわ。覚悟していなさい」
レミリアが強気で言ってきた。
「でわ、行きましょう」
「はい」
 私たちは次の目的地である南の人里に向かうべく進む。
「ばいば〜い!」
 那穂海が元気にレミリアたちに手をふった。
 レミリアは少し顔に笑みを浮かべていて、美鈴さんは手を振り返してくれた。
 その姿もすぐに見えないところまで遠くなっていった……
 



 その頃、現実では……
「はぁー……どこに行ったのかしら、あの子達は……」
 深夜、仕事帰りの女性が直海のいた家に入ってきた。
 直海と那穂海の母だった。
 母は大変心配していた。
 数日前から、二人の娘の行方が見当たらないのだった。
 警察などにはまだ言ってないが、さすがに心が限界だった。
「せめて、手紙だけでも……」
 直海の母は、育児放棄などは絶対にしないと考えている。
 ただ、もしあの子たちが家を出ていき、どこかに行ってしまうのはしょうがないと感じている。
 いや、性格に言うと、共働きしているためあの子達にかまってあげられる時間が殆ど無い私達両親に対して不満とかがあって出ていってしまうことは私達親の責任だと思っている。
 そのため、捨てられても何も言い返すことができない。
 だが。せめて声だけでも、あの子達の言葉だけでも欲しい。
 そうすれば、少しは落ち着いて考えられるはず。
 テーブルにバッグを置き、夜食を取ろうとキッチンに向かおうとした時。
「ん……?」
 ふと、テーブルにあった白い一通の封筒が目に入った。
「誰かしら……」
 封筒には宛先も何も書いてない。
 母は封筒をあける。
 中には綿を布で包んだ作った人形が2つと、手紙があった。
 人形は、見覚えのある、今まさに心配していた人たちそっくりだった。
「……ハッ!……」
 急いで手紙を開いた。
 中にはこう書いてあった……


『お母さん、お父さんへ
 私と那穂海は今、元気に暮らしています。
 突然いなくなってしまい、心配をかけてごめんなさい。
 私たちは決してお母さん達や家庭の悩みなど一切ありません。そのことはお母さん達は考えそうなので言っておきたいと思います。
 ただ、学校だと私たちは素の自分が表せませんでした。
 今、暮らしているところでは那穂海が一番変わってきています。
 具体的に言うと、明るくなって、本当の那穂海になってきています。
 お母さんたちには心配や迷惑をかけてしまっているかも知れませんが、残念ながら、今私たちはここへ帰ってくることはできません。
 これは私と那穂海が一緒に考え出した結果です。
 これから、お母さんとお父さんだけになってしまい、寂しかったりするかもしれません。
 私達もよく寂しくなる時があります。
 そんな時は、私が作った、私と那穂海に似せてみた人形を持っていてください。
 少しでもお母さんたちの心のそばにいられるように願いを込めて作りました。
 いつか、お母さんたちののところへ笑顔で帰れるよう精一杯生きます。
 そして、再び戻れるよう祈ってます。
 どうか、お母さんたちのも無事私達が帰れますようお祈りください。
 最後ですが、ご健康と幸せを、私と那穂海二人で祈っています。
                                清咲直海・那穂海より』


 母はこの手紙とふたりにそっくりな人形を握りしめて、泣いていた……
 二人の事を強く思って…………





直「紅魔編、終了です!」
那「なんか色々突然だったけど楽しかったね」
直「そうだね。あと、お母さんたちは心配だけど、ここに残ることにしたね」
那「うん。これからどんなことがあるんだろう」
直「よし。那穂海、あの言葉いくよ!」
那「うん。せーの—っ!」
直&那「ご意見、ご感想よろしくお願いしまーす!」
直&那(バッチリ!)

Re: 東方姉妹記 ( No.13 )
日時: 2013/02/16 17:29
名前: 河城こいし ◆y4sWQj6Fr6 (ID: iTW0Fx5P)

紅魔篇 説明
(今回はオリキャラの説明です。はんぺんではありません。)
(あっ、はんぺんじゃない。本編だった)


〜オリジナルキャラ紹介〜

清咲直海 15歳 中学2年
 ?程度の能力
・学校はあまり好きではなく、特に現実の女子とはあまり話したくないと考えている。たまに女子に対してネガティブ思考が入る。
・元々の性格はしっかりとしていて、他人思いな感じ。特に家族に不満はなく、妹思い。
・両親が仕事でほとんどいないため、家事、裁縫等の一般生活に必要なことは全てやりこなせる。そのため、学校の家庭科はいつも5。後はだいたい3,4ぐらい。
・初めての人などには敬語タイプで話す。本人の了承があるか、ある程度なれると少し楽な話し方になる。
・運動タイプのため、結構動ける。


清咲那穂海 11歳 小学5年
 あけしめをする程度の能力
・学校ではよくいじめにあってしまう。そのため、学校は面白いと感じていなず、心を閉ざしかけていた。だが、姉に勇気をもって話をした。今は姉に少し助けられているが、いずれその内に心が閉ざされ兼ねない状況だった。
・もともと元気で明るいタイプのため、幻想郷に来てからは少しずつ心を取り戻しつつある。
・責任感も強いため、トラック事故後幻想郷に来てしまった一連の事をまだ気にしている。
・能力はまだ全然使えない。

以下、能力説明
・内容からだと最弱そうな能力だが、紫曰く「見方が変われば違う意味になる。」とのこと。
・あけしめできるものは物質から環境、闇や光、更には感情などといった心までもあけしめできてしまう強能力。
・漢字に直すと、あけるは、「明ける・空ける・開ける」。しめるは、「閉める・締める・絞める」など。
・以上の言葉がつく行動が全てできてしまう。さらに、能力が完全体になると、以上の言葉の対となる行動も可になる。(例えば、「日が空ける」の対は「日が暮れる」。そのため、暮れさせることも可能に)
・なお、「戸を閉める」に対した「戸を開ける」という行動など、現在できる言葉の対になる言葉の行動(開・閉など)は今でもできる。
・あけしめできるものは、上記の言葉がつく行動もできる。例えば、閉がつく「閉じ込める・閉鎖・閉じる」などと言ったことはすべてできてしまう。同様に開がつく「こじ開ける・開放・展開」などもできる。ただし、あけしめに関係のない言葉はできない。






直「作者、こんな説明だけどわかるかしら」
作「うーん……どうだろう。僕、説明下手だし苦手だからなー」
那「多分大丈夫だよ。もしダメだったら、読者の狭くなっちゃった心を開きに行くよ」
作「助かりますー」(ちょっとそれは困るかな?)
直「でも、前書きのはんぺんはないと思うよ?」
那「わたしもそう思う」
作「はい、すみません……以後、気をつけます……」

Re: 東方姉妹記 ( No.14 )
日時: 2013/02/16 17:31
名前: 河城こいし ◆y4sWQj6Fr6 (ID: iTW0Fx5P)

永夜編 第一話「人里の先生」


 紅魔館を離れて、南へ進む私達。
 そろそろ目的地に着きそうな辺りまでやってきているらしい。
「ところで、咲夜さん」
「何でしょうか?」
 お別れの前に一つ聞きたかった事を聞いてみようと思った。
「咲夜さんって、人間ですよね?」
「ええ。正真正銘の人間よ」
「なぜ、レミリアっていう妖怪のもとで働くようになったんですか?」
「そのことね。うーん……」
 咲夜さんが悩みながら考える。
 やっぱり難しいこと聞いちゃったかな……
「あえて言うなら、『運命』かしら」
「運命……ですか?」
「ええ。もともと、私はお嬢様の敵で会った存在なのよ」
「え! 敵だったんですか!?」
 これは驚きの言葉である。
「あら? もしかして、はじめから私が従者と思ってた?」
「はい」
「そんなことはないわ。でも、何かの『運命』が合わさったんでしょう。敵だった私をお嬢様は従者として迎え入れたのよ」
「それから、レミリアのメイドさんとして働くようになったんですね」
「そうよ」
 運命、かぁ……
 もしかして、私たちの決断も運命だったのかな。
「運命って、開くことできるの?」
 那穂海が聞いてきた。
「うーん、どうだろう」
「よく、『運命の扉は開かれた。』とかいうけど、どうかしらね。お嬢様ならわかるはずよ」
 咲夜さんが那穂海に答えに近い事を言ってくれた。
「わかった」
 そろそろ人里というところが目に見える辺りまでやってきた。
 私は新たな気持ちで向かう。



「「おぉぉ〜〜!」」
 人里に入ると、そこは時代劇のような昔の家が並んでいた。
「こっちよ」
 咲夜さんと私たちは奥はと向かった行く。
 ここはどうやら村のような感じだが、どこか賑わいもある楽しそうな場所のような感じがあった。
 大人の男性は働いていて、女性は道端で会話など。
 子供たちはわいわいと駆け回っていたりして遊び回っている。
 道中、お店なども多く存在していて、平和な雰囲気だ。
 私たちは周りより広い感じの一件の家にきた。
「ちょっと待っていなさい」
 咲夜さんが先に一人で家の中に入った。

 数分後。
(あれ? 咲夜さん、今日は数分もかかるんだ。何が違うんだろ?)
「いいわよ、中に入って来なさい」
 咲夜さんに入るように言われ、私たちも中へ。
「こんにちは」
「こんにちは〜」
 玄関辺りに来ると、靴がいっぱい並んであった。(中にはわらじもあったなぁ)
 そして、咲夜さん以外にもう一人、どこか賢そうな人がいた。
「この子たちかい?」
「ええ」
「こんにちは。君たちが直海と那穂海だね」
「はい」
 どことなく、優しい感じも伝わってきた。
「数日ほど、泊めていただけませんか」
 咲夜さんがここの人に頼む。
「いいわよ。おとなしそうだし、賢そうだもの」
 その人は答えてくれた。
「では、よろしくお願いします。先ほどお伝えした通りです」
「わかったわ」
「あと、賢者からの伝言で、直海さんの妹様に歴史の開け閉めを教えてもらうように、とありました」
「了解よ。さぁ、ふたりとも、上がって」
 今度はここで泊まるらしい。
 雰囲気が和風で、今ここにいただけでも、私は少し落ち着いく。
「では、私は仕事がありますので、失礼させて頂きます」
「咲夜さん、ありがとうございました」
「さようならー!」
 咲夜さんが外に出ていくと、スッと気配が消える感覚があった。
(忙しいんだろうなぁ。)
「さて、まだ名を言っていなかったな。私は上白沢慧音。この寺子屋で先生をやっている」
 慧音と言う人がいった。
「先生なんですか」
「そうよ。あなた達は確か、幻想入りした子達だったな。年はいくつだい」
「えっと、私は15歳です。那穂海は11歳です」
「ほぉー。やはりうちの子達より年は上のようだね」
 慧音さんはここの先生なんだ。
 優しそうでなんか羨ましと思う。
「まぁ、こっちにきなさい」
 紅魔館を離れ、第二の家にきた私達。
 今回は慧音さんのところでお世話になるようだった。





慧「君たち、賢そうだね」
直「いえ、そんなには……」
慧「今度、ここの子供たちに勉強を教えてくれないか」
直「私にもできますか?」
慧「大丈夫。君なら教えられるとも」
直「そうですか」
直(大丈夫かな? 私なんかが教えちゃって?)


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